中野正剛言行録 |
更新日/2021(平成31→5.1栄和改元/栄和3).2.17日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、中野正剛の言行録を確認しておく。 2004.8.9日 れんだいこ拝 |
【中野正剛の言行録】 |
早大出身(明治38年卒)の政治家、中野正剛(なかのせいごう)。「中野の歴史的演説」は、1942年(昭和17)11月10日、早大の大隈講堂で開かれた創立60周年の記念講演として行われた。太平洋戦争が始まって、約1年後である。中野は熱弁を振るった。〈日本の巨船は怒とうの中に漂っている。便乗主義者を満載していては危険である。諸君、自己に目覚めよ。天下一人をもって興れ〉。それは、後輩たちを激励すると同時に、当時の東条英機(とうじょうひでき)内閣への批判の意味が込められていた。学生たちは起立し、校歌を合唱してこたえた。中野の演説を聞いた学生たちの多くは、やがて学徒出陣などによって戦地で命を落とし、中野もこの演説からほぼ1年後の43年(昭和18)10月21日、倒閣を策した容疑で連行され、同月27日、東京・代々木の自宅で自決する。(読売新聞「人ありて~頭山満と玄洋社~」第1部⑨より) *国は経済によりて滅びず,敗戦によりてすら滅びず。指導者が自信を喪失し,国民が帰趨に迷ふことによりて滅びるのである。「戦時宰相論」(『朝日新聞』昭和18年1月1日) |
(私論.私見)