1995.8.14日 高速増殖炉もんじゅの燃料環境課長・変死事件

 (最新見直し2013.10.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで「高速増殖炉もんじゅの燃料環境課長・変死事件」を確認しておく。

 2013.10.17日 れんだいこ拝


【高速増殖炉もんじゅの燃料環境課長・変死事件】
 「2010年8月もんじゅ中継装置落下事故、燃料環境課課長の不可解な自殺」、「山中で死亡した「もんじゅ」燃料環境課長と謎の3億7千万円」その他を参照する。
 1995.8.14日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、トラブル復旧を担当する燃料環境課の男性課長(57)が自殺している。関係者によると、課長は原子炉容器内に落下した燃料交換用の炉内中継装置を担当していた。日曜日の13日に家族に「ちょっと出てくる」と言い残して課長は外出し、14日、同市内の山中で遺体が発見された。現場付近から遺書なども見つかったことから、自殺とみられるという。今月中旬に行方不明になり、家族から福井県警敦賀署に捜索願が出されていた。日本原子力研究開発機構の関係者は「自殺の理由はよく分からない」と話した。
 燃料環境課は、燃料交換などを扱う部署。40%出力試験に向けた昨年夏の炉心確認試験前後からトラブルが多発している。関係者によると、同課は国のヒアリングなどを受ける機会も多く最も忙しい部署。課長も同部署の勤務が長く、燃料の取扱設備についての特許もあり、この分野に長年一貫して携わってきた“スペシャリスト”だった。

 変死の13日前後の出来事を確認しておく。10日、変形して炉内から抜けなくなった炉内中継装置を、原子炉蓋の一部ごと引き抜く復旧作業を請け負うことになった東芝と契約している。14日にはその記者発表が予定されていた。「原子力機構によると、変形して使えなくなった装置を新造するのに約4億4千万円、装置回収に使う器具の製造などに約9億4千万円が必要で、いずれも東芝と契約を結んだ」。15日、朝日新聞が「もんじゅ装置落下、復旧に17億円」と報じている。原子力機構によると、平成24年12月28日を納期とする本契約を10日、東芝と締結。平成23年度予算に計上した。落下した装置の状態を観察する3億7千万円の作業を同社と随意契約したほか、計9億4千万円に達する装置本体の引き抜きと復旧作業も随意契約で発注した。4億4千万円かかる新しい炉内中継装置の製作は一般競争入札にしようとしたが、東芝しか応札しなかった。機構は近く装置を引き抜く準備を始め、必要な機器の製作などを行う。

(私論.私見)






(私論.私見)