小沢パッシング考その14、上脇博之教授らの刑事告発

 (最新見直し2010.12.23日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 

 2010.12.23日 れんだいこ拝


 「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」の2011.2.4日付けブログ「研究者ら46名で小沢一郎らを東京地検に刑事告発しました!」を転載する。
 (1)昨年11月末には、旧「新生党」から政治資金を受けて貯蓄していた政治団体「改革フォーラム21」が、2009年の衆議院解散時に、小沢一郎氏が代表を務める政党支部を迂回し、同氏の資金管理団体「陸山会」に政治資金3億7000万円が還流していた問題を取り上げました。また、昨年12月初めには、小沢一郎氏は「陸山会」に3億7000万円を貸し付け、2日後に違法な迂回献金で返済を受けていた問題を取り上げました。

 つまり、2009年7月20日(衆議院解散前日)、小沢一郎氏は、「陸山会」に3.7億円を貸し付け、 「陸山会」は、その翌日(衆議院解散)、小沢チルドレンに4.45億円を寄付していたのです。また、「改革フォーラム21」は、同日(解散日)、政党支部に3.7億円を寄付し、当該政党支部は、その翌日(22日)に「陸山会」に3.7億円を寄付し、「陸山会」は、同日、小沢に3.7億円を返済していたのです。

 カネの流れを表記すると以下です。
小沢一郎→→3.7億円貸付(7月20日)→→陸山会→→4.45億円寄付(7月21日)→→小沢チルドレン。

改革フォーラム21→→3.7億円寄付(7月21日)→→民主党岩手県第4区総支部→→3.7億円寄付(7月22日)→→陸山会→→3.7億円返済(7月22日)→→小沢一郎
 つまり、小沢一郎氏は2日後に3.7億円を返済してもらっている。これが可能だったのは、陸山会がすぐに小沢に返済できるカネを、「改革フォーラム21」が支部を迂回させて工面していたからです。

 (2)さらに、昨年12月中旬には、小沢一郎氏の実質的財布だった「改革フォーラム21」の繰越金約7億円なのに預金金利ゼロが異常であることを指摘しました。

 より具体的にいえば、「改革フォーラム21」は1996年以降は約7億円前後の繰越金が毎年あると政治資金収支報告書で報告しているのに「預金利子」収入が2008年までの13年間に1円も計上していなかったことの問題ですが、これについては、「改革国民会議」の場合と比較する形で再度取り上げ、やはり裏金による補填がなされたのではないか、と指摘しました。また、預金利子収入がなったのは、ペイオフ対策ではないかとか、現金で保管していたのではないかという意見に対しては、そうではないとの応答をしてもおきました。

 (3)「改革フォーラム21」のカラになった財布を補填した可能性があるのは、私のブックレット「ゼロからわかる政治とカネ」でも紹介した「組織活動費」名目の使途不明金です。これについては、昨年、2008年分までのものについて2回に分けて紹介しました。

 小沢一郎党首時代の「組織対策費」の闇!?(その1:民主党代表時代)
 小沢一郎党首時代の「組織対策費」の闇!?(その2:自由党・新進党代表時代)
 最近、2009年分も含め、紹介し直しておきました。

 (4)以上の違法な巨額迂回献金問題と裏金による補填の疑惑の問題について、昨年12月11日、「私たち「政治資金オンブズマン」のメンバーからは、あまりにも悪質であるから、刑事告発を検討すべきとの意見が出ている」とこのブログで記しておきました。

 「政治資金オンブズマン」で検討した結果、「刑事告発する」との結論に至り、告発状を作成する作業を進めてきました。この間に、年末年始を迎えました。そして、私の知り合いの研究者に告発人になってもらう呼びかけました。委任状等も揃ったので、東京地検特捜部に告発状を送付し、本日(2011年2月4日)、大阪の司法記者クラブで記者会見をしました。告発したのは、「政治資金オンブズマン」共同代表である私(上脇博之)を含む研究者(43名)及び「政治資金オンブズマン」メンバー(3名)、計46名です。代理人の弁護士は、「政治資金オンブズマン」共同代表の阪口徳雄弁護士を含む32名です。告発人と代理人の合計で言えば、総勢78名です。私は、これまで何度か政治家らを政治資金規正法違反あるいは政党助成法違反の嫌疑で刑事告発してきました。各告発における告発人と代理人の数を再確認してはいませんが、私の記憶では、今回の告発が一番多いかもしれません。
告  発  状 

                           2011年2月4日
東京地方検察庁 御 中

                      告発人ら代理人(代表)
                      弁 護 士  阪  口  徳  雄 外31名

当事者の表示 - 別紙当事者目録記載のとおり

                告発の趣旨         

 被告発人平野貞夫の下記の行為は政治資金規正法第26条1号、被告発人小沢一郎は同法26条3号に違反するので、早急に捜査の上、厳重に処罰していただきたく告発する。

                 記

第1 被疑事実

 被告発人小沢一郎は、被告発人平野貞夫と共謀の上、2009年8月の総選挙において、政治団体「改革フォーラム21」の3億7千万円のカネを、自らに近い民主党の候補者8拾数名の政治団体に、陸山会から「小沢氏の私兵を養うため」(岩井奉信日大教授の弁、2010/11/30時事ドットコム)に寄付して自己の影響力を行使しようと企て、「改革フォーラム21」から3億7000万円を直接「陸山会」に寄付をすると、法22条の2違反となることから、それを免れるべく、「民主党岩手県第4区総支部」から「陸山会」に迂回献金をすれば、同法に違反しないと軽信し、2009年7月21日に、「改革フォーラム21」から「民主党岩手県第4区総支部」に同額を寄付し、同支部が7月22日、「陸山会」に同額迂回献金をさせることにより当初の目的を達成し、もって被告発人小沢一郎は、同法26条3号に違反して、「改革フォーラム21」から「民主党岩手県第4区総支部」を迂回して「陸山会」にその寄付を受けたものであり、被告発人平野貞夫は、「改革フォーラム21」から「民主党岩手県第4区総支部」を迂回して「陸山会」に寄付し、もって政治資金規正法第26条1号に違反して寄付したものである。

第2 罪名及び罰条

 被告発人小沢一郎の行為は政治資金規正法26条3号違反。被告発人平野貞夫の行為は政治資金規正法26条1号違反、

            告発の理由         

1 当事者

 (1) 被告発人小沢一郎は、「民主党岩手県第4区総支部」(以下単に「総支部」という)ならびに同人の資金管理団体である「陸山会」(以下単に「陸山会」という)の代表である。同時に、同人は、政治団体「改革フォーラム21」(以下単に「改革フォーラム」という)の設立に最も中心的な役割を果たし、その運営等について事実上支配していた国会議員である。

 (2) 被告発人平野貞夫は元参議院議員であり、2007年(平成19年)3月1日付で改革フォーラムの会計責任者になったが、2009年(平成21年)10月7日に辞任した。被告発人小沢一郎を支え、支持してきたことを自らの著書である『虚像に囚われた政治家小沢一郎の真実』(講談社・2006年)に詳細に述べている。

 (3) 両名の親密な関係を見るかぎり、被告発人平野貞夫がたまたま改革フォーラムの3億7千万円の金を総支部に献金し、それを受領した総支部がたまたま陸山会に寄付した、という事件ではない。

2 「同一の者に対する寄附の制限」違反および「量的制限等に違反する寄附の受領の禁止」違反

(1) 政治資金規正法22条1項、2項
① 政治資金規正法は、第22条1項および第22条の2で、以下のように、「同一の者に対する寄附の制限」および「量的制限等に違反する寄附の受領の禁止」を定めている。
第22条  政党及び政治資金団体以外の政治団体のする政治活動に関する寄附は、各年中において、政党及び政治資金団体以外の同一の政治団体に対しては、5千万円を超えることができない。
第22条の2  何人も、第21条第1項、第21条の2第1項、第21条の3第1項及び第2項若しくは第3項又は前条第1項若しくは第2項の規定のいずれかに違反してされる寄附を受けてはならない。
② これらの規定によると、政党及び政治資金団体以外の政治団体が政党及び政治資金団体以外の同一の政治団体に対してする政治活動に関する寄附は、年間で5000万円までと制限している。「改革フォーラム」は、「陸山会」に対し、年間で5000万円を超える3億7000万円を寄附することは禁止されている。政党及び政治資金団体以外の政治団体が政党及び政治資金団体以外の政治団体からの政治活動に関する寄付を受領することについては、年間5000万円までと制限されている。「陸山会」が「改革フォーラム」から年間で5000万円を超える3億7000万円を寄附として受領することは禁止されている。

(2) 被疑事実
  ① 2009年(平成21年)7月21日、改革フォーラムは、本件総支部に3億7千万円を寄付し(甲1号証)、同日、本件総支部はこれを受領した(甲2号証)。
    2009年(平成21年)7月22日、本件総支部は、被告発人小沢一郎が代表を務める「陸山会」に3億7000万円を寄付した(甲2号証、甲3号証)。
  ② このスキームが当初からあったので、被告発人小沢一郎は、衆議院が解散される前日(2009年7月20日)に「陸山会」に対し3億7000万円の貸付けができた。「陸山会」は、衆議院解散当日(同月21日)、いわゆる事実上の小沢派の候補者87名の政治団体に対し一人500万ずつ計4億3500万円を配布できた。衆議院解散翌日(同年同月22日)「陸山会」は、被告発人小沢一郎に対し3億7000万円を返済できたのである(甲3号証)。 

(3) 陸山会から民主党の議員87名に配ることに本当のねらいがあった
 被告発人小沢一郎は、総選挙後自らの政治的影響力を発揮できるよう、岩井奉信日大教授の弁によれば「小沢氏の私兵を養うため」に、自分の代名詞になっている「陸山会」から衆議院議員の事実上の候補者87名に対し1人500万円ずつ配ることに、本件の迂回献金の意図があったと思われる。改革フォーラムの会計責任者である被告発人平野貞夫らが87名の民主党の候補者を支援したいのであれば、改革フォーラムから直接これらの87名に寄付すれば足りたのに、それをしないのは、まさに「陸山会」から寄付をすることに本当のねらいがあったのである。

 読売新聞(2010年12月1日)は、このときのことを以下のように報じた。
『衆院が解散された同年7月21日、JR東京駅近くのホテルに、民主党の現職、新人の衆院選候補予定者数十人が三々五々、入っていった。懐には金額が空欄の領収書があった。部屋で待っていたのは小沢氏の秘書だった。「(小沢氏の資金管理団体の)『陸山会』に領収書を出すと、表に出ることになるが、それでもいいですか」。複数の候補予定者によると、秘書はこう告げ、承諾を確認したうえで、現金入りの封筒を手渡した。札束を数えた候補予定者たちは、持参した自らの資金管理団体の領収書に「500万円」と記した。秘書はこうも加えた。「今後、いざという時にはよろしくお願いしますよ」。同日は、民主党本部からも500万円の公認料が配られた。ある衆院議員は「公認料は1000万円と聞いていたが、実際は500万円でがっかりした。そこへ小沢氏から500万円もらい、『これで戦える』と心強く思った」と振り返る』。

(4) 被告発人平野貞夫と共謀
 改革フォーラムの被告発人平野貞夫は本件献金について小沢一郎と協議して決定したと報ぜられている。
① 産経新聞(2010.11.26 12:3)は、「昨年まで改革フォーラム21の会計責任者を務めていた平野貞夫元参院議員は『小沢氏や関係者と相談して寄付額などを決めた』と説明している。」と報じた。
② 読売新聞(2010年11月26日)は、「小沢氏と改革フォーラム側が相談の上、衆院選候補者のための資金として同支部の口座に送金したという。」と報じた。
③ 東京新聞(同年12月1日)は、「昨年9月まで改革フォーラムの会計責任者だった平野貞夫元参院議員は『自分が責任者になった07年ごろから、天下分け目の時、選挙資金に使うという話はしていた。第4区総支部への寄付は小沢氏の了解も得ている。この資金がなければ政権交代はなかった。・・』と話している。」と報じた。
④ 朝日新聞(2010年12月1日3時2分)は、「フォーラム21の会計責任者は朝日新聞の取材に対し、『(フォーラム21の資金を)「いざ鎌倉」の時のために活用した』と述べ、総選挙向け資金であることを認めている。」と説明。」と報じている。

(5) 被告発人の故意
 以上の事実から、被告発人平野貞夫には、改革フォーラムの3億7千万円の金を迂回して陸山会に寄付する旨の故意が、被告発人小沢一郎には、改革フォーラムの3億7千万円の金を迂回して陸山会が受領する旨の故意が、それぞれ認められる。

(6) 迂回献金を厳罰に処すべきである
迂回献金は、自民党が長年癒着した業界等から国民政治協会(自民党)を通じて自民党の国会議員の政治団体に寄付を受ける方法である。これは真実の献金先を隠蔽する方法である。

  本件事件は、長年自民党が多用してきた迂回献金の方法と同様に悪質であり、このような手法が法的にも許されないことを明確にするために、本告発に至った次第である。

3 改革フォーラムが寄付した本件3億7千万円の真実の原資こそ解明されるべきである。

(1) 改革フォーラムの金は新生党の解散劇による繰越金であった
 改革フォーラムは、1993年(平成5年)2月5日、小沢一郎ら自民党時代の政治団体として発足した。改革フォーラムの会則によると、役員として代表1名、世話人若干名とし、会員としては個人、法人を構成員として、個人会員は1口年額5千円、法人会員は1口月1万円以上として、会員総会を持った政治団体であった。当時、改革フォーラムの代表者は、自民党衆議院議員の佐藤守良、会計責任者は、八尋護であった。これが母体となり、新生党が1993年(平成5年)6月23日結成された。当時の国会議員としては、羽田孜、小沢一郎、渡部恒三、石井一、藤井裕久、岡田克也、古賀一成、石破茂、参議院議員としては北澤俊美、前田武志、平野貞夫氏らが名を連ねていた(甲6号証の1、2、3)。被告発人小沢一郎が代表幹事を務めた新生党が1993年(平成5年)6月に結成された後も、改革フォーラムは存続した。ところが同党は1994年(平成6年)末に解散して旧「新進党」に移行したが、この解散のドサクサに、新生党本部や同党支部から総額約9億2500万円の寄付(これには税金が原資である立法事務費も含まれていた)を受け、繰越金を除く同年の純収入は約9億7954万円となった。今回の3億7千万円はこの原資かの如く記載されているが、改革フォーラムのその後の経過を見ると俄かに信じがたい。

(2) 改革フォーラムの収支と役員
 改革フォーラムの設立時から最近までの収支報告の要旨は、別表添付のとおりである(甲4号証の1乃至16)。
   http://homepage2.nifty.com/~matsuyama/20101213/Kaikaku_Forum21_shushi.pdf
 改革フォーラムの代表者、会計責任者は、別表「改革フォーラム21の役員の変更」のとおりである(ちなみに、同団体の代表者、会計責任者は、被告発人小沢一郎と秘書、協力者ばかりであり、被告発人小沢一郎が本政治団体を支配していたことがわかる。)(甲7号証の1乃至7)。

(3) 改革フォーラムの繰越金は不存在だったのではないか
① 改革フォーラムが設立された1993年(平成5年)には会員が922名で会費収入は約1033万円だった(1人平均1万1209円)が、翌1994年(平成6年)には会員がわずか6名で会費収入は8500円(一人平均約1617円)に落ち込み、1995年(平成7年)以降2009年まで会員はゼロで会費収入はない。つまり、会員と会費収入は、はじめの2年間だけしかなく、その後15年間は一切ない。
② 1995年(平成7年)には約4582万円の収入、1996年(平成8年)には約2186万円の収入があったものの、2006年(平成18年)に約1500万円の収入(それも改革国民会議からの寄付)があった以外は、2009年(平成21年)まで収入は100万円を超えることはなかった。
③ 特に繰越金が毎年毎年7億円前後残されているという報告に対して、利息金の計上が極めて異常に少ない。

イ. 1995年(平成7年)の1年間の「預金利子」はわずか「126,076円」。当時の普通預金の金利から考えて預金していた金額は4000万円か5000万円前後と推定される。
1995年(平成7年)12月27日に金銭信託を9000万円しているので、それ以外の約8億円のカネは現金で誰かが金庫に保管していた計算になる。

ロ. 1996年(平成8年)以降は約7億円前後の繰越金が毎年、毎年あると記載されているのに「預金利子」名目の収入は当初は2008年(平成20年)までの13年間に1円も計上されていない。
(注) 1件10万円未満の収入の記載が122円から数万円の記載があるが、この数字では繰越金の巨額さの預金の利子としてはあまりにも少ないので、これが利息とも言えない。
 「預金利子」がないということは定期預金は勿論、普通預金もしていないと思われる。これは記載ミスとも思われない。何故なら1995年(平成7年)12月27日に9000万円の金銭信託がなされ、その配当金が翌年以降15万円から10万円前後が1999年(平成11年)までは1円単位まで記載されているからである。

ハ. その金銭信託すらも何故か2000年(平成12年)1月~2004年(平成16年)12月までは「資産」としてあったと記載されているが配当金がないというのも不思議である。
④ 以上のとおり、この政治団体は約7億円前後の繰越金は、自民党の「平成研究会」と同じようにとっくに無くなっていたと思われる。

(4) 陸山会の捜査後の利息の計上の異常性
 しかし、不思議なことに、東京地検特捜部が2009年(平成21年)3月3日に陸山会などに捜査に入った後である≪2008年の収支報告書≫(2009年3月26日東京都選挙管理委員会に提出)に、突然、りそな銀行に「預金利子」が『H20.2.9に487,265円、H20.8.9に490,605円 合計977,870円』が計上された(甲5号証の1)。そして、東京地検特捜部が2010年(平成22年)1月13日に陸山会などに捜査に入った後の同年3月29日に、≪2007年の収支報告書≫にも記載ミスとして、りそな銀行の利息が「H19.2.10に247,579円、H19.8.11に465,491円=713,070円」と突然訂正された(甲5号証の2、3)。以上のとおり、改革フォーラムは、設立後数年間を除いてそれ以降、7億円の繰越金は存在しなかったと思われるのに、陸山会等が東京地検の捜査を受けたあと、繰越金に相当する「利息」が突然計上された。

 改革フォーラムが「いざ鎌倉へ」というときのために政治資金を貯めていたというにはお粗末なカネの管理実態であることが判る。今回の改革フォーラムの3億7千万円の金は、真実は、新生党からの寄付のあった繰越金ではなく、誰かがどこかから集めたカネを改革フォーラムの繰越金のカネとして浮上させた可能性が極めて高い。この点の捜査を強く要求する次第である。

(5) 被告発人小沢一郎の、代表、代表代行、幹事長時代の政党の組織活動費の不透明性①
 被告発人小沢一郎が党首・代表、代表代行、幹事長時代等の各政党の組織活動費の実態は、告発人上脇博之の調査によると、別紙「組織活動費支出」一覧の通りである。
   http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51526821.html
 自民党も同じ巨額のカネが組織活動費として配布されている。自民党の場合は役職、派閥などに応じて配布してその使途が不明であるが、被告発人小沢一郎の場合は自己の強固な支持者に限定するなど特定の国会議員に限っている点にその異様さがある。
② しかも本当に配布しているのかどうかも疑問がある。昨年7月、政治資金オンブズマンが被告発人小沢一郎の党首・代表、代表代行、幹事長等時代の政党の組織活動費の受領者あてに質問状を出した。このうち2名の国会議員(米沢隆氏、野田毅氏)から「受領していない」旨の回答があった(甲8号証、甲9号証)。他の国会議員から何の回答もないが、自由党時代の幹事長であった藤井裕之氏は記者の質問に「知らない」と回答したと再三報道されている。先日の衆議院予算委員会でも「知らない」と答弁している。
③ 以上のとおり、被告発人小沢一郎の党首・代表等の時代の政党の組織活動費の実態は極めて不透明であり、今回の「改革フォーラム」のカネもその一部ではないかとの疑いが残るので、この点も徹底的に捜査されたい。

4 まとめ
 このようなきわめて不透明な改革フォーラムの巨額の金が、突然、陸山会に迂回献金されたのであるから、改革フォーラムに関連する政治団体の預金通帳などの会計帳簿を押収するなどして早急に捜査し、厳重に処分していただきたく告発する次第である。

  (以下、省略)
 07. 2011年2月05日 20:47:09: 5uFLnyd8U2
 http://www.asyura2.com/11/senkyo106/msg/501.html#c23
 にも掲載しましたが、その要約です。

 上脇氏が過去に原告になっている訴訟
1.松岡大臣の資金管理団体の政治資金収支報告書の情報公開訴訟
2.内閣官房機密費の情報公開訴訟
3.NHK放送命令違憲訴訟

上脇氏が参加している刑事告発
1.新進党分裂に伴う政党交付金違法受給の刑事告発
2.自民党の組織活動費について森喜朗議員を政治資金規正法違反で刑事告発(2001年2月)
3.橋本龍太郎元首相の平成研究会への日本歯科医師会の違法献金の刑事告発(2004年8月)
4.松岡利勝農水大臣の資金管理団体の光熱水費が虚偽報告であるとして同大臣を刑事告発(2007年4月)
5.領収書を改竄し多重計上した玉澤議員と坂本議員を刑事告発(2007年9月)

 阪口徳雄の概要履歴は次の通り

 昭和17年12月5日生まれ。44年23期司法修習生として司法研修所に入所。46年修習修了式の際,最高裁が青年法律家協会所属とみられる同期修習生を判事補に採用しなかったことに抗議し,罷免された。48年再採用され,弁護士となる。大阪出身。登録年度・登録番号1973年/No.13873。あさひ法律事務所(大阪府大阪市北区西天満3-14-16 西天満パークビル3号館8階)大阪市立大卒。東京弁護士会、大阪弁護士会にて弁護士暦33年半。

 株主の立場から企業を監視する 株主オンブズマンのメンバー。1996年2月から2006年の2月まで10年間、オンブズマン事務局長を務める。市民、株主の立場から談合防止に向けての活動中。談合防止センター事務局長。公益通報支援センター事務局長

 2011.2.5日付け赤旗「小沢元代表を告発 迂回献金で寄付上限逃れ 学者・弁護士ら」を転載しておく。

 2009年8月の総選挙前に、民主党の小沢一郎元代表の関連政治団体「改革フォーラム21」の3億7000万円のカネを、政党支部を迂回(うかい)して元代表の資金管理団体「陸山会」に寄付したのは政治資金規正法違反であるとして、学者や弁護士らが4日、小沢元代表と平野貞夫元参院議員を告発する文書を東京地検に送りました。

 同法は、政党や政治資金団体以外の政治団体が同一の政治団体に年間5000万円を超えて寄付することを禁止しています。

 告発状は、小沢氏がこれを免れようと、改革フォーラム21の会計責任者だった平野氏と共謀して、小沢氏が代表の「民主党岩手県第4区総支部」を迂回して陸山会へ寄付したもので、故意に行われたと指摘。総選挙後自らの政治的影響力を発揮しようと、衆院解散の同年7月21日、陸山会から民主党の議員87人に対し1人500万円ずつ配ることに本当のねらいがあったとしています。

 大阪市内での記者会見で、告発人代理人の阪口徳雄弁護士は「3億7000万円の原資は、誰かがどこかから集めたカネ。東京地検に捜査してほしいと告発にふみきった」と表明。告発人の上脇博之神戸学院大学大学院教授は「改革フォーラム21の繰越金が毎年7億円残っているのに、利息金が異常に少ない。組織対策費からお金を都合しているのではないか。その不透明性を告発したい」とのべました。告発には、学者ら告発人46人、弁護士ら告発人代理人32人がかかわっています。


Re::れんだいこのカンテラ時評900 れんだいこ 2011/02/05
 【法匪に良い煎じ薬はないものか】

 「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」の2011.2.4日付けブログ「研究者ら46名で小沢一郎らを東京地検に刑事告発しました!」を眺め、思うことを述べる。(ttp://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51526704.html)

 「告発状」にはいろいろ書いてある。この種の文面を読むのは嫌いでない方だが読みづらい。要するに、小沢どんに対する新手の政治資金突つきらしい。秘書寮建設を廻る天の声捜査が失敗したの見届けて、それならばと第二の矢として放ったもののようである。

 旧「新生党」、政治団体「改革フォーラム21」経由の政治資金が、小沢どんが代表を務める政党支部を迂回し、資金管理団体「陸山会」に環流しているのが政治資金規正法違反だとして告発しているとお見受けした。何やかやごちゃごちゃ書いているが、それを裏付けるストーリーのようである。

 れんだいこが返答しておく。第一に、秘書寮建設の場合もそうだが、資金の流れを記しておくこと自体は良いことであり咎められるべきではない。一番悪いのは書付けしないことの方である。第二に、小沢どんの政治資金に対する疑惑を云うのであれば、その物差しは同様の基準で他の全ての議員に宛がわれねばならない。小沢どんだけに適用する法があってはならない。第三に、政治資金が政治資金に使われたことが立証された場合、法の適用は加減されねばならない。なぜなら、政治資金が政治資金に使われず私的に着用された場合の方が悪質だからである。

 以上の基準に照らした場合、まず政治資金収支報告書への届け出に於いて、小沢どんは模範的な出納帳を提出している。この面で杜撰な方が許され、克明に記した方が「天の声」まで捜査されるのは逆さまで、俗に「狙い撃ち」と云う。この「狙い撃ち」捜査を批判するのが法の番人の態度であるべきところ、一の矢、二の矢を放って正義ぶるのはエエ加減にして貰いたい。

 次に、法の番人の生命線は、法の公正な適用こそにある。他の国会議員の誰でも良い。小沢どんに適用されている訴追論旨を当てはめてみよ。何人が逃れることができると云うのだろうか。れんだいこは、手前は免責の裏保証を得て安心して小沢どんバッシングに精出している議員の方が多いと見る。他人を責める前に我が胸に手を当ててみよと云うのが世間のマナーであるが、この作法を守らない行儀の悪いのが正義ぶっており、これに食傷させられている。

 以上のれんだいこの疑問に応えず相変わらずの突っ込みを入れる者を法匪と云う。法匪は裏で教唆されている者が多いと云うのも経験則で知るところである。告発状の賛同人が表に出ていないが興味がある。ずらっと並べて欲しいところである。

 以下、れんだいこの鬱憤を例示しておく。れんだいこが、高速道路を走っていたとする。時速制限80kmのところを81kmで走っていたところ、高速パトロール隊に捕まえられた。曰く、1kmオーバーである。法は法であり1kmオーバーと云えども取り締まらねばならぬ。これが法の法たる所以である、よって厳格に処する云々。その間、時速130km以上で次から次へ走っていく車があったがお目こぼしだった。

 問題はここからである。ここへ法匪がやって来て曰く、法制限スレスレのところを走るのが実にケシカラン。これこそ悪質である何となれば云々。冗談で言っているのかと思いきや、ここへマスコミが来て曰く、法匪先生の云っていることが正しい。これに異議を唱える君は我々の言論大砲で懲らしめてやる。この理屈が理解できぬのは勉強不足である云々。

 こういう法匪とマスコミが多いのだが、イケない。毎日毎日説教されて、法匪とマスコミの云う事が筋が通っていると思い出すものが後を絶たない。あのクダラン著作権棒振り回すのも同じ徒党だ。お陰で世間が汲々し始めている。そういう意味で、下手な勉強はしない方がよい。するなら世の中を明るくする真に賢くなる勉強をせねばならない。

 もとへ。「上脇博之正義」はこの種のものではなかろうか。憲法研究者らしいが、かなり度の強いメガネをかけているらしいことが分かる。良い煎じ薬が見つかれば良いのだが。若いうちなら治るが手遅れかも知れん。

2011.2.5日 れんだいこ拝


 政治資金オンブズマンなる団体が小沢一郎氏と平野貞夫氏を政治資金規正法違反で告発した。改革フォーラム21から小沢氏系の民主党総支部経由で陸山会に寄附されたとされる3億7000万円が迂回献金にあたると邪推しての告発だ。この事案は日本共産党が機関紙赤旗などで吹聴していたことから、同団体は共産党シンパの学者、弁護士らからなる徒党と思われる。
 http://www.jcp.or.jp/akahata/html/menu9/index.html

 告発文は同団体のHPに掲載されているから各自で確認されるとよいが、余談と偏見に満ちた誣告ものとしか表現のしようがない。件の3億7000万円が一昨年総選挙で新人議員ら87名の選挙資金として配布されたことを捉え、日大の岩井某なる教授の駄文を引用し「小沢の私兵を養うために寄附を行い影響力を強めようとした」などと下衆の勘ぐりを恥ずかし下もなく開陳し、さらに悪徳メディア読売新聞のデマ記事まで引用するなど、恐れ入った告発文になっている。
 http://homepage2.nifty.com/~matsuyama/20110204/kokuhatsujyo_honbun.pdf

 赤旗は1年前に、水谷建設関係者なる人物を登場させ、「献金は小沢側から要請されたもの」などとする証言を引き出し、「大スクープ」として報道した。今日ではこれが大誤報であることは満天下に明らかとなっているが、赤旗は訂正も謝罪もせず、関係者とは何者かも明らかにしないばかりか、今にいたるまで裏金絡みの重大疑惑などと言い放っている。これではサンケイ、朝日、TBS、NHKなどの悪徳メディアと選ぶところがないが、何故かあまり批判されていない。この党の影響力は無視しうるほど小さいと言うことか。
 http://www.asyura2.com/10/senkyo77/msg/117.html

 政党交付金も返上している共産党が小沢氏流の政治手法に批判が有るとしても不思議はない。しかし、今日顕在化している人権や民主主義を蹂躙する検察ファッショ、メディアの事件捏造・翼賛化を免罪する一方で、小沢氏の「政治とカネ」ばかり論って小沢抹殺集団の尻馬に乗ることは、小沢支持者ばかりでなく、生活者を主体とする対米自立・脱官僚支配の政治革命に立ち上がった民衆へのあからさまな敵対である。財界、米国、メディア、官僚、翼賛政治家などの既得権守旧勢力に与する人民内部の第五列と言われても仕方有るまい。

 今は政権交代に初歩的に示された政治変革への民衆の怒りを組織し、持続する意志と運動に転化させて、日本に本例の意味における民主主義を確立させる重要な転換点である。ここは小異を捨てて(残してもよいが)大同につく寛容と連帯の戦略が必要だ。共産党には国共合作のコペルニクス的転回が求められるが、かつて欧州革命揺籃期に社民主要打撃論の謀略で革命を頓挫させたスターリンの遺伝子が日本共産党にもはっきりと受け継がれているようだ。この党の政治センスの悪さ、情勢の核心を見極める能力の劣悪さ、官僚主義、セクト主義、大衆蔑視は度し難いまでに深刻で腐臭を放っている。人民と民主主義を擁護する立場から、日共スターリニストを糾弾する。


【第12回党大会】
○期日.会場.代議員数について

 19873.11.**日第12回党大会を開く。***会館。***名の代議員が参加した。

○大会の眼目

 大会の眼目は、「民主連合政府綱領」の決定と、綱領の一部改正により、合法主義的純化、議会専一主義、反暴力主義の観点からの「国民的合意」を重視した党運動化指針を確立することにあった。宮本委員長から「民主連合政府はこれまでの宣伝のスローガンから実践のスローガンに変わった」と宣言され、その政府綱領案が発表された。天皇制に対する新見解「自然に熟し落ちるような形で解決することが望ましい」が出された。

○採択決議について

 プロレタリア独裁が執権に統一されるよう党綱領改訂の手続きがとられた。61年綱領が三点修正された。1.「ソ連を先頭とする社会主義陣営、全世界の共産主義者、全ての人民大衆が、人類の進歩のために行っている闘争をあくまで支持する」のうち「ソ連を先頭とする」の削除、2.「国会を反動支配の道具から人民に奉仕する道具に変え」の「道具」を「機関」に改める。3.「独裁」は、全て「執権」に改める。

○党規約改正について

 岡正芳の「日本共産党規約の一部改正についての報告」に基づき、党規約の変更が為された。岡は、改正理由について次のように述べている。
 「中央統制監査委員会が第7回大会で中央委員会と並ぶ大会選出機関とされたのは、1950年以後の党の分裂やそれと結びついた一部の財政活動の混乱などの教訓から、それらを防止しようとの第7回大会の特別の意志に基づくものであった。しかしその後、中央委員会を先頭とする全党の活動は画期的な前進を示し、設立当時の特殊事情も既に根本的に解決されているので、中央機関の活動を一層強力且つ効果的に進めるため、中央機関も民主集中の原則に基づく統一的体制を確立することがますます重要となってきた。こうして、統制委員会を中央委員会の下に置く第10回党大会の措置に続いて今回中央監査委員会も中央委員会の下に置き、その政治的組織的指導と結合して活動するよう規約改正を提案する」。

 こうして、1966年の第10回大会における統制委員会の任命制に続いて、監査委員会もこの第12回大会において党大会選出項目から中央委員会の任命制となった。
この時の改正理由は、「中央の民主集中指導体制を全体として首尾一貫したものとする」と言う論理であった。

 津田道夫氏の「思想課題としての日本共産党批判」は次のように述べている。
 「まず10回大会は、それまでの中央統制監査委員会を中央監査委員会と中央統制委員会に二分割し、中央監査委員会はこれを大会選出、中央統制委員会は、これを中央委員会の任命としたのである。これで、中央機関の構成法にかかわる第7回大会規約の民主的規定は、その大半が崩されるところとなった。そして、今回の第12回大会は、右のように分割された中央監査委員会をも大会選出ではなく、中央委員会任命としてしまった。何の事はない、中央委員会は、自分の任命した中央監査委員会の監査を受けるということになってしまったわけである」。


 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK106」の街カフェTV氏の2011.2.65付け投稿「詳報!総務省に確認したら問題無かった。。。陸山会報告書 ~ 堂々かつ冷静に小沢総理誕生の策を練る22藤島利久」を転載しておく。
以下は、2011年2月2日・3日の両日、政治資金規正法を熟知するプロ中のプロ、総務省自治行政局選挙部政治資金課の役人に、小沢氏と陸山会問題について筆者が問い合わせた内容の要旨です。初日に目的は達成していましたが、念のため、次の日に別の役人に、前日のことは告げずに同じ内容で問いました。その両方で、同一の見解を得たので、2月3日の記事を書いた訳です。事が事ですので、当方も慎重を期しております。以下に、二日間の内容を要約して会話風にまとめてあります。当然、一切の虚飾を排して記述しております。読者のみなさんが、此れを見ながら、同じことを総務省に問い合わせれば同じ答えが返ってくるはずです。それが役所ですから・・・

*** 総務省・政治資金課への電話内容 ***

総務省代表 03-5253-5111
・・・(総合案内の女性)はい、総務省でございます。

政治資金規正法の係をお願いします。
・・・はい、自治行政局選挙部政治資金課にお繋ぎします。

・・・(男性職員)はい、政治資金課です。

どうも… 私は、高知県の一般市民です。小沢さんの… 例の陸山会の件で教えてください。

・・・どんなことでしょう。

私… 一応、以前に衆議院の公設秘書をしていたので、政治資金規正法のことも実務も心得ています。裁判になっているので、答えられる範囲の一般論で結構です。問題の陸山会の報告書についてお尋ねしたいのです。

・・・はい。

先ず、所轄ですが… 陸山会の場合、報告書の提出はどこですか?

・・・東京都の選挙管理委員会が窓口で、総務大臣宛てに提出されることになっております。

窓口が東京都の選管… じゃぁ、おたくでいいんだ。所轄としては…

・・・はい。

やっぱり、この件… 問い合せが多いですか?

・・・はい。多うございます。

じゃぁ、大体の事実関係は頭に入っていますね。

・・・はい… まぁ…

それじゃ話が早い。。。ズバリ聞くけど、小沢さんは、世田谷の土地を04年に農地として買って仮登記した。それを05年に宅地転用して本登記した。そして、政治資金規正法に基づいて報告した。。。とすると、政治資金規正法上の問題は、私からして見当たらないが、どうですか?

・・・はい、今は資金管理団体の土地の取得が禁じられていますが、当時は許されていましたから違法ではありません。

つまり、事実関係が、陸山会の報告書通りなら法的な問題は無いと。

・・・はい、ございません。

ただ、小沢さんの場合、検察が04年の仮登記時の報告がないことを当初疑った… 結局、検察は起訴しなかったけれども、検察審査会が「やっぱり04年の報告が無いのは疑わしいから裁判で白黒つけて」とした訳です。これどうなんですかね。無茶ですよね?

・・・はぁ… 私どもとしては何とも…

私思うんですけれども、政治資金規正法の趣旨からして、この場合、04年の仮登記時に報告しようが、05年の本登記時に報告しようが、それは政治団体の担当者が決めれば良い事で、総務省として、例えば『仮登記時に報告しなさい』とは言えないですよね?

・・・はい、言えません。政治資金規正法上、そのような規定はございませんから…

そこで聞きたいんだけど、陸山会の方は、小沢氏個人が買って、陸山会に移譲したと言うのだから、陸山会の財産としての変動が生じた年度に報告をすればいい。。。つまり、小沢さん個人の財産分というか、その個人資産の期間については報告の義務は無いんじゃない?

・・・政治資金規正法は、政治家個人の財産についての報告は求めておりません。

もし、君が、どこかの資金管理団体から、陸山会と同様の内容について、つまり、土地の登記が仮登記と本登記に別れ、それが報告年度をまたいだとして問い合わせを受けた場合、『仮登記時の報告書提出が必要です。』と言えるかい?

・・・いえ、言えません。

そうだよね。仮登記時であれ、本登記時であれ、報告がなされていれば政治資金規正法上問題は無い。いつ報告するかは、団体側の判断によるというしかないよね。法務省としては… 

・・・その通りでございます。

そうか、ありがとう。お仕事邪魔したね。失礼します。

・・・とんでもございません。失礼致します。

*** 以上、電話の内容です。 ***

http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/02/21_9eef.html
06. 2011年2月05日 18:15:09: lHXgPqf2Eo
小沢氏自身が04年10月でなく、05年1月に登記されたことを「秘書のミス』と言っている。ここで深沢の土地が農地だから手続きで年を越したという論は破綻する。
次に、石川元秘書は検察の捜査段階の供述で「土地購入資金を目立たせない為に、記ズレを行った」といっていると報道されているし、この供述がもとになり石川被告は逮捕された。つまり、単なる記ズレならば総務省の役人が言うように修正で済むが、陸山会の事件ではその記ズレに『悪質』な意図を含んでいるのであるという点が問題となっている。検察及び裁判では記ズレの悪質性が焦点となっているにもかかわらず、『単なる期ズレじゃ問題ないよ』と言うのは問題を分かっていないか、分かっていて「記ズレ」そのものだけに問題を矮小化したいのかどちらかだろう。まあ、おそらくこのスレ主は後者と思われる。
07. 街カフェTV 2011年2月05日 18:42:51: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
筆者です。
>>06 読解力も無く、法も知らないのか?
この記事は、期ズレの問題すら無いと指摘したもの。
>記ズレならば総務省の役人が言うように修正で済むが
とは、私の記事の何処に書いてある?

また、政治資金規正法違反なら形式犯だ。形式違反に悪質も良質もない。。。もっと、勉強しなさい。日本中から笑われるよ。

12. 2011年2月05日 19:17:37: lHXgPqf2Eo
>>07

記ズレはある。去年の一月の記者会見で小沢氏が「記載を間違えたのは秘書のミス」とはっきり言っている。宅地転用云々言っているが、記載ズレがありそれは石川被告のミスであることをほかならない小沢氏本人が言っている。そして、石川被告も検察の捜査段階で意図的に記載をずらしたことを認めている。

>小沢さんは、世田谷の土地を04年に農地として買って仮登記した。それを05年に宅地転用して本登記した。そして、政治資金規正法に基づいて報告した

これはあなたの推測であり、小沢氏及び石川元秘書はこういう説明を行っていない。個人の推論の上に推論を重ねている空虚な主張でしかない。

13. 街カフェTV 2011年2月05日 19:26:59: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
筆者です。

>>12 だから、総務省の役員に事実を確認したと、上の記事に書いてるでしょう。
陸山会の報告書には、「世田谷の土地を04年に農地として買って仮登記した。それを05年に宅地転用して本登記した。そして、政治資金規正法に基づいて報告した。」という事実が、書かれているんです。そうじゃなきゃ、役人が、『違います。そのような事実はありません。』と言うんです。手間掛けさせないで、忙しいんだから・・・

14. 街カフェTV 2011年2月05日 19:28:58: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
>>12 そうそう、小沢氏も秘書も、秘書逮捕当時は、検察に「間違いがあった」と信じ込まされていたんですよ。
15. 2011年2月05日 20:04:30: lHXgPqf2Eo
>>13

記ズレの問題分かってます?

04年10月に深沢の土地を購入しながら、04年の報告書に土地代支出や借入金を記載せず、05年1月に記載をしたということですよ。あなたの主張に合わせるなら、「何故仮登記で3ヶ月も引っ張ったのか」が問題になってるんですよ。通常、農地の宅地転用は1ヶ月もかからないのに、何故3ヶ月も本登記しなかったのか?この「仮登記3ヶ月」に妥当性が無いことは、小沢氏本人がこのことを「秘書のミス」と会見ではっきり言っていることからも明らかです。そして、石川被告も「記ズレ(=3ヶ月の仮登記放置)は土地代金が目立つのを避けるため」と捜査段階の供述で言っている。「仮登記」と簡単に片付けているが、それには故意であり悪質性が疑われるので石川被告は逮捕された。

>陸山会の報告書には、「世田谷の土地を04年に農地として買って仮登記した。それを05年に宅地転用して本登記した。そして、政治資金規正法に基づいて報告した。」という事実が、書かれているんです。

問題は、何故04年に本登記せずに05年に本登記したかなんですよ。そして、それは故意性、悪質性が感じられる。これが記ズレ問題なんです。分かりますか?陸山海の報告書どおりの質問をすれば、総務省の役人が「そのとおりです」というのは当たり前でしょ(笑)何がしたいのやら・・

16. 街カフェTV 2011年2月05日 20:34:21: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
>>15 面倒な人だ。04年に仮登記したのも、05年に本登記したのも小沢氏個人。その後に、陸山会に所有権を移譲した。。。政治資金規正法に基づく報告書は、陸山会(資金管理団体)の財産変動分の報告だけが求められている。だから、05年の報告があるので問題ない。そう記事に書いてあるでしょう。読みなさい。
17. 2011年2月05日 20:52:13: Fxsqqr4nU6
>>15 本当に面倒な人だね。

そうだよね。仮登記時であれ、本登記時であれ、報告がなされていれば政治資金規正法上問題は無い。いつ報告するかは、団体側の判断によるというしかないよね。法務省としては… ・・・その通りでございます。って書いてあるじゃん。「いつ報告するかは、団体側の判断による」だから、報告されればいいんだよ。判断の内容(意図やミス)は関係ないってのが、法的な理解だよ。

19. 2011年2月05日 21:19:00: lHXgPqf2Eo
>>15

>政治資金規正法に基づく報告書は、陸山会(資金管理団体)の財産変動分の報告だけが求められている。だから、05年の報告があるので問題ない。

深沢の土地は小沢氏が陸山会に資金を貸し付け、陸山会が購入する形を取っている。そして「陸山会の資金」から土地代金は04年10月に支払われている。深沢の土地は小沢氏の個人資産ではない。つまり、政治団体の資金によって土地を購入したのだから、政治資金報告書に記載されなければならない。

にもかかわらず、「仮登記」のまま3ヶ月放置され、05年1月に本登記された。石川被告は捜査段階で「意図的に記載の時期をずらした」と供述。あなた色々認識が間違ってますよ。

>小沢さんの場合、検察が04年の仮登記時の報告がないことを当初疑った… 

この部分とかも。検察はそんな事疑ってませんから。

20. 『一期一会』 2011年2月05日 21:39:58: bpX3eEsUnrhds : ohaIylmByA
※そもそも論から言えば、深沢の土地が【宅地】「農地法第5条」であれば何ら問題は無かったが【農地】「農地法第3条」であったことが不幸の始まりだった訳で、《農地転用》→《所有権移転登記》の必要性があった。

 この一件が問題となると『年末・年度末』での《農地転用》は全て違反となり起訴されることとなる。もし10月申請して11月に許可がおりていたら、それこそ、「不法手続き」「違反転用」となる。 農業委員会開催も月1回で“原則月末”実施であるので、この案件については何ら違法性も瑕疵も無い。(現職の農業委員より)

21. 2011年2月05日 22:00:32: lHXgPqf2Eo
>>20

農地の宅地転用の手続き上、年を越えたという主張は05年1月に本登記したことを、小沢氏が「秘書(石川被告)のミス」と言っている時点で破綻している。記ズレに妥当性があるなら小沢氏はミスとは言わない。

22. 街カフェTV 2011年2月05日 22:07:43: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
>>19 本当に面倒な人だね。仮登記も、本登記も小沢氏個人だと書いてあるでしょう。見たこと無いの書面を・・・じゃ、直ぐに新記事でUPしますから見て下さい。

それから、貴方の言うことを全て前提としても、04年か、05年の、どちらかで報告があれば、政治資金規正法上の違法は無いんですよ。この記事は単純にそれを書いてます。。。なお、代位弁済者(貴方の言う通りなら小沢氏)は所有権を保持出来ますから、陸山会から資金返還があるまで、土地の財産権は小沢氏個人に帰属します。念のため。・・・こういう面倒な議論を無くする為に書いた記事なんだけどね。。。しかし。

23. 街カフェTV 2011年2月05日 22:13:08: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
>>22 また。。こっちにも出た。。。秘書逮捕時には検察の誘導やリークがあって情報が錯綜していた訳でしょう。小沢氏の手元で。。。だから、最新の情報を今日の記事にしたのです。過去の幽霊事実で語るのは止めて下さい。総務省に上の記事の事を確かめたらどうかな?別に怒られはしないから、勇気出して。
24. 街カフェTV 2011年2月05日 22:16:38: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
いかん。こんがらがって来た。23は21に対するコメントです。失礼。
25. 2011年2月05日 22:47:38: mp6fw9MOwA
小沢さん事件を早期に終結させるには、検察が違法捜査を詫びるしかない。検察が正しいと信じ込んでいる国民が多いのだ。しかし、検察内部には検察は無理な捜査をして収賄の証拠が見つけられなかった時点で敗北を覚悟している人が多い筈だ。敗北を覚悟したら、即詫びる必要があるのに、検察審査会でも曖昧な説明をしている。(検察審査会出席が捏造されており、説明していない可能性は高いが)検察に正義感が残っているなら、筋書き捜査により十分に操作したが、筋書きが間違っている事しか証明できなかった。冤罪事件を引き起こし申し訳ないと謝り、検察審査会に不毛の議論をさせて申し訳なかったと言うべきだ。検察が非を認めると検察審査会の結論の見直しとなり早期解決となる。
29. 2011年2月06日 12:12:22: HFKA34ViLc
aoMUbbDH9Iは、他の記事へのコメントなどをみても所謂「反小澤」で、上脇氏のグループへの批判にも必死で援護射撃をしていますね。大体、昨年プロの会計士の方々がさんざん検証して、小澤=白を説明してくれたものを、読んでいなかったのかと思われれる論調ではどうしようもない。いや、読んでいても(理解できたかどうかは知らないが)やはりというか敢えてというか、小澤=悪ということをひたすら言いたい人なのだな、ということはわかる。ということは・・・
31. 2011年2月06日 13:56:26: SOrFV1bxHg
確かに小沢氏も石川氏も「記載ミスが有った」と言っております。
で、総務省は「記載ミスは無い」、一方の法務省は「記載ミスで有り罪にも問える」と全く違った法解釈をしております。これは、小沢氏サイドの戦術ではないだろうか?官僚組織は、縦割りであり自分達の省益を第一に考えます。これが、「総務省VS法務省」のバトルに発展すると良いのですが。官僚組織を弱体化させる為には、官僚同士を喧嘩させるのが一番です。「日刊ゲンダイ」2月5日付けに、これに関連する記事が載っており、石川氏は「その点については公判で明らかにします」と言っております。2月7日からの公判が楽しみですね。いずれにせよ、検察が追い込まれているのは間違い無いでしょう。
32. 街カフェTV 2011年2月06日 14:11:47: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
記載ミスは無いのですが、あっても罪にはなりません。訂正が求められるだけです。
33. 街カフェTV 2011年2月06日 14:16:47: FhSY.VZyAvKpM : w3vgWPB7bY
>>31 小沢氏・石川氏は検察に引っ掛けられたのです。陸山会は05年だけの報告が必要で、04年は(世田谷の土地について)報告する必要はありません。ここに整理してあります。
http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/02/post_6e46.html









(私論.私見)