小沢パッシング考その12、起訴議決に対する異議申し立て後の流動

 (最新見直し2010.11.05日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 

 2010.10.4日 れんだいこ拝


【小沢氏及び弁護団が起訴議決無効行政訴訟提訴】
 2010.10.15日、小沢氏及び弁護団は、小沢民主党元代表に対する東京第5検察審査会の起訴議決は違法で無効だとして、国を相手に議決の取り消しや検察官役となる弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を、東京地裁に起こした。強制起訴の手続きが始まるのを避けるため、指定の執行停止(仮処分)も合わせて申し立てた。小沢氏は、資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地の代金を同年分の収支報告書に支出として記載せず、05年分に記載したとして、政治資金規正法違反容疑で告発され、不起訴処分とされた。これに対し、同審査会は4月の議決で小沢氏を起訴相当とした。一方、今月4日公表の2回目の議決では、告発内容に加え、陸山会が小沢氏から借り入れた4億円を収支報告書に収入として記載しなかったことも「犯罪事実」として認定。小沢氏を起訴すべきだと議決した。検察審査会法は、検察官の不起訴処分に対し、起訴すべきだと2回議決されれば強制起訴されると規定している。弁護士によると、小沢氏側は、告発内容や1回目に含まれていない内容を付け加えた2回目の議決について、「検察審査会の権限を逸脱してなされた違法なもので、その全体が無効だ」と主張。議決の取り消しとともに、東京地裁が進めている指定弁護士を決める手続きを中止するよう求めた。

 
 民主党の小沢一郎元代表の弁護団が訴状に代わって公表した「小沢氏弁護団公表の文書要旨」は次の通り。

 「強制起訴議決は検察審査会の権限を逸脱した違法なもので、全体が無効だ。議決の取り消しと、これに基づく指定弁護士の指定の差し止めを求める訴訟を提起するとともに、議決の執行停止と指定弁護士指定の仮差し止めを申し立てる。

 今回の議決は(1)陸山会の土地購入をめぐる、いわゆる「期ずれ」についての虚偽記載の事実(2)陸山会が小沢氏から4億円を借り入れたことについての虚偽記載の事実とを犯罪事実としている。しかし、4億円借り入れの事実は、小沢氏に対する告発、不起訴処分、検察審査会の1回目の審査とそれによる起訴相当議決、再度の不起訴処分のいずれでも容疑事実として取り上げられていない。強制起訴を行うには、検察官の2回の不起訴処分と検察審査会の2回の議決とを必要とした検察審査会法に正面から反する。

 4億円借り入れの事実は、この事実を隠すために偽装工作として銀行借り入れまでなされ、収支報告書の虚偽記載の動機となったと認定されている。また、資金の出所自体に疑惑が潜んでいるかのように言及され、強制起訴議決の根拠とされている。土地購入をめぐる「期ずれ」の虚偽記載の事実のみが対象とされていれば、強制起訴するという結論自体が否定された可能性が極めて高い。

 無効な強制起訴議決の効力を否定し、指定弁護士の指定や小沢氏に対する起訴がなされることを回避するためには、強制起訴議決の取り消し訴訟や指定弁護士の指定の差し止め訴訟といった行政訴訟(抗告訴訟)が可能だ。古くは検察審査会の議決の適否は行政訴訟の対象とならないとした判例もあるが、それは強制起訴制度が導入される前の判例で、今日では妥当ではない。

 指定弁護士の指定は、裁判所がするものではあるが、公務員ではない弁護士に捜査や起訴といった公権力の行使を行う地位を与えるもので、行政訴訟の対象となる行為と考えられている。

 万が一、強制起訴議決や指定弁護士の指定がそれ自体として行政訴訟の対象とならない場合には、小沢氏が自らを容疑者とする指定弁護士の指定をされない地位を有する確認を求める訴訟(当事者訴訟)が可能なはずである。

 加えて、訴訟の結論が出るまでの間に小沢氏に生じる重大で取り返しのつかない損害を回避するために、強制起訴議決の執行停止と指定弁護士指定の仮の差し止めを求めることとした。

 強制起訴議決以来、小沢氏には激烈な取材と報道が集中しており、精神的・肉体的負担は筆舌に尽くし難い。指定弁護士が指定され、指定弁護士による捜査が開始されれば、それに対する対応も必要であり、万が一の起訴にまで至れば、その応訴の負担は極めて大きなものとなる。現実化しつつある政治活動への制約が深刻なものであることは周知の通りで小沢氏本人のみならず、わが国の民主政治自体の損失でもある。

 これらの損失は、いったん生じてしまえば取り返しのつかないもので、強制起訴議決の効力が訴訟によって最終的に否定されるまでの間、指定弁護士の指定をされないことはむしろ当然である。強制起訴議決が検察審査会の権限を逸脱してなされた違法なものであるにもかかわらず、それに基づいて指定された指定弁護士の捜査を甘んじて受け、自らに対する起訴を座して待たなければならないのであれば、そのこと自体が憲法違反と考えられるべきである。

 以上のように、今回の強制起訴議決は、検察審査会の権限を逸脱してなされた違法なものであって、全体として違法であるから裁判所の判断を仰ぎ、その効力を否定することを求めるのは、小沢氏の当然の権利である」。


【東京地裁が、小沢弁護団の起訴議決無効行政訴訟提訴を却下】
 10.18日、東京地方裁判所は、10.15日、小沢氏の弁護団が東京地裁に対し、「検察審査会の強制起訴議決」を無効とし、それに基づく指定弁護士の指定の差し止めを求め訴訟を起こした件につき、「検察審査会は準司法的な機関であり、小沢氏側の主張の適否は行政訴訟ではなく刑事司法手続きの中で判断されるべきだ」として小沢氏の申し立てを退け、手続きの停止を認めない決定をした。小沢弁護団は東京高裁に即時抗告した。東京地方裁判所は、強制的な起訴に向けて今月中に検察官に代わって起訴や裁判を担当する指定弁護士を選任することになる。

Re::れんだいこのカンテラ時評829 れんだいこ 2010/10/20
 【日共の警察―検察論理体質相似考】

 2010.10.20日付け日共機関紙赤旗の主張は、「差し止め却下 検察審不信は国民への不信だ」を掲載している。これにコメントしておく。

(ttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-10-20/2010102002_01_1.html)

 日共は、東京地裁が、検察審査会の議決の差し止めを小沢氏側が求めていた問題で申し立てを却下する決定を下したことに対して当然としている。小沢どん側の行政訴訟に対しても、「筋が通りません」と述べている。日共は、小沢どん政治訴追が既に様々な事由、角度から破綻しつつあるにも拘わらず、「強制起訴をうけ有罪か無罪かを判断するのは裁判所で、小沢氏が起訴されたことに納得がいかなければ、裁判で争えばいいだけです」と述べており、要するに田中角栄同様に刑事被告人にしたがっている。

 第5検察審査会のメンバー人選、構成、審査内容、公示遅延等々イカガワシサがつとに指摘されているのを承知で、「昨年から法律が改定されて検察審が2度『起訴相当』と決めれば強制起訴されるようになったのは、司法への国民参加で審査会の機能が強化された結果です」と述べ、検察審査会権能強化を賛美している。「検察審の議決で起訴されることになった政治家は小沢氏が最初です。その小沢氏が検察審の議決を批判するのは、司法を軽んじ、司法への国民参加そのものを否定することになりかねません」とまで述べている。人民裁判の味がよほど忘れられないらしい。

 圧巻は次のように述べている下りである。「一般の有権者が参加する検察審査会の議決が『素人』の判断だというなら、国民から選ばれた国会議員の選挙そのものも『素人』の判断です。『素人』の判断だと検察審の議決を批判するのは、国民の判断を軽視することであり、それは結局みずからにはね返ります」。

 日共よ、意図的故意に詐術しているようなので、れんだいこが反論しておく。選挙と検察審査会を一緒にしたいらしいがどうかな。選挙は、投票するしないも含めて国民皆権利であって、これによって不利益を受ける者は居ない。検察審査会の議決は、いわば国民が国民を裁くことになるので、よほど周到に取り扱わねばならない。こういう質の違いがあるものに対して、「どちらも素人判断論」で煙に巻くのはイカガかな。ミソクソ同視の無茶な論法ではないかな。それを敢えてそう説き、「それは結局みずからにはね返ります」とも述べているが、これは脅しではないかな。当局常用の「逆らえば痛い目に遭うぞ」と似ている気がするぞ。

 小沢どんの政治資金規正法違反事件に対して、次のような見解を示している。「だいたい小沢氏が問われている政治資金規正法違反事件は、政治家は政治資金を透明にして国民の評価を受けるという法の趣旨に反してうその届け出を重ねていたというものです。それ自体主権者・国民への重大な背信行為なのに、検察審から起訴相当の議決が出されてもなお従わないというのは、国民の意思を二重三重に踏みにじる態度というしかありません」。

 これもダマシの詭弁でしかない。容疑を立件せんとして東京地検特捜部が血眼になって捜査した結果、不起訴となった。これは何も政治権力を使って不起訴にしたものではない。逆であろう。政治権力は望んだが、公判維持できないと判断した検察が起訴を断念したものである。それはそうであろう。「天の声」まで詮索し始めたら、大概の者はお縄頂戴になろう。そういう風に訴訟指揮した者は検察史に汚名を遺し、いずれ懲罰されよう。

 そもそも日共自身が「天の声捜査」に耐えられるのか。手前のところは「あらかじめ免責」では勝手が良過ぎよう。日共自身の経理不正も既に暴露されているではないか。本当に「天の声捜査」に耐えられるのか。一度やってみようか。日共よもう一つ、「うその届け出」と断じているが、識者の解析では、不動産取引上「あの届け出が正式」とも報告されているぞ。これを承知の上で、素人を騙すような「うその届け出論」を振りまく方がよほど「国民軽侮」ではないかな。今の段階で「うその届け出」と断じている政党の責任は重い。小沢側も告訴すれば良かろう。この党だけ云いたい放題が認められ免責と云うのは良くない。この悪い癖を直す為にも共産党を告訴すれば良い。

 日共は執拗に小沢どんの政治訴追を画策している。その理由の詮索はこたびはしない。久しぶりに「車の両輪論」を持ち出し、次のように述べている。「司法の場での刑事的責任の追及と、国会の場での真相究明、政治的道義的責任の追及は車の両輪です。国会はまず小沢氏を証人として喚問し、真相究明にあたるべきであり、小沢氏と民主党はそれに真摯(しんし)にこたえるべきです」。

 これは、「権力が首根っ子を抑えている間に、我々は下の急所を蹴り上げる」なる野合論で顰蹙を買った、かの党派と論調が一緒である。「排除の論理」仲間と云う訳か。政党としての仁義も道理も節度もない党であることを暴露している。

 日共と云う党は一度観点を打ちだしたら、何が有ってもその方針通りに進む体質を持っていることが分かる。しかし待てよ、検察が検察ストーリー通りに合わす為に証拠改竄した例の事件と体質が全く一緒ではないか。思わぬところでボロが出てくるものだな。頼むから共産党と云う名を変えてからにしてくれんかな。例えばパッシング請負党とか白河鯉飼党とか大日本キレイゴト党とかに変えてくれんかな。れんだいこの神経が持たん。

 2010.10.20日 れんだいこ拝

【東京高裁が小沢氏の即時抗告を棄却】

 2010.10.22日、東京高裁(西岡清一郎裁判長)は、東京第5検察審査会から政治資金規正法違反の罪で強制起訴すべきとの議決を受けた小沢一郎民主党元代表が、検察官役となる指定弁護士選任の仮差し止めなどを求めた申し立てについて却下した東京地裁決定を支持し、小沢氏の即時抗告を棄却する決定をした。小沢氏側は「慎重に判断されなかったのは遺憾」としている。


「検察官役」が会見 強制起訴手続きの3弁護士

 10.21日、小沢一郎・元民主党代表(68)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、第二東京弁護士会は21日、小沢氏を起訴する検察官役となる「指定弁護士」として、同会所属の大室俊三(61)、村本道夫(56)、山本健一(46)の3弁護士を東京地裁に推薦した。同地裁は近く、この3人を指定弁護士に選任するとみられる。

 10.22日、資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で東京第5検察審査会が小沢一郎民主党元代表を強制起訴すべきだと議決したのを受けて、東京地裁から検察官役となる指定弁護士に推薦された3人が選任された。いずれも第二東京弁護士会の大室俊三(61)、村本道夫(56)、山本健一(46)各氏。今後、東京地検から証拠を引き継ぎ、議決に基づいて小沢氏を起訴、公判を担当することになる。22日、東京・霞が関の弁護士会館で記者会見した。主任になるとみられる大室弁護士は東京・霞が関の弁護士会館で記者会見し、「どの程度資料があるのか全く知らない。有力政治家かどうかというのは判断材料にならない。淡々とやりたい。必要な捜査をし、速やかに起訴したい。検察審査会の議決書の趣旨に即して職責を十分に果たしていきたい」と決意を語った。

 吉田繁實は、以前、検察と裏で繋がりながら被告に対して脅しや騙していた事実が明らかになり、弁護士を解任されていた、いわゆる悪徳弁護士の1人である 。

 大室俊三は、リクルート事件や平和相互銀行事件などを手がけた経験をもつ。リクルート事件で共に江副浩正氏の弁護団に参加した弁護士は「証拠を緻密(ちみつ)に分析し、丹念に事実を積み上げていくタイプ」と評する。吉田繁實(弁護士)同様、過去に証拠隠滅で弁護士を解任された。

 村本道夫は、政治資金規正法に詳しく、同法に関連する論文も執筆した。「新しい日本を作る国民会議」の運営委員。この国民会議というのは非常に怪しいというか、ほとんどが小泉政治万歳の者の集まりで、有名どころではかんぽの宿を不正に安く手に入れようとしたオリックスの宮内 米国のポチ財界人=奥田碩 似非ジャーナリスト屋山太郎 読売新聞の橋本五郎 朝日新聞主筆 船橋洋一、星浩  毎日新聞 与良正男 etcという新しい日本を作るというようりも、「米国の利益のために働き、そのおこぼれを貰うメンツの会議」と言ったほうが正しい売国組織である。ここに属しているのが村本道夫=反小沢だ。次期在米日本大使に選ばれるという噂がある朝日新聞社の主筆 船橋洋一は、あの米CIAの情報提供者=工作員である。 CIAといえば米国の目的(利益)のためならばテロや虐殺、謀略、麻薬取引、盗聴などなんでもありの組織でありその一員ということであろう。詳しくはCIA Sources http://cryptome.org/cia-2619.htm (副島隆彦氏のお弟子さんである、アルルの男ヒロシ氏による情報です) のFの欄にFunabashi Youichi asahi shimbunと載っている。

 山本健一は、「新しい日本を作る国民会議」で裁判員裁判実施推進センター副委員長などを務めるなど、刑事弁護に力を入れている。


Re::れんだいこのカンテラ時評831 れんだいこ 2010/10/22
 【小沢キード事件膠着打開のれんだいこ提案】

 小沢キード事件の現段階を確認しておく。

 2010.9.14日、民主党代表選の当日、東京第5検察審査会(検審)が「起訴議決」をしている。10.4日、なぜか公表が遅れ2週間も過ぎて後に発表された。既に4.27日に「起訴相当」議決が出されており、再度「起訴議決」が出されたことで、小沢どんは改正検察審査会法に基づき、東京地裁が指定する弁護士によって政治資金規正法違反(虚偽記入)で強制的に起訴されることになった。 

 10.15日、小沢弁護団は、東京第5検察審査会の起訴議決を違法無効として、国を相手に議決の取り消しや検察官役となる弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こした。10.18日、東京地裁は、「検察審査会は準司法的な機関であり、小沢氏側の主張の適否は行政訴訟ではなく刑事司法手続きの中で判断されるべきだ」として申し立てを却下した。小沢弁護団は東京高裁に即時抗告した。10.22日、東京高裁(西岡清一郎裁判長)は東京地裁決定を支持し、即時抗告を棄却する決定をした。

 この間の10.21日、第二東京弁護士会が小沢氏を起訴する検察官役となる「指定弁護士」として、同会所属の大室俊三(61)、村本道夫(56)、山本健一(46)の3弁護士を東京地裁に推薦し、10.22日、東京地裁が選任した。この動きと並行して、国会の反小沢の雇われ勢力が与野党一致して、小沢どんに対する政治倫理審査会出席、証人喚問の二段構えで政治訴追せんとして策を弄している。これに対し、小沢どん側は、証人喚問や政治倫理審査会出席に関し「国会で決めた決定に従うが、事件は司法の場に移っている」として法廷での決着を目指す考えを示している。

 この膠着を如何に打開すべきか。以下、れんだいこが策を授ける。

 人民大衆は怒るべきである。高い税金払って養っている国会議員が本来の仕事である審議、質疑をせず、ひたすら小沢キード事件をフレームアップさせ政治遊びしている。小沢を責める者が順番に手前が責められるブザマな不祥事が相次いでいる。こうした政治遊びの裏で、国際金融資本帝国主義の対日アジェンダが粛々と進められている。景気は回復せず、と云うか国策不況を強いられ、中小零細企業の死の行進が続いている。そのうち日本が丸ごと安く売られるのではなかろうか。この道へ歩一歩誘われている気がしてならない。

 人民大衆は怒らねばならないと思う。仮に60年安保闘争を領導した島―生田ラインの第一次ブントが再来したとすれば、唐牛委員長の笛の下、連日の国会包囲闘争で「政治遊び弾劾」の渦を創り出しているだろう。全共闘運動が健在なら国会解体を叫んで街頭武装闘争へ転じているかも知れない。これが、「検証学生運動」の著者れんだいこの見立てである。かっては、こういうヴィヴィッドな政治青春が有った。

 もう一つ策を授けようと思う。小沢キード事件に並行して「郵政事件」、この捜査に関連して「前田、佐賀、大坪特捜検事イモヅル逮捕事件」が起こっている。この事件と小沢キード事件が妙に絡んでいる。歴史の摩訶不思議な立て合いだろう。「村木元局長逮捕起訴事件」を仕立てた大阪地検特捜部主任検事の前田検事が東京へ出張って小沢秘書を取り調べ、お得意の「検察ストーリー」で割り屋勤めしていただけではない。郵政事件で村木元局長を、小沢キード事件で小沢元民主党代表を嵌めようとしていた構図が全く一緒で同時期の流れであると云う意味で不即不離の関係になっている。

 ここに真っ当な政治感覚が存在すれば、今国会が為すべきは、日共風の推定有罪論で小沢どんを政治倫理審査会責め、証人喚問責めで喧騒することではなかろう。仙石官房長官風の拙速の検事総長辞任論を説くことでもなかろう。ロッキード事件以来の検察の「法の番人の上からの法破り」を実態検証し、前代未聞の不祥事の歯止めをかけることに向かうべきであろう。つまり、検察捜査の在り方を廻る特別調査委員会の設置と審議質疑に向かうべきではなかろうか。小沢どん側は、受け身に廻るのではなく、正々堂々と検察捜査調査特別委員会の設置を求めて闘えば良い。こういう逆攻勢こそ必要な対応ではなかろうか。

 この反撃にマスコミメディアがどう口をパクパクさせるのか聞いてみたい。谷垣自民党がどう出るのか見てみたい。市民主義を標榜する菅政権の舌を覗いてみたい。その対応いかんによって正義と邪悪がリトマス試験紙に掛けられ、忽ちのうちに露わになるであろう。

 日共に対しては特別に申しておく。こたびの証人喚問論の論理論法で貴党の長年の患いである宮顕リンチ事件の解明の為に証人喚問に応じよ。これは党内問題では済まされない。れっきとした殺人犯を長年にわたって党の最高指導者として君臨させ、12年間にわたって国会議員にさせていた罪は大きい。君らの論理論法によれば、そういう疑いが掛けられただけで法的責任とは別の政治的道義的責任が伴う訳だろう。ならば、君らの言のままに応じたらどうだ。ウンとかスンとかヘイとか云うてみぃ。

 2010.10.22日 れんだいこ拝

 「阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK97」の檀公善氏の2010.10.22日付け投稿「檀公善:「10・24検察・検審を糾弾するデモ」断固決行します!:プラカードデザイン募集!!」を転載しておく。

 「10・24検察・検審を糾弾するデモ」決行します。一時、情報が錯綜しましたが、10月20日、警視庁、中央区役所、築地警察署を尋ね、デモ申請および公園使用許可申請の全てが終わりました(東京都公安委員会指令第4641号)。下掲チラシの通り、デモのタイトルは「10・24検察・検審を糾弾するデモ」。主催者名は、「権力とマスコミの横暴に抵抗する国民の会」です。実行委員長は、矢野健一郎。呼びかけ人代表には、私、檀公善が指名されました。例えば、大阪でデモを主催する場合には、「権力とマスコミの横暴に抵抗する府民の会」、あるいは「権力とマスコミの横暴に抵抗する市民の会」のように、全国各地で適宜使えるようにということで、このような主催者名を名乗ることにしました。ぜひ各地で連鎖して立ち上がってください。
 決行日時:平成23年10月24日(日)12:30AM集合。1:00PM出発。
 集合場所:東京都中央区銀座1丁目12番(ホテル西洋銀座裏)
  JR東京駅八重洲南口より(徒歩8分)
  JR有楽町駅京橋出口より(徒歩8分)

 【プラカード】
 各自手製でつくってきてください。下掲デザインの「小沢真っ白!」は、希夷斎 岩浪健一氏に揮毫していただきました。PDFをUSBメモリーに記録し、コンビニでA3サイズにプリントすることもできます。拡散用のプラカードのデザインを募集します。PDFや各種画像ファイルにして送ってください。info@tsuiq.info

 【打ち上げ】
 当日は北海道や大阪・鹿嶋など、遠来の方も参加してくださいます。「友、遠方より来る。また楽しからずや」の精神で、実行委員会としては、ささやかな気持ちで慰労したいと考えています。そこで、羽田空港至近の実行委員、磯辺起世子さんの和食処「みさきや」で、「勝つ丼」を食べながら、打ち上げを行いたいと思います。実はここ「みさきや」のカツは、小沢一郎氏の大好物で、サーロイン・ヒレと食べて、最後にカツどんというのが、小沢氏のフルコースだそうです。小沢さんを励ます意味でも、ゆかり深いお店です。席数が限られています。ご予約ください。info@tsuiq.infoまで。
 予算は、お腹の大きさにもよりますが、2000円見当だと思ってください。
 集合:4:00PM
 住所:〒144-0043東京都大田区羽田4-9-12
 交通:京急空港線、穴吹稲荷駅(徒歩3分)
 デモ解散後、日比谷公園周辺で、デモ仲間との交流をお楽しみください。
 有楽町駅3番線山手線品川方面行き15:19発にお乗りください。
 品川駅で京急快特三崎口行き15:32に乗り換えます。
 京急蒲田駅2番線に着いたら、4番線で空港線羽田空港国内線ターミナル行き15:51発にお乗換えください。
 穴守稲荷駅に15:55に到着します。徒歩3分ですがルートは下記HPで確認してください。
 電話:03-3744-4555
 HP:http://www.misakiya.com/ みさきや

 【メーリングリスト】
 小沢氏および石川氏・大久保氏・池田氏へのいかなる冤罪もゆるさないという立場で、小沢支持・不支持、民主党支持・不支持をこえて、コラボレーションするためのメーリング・リストにご参加ください。今すぐinfo@tsuiq.infoに空メールをくださるだけで、参加できます。個人情報の転用は、絶対に行いません。
メーリングに参加すると、身の回りで「小沢真っ白」チラシ配布したり、コラボレーションによって宣伝物を制作したり、カンパをしたり、それぞれができることをすることによって、小沢氏および石川氏・大久保氏・池田氏への冤罪に反対する活動に参加することができます。メンバーは数百名に達しており、アメリカや中国を含め、グローバルに広がっています。たとえばこの動画は、日本のメンバーとアメリカのNorikoさまのコラボによって作られたものです。
陸山会問題:石川、大久保、池田各氏も「完全無罪」
完全なる冤罪「小沢氏とカネの問題」を斬る。確認書追加版
小沢氏と陸山会の、土地取引をめぐるQ&A

 【アーカイブ】
阿修羅への投稿履歴です。日付がリンクになっています。
2010/ 8/18 小沢氏に決然と出馬を決意してもらうために決起しよう!
2010/ 8/27 小沢真っ白、100%冤罪、検察審査会に大打撃。石川・大久保・池田各氏も完全無罪-収支報告書を徹底検証
2010/ 9/ 1 続:小沢真っ白、100%冤罪、検察審査会に大打撃。石川・大久保・池田各氏も完全無罪-収支報告書を徹底検証
2010/ 9/ 3 檀公善:小沢氏の「政治とカネ」問題は存在しない-新氏が「小沢真っ白」を検証
2010/ 9/12 檀公善:「小沢真っ白」8千枚、札幌演説会で配布。付:小沢候補演説全文
2010/ 9/14 檀公善:「小沢真っ白」第1期総括報告。権力+マスメディアとネットの壮絶な闘い
2010/ 9/15 檀公善:平成22年9月14日平成維新成らず。デフレのトンネルを抜けるのはいつ?
2010/ 9/23 檀公善:第五検察審査会の審査は着々と進んでいる。捏造犯罪集団=検察の小沢起訴のたくらみを打ちやぶらなくてはならない。
2010/ 9/26 檀公善:続:第五検察審査会の審査は着々と進んでいる。捏造犯罪集団=検察の小沢起訴のたくらみを打ちやぶらなくてはならない。
2010/10/ 4 檀公善:「小沢殺すに刃物は要らない」が、ついに現実となった。「殺小沢」を許してしまった。日本の司法と民主主義は死んだ。
2010/10/ 9 熱愛する全民主党国会議員のみなさんへ差し上げる手紙

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01. 檀公善 2010年10月22日 20:49:52: 5ahbeaJAdnPAk : YU8B2WPyAw
みなさま
投稿者の檀です。このたび急遽呼びかけ人代表に指名されお引き受けいたしました。まず、陳謝を申し上げることがあります。10・24デモ実行委員会では、今回のデモの呼びかけ人代表として、企画段階において、「小沢一郎議員を支援する会」の伊東章弁護士にお願いする方向で、チラシの制作等の実務を進めておりました。呼びかけ人の人選を含め、コピーの内容等、チラシの制作は、ネット上のメーリングリストの中でコラボレーションによって作業を進めておりました。伊東先生の了承が取れ次第公開し、印刷を始められるように、準備を整えていきました。伊東先生とは、小沢氏等への冤罪と闘う広範な団体・組織の連帯を進めていくための協議を進めるために、21日午後4時にお会いすることになっておりました。伊東先生にはその面談の冒頭で、趣旨と経過をご説明申し上げ、呼びかけ人代表をお引き受けいただきたいとお願いをする算段をしておりました。ところが、ご本人のご了解もないままに、チラシの原稿がメーリングリストのグループの中からネット上に漏洩してしまい、先行的に拡散されてしまうことになってしまいました。私がこの事実を知らされたのは、21日のお昼頃でしたが、伊東先生の方にも、問い合わせが入るという事態に発展してしまいました。今回の事態の責任は、全てメーリングリストの代表である私、檀公善にあります。深く事情をご存知でないままに、善意で拡散に努力してくださった同志の皆様には、一切の責任はありません。私の情報に関する管理責任が問われることであると考え、深く反省するとともに、伊東章先生にご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫びするとともに、今後このような過ちを犯さないことを真摯に誓うものです。今回は、デモの実行日までに時間もありませんし、伊藤先生も組織の代表という立場でいらっしゃいますので、組織に諮らないままお引き受けいただくことも適切ではありませんので、話を白紙に戻し、その後の席で、私が代表をお引き受けすることになった次第です。いずれにしましても、伊東先生にお会いした趣旨は、同じ方向を向く組織の大道連帯を協議することでしたので、この点を確認して面談を終えた次第です。なお今回のデモの発意は、10月4日の検察審査会の議決発表に対する怒りから、10月9日にデモをしようというつぶやきが、きわめて自然発生的にツイッター上で拡散するところから始まったものでした。主催者も組織も明確でないまま、計画が拡散している途中で、阿修羅のネットの停止という事態に見舞われ、不安と不信が広がるという事態にもなりました。とりあえず、やるかやらないか、主催団体はどうするのかというところから、きちんと秩序立てたものにしようということで、10月18日に初めての実行委員会が開かれ、矢野健一郎実行委員長のもと、決行に向けて急遽体制を整えるということになった次第です。燎原の火も、始めのマッチが擦られないことには、拡散は始まりません。でも、みなさん、マッチの火は擦られたのです。10・24は東京から全国に燎原の火を広げる歴史に残る日となります。時間は切迫しておりますが、緒戦です。ぜひ成功させましょう。檀 公善

 重要追伸:デモの集合場所について、誤報が拡散しています。本投稿でご確認ください。

02. 2010年10月22日 20:54:50: ZsUNOgGnko
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投稿者 管理人さん 日時 2010 年 10 月 21 日 03:29:10: Master

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 日共が飽きもせずなお証人喚問を云い続けるのなら、いっそのこと国会外に国会議員身体検査委員会を創って常時やれば良いのではなかろうか。国会では法案審議と質疑、決議に専念し、政治をマジメにやって欲しいと思う。もっとも悪法ばかりやられたらかなわんので、その辺りに知恵が必要ではある。国会議員身体検査委員会では、誰かが槍玉に挙げられると、同じメジャー基準で全議員を調査する。これでなくてはいかん。手前は免責の云い得云い勝ちを許してはならない。なぜ国会外に設けるかと云うと、考えて見れば良い。国会議員に不逮捕特権を設けている趣旨からして、その議員仲間が仲間売りするのはオカシイではないか。しかし、議論せねばならない案件をそっちのけにして、政治訴追ばかりやられたらエエカゲンニセンカイと思う。

 世間の方はあまり分かっていないようなので、れんだいこが教えておく。日共は訴追パラノイアであり、尋常な精神ではない。手前の訴追を恐れるあまり、常に外に向けて攻撃せざるを得ない病気なのだ。考えても見よ。人様に「私は正義の士です」なんでわざわざ売り込む正義の士が居るだろうか。私は親孝行ですと云う奴に限って、家の中が滅茶苦茶と云うのは良くある話ではないか。それに似ている。とにかく気持ちが悪いんだ。これは党員全体を云っているのではない。党中央批判である。そういう党中央をいつまでも据えている点では同罪ではあろうが。

 2010.10.23日 れんだいこ拝

 2010.10.29日付け日共機関紙の赤旗の「主張 鳩山氏偽装献金 国会と国民欺いた責任は重い」にコメントしておく。

 鳩山由紀夫前首相(前民主党代表)の資金管理団体「友愛政経懇話会」の「実際には母親資金のところ、故人を含む相当数の個人献金に偽装」していたとされる偽装献金問題で、鳩山は「秘書の裁判中は資料がなく詳しい説明はできない」といっていたが、実際には資料のコピーが存在していたことが明らかになった。鳩山は、秘書の裁判が終われば国会で説明するといっていたのに、秘書の有罪確定後も「プライバシー」などを理由に説明を逃れている。その鳩山は、自らの進退についても、首相などを辞任したさいには次の総選挙には出馬しないと発言していたが、その後事実上撤回した。この経緯に対して、赤旗主張は次のように述べている。「首相や民主党代表を辞任する問題と、国会での約束を守り、疑惑を自ら説明するのとは別の問題です。辞めればすむ問題ではありません。菅氏は代表として、鳩山氏に説明責任を果たさせるべきです」。

 ここで終われば、れんだいこは見過ごそうと思うが、やはり定番の小沢批判で締めくくっている。「小沢氏にも証人喚問を」の見出しで次のように述べている。「鳩山氏に説明責任を果たすよう求めない菅氏や民主党の態度は、政治資金規正法違反事件で強制起訴が決まった小沢一郎元代表に対しても疑惑の解明を求めていないのとまったく同質・同根です。政治資金をめぐる疑惑に対して、まったく自浄能力がないと批判されるのは当然です。国民は鳩山氏の事件でも小沢氏の事件でも、徹底的な真相究明と責任の追及を求めています。その声にこたえないなら、参院選や衆院補選と同じように民主党への国民のきびしい審判は免れません」。

 日共よ、こたびは「うその届け出」と断じていないが、判決の出ぬ現段階で「うその届け出」と断じた公党としての責任は重い。如何なる根拠で判決前に「うその届け出」と断じて、小沢とどんの名誉を傷つけて平然としておられるのか、これに対する説明責任、道義的責任があると思うので返答せい。れんだいこが云い換えておく。

 「一番万事、説明責任を果たすよう求めて止まない日共の態度は、こたびの早計の『うその届け出論』に対する説明責任がある。これに頬かむりしたまま小沢どんに対して説明責任を求めて行くのは、まったく自浄能力がないと批判されるのは当然です。人民大衆は、こたびの『うその届け出論』に対しても宮顕のリンチ事件でも、徹底的な真相究明と責任の追及を求めています。その声にこたえないなら、参院選や衆院補選と同じように共産党への国民のきびしい審判は免れません」。

 2010.10.30日 れんだいこ拝









(私論.私見)