小沢パッシング考その3、検察の悪あがき考 |
(最新見直し2010.01.26日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、第3ラウンド、検察の悪あがきを確認しておくことにする。 |
「文芸評論家・山崎行太郎の政治ブログ毒蛇山荘日記」の2010.1.23日付け「次は特捜部長・佐久間を国会に引き摺りだし、国民監視の下に証人喚問する番だ」を転載しておく。
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各種情報によると、東京地検特捜部は、小沢氏の事情聴取と記者会説明にも拘わらず、引き続き小沢パッシングへ向かうとのことである。今後は、「陸山会代表の小沢氏の刑事処分の行方と土地購入原資の解明が焦点になる。小沢氏からの聴取は踏むべき捜査の一つを終えたにすぎず、特捜部は、小沢氏本人の処分に向け捜査を徹底させる方針だ」とある。起訴のカギは、逮捕された衆院議員石川知裕容疑者ら三人との間に虚偽記入の共謀があったかどうかで、共謀が立証されれば小沢氏の立件可としている模様だ。それには、小沢氏の指示や関与を認める石川容疑者らの供述や、その供述の裏付けが必要となる。石川容疑者は既に虚偽記入を認めているとされるが、検察側による供述調書の作成を拒んでいるとの情報もある。公設秘書大久保隆規容疑者は、容疑を否定しており、立証のめどはまだ立っていないとみられる。形式犯との見方を全面的に退け、何としてでも重加罰させんと躍起になっている。「小沢氏に職務権限がない以上、裏献金を立証しても政治資金規正法違反の枠を超える罪には問えない。特捜部は、それでも全国から応援検事を集め、法と証拠を武器に政治とカネの在り方を国民に問おうとしている」とある。 |
「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK78」の「なぜ民主党衆議院議員は石川議員の保釈を求めないのか?(上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場)」より条文部分を確認しておく。 |
「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK78」の「石川代議士が検察の誘導、“悪魔のささやき”に負けないことを祈るのみである。(ムネオ日記)」を転載しておく。 http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/672.html
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Re::れんだいこのカンテラ時評655 | れんだいこ | 2010/01/26 |
【れんだいこの小沢キード事件論】
よろず危機窮地の時ほど事象の姿形がくっきりと表れてくる。取り繕う余裕がなくなるからである。そういう意味では、平素の姿は仮のものでしかない。これを人に例えれば、敵も味方も結束する一方で、味方の一部が敵になり、敵の一部が必ずしも敵でなくなる。そういう多重構造の中で社会は営まれている。子供には分からない世界である。 このことは、小沢パッシング喧しい現下の状況に当てはまる。れんだいこ分析によれば、ロッキード事件の時の構図と瓜二つで、当時の役者が寸分の狂いもなくこたびも又演じている。このことは、ロッキード事件の仕掛人が小沢キード事件を操っていることを示している。2009年末の鳩山政権樹立後、当局奥の院指令が降った。それは同時に、ロッキード事件以降あまたの金権腐敗事件が漏洩したにも拘わらず、そういう時には鳴りを潜めていたエージェントが、またぞろ動き始めたことを意味する。 こう読まないと、現下の政局が読めないのではなかろうか。こう読むことにより、現下の政局が不都合なく理解できるのではなかろうか。一体、小沢パッシング派の精神構造はどのような仕掛けになっているのだろうか。れんだいこは訝らずには語れない。今次第に共認されつつあることは、東京地検特捜部なるものが、捜査権と公訴権の両方を持つ世にも珍しい、戦前の特高権力をも凌ぐ超法規的権力であるということ。この絶対権力が小沢に襲いかかり万力攻めを開始しているということ。これに第四権力たるマスコミが太鼓持ちとなって小沢キード事件を両者で遂行中ということ。この両超法規的権力が当局奥の院の指令に合わせているということ。このことに疑問を抱かない程度のオツムの御用評論家、御用学者がしたり顔して小沢政界追放後のバラ色政界をおしゃべりしているということである。 よろず危機窮地の時ほど事象の姿形がくっきりと表れてくるとは、こういう意味である。これが当局奥の院の政局操作術である。こういうことが誰の目にも明らかになりつつある。検察特捜部―マスコミジャーナリズムは、当局奥の院の指令のままに、憲法改正タカ派の生態に対しては権力を控えめに行使し、憲法遵守ハト派のそれに対しては微に入り細に入り事件化せんとして躍起となる。こういうことが、誰の目にも明らかになりつつある。 ややこしいのは、平素は憲法遵守ハト派と見られる反戦平和派が、こういう時に決まって憲法改正タカ派と合従連衡して当局奥の院の指令そのままに動き始めることである。これも見えてきた構図ではなかろうか。ここでいう反戦平和派とは日共のことを指している。こうなると日共とは、正義仮面と云うべきではなかろうか。頓馬天狗と言い換えても良い。 木村愛二氏が常用する「偽の友は公然の敵より悪い」云々の名言が光る。その意味するところ、ニセモノ正義は悪人よりタチが悪いと云う指摘であろう。なぜなら、正面の敵には身構えて対応することができるが、背後の同志の裏切りは予想外のことゆえ油断のスキを突かれて不覚をとるから。日共が、そういう役割を意図的確信的に引き受けていることを再確認するのが小沢キード事件の副産物となるべきであろう。早くかく気づいて日共の解体再生を目指すべきであろう。あるいはもはや日共なぞ当てにせず、本来的な左派運動の結集体を新たに作るべきではなかろうか。これは第一次ブント以来の見果てぬ夢であり、未だに迫られている。ということは、時計の針がここで止まったままで事態が少しも進行していないことを意味している。もう50年にもなる。 ロッキード事件狼煙役を引き受けた立花隆がまたぞろ蠢き始めている。れんだいこはまだ読んでいないが(明日にでも読もう)最新号の週刊現代に登場し、元特捜部長・宗像紀夫との対談で当局奥の院の筋書き通りのスピーチをしているようである。これについては、れんだいこが立ち向かおう。この根っからのネオシオニストエージェントを知の巨人と崇めてきた連中には、立花の腐敗を語る資格もないし能もなかろう。れんだいこは、立花隆汚染との対決なしにはジャーナリズムの良質化は望めないと思っている。 それにしても、「検察―マスコミの一体化、これに列なる日共」という図式が否がおうにも露骨化している。れんだいこには、現代世界を牛耳る国際金融資本のエージェント同盟と映る。この連中はナチス論を語る時に「地獄への道は、善意で敷き詰められている」と説教するのを得意としているが、れんだいこはそっくりそのままお返ししようと思っている。お前たちの「正義棒」こそ、当局奥の院の敷く地獄への道へ誘っているのではないかと。 今争われているのは、日本の真正の知性を廻ってのものである。どちらの知性が歴史の正義に適っているのか、それが問われている。少々荒っぽいが分かり役云えば、小沢が代表するのは日本型政治である。角栄のそれの方がピッタリするのだが角栄はいない。小沢が準角栄型政治を踏襲せんとしているので良しとしよう。それは、一言でいえば日本の伝統的な和合政治とでも云えるものであろう。それに対して、当局奥の院が狙っているのは、米英ユ配下の傭兵政治とでも云えるものであろう。これは滅びの道である。彼らは、最悪として大和民族の抹殺まで視野に入れている。少なくとも、アメリカンインデアンの末裔の如く牙を抜かれた無能民族へと落としこませようとしている。国債発行垂れ流しと自衛隊の海外派兵政策は専らこの連中により仕掛けられたということも見据えねばなるまい。 この両政治のどちらを採るべきか自明ではなかろうか。その自明が自明にならないのは、我さえ良ければ良しとする機会主義者、出世主義者、よほどオツムがヤラレタ変態者が米英ユ配下の傭兵政治に呼応するからである。この種の手合いがいつの間にか日本の政官財学報司の六社機関のトップを簒奪している。ここに日本政治の貧困があると云うべきではなかろうか。この連中との死闘なしには日本政治の再生はないと心得るべきではなかろうか。 もっと云えば、この種の対立はそもそも西欧で発生している。これが西欧諸国が負っている深い傷である。してみれば、ロッキード―小沢キード事件とは、西欧における政治の型の争いの日本版と捉えるべきかもしれない。根は相当に深いということになりそうである。確かにロスチャイルド派の威勢は強いようにも見える。しかし、日本の自称インテリが我も我もとたなびき始めた頃には威勢凋落の時機を迎えていたと云うのも良くある話ではある。そういうことをも見据えながら、我々個々がどちらの側につくのかが問われているのであろう。 れんだいこ的には、いずれ僅かな寿命のものをたかが一時の威勢の為に身を売る者の気が知れない。ぼろは着てても心は錦という言葉もあるではないか。時にうまいもの食うからおいしいのだろう。心と口先を売ってまでそんなに出世したいか。東京地検特捜部諸君、マスコミ諸君、評論家諸君、君のことを云っているのだよ。 よろず危機窮地の時ほど事象の姿形がくっきりと表れてくる。平和の時には問われないものが、矛盾立て合う時には否が応でも問われるようになる。平時に反戦平和を説いていた者がいかに豹変するのか見るのも見ものだろう。かく了解すべきだろう。 2010.1.26日 れんだいこ拝 |
「渡邉正次郎 NewsToday 」を転載しておく。
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Re::れんだいこのカンテラ時評656 | れんだいこ | 2010/01/27 |
【日共の1.27日付け赤旗主張をパロる】 日共は、1.27日付け赤旗の主張で、「民主党小沢幹事長 政治的道義的責任は明らかだ」なる見出しの社説を掲げている。(ttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-01-27/2010012701_04_1.html) れんだいこがこれをパロることにする。「」内はそのままの記述とする。地文も極力、赤旗の主張に合わせた。この党に、正義ぶる資格があるのかどうかを問う為に発表する。余りにも得手勝手が過ぎよう。且つ小沢キード事件に異常な熱意を凝らす日共を疑惑する為に発表する。この党は確実に当局奥の院に操られている。この疑念を増す為に発表する。 日共の最高指導者であった宮顕の戦前の党内リンチ事件による小畑中央委員査問致死事件を再精査せねばなりません。「検察の捜査とともに、国会での真相解明と政治的道義的責任の追及が焦点となっています」。 宮顕は、小畑中央委員の死因は急性心臓マヒ死だったとし、巷間云われるところのリンチ致死についての関与を否定してきましたが、「疑惑は解明されていません」。本人死亡により刑事責任を求める機会は失われていますが、宮顕弁明を擁護し続けてきた共産党の「政治的道義的責任は明らかです」。共産党は、「国会での参考人招致に応じるなど、国民の前に真相と責任を明確にすべきです」。 急性心臓マヒ死説は重大な疑惑 宮顕の戦前の党内リンチ事件をめぐる「疑惑はますます深まっています」。宮顕は、当時の党内査問はスパイ摘発の正義の聖戦であったとし、この問題に関する外部干渉を拒否し続けてきました。死因は、急性心臓マヒ死だったとし、責任は死んだ側の小畑の方にあると言い繕ってきました。そもそも査問の云いだしは逸見中央委員であり、自身は積極的な関与はしていない、査問は静謐穏和なものであった。小畑の死亡後の死体遺棄についても、床下埋葬につき特段の指揮をしておらず不関与だと説明する等、終始責任逃れをして参りました。ところがその後、事件関係者の陳述調書が漏洩されるに及び、宮顕のそうした言い逃れが真っ赤なウソであることが判明して参りました。 宮顕は一時、参議院議員でもありました。共産党には、そういう履歴を持つ宮顕を国会議員に押し立てたことに対する政治責任があります。「政治的道義的責任を追及されるのは免れません」。共産党はこの間一貫して、復権証明書を根拠にして宮顕の戦前の党内リンチ事件は解決済みとして参りました。しかしながら、戦後の釈放過程の特別便宜問題もあり、復権証明書は政治的解決ではあっても刑事法上の解決にはなりません。法務省見解も不可解としており未だ決着しておりません。「責任追及を逃れようとしているのは明らかです」。そもそも、事件に関して下部党員が「勝手にやったといえば、政治的道義的責任までなかったことになるわけではありません」。宮顕は当時、僅か4名の党中央委員の一人であり、そのうちの2名の中央委員が残りの2名の中央委員を査問するということ自体異常です。「『監督責任』を認めるなら」、共産党は「責任を明白にすべきです」。 疑惑の核心は、小畑中央委員の死因が持病死ではなく明らかに査問致死ではないかというところにあります。加えて、「党内査問はスパイ摘発の正義の聖戦であった説」にも疑問があります。小畑中央委員の方が労働者派の最後の代表であり、これを摘発した宮顕―袴田側にこそスパイ性が認められております。こうなると小畑氏の容疑は冤罪の可能性があり、彼及びその親族の名誉のためにも今からでも遅くない事件の真相を解明せねばなりません。 共産党はこの間、党内外からの訴えに対し、宮顕弁明に沿って反論し続けて参りました。こうなると、「真相の徹底究明と政治的道義的責任の追及はいよいよ免れません」。事件が事実なら監禁罪、殺人罪などでの刑事責任もありうるだけでなく、本人死亡によりたとえ逃れても、共産党そのものに「政治的道義的に」政党としての「資格が問われることになるのは明らかです」。 共産党は自浄能力示せ 宮顕及び共産党への「政治的道義的責任の追及は、検察による刑事責任の追及と“車の両輪”であり、『検察の捜査を見守る』という態度では、その責任を果たすことはできません。国会の自殺行為になります」。共産党が「自浄能力を持つなら、なにはさておいても、代表者の参考人招致などに応じるべきです」。 2010.1.27日 れんだいこ拝 |
「雑感日々思うこと」の2010.1.28日付けブログ「自民党・町村信孝とみんなの党・江田憲司」を転載しておく。
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Re::れんだいこのカンテラ時評657 | れんだいこ | 2010/01/28 |
【2.4勾留(こうりゅう)期限考】 東京地検特捜部(以下、「特捜部」と云う)に小沢パッシングの人身御供として逮捕されている当時の秘書3名の勾留(こうりゅう)期限が2.4日、後一週間に刻々と迫ってきている。漏洩されている情報によると、特捜部は、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕したものの、虚偽記載は愚か本旨の「ゼネコン裏金による土地購入容疑」立証に難航している。三氏とも、小沢幹事長の収支報告書記載関与を否認し続けている。特捜部の目論見は画餅に帰しつつある。 このまま勾留(こうりゅう)期限を迎え釈放となると、特捜部の失態の誹りは免れない。そういう意味で、この局面での特捜部の禁じ手発動、如何なる奥の手を使うのかが見ものになりつつある。但し状況はますます悪くなりつつある。小沢を口汚くし批判していた自民党の町村信孝元官房長官が、手前も政治資金で不動産を購入していたことが判明させられた。町村氏が代表を務める信友会が北海道江別市の不動産を取得しており、収支報告書では取得日と記載日が違っていると云う。みんなの党の江田憲司議員も政治資金で不動産購入していたことが露見させられている。その気で調べれば他にも一杯出てくるだろう。「ダブルスタンダードはダメ」とコメントされている。 そもそも小沢民主党幹事長の政治資金額は、全議員のうち確かトップ10ないしは20以下であったと記憶する。誰かこれを、もう一度明らかにして貰いたい。これが明らかになれば、小沢以上の献金額を受けている者が詮索されず、小沢を特命捜査している不正義性が浮き彫りになろう。「特捜部」が誰に教唆されているのか、関心は次第にそちらに向かうことになろう。 1.27日、特捜部は小沢民主党幹事長への再事情聴取を見送る方針を固めたと伝えられている。これを勘案するのに、検察当局内部で、こたびの捜査のやり過ぎを廻って疑念が巻き起こりつつあるのではなかろうか。特に、小沢パッシングの旗振りピエロの最高検検事・大鶴基成と東京地検特捜部長・佐久間達哉の品性能力共々の劣悪ぶりが検察内部でも問題とされ食傷されつつあるのではなかろうか。庇いきれない局面を迎えつつあるのではなかろうか。 いずれにせよ、こたびの一部始終経緯を通じて検察の権威は地に堕ちた。にも拘わらず、特捜部が、これ以上小沢パッシングに興じるならば、我々もいつまでもジッとはしていない。次の対抗措置に向かおうと思う。一つは、東京地検特捜部に対して人民大衆的包囲闘争を組むこと。次に、検察の国策捜査に「車の両輪論」で呼応しエールし続ける日共本部に対して人民大衆的包囲闘争を組むこと。前代未聞の椿事となろうがやむをえまい。検察に対しては裏金問題を突きつけよう。日共に対しては、戦前党中央委員小畑氏のリンチ致死事件の真実の解明を迫ろう。共通することは、それぞれの組織の長年のウミを出し切らせることである。 誰かこれを組織せよ。れんだいこ党も馳せ参じよう。鳩山政権が様子見することは当面は一方法であろうが、断じて優柔不断であってはならない。明らかに検察の暴走、「上からの法破り」が歴然としており、法の正義に殉ずる検察の在り方の根本を問うべく、小沢パッシングに興じた検察の面々を国会喚問せねばなるまい。取り調べ専門の輩に、取り調べられる経験を味わわせてやらねばなるまい。 日共よ。同じ国政調査権発動でも、れんだいこのそれと手前らのそれはかくも違うぞ。どちらが左派的で、どちらがエセか競ってみようか。それにしても、検察の面目丸つぶれと日共のそれが軌を一にしているのが歴史の摩訶不思議でもある。帳尻はこういう風にあわされるんだなきっと。 2010.1.28日 れんだいこ拝 |
【マスコミの民主党内分裂策動開始される】 | ||||||
小沢一郎幹事長の資金管理団体の政治資金規正法違反事件をめぐり、民主党で小沢氏の辞任を求める動きが公然化し始めた。渡部恒三元衆院副議長を中心とした「七奉行」と呼ばれる実力者が火付け役。沈黙が支配してきた党内だったが、変わりつつある。 1.29日、小沢キード事件で検察―マスコミ―日共の小沢包囲網が破産しつつある中、それ故にと云うべきか遂に、民主党内前原派内野田派の野田佳彦財務副大臣が、「小沢幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件に関し、小沢氏に進退の判断を求める声を上げた」、「党執行部や小沢氏を支持するグループは、小沢氏を擁護する構えを鮮明にしており、今後、小沢氏の進退をめぐって党内の対立が表面化する可能性が出てきた」とある。例によって読売が先陣報道している。 野田氏はTBSの番組収録で、小沢氏の進退に関し、「政権交代の意義を出すには、7月の参院選で安定政権になることだ。その大命題に沿った判断を、何かの事実があった時にはするということだ」と述べ、小沢幹事長が刑事責任を問われるような場合には辞任を含めた対応を検討すべきだとの考えを示した、と評されている。一方、小沢氏は29日夜、松山市で開かれた同党参院議員のパーティーであいさつし、「私ももう少し頑張らせていただきたいと思っている」と強調したとも報じている。矛盾の極になると、実相が際立ち始める。野田派40名、前原派50名の挙動が注目される。誰が裏で糸を引いているのか、ここの詮索が面白い。 (「進退の判断、小沢氏に求める…野田氏」) (http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100129-OYT1T01211.htm?from=top) 読売の願望は分かるが、そうはいくまい。その根拠は別に述べる。とりあえず、読売が率先報道で、民主党内の分裂を誘おうと画策する戦術に転換したことが透けて見えてくることを確認しておく。読売に続いて産経、日経のネオシオニズム寄生虫新御三家が囃したてることになるだろう。「マスコミの民主党内分裂策動開始」と受け取らねばならない。連中の第一弾が小沢キード事件による小沢政界訴追であり、これが功を奏さずの局面で民主党内分裂策動へ転じたことを見てとらねばならない。我々は、国際金融資本帝国主義ネオシオニズムとの知力戦に勝たねばならない。 2010.1.30日 れんだいこ拝 1.31日、民主党の小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題に関して、同氏と距離を置く同党の有力議員から、小沢氏に幹事長辞任を含めた「けじめ」を求める発言が相次いだ。民主党の枝野幸男元政調会長は同日午後、さいたま市での会合で講演し、「一定の国民の理解、納得が得られなければ、わたしたちが目指す政治を本当に実行しようとするなら、けじめをつけていただかないといけない」と述べ、資金管理団体の土地取引をめぐる事件で小沢氏が十分に説明できない場合は、幹事長を辞任すべきだとの考えを示した。枝野氏は「政治資金の出入りについて、おかしいと指摘されたら、納得できるような説明するのは政治家としての当然の責任だ」と強調した。 前原誠司国土交通相も同日午後、京都市内で開かれた会合で、「新たな局面が生まれた時には、われわれは厳しく自浄能力を発揮しなくてはいけない。そうしなければ、何のために政権交代を起こして日本の政治を変えようという皆さんの大きな力をもらったのか、それに背く話になる」と述べ、事件の展開次第では、小沢氏に辞任を求めることもあり得るとの考えを示した。 野田佳彦財務副大臣もNHKの報道番組で、「最終的には7月の参院選で、連立与党で勝利して安定政権をつくるのが大目標だ。そのために、どういう判断するのかを、その都度考えていくということだと思う」と述べた。 様子見を決め込んでいた渡部氏らが、「小沢降ろし」ののろしを一斉に上げた格好だ。七奉行の一人は「別に示し合わせていない。聞かれたら答えざるを得ない」と説明するが、党内では「党内世論の流れをつくろうと、ようやく言い始めた」(若手)と受け止められている。マスコミ論調は、「小沢氏の党運営への不満はものすごく大きくなっている。石川氏の起訴後、マグマが爆発するかもしれない」と民主党内の分裂を煽っている。 |
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【鈴木宗男衆議院議員 -質問主意書】 | ||
「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79」のTakeru氏の2010.1.30日投稿「暴走検察を断固許さない鈴木宗男衆議院議員 -質問主意書マシンガン連射!」を転載しておく。
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【東京地検が2回目の聴取…小沢氏、会見で認める】 |
1.31日、東京地検特捜部が、小沢氏から1.23日に続く2度目の事情聴取をしていたことが判明した。2.1日、小沢氏党本部で行った定例記者会見で明らかにした。聴取は都内で3時間余り行われたという。 |
Re::れんだいこのカンテラ時評660 | れんだいこ | 2010/02/01 |
【歴史の摩訶不思議考】 歴史は摩訶不思議な立て合いをする。8.15日もそういう日であるが、2.4日もそういう地位を得つつある。この日、小沢キード事件で1.15日に逮捕されている大久保隆規(48)、石川知裕(36)、池田光智(32)元秘書の勾留期限が切れる。無事釈放を祈る。 2.4日と云えば何と、ロッキード事件勃発の日である。1976年のことだから丁度35年前のことになる。まさか検察がこの日に合わせて逮捕した訳ではなかろう。れんだいこは歴史の摩訶不思議と見る。これから検察のなりふり構わぬ強権発動を目にすることになるだろう。ロッキード事件と構図が全く同じであるから、今後起こることはロッキード事件を調査しておけば予想できよう。とすればいずれ国税庁も動き始めることになろう。針のようなことを棒にまで仕立て上げるだろう。 ロッキード事件は今から思えばまことに滅茶苦茶な政治訴追事件であった。これにより、かの有能な角栄がはがい締めされ身動きとれなくされてしまった。これにより戦後日本の発展が止まった。小沢キード事件でも同様の憂き目を見ることになろう。但し、一つ違うことがある。今ではネット通信があり、何事も当局の思惑通りには行かない。鋭い監視の中で事件化させる分、検察もしんどい筈だ。しんどくなければパラノイアということになる。 さて問題は、国会権力が、検察の暴走にどう立ち向かえるかにある。法の適用の公正さ、国会議員の不逮捕特権、取調べの可視化、検察リーク、メディアの垂れ流しプロパガンダ等々の諸問題を廻って、今後に有効な処方箋を生みださなければならない。ロッキード事件の時のように政敵追放の為に検察にエールを送るなどという痴態を再演してはならない。もし国会が無能を晒すなら、所詮お飾り儀式の駄弁の場でしかないブルジョワ国会なるものの本質を確認することになるだろう。 小沢つぶし派と抵抗派の死闘が演ぜられるのは間違いない。「保釈後のせめぎあい」が楽しみになってきた。マスコミの大勢は訴追派である。一部週刊誌辺りで疑問派が生まれつつある。この声が強まりますよう願う。ネット界では検察批判が主流である。これは当然のことで、何の利害もないのにシオニスタン検察の強権発動に眉をひそめないとすれば、相当オツムがヤラレテイルという以外にない。 それにしても、日本左派運動が、この政争に対し口をポカンと開けたまま為す術を持たないのは痴呆性を示している。日共が、検察とのタイアップによる車の両輪論を堂々と掲げて検察シナリオの尻馬に乗ってはしゃいでいるというのに、反日共の栄えある伝統を持つ新左翼系運動が無聊をかこつなどというのは到底信じられないが、これが現実である。恐らく連中の戦後体制論、政治論の不在もしくは構図の間違いのせいだろう。 たすけあい党は彼らを当てにしない。その眼は既に東京地検包囲闘争に向けている。小沢を逮捕するような不届きをすれば幾万幾十万幾百万の人民大衆の抗議の渦を夢見ている。誰か、今からでも手配するよう。頼りにするとすればやはり第一ブントの古参の皆さましかないか。頼む。 2010.2.1日 れんだいこ拝 |
【検察が小沢氏の不起訴方針、秘書の起訴方針を固める】 | ||
2.3日、マスコミ各社は、東京地検リーク情報により小沢キード事件における小沢氏の不起訴方針を固めたと伝えた。東京地検特捜部は最高検など上級庁と協議のうえ最終判断することになる。 事件は、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の秘書寮建設の為の土地購入(2004年10月、東京都世田谷区の土地、代金約3億5200万円)を巡る際の政治資金収支報告書の記載に関わるものであり、検察当局は政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で告発していた。これに対し小沢氏側は、土地は小沢氏の手持ち自己資金4億円で取得し、陸山会は、土地を担保に銀行から借入し、2007年4月、小沢氏に4億円を返済したた経緯については記載していると応戦している。 検察側は、陸山会の収支報告書に2004年分、2007年分につき、小沢氏とのやり取りを記載していない、これが虚偽記載に当たるとして事件化させていた。更に、小沢氏の4億円には自己資金以外のゼネコン等からの政治献金が含まれているとして捜査してきた。これに対し小沢氏側は、特捜部の指摘に対し、云われるような報告の仕方で記載せねばならないとすれば解釈上の形式的なミスであり、秘書3名の逮捕に相当するようなものではないとして特捜部の対応を批判していた。小沢氏は1月23日の任意聴取で「実務は秘書に一切任せていた」などと話し、同31日の再聴取でも同様の説明をしたとみられる。 検察側は、小沢氏に対しては現時点では虚偽記載の罪に問える明確な証拠がなく、刑事責任の追及は困難との見方を強め、容疑不十分で不起訴処分とする方向で検討を始めた。他方、当時の事務担当者で民主党衆院議員・石川知裕(36)と当時の会計責任者で公設第1秘書・大久保隆規(48)両容疑者については、拘置期限の4日、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した起訴する方針を固めた。石川議員の後任の事務担当者で元私設秘書・池田光智容疑者(32)は関与が従属的な面もあり、さらに検討するとみられる、とある。 但し、阿修羅投稿者 smac 氏の弁によれば、次のように述べている。
「2月3日20時53分配信 時事通信」は次のように伝えている。
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【小沢幹事長と米国のキャンベル国務次官補が異例会談】 |
2.2日、米国のキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)と民主党の小沢幹事長が会談した。表向きは米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で生じた亀裂を修復する筋道を探ったとされているが、会談は1時間に及んだが会談の中身は発表されていない。会談の冒頭、キャンベル氏は「日米同盟はアジアにおける米国の政策の核心となるものだ」とあいさつ。会談終了後、キャンベル氏は「日米関係について一般的な話をしただけだ」と語り、内容双方とも明かさなかった。小沢氏はキャンベル氏を衆院玄関まで丁重に見送り、キャンベル氏は記者団に「ナイス・トークス(いい会談だった)」と述べた。 日米両政府はこの日、米国防総省の「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)発表に合わせるように外務・防衛当局の局長級による日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)を開いた。キャンベル氏はSSC終了後、国会内の民主党幹事長室で小沢氏に出向いた。米政府高官が国会に出向くのは異例とのこと。小沢キード事件の手内が行われたと読める節がある。 |
(私論.私見)