2010.9.14民主党代表選不正投票集計考

 (最新見直し2010.09.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)

 ここで、菅政権史3を確認しておくことにする。

 2010.06.04日 れんだいこ拝



Re::れんだいこのカンテラ時評808 れんだいこ 2010/09/16
 【「2010.9.14民主党代表選」考】

 「2010.9.14民主党代表選」は二週間の日程を無事終え、菅、小沢の両候補が理想的な闘いで日程をこなしたことは慶祝に値する。小沢候補は、これから述べるような条件下でまな板の鯉となり且つ可能な限り泳いだ。敗れたとはいえ失ったものはないのではなかろうか。

 それはともかく既に幾人かが「党員サポーター票のうちの小沢票の抜き取り疑惑」を取り沙汰している。れんだいこ検証によれば大いに有り得る話であると云うことになった。この辺りを見据え、こたびの民主党代表選に於ける不備と違和感を箇条書き式にコメントしておく。

 選挙管理委員会は、「2010年9月民主党代表選挙の結果に関する公告(pdf)」と「民主党代表選挙 一般党員・サポーター投票 開票結果(pdf)」を発表している。これを元に検証する。国会議員の投開票は衆人環視の中で行われたので疑問はない。地方議員票については情報がないのでコメントできない。そういう訳で、党員サポーター票に限定して疑問を提起しておく。

 その1、党員サポーター票(342,394人、300ポイント)、地方議員票(2,382人、100ポイント)、国会議員票(411名(衆院305、参院106)、1人2ポイントの822ポイント)で争われたが、党員サポーター票の比重が大き過ぎることが判明した。本来なら、党員サポーター票は地方議員票ポイントに並ぶか、それ以下にすべきではなかろうか。これを逆に云えば、地方議員票ポイントが低過ぎると云うことにもなる。党員サポーター票は元々はなかった票であり、これを地方議員票より重くする合理的理由が分からない。早速に議論されるべきではなかろうか。

 その2、党員サポーター票が一括りにされているが、党員(年間党費6000円)とサポーター(年間会費2000円)では重みが違う。党員票1ポイントに対してサポーター票0,5ポイントぐらいの差があっても良いのではなかろうか。あるいはサポーターには投票権なしとしても何らオカシクない。これを逆に云えば、党員票とサポーター票を同価値ポイントにするのは党員を軽視していることになりはすまいか。これも早速に議論されるべきであろう。れんだいこが党首を務めるたすけあい党では将来党員が増えたとして、こういう扱いはしない。サポーターはサポーター止まりであり、それ以上の権利を欲するなら党員になれば良いだけの話ではなかろうか。

 その3、党員とサポーターは日本国籍を有する必要がないとのことである。これを逆に云えば、在日外国人にも資格があると云うことになる。思うに党員、サポーター要件としては構わないが、代表選投票権には在日年数とか登録年数が条件化されて然るべきではなかろうか。海外居住者党員、サポーターも然りである。何らかの基準が定められるべきではなかろうか。こたびは非党員、非サポーターへの投票用紙誤配送、名義貸し党員、同サポーターの存在も明らかになった。より厳重な認定ないし確認方法が講ぜられるべきではなかろうか。これも早速に議論されるべきであろう。

 その4、党員サポーター票の集荷、開封、仕分け、集計手法につき様々な疑惑が生まれている。本来なら、選挙管理委員会の管理の下で各候補より推薦された開票要員をセットし、両派立ち会いの下で一挙に開票作業を行うべきであろう。こたびはそれを外部業者(「データ集計業者」と表記されている)の手に委ねたと云う。党の代表を選ぶのに外部業者の手を借りる必要がない、と云うか外部の者に任せてはいけない。その為に選挙管理委員会があるのであり、外部業者の手に委ねるのは自殺行為ではなかろうか。これも早速に議論されるべきであろう。

 これをもう少し詳しく確認する。外部業者は、1、投票用紙の送付先を9.11日必着締め切りで「筑波学園支店留 民主党中央代表選挙管理委員会行」、住所は「筑波学園支店留」に指定した。2、投票用紙をいったん茨城県内の倉庫に保管した。3、それを衆院選の区割りに合わせて300小選挙区ごとに仕分けした。これを倉庫内でしたのかどうか分からないが、外部業者が集荷、開封、仕分け、集計したとのことである。れんだいこには信じられない。4、これを保管し、14日未明から投開票が行われる都内のホテルに運んだ。ざっとこういう手順であったと云う。

 早速に疑問が湧く。外部業者による「仕分け」に際して、選挙管理委員会がどう関与したのか明らかにされていない。なぜ外部委託したかにつき次のように説明されている。「移動のコストは発生しますが、保管場所を党本部にすると、議員が自分の選挙区の集票状況や支持候補の優劣を盗み見る恐れがあるのです。倉庫の住所は党内でもトップシークレットで、業者も限られた要員しか入れない金庫のような厳戒体制です。守秘義務も徹底させています」。この弁が誰の弁であるか判明しないが。外部委託の是を巧妙に説いている。が、事は民主党の代表選である。党が直接関与することこそ責務であり外部委託ほど非常識なことはあるまい。選挙管理委員会は、誰が何の権限で外部業者に委託することを発案し、党内合意されたのか、その経緯を明らかにすべきである。その上で、外部委託による万一の不正に対し、どのようにチェックしたのか明らかにすべきである。

 ふと思い出した。小泉政権下の2005.9.11総選挙の際、自民も民主も外資系選挙請負PR会社に広報委託していた事実が判明した。日本を代表する二大政党がこぞって外資の頭脳に身を委ねて国政選挙を闘っていたと云う話であるが、この時の民主党代表は岡田であった。選挙結果は、小泉政権完勝であった。岡田民主党は、郵政民営化法案を廻って自民党内が分裂したまま選挙に突入していたにも拘わらず惨敗させられた。あの時も、各社新聞が一斉に世論調査を発表し、小泉ムードと与党圧勝気運の盛り上げを企んだ。この劇を裏方で企画進行させたのが外資系選挙請負PR会社であり、自民党側がプラップジャパン、民主党側がフライシュマン・ヒラード・ジャパンであった。こたびの外部業者に同じような臭いを嗅ぐのはれんだいこだけだろうか。 

 その5、こたびの党員サポーター票は、有権者数342,394人に比して投票者数229,030人で投票率66・9%になっている。棄権者数は113,463人で棄権率33,13%にも達していることになる。一般の国民投票ではなく党員投票であることを考えると異常に低い投票率、異常に高い棄権率と云うべきではなかろうか。それを思えば、選挙管理委員会は、投票率66・9%の検証をすべきである。党員サポーターに投票したかどうか確認をすべきであると考える。どういう理由で棄権したのか調査すべきである。全選挙区が無理ならせめて棄権率の高い選挙区を抽出し調査すべきではなかろうか。或いは有権者の少ない選挙区で調べるのも一法であろう。やる気になればできる筈である。

 その6、候補者の獲得票数は菅候補137,998票、小沢候補90,194票で、獲得比率は「6対4」、無効838票であった。しかしながら、衆院300小選挙区ごとに票数の多い候補が1ポイントを獲得する「総取り方式」にしていた為に、菅候補249ポイント、小沢候補51ポイント、獲得比率「83対17」(略して「8対2」)と云う大差となった。敢えて「総取り方式」にする必要があったのかどうか宿題を残すことになった。単に票数割で良いのではなかろうか。衆院300小選挙区ごとの仕分けは良いとしても党内世論バロメーターとして活用すれば良いだけのことで、「総取り方式」にする必要、合理性が分からない。

 その7、こたびの代表選では党員サポーター票及び地方議員票の結果が事前漏れした。これをオカシイとする説もあるが違うと思う。開票すれば漏れるのは予想されることである。これを防ぐ手はイタチごっこの徒労になると思われる。それを思えば、選挙管理委員会の指揮下で開封されると同時に仕分け集計され、その場で結果が公表されるべきではなかろうか。これが一番安全確実な方法であると思う。国会議員は世論の声を聞く必要があり、投票する前に党員、サポーター、地方議員の党内世論の声を聞くのに何の憚りがあるだろうか。

 選挙管理委員会は終始、開票会場に立ち会い、直ちに公表するべきである。それが選挙管理委員会の役目である。これを逆に云えば、外部業者に委託したり、その業者が開封し仕分け集計したものを厳重保管させた意味が分からない。厳重隠匿保管するのであれば未開封であるべきではなかろうか。開封したなら直ちに開票集計し結果発表すべきではなかろうか。実際には、間違いを起さない為と云う名目で一番間違いが起こり易い手法として外部業者に委託し、開封仕分け後の票保管と云う最悪の手法を採っているように思われる。誰が何の為にこういう方法にしたのか、胡散臭いと思うのはれんだいこだけだろうか。

 その8、「党員サポーター票の小沢票抜き取り」が疑惑されている。選挙管理委員会発表の「一般党員・サポーター投票開票結果」を見れば確かに怪しい。各選挙区ごとに仕分けされた票を前提にして菅候補票を上回る選挙区の小沢票を抜き取ったとする疑惑が成り立つようである。但し、これをやると投票者数が減るので、有権者数との乖離が発生する。実際にこういうことが起きている。

 と云うことは棄権率の高い選挙区を集中して洗えば良いことになる。国会議員が小沢支持を強く打ち出している選挙区での取りこぼしが多過ぎるようにも思える。菅派の中心人物の票は手堅く選挙区を押さえているのに比して、小沢派の中心人物の票が弱過ぎる。国会議員のメンツコケンに関わる話であり、検証すべきであろう。こういうことが実際に起こったのかどうかは分からないが、疑惑があるなら追及すべきと云うのが「政治とカネ問題」に於ける小沢責任追及派の論理論法であるからして、その論法通りに「抜き取り疑惑」を解明すべきではなかろうか。

 凡そ以上の疑惑、疑問が残った。もう終わってしまったことであるが教訓を次回に生かす為にも調査検証しなければさねばならないと考える。もし不正があったとしたなら本来はこたびの代表選は無効である。今更できないとしても、不正派が同じ手口で国家を運営することになる。とても許されることではあるまい。ゾッとする話ではあるまいか。

 選挙管理委員会は外部委託の経緯と是非見解を出すべきである。不正の余地のないようどう配慮し責任を果たしたのか釈明すべきである。問われているのは責任能力である。これができない党に日本政治の与党として政権を任せるには危な過ぎよう。どうせ碌なことになりはすまい。小泉政権同様に上手に口を回す度に巨額の資金が国際金融資本に吸い取られよう。代表選直後の各国に対して何の根回しもせぬままのドル買い数兆円介入は早速のご祝儀のような気がする。今後こうしたことが連続することが火を見るより明らかではなかろうか。

 2010.9.16日 れんだいこ拝

Re::れんだいこのカンテラ時評809 れんだいこ 2010/09/17
 【「2010.9.14民主党代表選」考その2】

 「2010.9.14民主党代表選の党員サポーター票に於ける小沢票抜き取り疑惑」を検証して見ることにする。外部委託業者が如何に巧妙に抜き取ったかを仮定して、これを見破る頭脳ゲームになる。こういう場合、推論を押し進めて行った結果、次々と不都合事象が生じるかどうかで仮定の正しさが判断されることになる。間違った仮定の場合には推論を積み重ねて行くうちに辻褄が合わなくなる。推論を積み重ねても破綻しない場合には仮定の正しさが裏付けられることになる。論理学の世界であるが、ではやってみよう。 

 「小沢票抜き取り疑惑」を仮定すると、どういうことが見えてくるだろうか。これが宿題である。相手はゴマカシのプロだと看做す必要がある。プロの狙いを見抜かねばならない。或いはそのプロの失策を掴まねばならない。噂されている「小沢票抜き取り疑惑」は投票率の低化と連動する。現に投票率は党員選挙にしては不自然なほど低い66・9%になっている。よって、ここまでの推理は正しいと云うことになる。

 但し、これは尻尾である。この尻尾を手繰り寄せ正体にまで辿り着かなければならない。思うに、国会議員票では70議席、140ポイントの差が予想されていた。従って、これを覆す為の100議席、200ポイント変動工作が発動されたと思われる。問題は、どういう基準でこれを為すかである。その手の内を推理して見ることにする。

 まず菅票の出方を確認する。菅派の中心核となった国会議員の選挙区では、圧倒的に菅票が支配している。最も高いのが岡田外相の三重3区の小沢票率12%である。前原国交相の京都2区の小沢票率は15%である。仙石官房長官の徳島1区の小沢票率は16%である。玄葉特命担当相の福島3区の小沢票率は18%である。菅首相の東京18区の小沢票率は18%である。これは、菅改造内閣の組閣において、これらの者が重要視されるよう裏メッセージされているように思われる。

 9.17日、菅改造内閣の顔ぶれが決まったが、登用された大臣の選挙区の小沢票率を確認しておく。参議員は対象にできないので割愛する。上記の他は、財務相の野田佳彦の千葉4区で24%、文部科学相の高木義明の長崎1区は39%、厚生労働相の細川律夫の埼玉3区は31%、農林水産相談の鹿野道彦の山形1区は47%、経済産業相の大畠章宏の茨城5区は29%、国土交通相の馬淵澄夫の奈良1区は27%、環境・防災相の松本龍福岡1区は26%、経済財政・科学技術相の海江田万里の東京1区は48%。こうなるとあまり関係があるように見えない。

 これに対して、小沢派の中心核となった国会議員の選挙区ではどうであろうか。小沢氏の地元である岩手が軒並み高い。小沢候補当人の岩手4区の小沢率は93%、畑浩治の岩手2区の小沢率は93%、階猛の岩手1区の小沢率89%、黄川田徹の岩手3区の小沢率88%となっている。次に沖縄が高い。玉城デニーの沖縄3区の84%、沖縄1区の73%、沖縄2区の69%、瑞慶覧長敏の沖縄4区62%。ここは操作の手がつけられなかったと考えられる。

 後は田中美絵子の石川2区の小沢率73%、山岡賢次の栃木4区の小沢率68%、津島恭一の青森4区の66%。中野渡詔子の青森2区の63%、小泉俊明の茨城3区の61%、奥田建の石川1区の61%、鈴木克昌の愛知14区の61%、橋本清仁の宮城3区の60%。岡島一正の千葉3区の57%、金子健一の千葉11区の57%、柳田和己の茨城7区の55%。

 他は軒並み辛うじて50%を上回る程度の票しか出ていない。53%代は中後淳の千葉12区、青木愛の東京12区、東祥三の東京15区、坂口岳洋の山梨2区、山田農相の長崎3区。52%代は中野譲の埼玉14区、樽床伸二の大阪12区、空本誠喜の広島4区。51%代は松木謙公の北海道12区、京野公子の秋田3区、福田昭夫の栃木2区、内山晃の千葉7区、中塚一宏の神奈川12区、田中眞紀子の新潟5区、村井宗明の富山1区、近藤和也の富山3区、近藤和也の石川3区、宮島大典の長崎4区、川内博史氏の鹿児島1区、皆吉稲生氏の鹿児島4区と圧倒的に多い。50%代は羽田孜の長野3区の50,9%。大西孝典の奈良4区の50,4%。

 以上の選挙区は、小沢優位が歴々としており、これを落とすと疑惑が強まり過ぎることを懸念して小沢票ポイント選挙区として配慮されたことを意味するのではなかろうか。それにしても田中眞紀子の新潟5区、川内博史氏の鹿児島1区までが51%、羽田孜の長野3区が50,9%とは悪意が見え見えではなかろうか。ここを菅票ポイント区にしたら疑惑が増すのでイヤイヤ小沢票ポイント区にしたものの当てつけでギリギリの%にしたと思われる。

 と云う事は、これから確認する選挙区はそこまで評価されず地盤がヤワだったことを意味する。国会議員がナメられていると云うことでもある。怒れ、ヤワ評価された小沢派国会議員よ。

 その前に確認しておく。妙なことに民主党議員を持たない空白選挙区で決まって小沢票ポイントが出ている。埼玉14区の52%、富山2区の54%、富山3区の51%。鳥取1区の58%、広島6区の67%、宮崎3区の60%、沖縄1区の73%、沖縄2区の69%。石川は3区とも小沢ポイントとなっている。民主党議員を選出していない空白区であれば、小沢、菅が票を分け合ってもオカシくない。ところが全て小沢票ポイントになっている。これは何を意味するのだろうか。これについては末尾でコメントする。

 以下、思いがけぬ取りこぼし例を確認する。小沢率基準で、横路孝弘の北海道1区30%、三井辨雄の北海道2区40%、鳩山由紀夫の北海道9区43%。太田和美の福島2区45%、小宮山泰子の埼玉7区49%、松崎哲久の埼玉10区49%、海江田万里の東京1区48%、中山義活の東京2区46%、松原仁の東京3区43%、江端貴子の東京10区45%、細野豪志の静岡5区35%、赤松広隆の愛知5区38%、平野博文の大阪10区35%、滝実の奈良2区40%、野田国義の福岡7区49%、原口一博の佐賀1区45%、福田衣里子の長崎2区49%等々。

 判明することは不自然な取りこぼしであろう。凡そ国会議員が支持を打ち出せば支持者はこれに従うのが世のナライである。このナライが菅派の場合のみ成り立ち、小沢派の場合にはそうならなかったというのが解せない。マスコミメディアの言論大砲威力があったにせよ、それだけで説明できるだろうか。実際には小沢票が上回っているのに削られたと見るべきではなかろうか。鳩山グループの小沢率が低いことも気になる。結局、鳩山グループは力にならなかったと云うことか、あるいは故意に削られたと見るべきだろうか。

 しかし、削れば投票率が落ちる。その選挙区が目につく。そこで全体的にまんべんなく削る必要がある。そういう理由により各選挙区で200票余が削られたと思われる。菅票の水増しは考えにくいので、これを基礎として菅票を上回る部分がゴッソリ抜き取られ、更に菅票を下回るように調整されたと思えば良い。では幾ら抜くのが適正か。外部業者の苦心、プロの技の冴えがこの辺りにあったと思われる。これには指令者が居る筈である。倉庫内で何が行われていたのか内部告発を待ちたい。しかし、幾ら巧妙にしても副作用が生まれる。それが投票率の低下、棄権率の高さとなったと思われる。

 こういう風に推理できるとすると、小沢派は取りこぼし区での調査を始めるが良い。ただの1区でも不正が発見されれば決定打になる。後はイモヅル式に右ナラエの推理が成り立つ。この推理を否定する為には、選挙管理委員会は、こたびの票の出方が自然であったことを逆論証せねばならない。れんだいこは選挙管理委員会に尋ねたい。投票紙は保管されているのか、早くも処分されているのか明らかにせよ。これはとても大事な質問である。保管されているのなら再点検せよ。処分されているのなら猛然と抗議せよ。いずれにせよ返答させねばならない。次に棄権率の高さ即ち低過ぎる投票率を説明せよ。これほど盛り上がった代表選にしては考えにくい。

 最後に、空白区でなぜ小沢票ポイントばかりが出たのか誰か説明せよ。れんだいこは、余りに抜き過ぎたので小沢票ポイント区が減り過ぎ、その調整の為に空白区が使われたと推理する。結果は、国会議員票でも菅候補が上回った。これは予想を超えた善戦であり、抜き過ぎたことが際立つことになった。上手の手から水がこぼれるの話である。

 2010.9.17日 れんだいこ拝
Re::れんだいこのカンテラ時評809ちょっと重大な訂正 れんだいこ 2010/09/18
 【「2010.9.14民主党代表選」考その2】
 
>  最後に、空白区でなぜ小沢票ポイントばかりが出たのか誰か説明せよ。れんだいこは、余りに抜き過ぎたので小沢票ポイント区が減り過ぎ、その調整の為に空白区が使われたと推理する。

 カンテラ時評809末尾で、と書いていたが、少々勘違いであったので訂正させていただく。どういう経緯で勘違いしたのかは分からなくなったが、空白区の菅票の方が圧倒的に多い。小沢票は7区のようである。以下確認する。

 菅ポイント区

 北海道5区、11区、宮城6区、山形3区、栃木3区、群馬5区、埼玉11区、東京8区、11区、25区、大阪10区、13区、兵庫8区、9区、島根2区、山口3区、4区、香川3区、愛媛2区、高知1区、2区、3区、福岡11区、佐賀3区、熊本4区、5区、大分2区、鹿児島3区の28区。

 小沢ポイント区

 富山2区、3区、鳥取1区、広島6区、宮崎3区、沖縄1区、2区の7区。

 よって上述の推理は取り下げる。疲れているのかもしれないので少々休む。

 2010.9.18日 れんだいこ拝

 阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK95」の純一氏の2010.9.20日付け投稿「「菅首相の政治とカネ の疑惑」 :虚偽記載 はるかに悪質(休日特集号/04)  (Electronic Journal)」を転載しておく。

 http://electronic-journal.seesaa.net/article/163182598.html

 2010年09月20日

 本号はEJの「休日特集号」です。民主党代表選で小沢前幹事長は敗れましたが、菅報複合体による小沢潰しは目に余るものがあったと思います。参院選で惨敗を喫した菅首相が小沢氏が出馬するや、急に支持率を回復する異常さ、何をしたいのかを明確にせず、実際に何もしていない内閣が10ポイント近く支持率が上昇する不思議さ──これを「異常」と考えない現状こそ異常であると思います。

 小沢氏には依然として「政治とカネ」の問題が言われ続けておりますが、EJの休日特集で既に書いたように、とても現職国会議員を含む小沢氏の秘書3人を逮捕・起訴してまで、追求する訴因ではない。その証拠に検察は3人を起訴しながら、裁判を始められないでおります。

 とくに大久保秘書については結審の段階まできているのに、裁判を開けない状況です。無罪が出ることが必至の情勢であるからです。村木厚子氏のケースと酷似しているのです。それなら、小沢氏以外の民主党議員は、本当にクリーンなのでしょうか。そこでクリーンと自らいう菅直人首相の政治とカネの問題を情報として提供したいと思います。

 菅氏の政治資金管理団体は「草思会」といい、政党助成金はここに振り込まれています。小沢氏の陸山会に該当します。ところが、菅氏の政治団体はこれを含めて3つがあるのです。

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         1.草思会
         2.菅直人を応援する会
         3.国のかたち研究会
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 まず、政治団体の主たる住所ですが、1と2については武蔵野市の築24年の7階建てのマンションになっています。しかし、マンション1階の郵便受けには、草思会の看板はなく、応援する会のプレートしかないのです。

 問題は、草思会の経常経費のうち人件費が、1999年からの10年間、「0」になっていることです。これに対して草思会と同一の場所に置かれている応援する会の人件費はその10年間で約2億2700万円が計上されているのです。明らかに草思会に計上すべき人件費を応援する会に紛れこませています。単なる帳簿処理の問題というなかれ、これは経費の付け替えであり、政治資金規正法の虚偽記載に該当するのです。これは基本的に小沢氏の一連の陸山会事件で、元秘書の石川知裕氏ら3名が逮捕・起訴されたのと、同じ容疑なのです。

 不自然なのはまだあるのです。政治資金規正法では、事務所費を、家賃、税金、保険料、電話代など、「事務所の維持に通常必要とされるもの」と定めており、事務所費の大半は家賃が占めるのが通常なのです。ところが、草思会の事務所費は、1999年からの10年間で約1億0710万円、同じ部屋を借りている応援する会は同期間で約5500万円が計上されているのです。それでは、事務所費の大半を占める家賃はいくらなのでしょうか。2008年の収支報告書によると、草思会の家賃・共益費として、年間342万円が計上されていますが、応援する会には家賃の記載はないのです。そうすると、10年間で家賃以外に1億2880万円の事務所費が使われている計算になります。それらは一体に何に使われたお金なのでしょうか。まったく使途が不明です。

 これについて、政治資金オンブズマンで、神戸学院大学法科大学院教授の上脇博之教授は次のように述べています。
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 確かにこの家賃にしては、事務所費が異常に多い。それに人件費が長い間、まったく計上されていないのは極めて不可思議なことです。代表選で菅さんはクリーンを標模してきたが、菅さんにも、「政治とカネ」の問題が出てきたと言わざるを得ません。菅さんは過去にさかのぼって事務所費や人件費の内訳を明らかにする説明責任があります。 ──「週刊現代」9/25 ジャーナリスト松田賢弥氏論文より
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 もうひとつの国のかたち研究会の住所は、東京平河町の議員会館に近い「ノーブルコート平河町」という豪華なマンションになっています。しかし、そのマンションに国のかたち研究会の看板はなく、その304号室には「草思会」のプレートが掲げられているのです。ところが国のかたち研究会は、人件費、光熱水費、事務所費などの経費は「0」なのです。これは、草思会と同様に応援する会が国のかたち研究会の人件費も肩代わりをしていることを示しています。応援する会が10年で約2億2709万円の人件費を計上しているので、それとわかります。つまり、国のかたち研究会は、家賃を草思会に、人件費を応援する会に肩代わりしてもらっている可能性が高いのです。これは明らかに政治資金規正法が禁ずる虚偽記載そのものです。

 問題はなぜこんなことをするのでしょうか。その点小沢氏は政治資金の出入りは、法律が求める以上のものをすべて公開しており、世田谷の土地の代金の支出と登記の日が約1ヵ月ずれている──これは購入時に土地が農地であっため虚偽記載ではない──というだけの容疑で秘書3人が逮捕起訴され、小沢氏はその共同正犯の疑いで不起訴になったにもかかわらず、2つの検察審査会の審査を受けているのです。しかるに菅氏は、草思会に入金されたほぼすべての資金を応援する会に移し、そこでいろいろな操作をやっており、小沢氏に比べると、はるかに悪質です。

 こんなことをしている本人がクリーンと称しているのはきわめて違和感があります。菅氏は総理であり、自らクリーンというのであれば、きちんと国民に説明責任を果たす必要があるのではないかと考えます。なお、菅氏については引き続き、休日特集で取り上げる予定です。         ── [休日特集/04]

 ≪画像および関連情報≫●「薬害エイズの菅」のウソ
  ―――――――――――――――――――――――――――
 1996年、厚生大臣になった菅直人氏は、記者会見を開いて、1983年当時、厚生省内に非加熱製剤が危険だという認識があった旨の発表を行った。このとき菅氏は、エイズ研究班の、いわゆる「郡司ファイル」9冊を取り上げて、さも大発見であるかのような誤った緊急記者会見のパフォーマンスを行った。それをもとに「国の責任を認めて謝罪」ということをした」という記述がありました。菅氏のこのときの言動が、いかにデタラメだったかは、以下の通りです。

 http://tsiparehtonpyh.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-f299.html
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 菅 直人総理大臣
 http://electronic-journal.seesaa.net/upload/detail/image/E88F85E79BB4E4BABAE7B78FE79086E5A4A7E887A3-thumbnail2.jpg.html

 posted by 平野 浩  


 「阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK96」のsyukenzaimin 氏の2010.10.7日付け投稿「代表選挙への公開質問書: 完成版」を転載する。

 http://blog.livedoor.jp/syukenzaimin/

 代表選挙への公開質問書完成版

 改訂版完成
 実名の他、反匿名・半匿名での賛同者やコメントを求める

 大変時期が遅れ、この間にオザワン強制起訴というあり得ぬ暴挙を許す結果となり愕然としています。次々と追いつく間もなく悪事が仕掛けられていますが、代表選の悪事も決して見過ごしてはならない。事実を確認・確定させておくことが絶対に必要です。又権力は裏でつながっており本質問状から思いがけない事実が発覚する可能性もなきにしもあらず。多くの皆様のご参加をぜひお願いします。

 1.実名参加の他、半匿名での賛同者やコメントも受け付けます
 実名参加者に加え、○○県A子(50歳) ○○市、A.K(イニシャル)(自営業:名前)等の参加者やこれらの名前によるコメントも受け付けます。
 (怒りのコメントをまとめて添付する予定)

 2.サポーター・党員の投票者で、投票はがきのあて先が筑紫学園支店留以外になっていた方、或いは何かおかしいなあと思われた方はお知らせください。

 syukenzaimin@livedoor.com

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 民主党選挙管理委員会殿
 民主党執行部及び関係者各位

 2010年10月○日
 「クリーンでオープンな民主党を支持する会」代表
 ○○○○
 党員・サポーター等同会有志(別紙)一同

 民主党代表選不正疑惑に関する公開質問及び要望書

 我々は当該年会費を支払い党員・サポーターになった(なろうとする)民主党支持者であり、現党員・サポーターは直近の代表選挙に投票権を行使した。今回の代表選挙の結果を左右したのは党員・サポーター票である。それは小選挙区総取り方式によるポイント制度により、総サポーター342,493名中137,998(40%)票を獲得した菅候補が249ポイント(249/300=83%)を付与され、この249ポイントが決定打となり菅氏が代表に選出されたものである。しかし40%を83%と2倍強に換算する換算の歪みに加え、投票から開票までに第三者が容易に介入できた杜撰な投票方式等に対し、菅候補圧勝の原動力となった党員・サポーターや民主党支持者からすら選挙の公正さに関し不信や疑惑が噴出している。

 選挙の公平さへの疑惑とは
1.投票はがきの誤配、不到達、重配送等、投票資格者に関する疑惑
2.破棄・改ざんが容易な、保護シールなき候補者名剥き出しの投票はがき
3.接戦区での多すぎる棄権者とこれに絡む保護シールなき投票はがき破棄疑惑
4.投票はがきの宛先を筑波学園支店留とし選管関係者以外の民間会社に保管させ
5. 選管関係者以外のアルバイターに開票させ第三者の介入に任せた管理体制
6.その保管・開票作業従事者による不正処理の告白が巷に流出している事実
7.投票結果が事前に漏れて国会議員投票に多大の影響を与えたとの風評
等である。

 これらの疑惑を晴らさぬ限り、菅内閣は「不正選挙によるインチキ政権」との風評がつきまとい「クリーンでオープンな全員民主主義」の掛け声とは裏腹に「密室選挙・ダーティー・一部不正者による政権」と批判され政権の正当性を疑われ続けるであろう。

 公正な選挙は民主主義の最初の一歩である上、政権与党として初の今回の民主党代表選は、総理大臣選出を兼ねた「党と日本の命運を決する」歴史的選挙であった。それが公正性や透明性・検証性を欠く不正選挙であるのなら、民主党は最早民主主義政党の資格はなく、国連監視団要請国レベルの非民主国家のインチキ政党に堕ちる。こうしたわが国の民主主義の根底を揺るがしかねぬ重大疑念を晴らすべく、我々民主党支持者は、不正が疑われる選挙システムの問題点をここに抽出し、党執行部や選挙担当責任者に回答を求めることとした。

 もしも民主党中央選管が不正選挙の疑念を晴らせず「不正」の汚名を放置するなら、党の威厳は損なわれ、支持率は低下し、権力の正当性に疑念ある政権として、その運営が困難を極めるであろうことは論を待たない。「クリーンでオープンな国民の支持に基づく政権」を公約に選出された現執行部・菅政権が、公約どおりクリーンでオープンに説明責任を果たすのか、これはその鼎の軽重を問う試金石である。本状到達後2週間以内に、民主党の支持基盤「世論」の主柱をなす我々支持者に、誠意ある回答で応えられるよう求める。なお本質問書署名者以外を含め「クリーンでオープンな民主党を支持する会」会員は、本質問書の回答まで民主党支持、党員・サポーター継続(新規加入)の決断を留保中で、回答如何では雪崩を打って不支持や離党に走る可能性を告知しておきたい。

 政権与党の代表選遂行における選挙管理上の注意義務

 民主党は政党助成金(血税)で賄われる公党であり、今回の代表選は日本国の総理大臣を決する最も重要な選挙でもあった。初めて政権与党となり初めて総理大臣選出を兼ねる代表選に臨んだ民主党にとって、本選挙結果は野党時の代表戦とは比較にならぬ重みがあり、国民の耳目を集め、高いモラルと透明度を要求されている。従って自らの選挙公告「党の品位が損なわれないよう」を遵守し、国民に選挙の公平さに疑念を抱かせ又結果の正当性に疑いを生じさせること努々なきよう、政権与党の公党として国政選挙並みの厳正・公平さを保つべく万全の措置を講ずる義務がある。以下に国民から付託されたこの責務に明らかに違背した今回の選挙管理方法について党と関係者の見解と責任を問う。

 質問1.党員サポーター名簿の管理について

 投票はがきの配付にあたっては、自民党員に誤配送、党員サポーターに不配送、党員とサポーターの二重登録者への重配送(茨城県取手市男性)、送付先の誤記などの多くの不備が報じられた。そこには民主党支部代表者が本人の了解なく名義や投票はがきを不正利用した疑いがある。以下の事項の回答を求める。
① 投票はがきの誤配送、不配送、重配送等の総数と地区別内訳
② 登録(=名簿掲載)から投票はがき配送迄の流れやシステムの概略
③ 投票はがきの番号(2桁-3桁)とバーコード、送信はがきの番号(6桁-6桁)、と#7桁番号とバーコードはそれぞれ何を識別するものか。(名簿照合番号なら投票者が特定され投票の秘密の侵害である)
④ ①の問題点を②③の欠陥と絡めて説明せよ
⑤ 上記の「支部代表者の投票はがき不正利用」の疑いに関する支部代表者の見解
⑥ 本人確認の実施の有無(確認方法を示しつつ)
⑦ 本人確認不実施の場合、今後の具体的な本人確認実施計画

 質問2.投票はがきの保護シールについて

 中央選管には投票はがきに保護シールを添付する当然の義務があった。なぜなら、
・ 個人情報保護法成立後、返信用はがきの保護シールは一般常識として定着
・ 前述のように国政選挙並みの厳正・公平さを確保すべき重要選挙であった
・ 投票した候補者の秘密保護は憲法が保障する「投票の秘密」「公正選挙」という民主主義の根本理念や「通信の秘密」の保護にも通ずる重大事項である。
・ 通信の秘密(憲法21条)は、個人間の通信内容を公権力が把握して内容に介入し又知り得た事項を遺漏する行為を禁ずるが保護シールなし・封筒入り禁止の投票はがきの使用を強制された投票者はこの「投票と通信の秘密」保護の権利を侵されている。
・ のみならず総理大臣投票という最高機密をはがきで公に晒す行為は(秘密の告知を望まぬ)作業関係者を否応なく通信の秘密保持義務者に仕立て上げる下策で、候補者剥き出しはがきは、これを眼にした作業者にも要らぬ負担を強いたのである。
・ 代表選勝敗の帰趨はサポーター票獲得の多寡にかかっていた。
・ 従ってサポーター票の行方に全国民の期待と注目が集まっていた。与党就任後初の総理選出を兼ねた代表選で、サポーター投票は6年ぶりの上、両候補の接戦が予想されて党を二分する戦いに発展し演説会も大盛況となる空前の盛り上がりを見せる中、選挙実施にあたった中央選管には、不正疑念が起きぬよう細心の注意を払う義務があったのである。
・ 保護シール同封には、これに要する手間暇・費用の負担増はほぼ皆無で、中央選管がシール添付を拒む理由は全く見当たらなかった。

 このように保護シール添付はフェアな代表選出手続にとって必然的要請であり、他方これを拒否する理由は皆無だったのにもかかわらず保護シールは使用されなかった。このため、投函から開票迄の全過程で10日余も投票済み候補者名が裸で一般の目に晒され、配達途中や配達先でいつでも自由に破棄・隠蔽可能(不正介入自由自在)な状態に置かれ、こうした杜撰な選挙管理が結果の正当性の疑惑を生んでいる。投票者は皆、投票済み候補者の剥き出し状況に一様に不安を感じたが、「封筒に同封すれば無効」との警告文言が記載され、候補者名を隠すことが禁じられた。当初から秘密を守る術はすべて絶たれていたのである。

 この中央選管の措置に関して以下の事項の回答を求める。
① 保護シールを添付しなかった理由
② 追い討ちをかけた封筒投票無効規定の理由とこの規定で無効票となった数
③ 保護シール無使用方式を決定した経緯
④ ③の経緯の中でこの方式への賛同者と反対者の氏名
⑤ この方式の最終決定者名と決定者の下記不正選挙の懸念※への見解と根拠
⑥ 次回も保護シールなき投票はがき返送方式を続行するつもりか。

 ⑤補充:不正選挙の懸念※

 投票済み候補者名が暴露された状態の投票はがきは「投函→指定場所に到達→保管→小選挙区毎に民間の委託業者が仕訳→仕訳け済み投票はがきの移送→開票所到着」の全過程10日余の間に第三者が容易に隠蔽・破棄できた。しかし中央選管は「何等の事故も起こらない」と断言している。この弁明の根拠について説明を求める。

 質問(要望)3.棄権率の異常な高さについて

 棄権者113,463名(全体の33%:国政選挙なみ)は多すぎて不自然である。

 上記の如く6年ぶりの選挙で空前の盛り上がりを見せる中、6,000(2,000)円の会費の対価に投票権を得た党員・サポーターが、候補者名記入後投函するのみの手間隙いらずの投票に、上記の大量棄権をするとは納得しがたい。小沢候補の惜敗区で特に棄権率が高い事実も疑惑に拍車をかけている。(別紙2参照) それは保護シールなき候補者名剥き出しはがきでは、抜き取り・破棄は朝飯前で、接戦区で小沢名の投票はがきを選んで廃棄すれば上記の結果が生じるからである。例えば 1000票以上の大量棄権票があった2地区では菅氏獲得票の増大に伴い棄権票が増大する傾向があった。又大量棄権票が小沢票なら逆転していた195地区中で300票以上の大量棄権票が発生した地区は150区もある。こうした状況は選挙結果の正当性を著しく損ない、勝利した菅候補にとっても常に疑いの目で見られ続けるとあっては不本意であるに違いない。疑惑を一刻も早く晴らすべく、直ちに下記検証作業を実施すると共に、投票や棄権票の数値を、証拠書面付で示すよう求める。

① 上記11.3万人余の棄権者につきⅰ)投票はがき郵送の有無とⅱ)実際に投票したかどうかに関するサンプル調査の実施
② 特に別紙2に示す疑惑の接戦区においては全数調査の実施。
③ 調査の実施に当っては、恣意的操作の介入防止のため、サンプル抽出方法等を含め公平・公正さが証明された方法によること。
④ サンプル調査では3万人程度を抽出すること。(これで不正ゼロなら疑惑は払拭され菅内閣の正当性にお墨付きが付与されよう。)
⑤ ⅰ)送付済み投票はがきの総数 ⅱ)筑波で回収済みの投票はがきの総数の提示を求める。この数値には裏づけとして、①郵便局からの請求書②料金受取人払金額を示す領収書③その他関連する証拠書類を必ずすべて添付のこと。
⑥ ⑤の郵便局からの請求書にはⅰ)投票締切り後受領分の投票はがき分がすべて含まれているのか否か、ⅱ)ⅰは棄権票とされたはずだがその票数を、それぞれ証拠書類を添付して明らかにせよ。

 質問4. 筑波市での集荷と保管

 本代表選は民主主義の一大イベント

 本代表者選抜過程は「一国のトップ総理大臣すら民主的投票の洗礼を経ねば就任できぬ」という民主主義の究極理念を実現する重要な手続きであった。つまり本代表選は民主主義の象徴的な一大イベントで中央選管はその主催者であり、投票から開票までの全過程をフェアに粛々と執り行う義務があったのである。

 そして国民誰もがフェアと納得する手続とは、全過程がガラス張りで密室操作や不正介入の余地なき手続きである。それには投票→集計→開票までの作業工程や移動作業を極小にして中立的な第三者、公的機関等の監視を介在させればよい。

 公正選挙には郵便局留めが最適だった

 本代表選において上記の要請を最もよく充足するのは、後述の投票はがきの宛先をすべて開票所の最寄りの郵便局留めとして、開票日まで集中保管し、開票日に近接する開票場に一斉に運び、衆目監視の中で一斉に開票する方式である。
然るに現実はこの対極-遠距離、多工程、民間倉庫(密室)、全工程私企業丸投げ「外部委託管理方式」であり、下記の通りあらゆる段階に不正介入の余地があった。

・ 投票はがきの主な宛先は開票場から80km近く離れた筑波学園支店留め
・ その遠隔地の一私企業の倉庫に(最長10日)保管
・ 倉庫場所等の情報は一部トップのみぞ知る
・ 小選挙区毎に民間の委託業者がこの倉庫内で仕訳
・ 仕訳け済みはがきを開票所に移送
・ 派遣会社のアルバイターによる開票作業

 しかもこの作業の全過程は、終始一貫(投票済み)候補者名を作業員に晒し続ける中で、中立的第三者とはいえぬ一私企業(選管の管轄外)が執行したのである。そして事前の危惧通りに、党員・サポーター票開票前夜の開票結果遺漏をメディアが率先して報道する事態になった。

 4-1.投票はがきの宛先と保管先に関する疑問

 (倉庫でなく)局留めで十分だった保管スベース

 投票はがきの総容量から算定される保管スペースは、全投票はがき342,493(含棄権票分113,463)分でも高さ1mの1畳スペースで十分である。※しかも実際は1/3が棄権して229,030枚にすぎなかったのだから、その2/3のスペース、即ち高さ1mの2/3畳、2mなら半畳に収まる容量である。(小サイズのみかん箱で23個分、2m(8個)積み重ねれば半畳)
※①投票はがき1枚のサイズ…10×14.5 cm×厚さ0.18mm前後
②小サイズのみかん箱(40×30×高さ24cm)1箱での収容可能数=9600~11,200枚*
∵(1面に8枚)×(高さ24cm分=1200~1400枚)≒1万枚)
③高さ1mの1畳分の空間(87×174cm)での収容可能数=46万枚~54万枚
∵(1畳分:4×3=12箱)×(高さ1.m=4箱分)=48箱分
(9600~11,200枚/1箱*)×48箱分=460,800~537,600枚

 郵便局留め後の直送方式こそ最上の選挙執行方法

 つまり宛先を最寄り郵便局留めとし、投票日に一挙に移動すれば、投票済みはがきは到着時の状態のまま直接開票会場に搬入され、不正介在の余地は皆無だったのである。10日間保管可能な(+3日延長可)局留めは有効投票期間を十分カバーし、受取り枚数の制限もなく、しかも時間・手間・コストとも全て最小、透明ガラス張り・単純明快なこれ以上ない効率的な方法でありこれを不採用とする理由が見当たらない。保管スペース(1畳×高さ1m)の確保だが、これももし当該郵便局でスペース不足ならば事前に相談すればアレンジしてもらえるため不採用の理由にならない。

 質問4-1.なぜ開票所の最寄り郵便局の局留めにしなかったのか。

 このように公正な投開票手続として誰がどうみても最適な「公的機関(公平な第三者)郵便局を介在させる最寄り郵便局の局留め」を採用しなかった理由と遠距離・多工程で,移動の時間・手間・コストやこれに伴い不正介入の余地増大で禍根を残すは必至の筑波学園支店留めを採用した理由の説明を求める。民主党の公式弁明「業者委託は移動のコストは発生しますが、保管場所を党本部にすると、議員が自分の選挙区の集票状況や支持候補の優劣を盗み見る恐れがある…」以外の回答、即ち上記の疑問に対し論拠を明確に提示し「筑波学園支店留め」案の提案者・賛同者・最終決定者名と上記弁明者名も明確に付記すること。

 質問4--2。筑波の倉庫選定への疑念と倉庫での保管状況

 上記の計算が示すように広い倉庫は不要どころか、逆に投票はがき(投票済み候補者名剥き出し)の改ざん・破棄の作業スペース用か?と疑われかねない。これに対し(余分なスペースがない)最寄りの郵便局留めで箱詰・積み重ね状態のまま保管すれば、第三者の立ち入り改ざん等はほぼ完璧に防止できずっと透明度が増す。そして投票はがき保存スペースが、高さ1mn1畳(2mなら0.5~1畳)で足ること、中央選管関係者は上記算定式で事前に容易に把握できたはずである。この事実を前提に下記事項の回答を求める。
① 投票はがき保存に使用したスペースの大きさ(縦・横・高さの概数)
② 郵便局局留め保管にせずに筑波市の倉庫を選定した理由
③ 特にこの業者の倉庫を選定した理由
④ この倉庫の位置、広さ、構造(施錠・仕切り等)、所有者(倉庫賃貸者)名
⑤ ①④には現場写真添付のこと
⑥ 賃貸料金・賃貸期間・契約当事者等の倉庫賃借契約の主要な内容
⑦ 選定の経緯と関与者(賛成者・反対者)最終決定者名、各自の主張と論拠
⑧ 倉庫の住所を知り(知りえた)者の氏名と各自の関与疑惑への説明※
⑨ 保管中の倉庫内で仕分け作業等作業の実体(いつ、どこで誰が何をしたか)
⑩ 上記作業の管理体制(選管の監視スケジュールと実際の監視状況、立会人がいればその氏名と立会時間)
⑪ 「筑波大学教授が開票日まで手元に保管した」との風評の真偽
⑫ 事実ならこの教授名これに至る経緯や預託者他の関係者
⑬ 事実でないならこうした虚偽の風説の推定される出所

 ※ 「倉庫の住所は党内でもトップシークレットで(知る)業者も限られた」との弁明は、逆に「トップと関連業者だけは誰にも知られず改ざんができた」と告白したともいえる。クリーンな民主党トップでトップシークレットを知る関係者は名のり出、支持者の疑惑に説明責任を果たして応えるよう求める。

 質問5. 保管後開票までの手続きと業者の関与
 開票日の前日の仕分け作業と開票日当日の開票作業について
ⅰ)開票日前日の仕分け作業に従事した業者と民主党関係者
ⅱ)開票日の「党員・サポーター票」の開票立会人(民主党の職員4名等)
ⅲ)開票日の集計作業に使用された集計装置
ⅰ,ⅱ,ⅲのそれぞれにつき
① それらの者(機械)の氏名(製造会社と装置名)
② 選抜された経緯と選抜の根拠

 質問6.一連の外部委託管理方式全般についての質問

 党員サポーターの開票結果の事前漏洩

党員サポーターの開票結果の事前漏洩は今や公然の事実であり、その結果投票前日の13日の夜(又は投票当日の14日朝)から国会議員が雪崩を打って投票先を変えたとメディアが一斉に報道している。中央選管と党執行部は、公正選挙の前提を覆す党員サポーター票は倉庫で厳重に管理し又事前漏洩防止に万全の手を打つとしながら当初の危惧通りの結果を許した。その原因は一重に、局留め→投票場直奏方式に依らず外部一括委託管理方式で多工程・多コスト選挙を実施したことにある。投票~開票まで一貫して外部委託管理方法による方針決定の全般について以下の事項の説明・回答を求める。
① 実施された全作業の工程表
② 委託業者※への支払総額と内訳(各委託業者毎の支払額と内訳を付す)
③ 「外部委託管理方法」の発案者
④ 発案から合意に至るまでの経緯(審議内容)と最終決定者名
⑤ ②の審議における賛成・反対論者の氏名とそれぞれの主張と論拠
⑥ 委託業者に選定された企業の企業情報と業務委託契約の内容
⑦ 万一の不正に対しチェック方法を事前に取り決めたか否か
⑧ ⑤の事前取り決めがあった場合、その通りにチェックが実施されたのか
 ※ポスター・はがき印刷業者から開票作業の委託業者等すべての関連業者

 質問7.現在の投票はがきの保管状況
① 投票はがきは今も保管されているのか。
② それは300選挙区ごとに分類されているか。
③ 立ち入り制限等改ざん防止措置はなされているのか。(以上質問事項)
④ 第三者の立会いの下われわれ(その指定者)に開示し再検査の機会を与えるよう求める。(要望事項)

 質問8.執行部らに「民主主義的選挙」についての見解を問う

 常識的選挙を捨てた本代表選の執行

 本質問書が示すように「業者一括委託方式」による本代表選挙は、当初の危惧通りに疑惑、不信、遺恨…を残して終わった。保護シール添付や最寄りの郵便局局留めという最も常識的、伝統的で妥当な手法によらず、筑波局留め・倉庫保管という不正増大的手法を敢えて選択した当然の帰結であるが、そこには中央選管・党執行部の選挙軽視の姿勢がある。そしてその背後には国民主権や人権尊重理念黙殺の思惑が見え隠れする。そうした執行部等に大臣・議員のモラルを問うことを本書の最後の質問とする。代表選以降、民主主義も基本的人権も蹂躙する片鱗を随所に見せる現執行部への、日本と民主党の行く末を案ずる多くの支持者の、これは強い怒りの声である。

 民主主義の実現手段としての選挙の重要性

日本国統治の根本理念は基本的人権(個人)の尊重であり「個人が国の主役となり国政を決する」国民主権を間接民主制の原則で実現する現行法下、国民主権は選挙によってしか実現できない。つまり憲法の紙上の国民主権を現実の実在の権利として具現化する行為が選挙であり、民主主義の最も重要な初めの第一歩なのである。しかも主権者国民の主権者となりうる唯一の機会、その意思表示と政治参加が許される唯一の機会こそ選挙での一票の行使に他ならない。そして今回の民主党代表選は政権与党、民主党の行方と共に国の行方や命運をも決する極めて重要な選挙でもあった。

 民主的な選挙の4要件
 民主国家の根本理念、国民主権が正しく実現されるためには民主国家の選挙は下記の必須条件を充足する必要がある。
① 表現の自由が保障され操作や歪みのない真実の情報を多角的に吟味しえた有権者が知りえた事実をもとに判断し、
② 有権者はその自由意志によって政策や理念を選択して候補者に投票し、
③ 投票された各票は不正なく正しくカウントされ、
④ 投票結果は多数の民意を同じ重みでできるだけ公平に反映できる方式
 こうした方式で代表者を選抜するのが民主主義国家のあるべき選挙の姿である。しかるに本代表選は下記のように①~④のすべてを欠く不公平選挙であった。以下に事実を列挙し民主主義国の公正選挙とはいい難かった本代表選の実体を示す。この不当選挙を挙行した中央選管及び党執行部らの見解を求める。

 4要件のすべてを欠いていた本代表選
 ①情報操作
 「菅候補65~69%、小沢候補22~15%」と事前にとメデイアが横一線で報じ、朝日新聞は社説で「あいた口がふさがらない」等と連日多くの紙面を割いて小沢候補叩きを展開していた。ネット調査や演説会の雰囲気は上記の報道とは真逆だったが、これらの事実は全く伝えられず、読売新聞は小沢候補圧倒のネット投票結果を直ちに破棄している。又サポーター票の読みを事前にメデイアが流布したが、これには執行部が管理中のサポーター名簿を報道機関に遺漏した疑いがある。

 ②自由意志による投票
 党員・サポーターらは、上記偏向報道や情報操作に連日晒されミスリーディグされて投票した。これを自由な判断と意志による投票とはいい難い。又国会議員も、ポストの提示、総理大臣名による面接強要、解散権不行使宣言、小沢派議員への恫喝等が公然となされ*、機密費による買収疑惑も華々しく取りざたされるなど、誘惑や恫喝で自由意志を歪められた中での投票だったのである。

 ③投票結果カウントの不正
 保護シール不添付、(局留めならぬ)筑波倉庫での長期保管、一括委託方式、大量の棄権票…から先の質問のように投票結果集計での不正操作疑惑が強く疑われている。

 ④投票数と投票結果の重大な齟齬
 小選挙区制の欠陥により、獲得実総数40%の菅候補が獲得ポイント83%(実投票数の2倍以上)を付与された。このポイント数値は実際の有権者票集積とは大きく乖離し、とても民意の正しい反映とはいえない。然るに各報道媒体はこの場面を大々的に報じ菅候補圧勝と強く印象付ける得意のミスリーディングな報道を再開した。この報道を支えたのが中央選管の実投票数隠蔽行為(選挙規則違反)である。民主党選挙規則では、開票報告時に「票数とポイント両者の報告義務」を課しているのに、党員・サポーター票開票結果報告では、実投票総数は発表せずに2倍増ししたポイント数のみを発表し報道各社がこれに追随したのである。こうして選挙の最重要結果、実獲得総数を、規則に違反してまで隠蔽した中央選管は「公平な選挙による有権者の総意=民主主義」つまり民意こそ権力正当性の根源とする民主主義の根本理念への無理解を露呈している。質問8-1:上記①~④で指摘した問題に対する執行部等の見解と今後の対処

 違憲の疑いがある本代表選の事実行為

 民主主義を否定する選挙活動の数々

 仙谷官房長官は「代表選には公選法の適用がない。どんな手段も許される。」と発言したとされ、それを裏付ける甘言・買収・恫喝等の実例は数多くある。(下記参照*)
又総理を含め閣僚が公務を放棄して選挙に奔走した様は「大臣の公務より私事」「国民の生活第一」から「わが身の保全第一」に転じた公約破棄の証左であり、総理大臣名での面接強要、解散権不行使宣言は明らかに総理大臣の権限濫用である。

 *執行部・主要閣僚が公務放棄で選挙用の不正行為にあけくれていた事例
1. ⅰ)平日の昼間官邸から新人議員に全員に電話。ⅱ)蓮舫行政刷新相は、平日の真っ昼間にテレビ番組を3つハシゴ。ⅲ)首相補佐官の寺田学は首相の演説をずっとビデオ撮影。ⅳ)仕分けの打合わせ会議で関係者に対応するべき閣僚・大臣席がほとんど空席で会議がフイ(空席の映像をテレビが放映)
2. 国政を預かる首相や閣僚が公務を放棄し代表選に血眼の事態に、共産党市田書記局長は「円高など重要問題が山積状態でよく時間があるものだ」と批判
3. 菅総理は空前の円高に苦しむ中小企業を放置して就任直後軽井沢のホテルで夏季休暇後、初当選議員全員に総理大臣名で面会を強要し、円高対策も公務も放棄し連日新人議員への面接にあけくれた。
4. 「3年間解散なし」宣言後菅総理はポストも匂わせたとの証言。
5. 閣僚も総理も国家の重要公務の対価として血税で破格の高額処遇を受けている。公務放棄で身の保全に奔走するのは公務員の服務規律違反行為である。
6. 安住選対委員長から電話代名目で50万円供与の申出を受けたとの複数の国会議員証言。8/25には落選した河上議員に「300万円振り込む」と申出たとの証言
7. 小沢派議員には恫喝電話があったとされる。(記録が残らぬよう、短時間の強い恫喝だったと受けた複数の議員が告白)

 質問8-2

 「法の規制なくば(上記の如き不正誘導も)万事OK!」との見解は、間接民主主義の否定に等しく「社会正義の追求」を任務とする弁護士の言とは俄かに信じがたい。公約破棄への見解とあわせ今後も同手法で選挙や政務を執行する意思かを問う。

 投票者の人権を侵害した選管の処置

 投票はがきへの保護シール不添付は、憲法が定める「投票(通信)の秘密」の侵害であるのに、中央選管はご丁寧にも更に「投票ハガキの封筒入れは無効」と警告して有権者から秘密投票の権利や通信の秘密保護の自由を奪った。警告文まで付して、憲法が保障する基本的人権を侵害して平気な中央選管には、人権尊重の精神が著しく欠如していると言わざるをえない。同時に保護シール不添付は、知りたくもない秘密(候補者名)を否応なく眼にして守秘義務を負わされた作業関係者にも迷惑千万な話である。

  質問8-3
 質問2は保護シールの手続き上の問題点を、ここでは違憲の疑いに関する見解を問う。

 質問8-4
 特捜部が不起訴とし検事総長が犯罪事実はないと言明した冤罪事件を「政治と金」の呪文で叩き続ける執行部だが、以上に示した選挙買収疑惑まみれの自らをクリーンでオープンだと自認するのか、これこそ「政治と金」問題ではないのか、見解を問う。仙谷官房長官は「選挙買収と偏向報道の資金源」であろうと今や誰もが疑いの目で見ている「機密費」支出の内訳を、クリーンでオープンに、国民に対して全て開示する意思はあるのかを問う。

 高い憲法遵守義務、社会正義追求義務に鑑みての回答を望む

 国会議員・閣僚として、高度な憲法遵守義務と民主主義擁護のために先頭に立つことを公務とするのが与党民主党執行部の国会議員である。これに加え仙谷官房長官や枝野福幹事長は、東京第2弁護士会所属の弁護士として、弁護士法1条「社会正義の実現」を心に刻み身を律する義務をも併せ持つ。最高学府で民主主義の法理を学んだエキスパートにして議員・大臣(弁護士)のダブル(トリプル)バッジを輝かせる民主主義や社会正義の守り手・推進者であり国民に奉仕すべき閣僚の面々に、以上に示した様々の重要な憲法違反疑惑に対し、真摯な回答と見解を求める。

 添付書類
1. 質問書提出賛同者名一覧
2. 代表選投票結果表
3. 別表1…選挙結果分析表
4. 別表2…提出賛同者等のコメント


 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK152」の「菅直人の首相就任は安倍晋三と同じムサシの介入した不正選挙」を転載しておく。
 2010年9月の民主党の代表選挙で、菅直人が勝利したと称して首相になったが、この選挙には不正選挙で知られたムサシが関係しており、民主党は一億六千万円ものカネをムサシに支払い、選挙手続きを任せていたのである。
http://plaza.rakuten.co.jp/1tamaichi/diary/201301090012/

 これが明らかにしていることは、菅直人の首相就任はでっち上げられたものであり、自民党が昨年末の衆議院選挙や今年の夏の参議院選挙で、ムサシを使って不正選挙をしていたことに一致している。
 http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4903.html

 日本における不正選挙の横行と政治の破綻は、日本が完全に民主主義を放棄してしまい、近代国家として機能していないことを示している。そのような不正に基づいて権力を握った安倍内閣は、独裁者としてナチス的な政治路線を驀進し、日本を戦争に導いて破綻させようとしている。しかも、生体実験をやった石井部隊と同じ番号の戦闘機に乗り、全世界に愚かさを宣伝しているのだから、バカさ加減にあきれ果ててしまう。
 http://blog.goo.ne.jp/houdoukiseikaijyo/e/f54f986d621b29dbcadf7fc9aff029f1

 
 上記の「 http://plaza.rakuten.co.jp/1tamaichi/diary/201301090012/ 」の「★不正選挙:「株)ムサシ」が民主党代表選に関与した動かぬ証拠」の要点を確認しておく。

 「株式会社ムサシ」と2010年民主党代表選をつなぐ「点と線」

 2010年民主党代表選はものごとの正しい筋道で考えれば小沢一郎氏が選出され、小沢一郎内閣総理大臣を誕生させるものであった。
この代表戦で巨大な不正が実行された疑いは濃厚である。(中略)しかも、その開票作業が完全なブラックボックスで行われた。投票はがきの郵送先は茨城県つくば市所在の「筑波学園郵便局」だった。その住所が茨城県つくば市吾妻1-13-2。すでに記述したように、いまネット上での有名企業になっている「株式会社ムサシ」の関連会社である「株式会社ムサシ・エービーシー」が偶然なのかつくば市に「つくばセンター」なる事務処理センターを保有していた。こちらの住所が茨城県つくば市天久保1-16-10。二つの地点を地図で確認していただくと。
http://goo.gl/z0myQ二つの点は直線距離にして約1キロ。この二つの「点」が「線」で結ばれるのか。

 現代版「点と線」である。その答えが実は存在する。総務省サイトに掲載されている、「平成22年分政党交付金使途等報告書」( http://goo.gl/OzGVO)のなかの、「民主党(その4)政治活動費(1)」(http://goo.gl/tnVvY)をご覧いただきたい。平成22年(2010年)8月25日付でデータ処理・発送業務委託費で71,750,619円。平成22年(2010年)10月25日付で代表選挙機材及び関係費で87,578,156円が、(株)ムサシに支払われている。

 2010年の疑惑の民主党代表選。その中心に位置するのが「株式会社ムサシ」なのだ。そもそもの疑惑は、投票用紙にプライバシー・シールを使用しなかったことだ。選挙事務に不慣れな民主党事務局が、そこまで気を配れなかったというなら、まだ子供だましの言い訳にはなるかも知れない。しかし、選挙システムのすべてを一括受注することを売り物にする専門企業が、このような初歩的な不備を実行することはまず考えられない。そこには、明確な「意図」、「作為」があると見るのが適正である。

 2012年の選挙ではプライバシー・シールの貼り付けを「任意」として投票はがきが送付された。2010年選挙で小沢氏陣営からプライバシー・シールの不備が強く指摘されてことを受けての対応であったと思われるが、そうであるなら、プライバシー・シール貼り付けを「必須」とするべきであった。この選挙に小沢氏系候補者が出馬する事態を想定して、この措置が取られたものと考えられる。プライバシー・シールが貼られた投票用はがきを小沢氏系候補票とみなせば、同じような取り扱いができるからだ。

 民主党から株式会社ムサシに支払われた金額は、2010年8月が7175万円、2010年10月が8757万円である。30万人に80円の郵送料と50円のはがき代を支払うと、一人130円、30万人で3900万円になる。人手や機械利用にかかるのは30万の党員・サポーター票くらいのもので、地方議員、国会議員票など、民主党の事務職員が手分けして整理すれば、追加の費用などかけずに済むものだ。この作業に、上記の3900万円の費用を差し引いて1億2000万円の金が支払われている。これは「政党交付金の支出報告書」のなかの数値であるから、基本的に国民の税金で支払われているカネである。(中略)

 2009年5月に小沢一郎氏が民主党代表を辞任したのは、「西松事件」という、人為的に創作された「世紀の大誤認冤罪逮捕」が実行され、メディアが極悪非道の偏向報道の嵐で小沢一郎氏を攻撃したからである。この事変が生じていなければ、2009年9月に小沢一郎政権が誕生していた。2010年9月14日の代表選。本来は、小沢一郎氏が代表に返り咲いていた。代表選投開票日の小沢氏の演説「私には夢がある」は、近年の政治史に残る名演説である。この最後の演説の順序は「届け出順」とされたが、演説の順番を決定する根拠さえ極めて不透明で、実際に、あとに演説した菅直人氏は小沢氏の演説に一部をパクルという卑劣な行動に及んだ。この2010年9月代表選で小沢氏が選出され、小沢一郎政権が誕生するという「真実の歴史」がまたしても「謀略」によって書き換えられた。小沢一郎氏は検察審査会による強制起訴という驚くべき卑劣な手法によって最大の人物破壊工作を受けた。9月14日に二度目の起訴議決が行われたこととされているが、その真偽さえ定かでない。この起訴議決情報が代表選の選挙工作に用いられたと見られる。小沢一郎政権の誕生は、再び闇の力によって封じられた。

 2011年8月29日の代表選。小沢一郎氏に対する卑劣な人物破壊工作が展開されていなければ、小沢一郎氏が代表に選出されていたはずである。しかし、小沢氏が卑劣な手法で強制起訴されたため、小沢氏は民主党代表選に出馬することすらできなかった。小沢氏が出馬していれば、当然、小沢氏が当選したはずである。この三大事変が意味することは、日本の主権者国民の選択による日本の方向決定が、「闇の力」によって強制的に塗り替えられてきたという、驚くべき現実である。そのなかでも見落とせないことが、2010年9月代表選での不正選挙疑惑だった。筑波郵便局あてに郵送された投票用はがきは、代表選が終了すると、多くの不正選挙疑惑の指摘があるなかで、廃棄処分された。恐らく「株式会社ムサシ」がこの「証拠隠滅」とも言える行動に関与していると考えられる。

 公正な集計を行うなら、プライバシー・シールを貼った投票用紙を9月14日の大会会場に搬入し、衆人環視の下で開票作業を行うべきことは言うまでもない。ところが、民主党執行部が採用した手法は、筑波学園局に送られたむき出しの投票はがきを「株式会社ムサシ」に丸投げして、闇のなかで開票、集計したものである。さまざまな証拠隠滅はすでに行われているだろうが、最重要の手掛かりになるのは、民主党ないし株式会社ムサシが日本郵政に支払った「料金後納郵便料金」である。このデータを押さえることによって、投票はがきの枚数をチェックすることができる。小沢票が菅票に書き換えられた場合には、全体の数に異動は生じないから、これだけでチェックできるものではないが、少なくとも数の差が生じれば不正集計疑惑は一段と核心に迫る。

 今回選挙で疑義が指摘されている選挙区開票状況について、投票用紙原本にあたり、肉眼での全数調査を行うべきである。不正がなければ、検証を拒む理由はない。調査をして何の問題がなくてもまったく問題はない。そのコストは、不正がないことを証明するためのコストで価値のあるものになるからだ。民主党代表選挙では「株式会社ムサシ」に郵便代以外に1億2000万円もの血税が注がれた。その金額に照らしてみても、今回総選挙の詳細な検証を行う価値は十分にある。不正選挙疑惑は「単なる与太話」の次元を超えている。ここから先の大きな手掛かりになることは、関係者の「内部告発」である。ネット上への内部情報の提供が求められている。(植草さんのメルマガ第459号より転載しました。) 





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