竹中考、小泉・竹中・川口三角売国同盟論

 更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).6.15日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、小泉政権の黒幕・竹中について確認しておく。

 2009.10.27日 れんだいこ啓


 「★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ57」の明石氏の2009.10.27日付け投稿「竹中平蔵と船橋洋一の二匹のサナダ虫としてのスパイ活動」を転載しておく。

 竹中平蔵と船橋洋一の二人は共にゥ゛ォグステインの所に留学して、アメリカの手先になるように洗脳されて日本に帰り出世している。ただ、竹中は金銭欲と権力欲が強いために目立つ行動をしたが、船橋は朝日新聞に潜り込んで朝日を内部解体させながら、編集主幹にと出世して朝日の読売化を実行したのだった。だが、毎日の記事は朝日のサナダ虫には触れずに、日本政府のサナダ虫として日本を食い荒らした竹中だけにスポットライトを宛てているのは問題である。

 <引用>
 縦並び社会・格差の源流に迫る:竹中人脈と強者の論理 (毎日新聞)
 http://www.asyura2.com/0510/social2/msg/741.html
 投稿者 彗星 日時 2006 年 4 月 03 日 19:02:19: HZN1pv7x5vK0M

 縦並び社会・格差の源流に迫る:竹中人脈と強者の論理

 3月1日、霞が関。

 竹中平蔵総務相の私的諮問機関「地方分権21世紀ビジョン懇談会」(座長、大田弘子・政策研究大学院大学教授)の第4回会合で、A4判2枚の座長案が配られた。

 財政が持ち直さない自治体にも企業の競争原理を導入し、破綻した場合にはどんな法整備が必要か。「自治体も自己責任を負うべき」という竹中氏の意向で論議が始まった。検討項目には「関係者の責任の取り方」として「首長」ばかりか「自治体職員」「住民」まで対象に含まれている。

 財政力が全国最低水準の島根県。県債残高(借金)は1兆円に上る。90年代、国は景気対策として起債による県単独事業を奨励したが返済のピークを迎えた今、頼みの地方交付税はで減額の一途だ。県は重度障害者の医療費まで自己負担増を決断するしかなかった。

 「貧しい自治体も最低限度の文化的生活を守る役割がある。福祉や教育は市場原理だけでは維持できない」。澄田信義知事は危機感を募らせる。

 懇談会は座長をはじめ本間正明・大阪大教授や島田晴雄・慶大教授ら竹中氏と親しい学者で固められている。このテーマを議論することを副総務相さえ1月の初会合当日まで知らされなかった。

   ■   ■

 竹中氏は30歳でハーバード大客員研究員として渡米する。「小さな政府」を目指すレーガン大統領が就任し、「市場万能」を掲げる経済学者が力を持ち始めたころだ。大阪大助教授などを経て再び渡米。米国の要人が理事に名を連ねる国際経済研究所の客員研究員になる。バーグステン所長は「日本経済回復に成功したのも留学経験が役立っていると思う」と語る。

 市場の論理を重視し、小泉改革を担う「竹中路線」は、その人脈に支えられている。

 98年8月。慶応大教授の竹中平蔵氏は小渕恵三首相の諮問機関「経済戦略会議」の一員に選ばれ、政治の表舞台に立つ。翌年の答申は「健全で創造的な競争社会」を目標に掲げた。00年8月には森喜朗首相が密かに作ったブレーン集団に入る。メンバーは安倍晋三官房副長官(当時)、宮内義彦オリックス会長ら約10人。竹中氏の当時の側近は「政権に近いと、自分の考えが政策に反映する面白さを経験したようだ」と振り返る。

 01年初め、赤坂にある知人のマンションで、自民党総裁選をにらむ小泉首相に経済の講義を始めた。同じころ、民主党の鳩山由紀夫氏にも勉強会を持ちかけている。

 政治の中枢に接近し、何を目指したのか。01年5月、小泉内閣初の経済財政諮問会議。構造改革を担う「最重要会議」と位置付けられ、経済財政担当相の竹中氏が司会を務めた。冒頭「人々、企業にインセンティブ(意欲を高める刺激)を与えるような税制」の必要性を力説した。成功者の重税感が大きければ経済は発展しない--。雑誌への寄稿で「所得の再分配という(高額所得者からの)搾取がまかり通っている」と述べていた。

 大臣室と同じ階に諮問会議の「民間議員」の部屋がある。竹中氏を森首相のブレーンに誘った牛尾治朗・ウシオ電機会長、親しい本間教授ら4人。週2回、民間議員の会議がここで開かれ、竹中氏も頻繁に参加した。事務局としてペーパーをまとめたのが、後に竹中総務相の私的諮問機関の座長になる大田教授だ。

 議論は竹中氏と民間議員のペースで進んだ。関係者は「官僚はごく一部の人を除いて諮問会議から排除された」と振り返る。翌02年3月、民間4議員は連名で「公平、中立、簡素」に代る新たな税制の理念として「公正、活力、簡素」を打ち出し、政府の「骨太の方針」に盛り込んだ。

 竹中氏は着々と持論を推し進めた。

 03年春、金融・経済財政担当相の竹中氏は和歌山県立桐蔭高校の恩師、北内斉さん(79)とテレビ番組で対談した。北内さんは教え子のモットーが、倫理社会の授業で引用した「クールヘッド・ウォームハート」(冷静な判断と温かい心)と知り「大臣になっても、それは変わらないですよね」と尋ねた。竹中氏はうなずき、目に涙をにじませた。北内さんは言う。「彼は厳しいだけの人間じゃない。私は信じています」

 

 ◇竹中平蔵総務相に聞く◇

 毎日新聞 2006年4月3日 18時02分 (最終更新時間 4月3日 18時35分)

 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/tatenarabi/news/20060404k0000m
040015000c.html

 竹中平蔵総務相に格差問題について尋ねた。

 最近の格差議論をどう見るか。
竹中  統計がきちんとないのに一面的に議論する傾向がある。しかしIT(情報技術)などフロンティアの分野が伸びている時には格差を拡大する力が働く。注意深く議論すべきだ。
 小泉構造改革が進むと格差が広がるとの懸念があるが。
竹中  小泉改革で格差が拡大しているというのは間違い。改革をしたくない人のキャンペーンだ。
 規制緩和の歴史は長い。その影響で格差が拡大していないか。
竹中  フロンティアに出てうまくやれる人と、戸惑って出ていけない人では格差が出るので、備えることが重要だ。再挑戦のシステムを持ち、セーフティーネットを準備する。こうした小泉改革を進めることが格差問題の唯一の解決策だと思う。
 小泉改革を進めると格差拡大を防げる?
竹中  その通り。それ以外に方法はない。
 競争が進めば格差が拡大するのでは。
竹中

 競争が進むとみんなが豊かになっていく。

 セーフティーネットや事後チェックが不十分だとの批判がある。
竹中  不十分な点はあると思う。しかし規制改革のおかげで(雇用が生まれて)就職でき、所得は低くてもゼロではない人がたくさん出てきた。
 税の累進緩和で所得の再分配機能が落ちた。格差が拡大し始めると元に戻らないのでは。
竹中  格差解消には税による所得の再配分しかないと考えれば、そういう議論になる。しかしそうではない。例えば、地方や中小企業が頑張って経済のパイ全体を大きくしていけば解決できる。
 市場原理主義に批判が高まっているが。
竹中  市場原理主義者に会ったことがない。いたら連れてきてほしい。
 竹中さん自身は勝ち組だと思うか。
竹中 わからない、わからない。私の人生まだ終わっていないし。

 2005.4.27日付け太田龍の時事論評は、「平成十年(一九九八年)に始まる米国(イルミナティ)の第五次対日侵略戦争に惨敗した日本、今まさに、敵は、首相官邸を占領した」が興味深い指摘をしているので、これを検討する。

 太田氏は、次のような注目すべき所見を述べている。(なぜか知らないが「転載禁止」とある。ならば、こういう概要意訳はどうなるのだろう)
 概要「1998(平成10)年、いわゆる金融ビックバンを以て、ユダヤイルミナティサタニスト世界権力の、第五次日本侵略戦争が開始された。第一次から第四次まで、これは、拙著『ユダヤの日本侵略450年の秘密』(日本文芸社、絶版)、参照」の事。ユダヤイルミナティ世界権力による、日本の本丸の占領が開始されており、米国(イルミナティ)占領軍が既に東京都千代田区永田町、日本政府、首相官邸を占領して居る。首相官邸を占領中の、その米国(イルミナティ)占領軍とは、他ならぬ小泉首相と、日本経済金融についての権力を集中的に掌握して居る竹中大臣である。小泉、竹中の絶対権力。これは、米国(イルミナティ)占領軍に任命された、日本占領の代理人に他ならない。従って、小泉、竹中、この権力者は、日本民族の側の人間ではない。彼等は、米国(イルミナティ)陣営にとって、『身内』の人間である」。

 更に、次のような歴史観を披瀝している。
 概要「日本民族にとっての第一の敗戦は、1853、4年、ペリー米艦隊の来襲時。第二次敗戦は、1945.8月。第三の敗戦は、1972年~75年の田中金脈バクロによる田中内閣の退陣、つづいて、ロッキード事件。第四の敗戦は、橋本、小淵、森、小泉に至る四代の首相交代、約七年の期間。第五の敗戦は、小泉に至って、米国(イルミナティ)は、日本の首相官邸を完全に占領することに成功した」。かく述べて、「して今、日本は、第四の、まさに日本民族にとって致命的な敗戦へと、追い詰められつつあるのだ」で結んでいる。(第四の敗戦と第五の敗戦が同一線上で語られている為混乱しているが、れんだいこ理解によればこう纏めることができる

 れんだいこが時に共感するのは、
田中内閣の退陣、つづいて、ロッキード事件」を大東亜戦争の敗北に続く戦後史上画期の敗戦とみなしていることである。田中角栄の政界追放に興じてうつつを抜かした日本左派運動の能力ではとても理解できまいが、この歴史観が欲しいと思う。

 ちなみに、れんだいこ史観による敗戦過程は次のようになる。第一の敗戦は、ペリー米艦隊の来航から始まり大東亜戦争で仕舞う軍事戦での敗北。第一の敗戦は、戦後復興から始まり田中角栄の政界追放に至る経済戦での敗北。第一の敗戦は、田中角栄の政界追放から始まる小泉首相登場から現在に至る政治戦での敗北。今、小泉ー竹中ー川口の三角イルミナティ同盟による第四の日本侵略戦が開始されている。郵政民営化は、外堀を埋められ内堀埋められた挙句の最後の本丸炎上戦に例えられる。

 自民党内がこの期に及んでようやく重い腰を上げ、第四次対日本奴隷化戦略に抵抗見せつつある。興味深いことは、野党という野党が対岸の火事視して指をくわえて見守っている痴愚ぶりである。野党というのは、歴史上何が闘われているのか全く見えない政治的稚児でしかないことを物語っていると云えよう。

 それというのもこれというのも、れんだいこは、日本左派運動の主体的能力が、歴史観、政治組織論、闘争戦略戦術論、未来青写真論という基本中の基本に於いていずれも暗愚集団であるが故であるように察している。このことを指摘すると、れんだいこの指摘はこれまで聞いた事が無いものだから左派ではないなどと詰(なじ)って得意がる。申し訳ないが、そういう手合いの左派レベルは左派ではないのだ、せいぜいサヨと云われる類のそれに過ぎないのだと気づくべきだろう。

 この落差が如何ともし難い。それだけ政治運動が貧困で時差ぼけしているのだろう。例えて云えば、長距離トラック走で、二、三周遅れなのにそれに気づかず、一見一緒に走っていると見える先行ランナー達に絡んでいる姿になろうか。その挙措動作こそナンセンスと云わざるを得ない。

 2005.4.28日 れんだいこ拝

 12. 2012年10月15日 19:21:27 : HNPlrBDYLM

 ◆竹中平蔵の「ルサンチマンの経済学」

 ところで、保守系雑誌「諸君!」に、大蔵官僚時代からの竹中平蔵の盟友で、小泉改革を官僚サイドから支援し続けた「内閣参事官・高橋洋一」が、最近の世論や世相の変化がまったく読めていないらしく、意気揚々とインタビューを受けていますが、それを読むと、竹中平蔵という人物の人間性がよくわかりますね。竹中平蔵の人間性とは、ずばり、「ルサンチマンの塊り」、つまり「コンプレックスの塊り」ということに尽きるようです。「ルサンチマンの塊り」という竹中平蔵の人間性が、これまた、「ルサンチマンの塊り」である小泉純一郎の人間性と、ぴたりと合致したというのが、小泉改革の本質だったと言っていいのでしょうね。類は友を呼ぶですね。政治に、個人的な「恨み、つらみ」を持ち込むのは邪道であり、覇道以外の何物でもないと思われますが、竹中平蔵と小泉純一郎の行った「小泉構造改革」という政治は、まさにそういう「恨の政治」だったと言っていいでしょう。高橋洋一は、竹中平蔵とはアメリカ留学時代からの知り合いのようですが、竹中平蔵が興銀から大蔵省に出向している時代に、東大法学部出ばかりのの大蔵官僚に囲まれ、さんざんに無視され、バカにされ、虐められ続けた様子を証言しています。一橋出で、民間からの出向組である竹中平蔵が、屈辱的な待遇に甘んじざるをえなかったことと、その結果としてますます「恨みつらみの塊り」になっただろうことは、手に取るようにわかりますね。要するに。竹中平蔵が、大蔵官僚を目の敵にして、「日本解体」「日本沈没」へ突き進まなければならなかった理由がよーくわかります。しかし、それにしても竹中平蔵のように、あるいは小泉純一郎のように、「恨み」を持ち続ける日本人はあまりいませんね。自民党にも少ないでしょう。小泉純一郎の若い頃の写真を見るとわかりますが、ちょっと怖くなるぐらいに、「恨み、つらみ」を顔に滲ませた「暗い顔」をしていますね。小泉純一郎=朝鮮人説が、流れたことがありますが、その説はどうせガセでしょうけれども、少なくとも人相学的には、小泉純一郎の顔は、明らかに「恨」の国の典型的な顔ですね。「ルサンチマンの塊り」、つまり「コンプレックスの塊り」が顔に露骨に出ていますね。
 http://machiko3.exblog.jp/7326775


【アメリカの日本管理考】

 【アメリカの日本管理は-組織経営学である】
 http://amesei.exblog.jp/3192915/

 竹中平蔵は、1994年の時点でなんと「社会資本充実が日本の生きる道だ」、「530兆円を投資せよ・外圧に頼らない内需拡大を実施せよ」と著書『民富論』(講談社)で今と180度逆のことを書いている。丁度このころは、アメリカが内需拡大を促して、日本政府に「内需拡大」のための公共投資基本計画を要求してきたときと時季が一致する。村山元首相は朝日新聞の「経済漂流」と言う連載で「大統領がやれと言った」と証言している。竹中平蔵はこの時点ではケインズ政策を積極的に推進するようなことを言っていたのだが、今は小さな政府・財政再建を主張する小泉政権の大臣である。間接的には彼にも日本の超巨大財政赤字の責任があるということになる。竹中平蔵は要するに、時のアメリカの政権、ウォール街の要求に対して忠実に堪える「エージェント」だったのである。プリンシパルにとってこれほど扱いやすいエージェントはいないのではないか。

 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-07-26
 /2008072604_03_0.html

 アメリカではFRB議長グリーンスパンの超低金利政策の結果住宅産業バブルが起こり、これが今日まで消費を支えてきたが、ここへ来て住宅バブルに 「ローソクの最後の炎現象」が見えてきた。前述のようにアメリカには日本 のような「潜在消費・投資力」の備蓄がないから解決策を他国に求めるしか なくなる。そこでアメリカに狙われたのが日本、つまり竹中平蔵大臣である。 実は竹中平蔵氏は1980年から90年のJapan as No.1(「日本の世紀」と言われるほど日本経済が世界を制覇した)時代にハーバード大の客員研究員や准教授をしていた。日本の銀行が世界ランキング1位から10位を占める事態に危機感を抱いたアメリカはハーバード大等の叡智を結集して「日本叩き落とし戦略」を打ち出して見事に成功し、その結果日本の大不況はまだ続いている。 竹中氏(当時、大蔵省財政金融研究所主任研究官)は日本の大蔵情報提供者として重要な働きをしたと考えられる。自ら打つ手がなくなったアメリカは日本の「打つ手」(現金備蓄)を奪うしか 手が無いのである。竹中大臣はアメリカの国益の立場に立っているのである。

 不良債権で金融機関のパイプが詰まったままの状態で金融緩和をすると緩和 された資金はアメリカに流れず、資金需要がない日本の資本市場で浮遊資金 の増大となる。資金は当然土地と株にヘッジし、地価と株価を押し上げる結果となる。これこそ日本経済再生の道だが、アメリカにとっては許し難い こと。すなわち日本の土地と株が上がりだすとアメリカから資金が逃避し 日本市場に向かうからである。不良債権処理を急ぎ、日本の国民に痛みを与え、デフレをさらにスパイラル化し、大銀行や大企業を破綻に追い込んでまでもアメリカの国益の為に尽くす竹中平蔵。さらなる「詭弁」で小泉首相と国民を騙し続ける竹中大臣。まるで邪教の亡者のごとき竹中大臣の強烈な意志と情熱は、多分1980年代に洗脳された「日本叩き落とし精神」の具現だろう。今日本は「気違いに刃物」を与えてしまった。 今アメリカは戦争と言う無駄な公共投資を前倒しで実行しているが(前述のごとく)潜在的財源が無い。どんなことをしても日本の「備蓄資金」をアメリカへ還流させなくてはならない。

 http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/
 h14/jiji021021_baikoku.htm


【米国の年次改革要望書考】

 そもそも年次改革要望書なるものが、いつから、誰によって、何のために、どんな内容で作成されたのか、このような疑問にメディアはほとんど答えてこなかった。それには深い意味があったのだが、詳しくは文藝春秋12月号の関岡英之氏の論文を読んでいただくとして、それを読む前に重大な事実を認識しておく必要がある。それは、現総務大臣竹中平蔵氏の国会答弁である。竹中氏は2005年8月2日、参議院郵政民営化に関する特別委員会で、民主党の櫻井充議員の質問に次のように答弁している。「郵政の問題につきまして外国の方から直接要望を受けたことは一度もございません。(中略)そのような場を設けたことは一度もございません」と。このことはたまたま小生も生で国会中継をみており、この答弁を聞いて、はて面妖な、と不審に思ったことをはっきり記憶している。

 実はこの文藝春秋12月号には、ジャーナリストの徳本栄一郎氏が「竹中平蔵が総理大臣になる日」と題してリポートを掲載している。その中で、上記の竹中氏の国会答弁が、事実と食い違い、矛盾していることを鋭く検証しているのである。またある週刊誌は、これも紛れのない事実を積み重ねて、この国会答弁が真っ赤なウソであるとし、竹中氏の人格まで疑わしいとしている。いやしくも現職の大臣が国会の答弁で簡単に見破られるようなウソをついたということは、よほど政府にとって都合の悪い事情が裏にあることを匂わせるではないか。なぜそこまで隠し通さなければならないのか。

 2005年12月号の月刊『文藝春秋』(関岡英之論文「警告レポート・奪われる日本」)につづいて、同誌の2006年1月号に関岡さんの「竹中大臣へ」の告発論文が 掲載された。関岡論文において、竹中大臣が国会で行った答弁がいかに矛盾に満ちた、でたらめなものであるかが明らかにされた。もはや竹中大臣は逃げることは不可能だ。潔く、非を認めるべきだ。

 竹中大臣は、「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」(米国政府が日本政府に対して郵政民営化を要求した公式文書)について、2004年10月19日の衆議院予算委員会で「存じております」と答弁しながら、2005年8月2日の参議院の郵政民営化に関する特別委員会では「年次改革要望書」について「アメリカのそういう報告書、見たこともありません」と答弁した。 これほどひどい国会答弁の食い違いは、議会史上でもめずらしいことだ。竹中大臣は、このことに責任をもって答えなければならない。「存じております」と「見たこともありません」の答弁矛盾について、 竹中大臣は答える義務と責任がある。 国民の皆さんに訴えたい。竹中大臣の責任を追及する国民運動を起こすことを。堕落したテレビ朝日とお粗末な司会者に対しても抗議運動を起こさ なければならないと思う。

 http://www.pluto.dti.ne.jp/%7Emor97512/






(私論.私見)