小泉純一郎衆議院議員の珍言行録

 (最新見直し2009.3.30日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 「小泉衆議院議員(元首相)の珍言行録」は甚だしく多い。れんだいこの知る限りを列挙しておきたい。まだまだあると思う。

 2004.5.23日再編集 れんだいこ拝


【首相前】


【首相在任時代】

【「小泉首相の珍語録の検証】
 れんだいこのインターネットいけ畏兄・木村愛二氏は、「『安心のファシズム』岩波新書『小泉首相婦女暴行事件』原告木村愛二の記述で書店へ検討申入れ」で、斎藤貴男著「安心のファシズム」(岩波新書)の「第六章 安心のファシズム ブッシュ大統領と小泉首相」文中の興味深い記述を紹介している。小泉首相の項のみ引用する。「鉄拳&FRIDAY編集部『小泉超暴言録』」(講談社、2003年)を参照しているとのことである。れんだいこの小泉首相の気質、気性、性格、性癖、能力考とジョイントでここで一括整理する。

○、政権発足当初のコマーシャル。
 「解党辞さず」、「解党的出直し」、「自民党をぶっ壊す」、「抵抗勢力とは闘いあるのみ」。
 「聖域無き構造改革」、「構造改革なくして成長(景気回復)なし」。
 「痛みを伴う改革」「痛みに耐えれば明日は良くなる」、「おそれず ひるまず とらわれず」。
 「米百俵精神」。
 (れんだいこボソボソ) どのフレーズも、この時点ではなかなかパンチの効いた名セリフであった。今となってはスーフリレイプ上がりのその特質が滲み出ているセリフに聞こえてしまう。

○、ケガから復活した横綱貴乃花が、大相撲夏場所で優勝した。この時の発言。
 「痛みに耐えて、よく頑張った。感動した!」(2001.5.27日)。
(れんだいこボソボソ) これはまぁともかくも。

○、靖国神社への参拝に対して、戦没者遺族らから違憲確認や一人一万円の慰謝料請求などを求める訴訟が起こされた。この時の発言。
 「話にならんね。世の中、おかしい人たちがいるもんだね」(2001.11.1日)。
(れんだいこボソボソ ) これもまぁともかくも。云えることは、相手の側に立って考えられない御仁であることを証左しているということか。

○、準大手ゼネコン・青木建設が破綻したのを受けて。
 「構造改革が順調に進んでいる現われではないか」(2001.12.6日)。
(れんだいこボソボソ) この論法で行けば、日本のかっての有力企業がハゲタカファンドの手に落ちるたびに「構造改革が進んでいる証拠」と云い続けることになろう。

○、2002.1月、衆院予算委員会で、米軍のイラク攻撃について質問された時の答弁。
 「仮定の問題に答える必要はない」。
(れんだいこボソボソ) 「ああいえばこういう」初級詭弁論法。

○、田中外相と外務省野上次官が対立し、最初から最後まで執拗にイジメられる。2002.1月、田中外相は記者団の前で涙ぐみながら口惜しさをにじませていた。この時の小泉の弁。
 「涙は女性の最大の武器というからね。泣かれると男は太刀打ちできないでしょ」。
(れんだいこボソボソ) れんだいこは、小泉のこの弁により最終的にキレた。政権生みの親を庇うのが普通のところ、平然と足蹴にしたり逆恨みするタイプの御仁と判定した。以来、れんだいこは一引くも早い小泉政権打倒に向かっている。

○、衆議院予算委員会で、民主党の菅直人代表に「国債発行30兆円枠」という公約違反を追及された時の答弁。
 「この程度の約束を守らないことは、大したことではない」(2003.1.23日)。
(れんだいこボソボソ) 権力獲得こそ全てで、その過程で述べたことは公約であろうと全てマヌーバーということになる。

○、「アメリカが国連決議なしにイラクを攻撃した場合、政府方針をどうするのか」と、党首会談で自由党の小沢一郎党首に聞かれた時の答弁。
 「米国がどういう理由で行動するのかを見ないとわからない。それを見て考える。その場の雰囲気だ」(2003.3.13日)
(れんだいこボソボソ) この処世術は今や俗にポチ首相という称号を得るに至っている。

○、2003.3.23日、防衛大学卒業式の訓示。
 「わが国のかけがえのない同盟国アメリカが、大量破壊兵器の廃棄という国際社会の大儀にしたがって自ら犠牲を払おうとしているとき、わが国がこれを支持し、可能な限りの支援を行うのは同盟国として当然だ」。
(れんだいこボソボソ) 憲法クソ食らえ論を公然と開陳している。

○、共産党の志位和夫委員長との討論で、イラクが大量破壊兵器を保有していたという証拠が見つからないことを指摘された時の答弁。
 「フセイン大統領が見つかっていないからフセインが存在しなかったと言えるのか。(同じ理由で)大量破壊兵器が見つからないといって大量破壊兵器が無いと云えるのか」(2003.6.11日)。
(れんだいこボソボソ) すり替え詭弁術の名人であることを証左している。ちなみに日共の不破も志位もその類の名人なので、奇しくも双方名人同士の討論の折にこの迷言が出たことは妙な縁であろう。

○、民主党の菅代表との党首会談で、イラク復興支援における自衛隊の派遣地域について質問された時の答弁。
 「どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域か、私に聞かれたってわかるわけがない」(2003.7.23日)。
(れんだいこボソボソ) ならば、そういう危険地域に自衛隊が派遣されることの是非問題に戻ってこよう。にも拘らずこのように云い為すのは暴言であろう。

○、イラク特措法案の参議院連合審査会で、派遣された自衛隊員の安全について質問された時の答弁。
 「(自衛隊員が)殺される可能性がないかと言えばそれは言えない。夜盗、強盗と戦って相手を殺す可能性がないかと言えば、これもないとは言えない」(2003.7.9九日。『京都新聞』より)
(れんだいこボソボソ) 既に「背筋が寒くなってくる。仮にも一国の首相が、こんな言葉を吐き続けてきた」とのコメントが為されている。少なくともこれは首相の発言であってはならない。チンピラヤクザレベルの論でしかない。

○、2003.秋、自民党総裁選に臨んで総裁選公約を掲げ、次のように恫喝している。
 「党内の反対派をあぶり出す踏み絵にする」。
(れんだいこボソボソ) 小泉はんには常に「敵か見方か」の二元論しかないことが分かる。威勢は良いが暴君の論であろう。

○、2004.1.22日、衆院本会議が開かれ、民主党の菅直人代表の自衛隊戦後初の軍事派兵の是非質問に対し、事もあろうに憲法前文精神でもって説明する。
(れんだいこボソボソ) 詭弁も極まれりであるが、これが問題にならない我が政界のお粗末さ。

○、2004.2月、「あなたの改革は何をしたのか」と問われた時の答弁。
 「何をしたのかと聞くほうが間違っている。小泉改革は余計な事は何もしないという改革だ。だってそうでしょう。改革しなくて成長したら、改革意欲がなくなっちゃう。だから、改革の一番の功績は何もしなかったこと」。
(れんだいこボソボソ) これも暴言であるが、あまりにもフザケ過ぎている。

○、衆議院予算委員会。民主党の岡田克也幹事長が道路公団民営化によるコスト削減効果について質したところ、小泉首相は答弁を国土交通相に回した。「国民を代表して質問しているのに無礼だ」と怒った岡田幹事長に述べた答弁。
 「無礼だと言うが、逆に総理に対して無礼な質問だ」(2004.2.10日。『週刊金曜日』2.27日号より)
(れんだいこボソボソ) あまりにもお粗末な応酬話法で、「ああいえばこういう」子供の痴話喧嘩レベルの遣り取りになっている。

○、参議院イラク・武力攻撃事態特別委員会。厚生年金加入時に勤務していたとされる不動産会社での勤務実態を聞かれた時の答弁。
 「(社長が)『あんたの仕事は次の選挙で当選することだ。会社なんて来なくていい』と言っていた。いい人でした。総理を辞めたら社長さんのお墓参りをしたい」(2004.5.27日)。
(れんだいこボソボソ) こう云われた社長は生存中であることが判明した。こうなると、小泉首相は軽率というのではなく、異常に人品人柄が粗悪な御仁であることが判明する。

○、勤務実態が事実上なかった点を、党首討論会(衆院決算行政監視委員会でともある)で衝かれた時の答弁。
 「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ。何のため謝らないといけないのか」(2004.6.2日。以上、『毎日新聞』より)
(れんだいこボソボソ) 自分のことになるとこういう与太話で逃げる。他方、政敵に対しては「説明責任がある」と攻める。こういう異常分裂話法の常習者である。

○、女優の水野真紀さんと自民党の後藤田正純衆議院議員の結婚報告会の時の発言。
 「『酔うてはまくらす美人のひざ、さめては握る天下の剣』は男の夢だ。私は天下の剣は握ったが、美人のひざがないから寂しい限りだ」(2004.5.29日、「日刊スポーッ」より)
(れんだいこボソボソ) 「私は天下の剣は握った」の件りを含めて云い方がいかにも卑しい。

○、2004.6.3日、年金問題対策として「マクロ経済スライド」が法案のキーワードとして導入されようとしていることに対して、「マクロ経済スライド」(厚生年金、国民年金の加入者数=被保険者数の減少率、受給期間の伸び率=平均余命の伸びの二つあわせて年平均0・9%とし、物価上昇率から差し引いて給付水準を落としていく仕組み)についての認識を問われた際に、頓珍漢な受け答えをした挙句述べた答弁。
 「それは専門家に聞いてください」、「そういう専門家の意見を聞きながらやっている」、「マクロ経済スライドという定義とか、そういう点については私が答えなければならないことなのか」、「どうしても私が答えなくちゃいけないですか」。
(れんだいこボソボソ) この居直りのお粗末さよ。

○、2004.6.8日、シーアイランド・サミットで、久しぶりに会ったブッシュ大統領との会話。「ウチのバーニーが、『コイズミによろしく』と言っていた」。 「バーニーは相変わらず太っているのか」。ちなみにバーニーは大統領の愛犬の名前だ。犬絡みではもうひとつ。サミットの直前にレーガン元大統領が亡くなっているのだが、小泉首相はそのことよりもまず、大統領の別の愛犬スポットが二月に死んだことに弔意を表したという(『週刊現代』2004.7.3日号)
(れんだいこボソボソ) この二人は狂っている。この狂っている者同志が世界のトップの座に座り政治の最高権力に与っている。ひどい話だ。

○、外遊中のブラジルで、二度も人前で号泣した。その泣き方がはしたない下賎なそれであった。「欧米では、最高権力者が涙を見せると、その途端に失格の烙印を押される。感情に左右される者は正しい判断ができない、というわけだ」(郵政改革を弄び抜いた小泉)。
(れんだいこボソボソ) 真紀子の涙には非情の見立てをした。己の涙はどうなるのだ。この御仁にはそういうことを云っても通じない。

○、2004.6月の参院選での遊説演説。暫定政府に主権移譲されたイラクへの自衛隊派遣継続について次のように述べている。
 概要「今、自衛隊諸君が引き揚げたら、イラク国民は失望する。事態は日本が望んだ方向になりイラク人が自らの国をつくろうとしているとき、日本が今までの協力をやめると言えるのか。お金だけを出せばよいのか。お金では買えない心、日本の精神が試されている」。
(れんだいこボソボソ) 小泉首相は、湾岸戦争の時の経験を「カネだけでなく兵隊も出す」と総括して、こたびは兵隊も出したと云っていることになる。しかしてその判断の是非を問う姿勢は微塵もない。

○、2004.6.27日の参院選討論番組での発言。
 概要「憲法解釈で集団的自衛権の行使は禁じられている。ならば憲法を改正し、日本を守るために戦う米軍との共同行動を可能にすればいい」。
 「米軍が日本と一緒に戦っている時に、米軍が攻撃された時に、日本を守るために一緒に戦っているのに米軍と共同行動できない、集団的自衛権を行使できない、それはおかしい」
(れんだいこボソボソ) 憲法の諸規定を踏みにじり、日米安保同盟を優先して依拠しようとする姿勢を公然発言している。しかし、法治主義の原則からするとこれはかなり問題発言であろう。「ラク戦争を支持し、事実上の戦地に自衛隊を送り、多国籍軍参加を国会抜きで決めた」小泉首相の歴史責任が深く問われるべきであろう。 

○、元首相・橋本龍太郎の日本歯科医師会よりの1億円政治献金受領問題に対しては「政は正なり。説明責任がある」と述べていた。それが小泉首相自身の政治団体「小泉純一郎同志会」の不明朗な事務所経費問題になるや途端に曖昧答弁に終始し、釈明したかと思うと次のように居直る。

 2004.10.18日の国会答弁では、「事務所が自宅敷地内にあった当時から家賃の支出はない。事務所経費では切手の購入費、電話代などを計上していた」と述べていたのに、21日には、「同志会は昨年、横須賀市内にある自民党神奈川県第11支部が入居している事務所に移転していて、移転後は切手の購入費、電話代などに加え、事務所の家賃等、これはそれぞれが負担しており、二重払いはないということだ」と述べ家賃支出を認めた。民主党の福山哲郎氏が「答弁が変わったのか」と追及したところ、首相は「全く変わっていない」、「貸し主がいるじゃないですか。(事務所を)ただで使うわけいかないでしょう」と開き直った。飯島勲首相秘書官は18日、記者団に対し「同志会は過去も移転した後も(家賃は)1円も払っていない」と述べている。
(れんだいこボソボソ) 家賃問題がどういう意味があるのかよく分からないが、この御仁はサイコポス的糠釘論法を平気で振り回すので、通常の議論が成り立たない。これが我が国の最高レベルの議会で為されている遣り取りであり物笑いでしかなかろう。

○、2004.10.23日午後6時前、新潟地震が発生した。この時、小泉首相は映画祭の開会式に出席するため東京・六本木ヒルズのホテルにいた。直ちに官邸に戻る訳でもなく、「首相になると『なぜ、この忙しい時に映画なんか見るのか』と批判され、行きにくくなった」とあいさつし、会場の笑いを誘った。結局、3度目の地震と新幹線脱線の情報を受けた時点で「公邸に戻ろう」と云い、7時からの山田洋次監督らの舞台あいさつをしばらく聞いた後退席、品川の公邸に向かった。
(れんだいこボソボソ) 随分おかしいこの御仁は。しかし当人はそれに気づかない。むしろそれをジョークにする変人性がある。

○、「小泉首相が場所柄も弁えずに薄気味悪い顔でへらへら笑ったり、不謹慎にも『人生いろいろ、仕事もいろいろ、批判もいろいろ・・・』と喋ったりするのは、精神的に異常で多重人格症ではないかと思わせるし、これはマインドコントロールされた者によく見かけることなのである」。
(れんだいこボソボソ) この言は追跡される必要が有る。

 黒いもんを白いと言い含める方も聞くほうも れんだいこ 2004/01/22
 2004.1.22日、衆院本会議が開かれ、民主党の菅直人代表が代表質問にたった。問題は、自衛隊戦後初の軍事派兵批判と、それを事もあろうに憲法前文精神でもって説明する小泉詭弁、分かりやすく云えば、黒を白と言い含める論法にどう立ち向かうかにあった。残念ながら不発で、腹いせに公明党の神埼党首を皮肉り、これがいたく神埼を立腹させたという程度の遣り取りとなった。

 あぁ、議会のこの不毛をいかんせん。れんだいこならこう攻める。ブッシュが黒いものを白だと云えば、小泉よお前はその通り誰よりも白く見えますと追従する。しかし、我々は黒いものは黒い、白いものは白い、グレーゾーンもまたあると分別する。小泉はんが個人的に追従するのは勝手だが、事は日本丸の命運に関わる。戦後の不戦の国是は既に50年の歴史が有り、むしろ国際的に評価されつつある。

 それは、国家予算を軍事防衛費用に費やさず、内政の充実と国際援助による平和外交の推進、その国是に沿う限りでの国際協調主義的舵取りを意味している。この政策は成功してきたのであり、今小泉の指針せしめる方向はその暴力的破壊であり、なしてこれが許せようか。

 憲法の価値が今こそ深く問われている折柄は無い。この憲法を冒涜し、あまつさえその全文を引用しながら自衛隊戦後初の軍事派兵の合理化を唱える首相の識見を、以下問いたい。

一 内政充実の国是に対して如何様な施策を講じているのか、講じようとしているのか明らかにせよ。
(この時、丸投げ名人のヤジあり)

二 このところ突出しつつある軍事防衛予算の現段階の予算とその支出の内訳を明らかにせよ。膨張しつつある費用の今後の展望を述べよ。
(この時、お前は防衛利権族とちゃうかとのヤジあり)

三 もう一つの国是である国際貢献の成果を述べよ。
(この時、むしろ後退しとるではないかとのヤジあり)

四 対米追随外交、いわゆるポチ化路線の正義性を論ぜよ。
(この時、川口と一緒にアメリカへ永住せいとのヤジあり)

五 公共事業が削られつつあるが、国家百年の計からする適正な事業はむしろ積極化されねばならない。その計画を述べよ。
(この時、民営化させたらそれで済むんかとのヤジあり)

六 自衛隊戦後初の軍事派兵を憲法で説明できるのなら、なして憲法改正が必要なりや、云うてみてみてみぃ。
(この時、そりゃそうだ、必要あらへんがなとのヤジあり)
 
 この質問に対する答弁が為され、質疑が始まる。これが本来議事堂内で為されるべきことであろう。神崎を怒らせるのも良いが話が逸れすぎてる。それも含めてどれもこれも如何に我が政治が貧相化しているか。

 例によって読売が、小泉が言うことがその通りなる社説を掲げているが、そこまで云うのなら署名入りにして書かんかい。

 2004.1.22日 れんだいこ拝

 2005.10.19日、小泉首相は、自民党の新人議員約60人が出席した懇談会「日本夢づくり道場」であいさつし次のように述べた。
 首相は「今日は現実的な話がいい」と切り出し、郵政民営化法を巡る党内の駆け引きを「当初の政策論が政局、権力闘争に転じた」と説明。
 衆院選で同党非公認となった郵政民営化反対組の多くが落選したことについて、「(法案へ反対し造反してついて行った人は)倒閣運動だと早く気付けばこんなに多くの犠牲者が出ないで済んでいた。政策論が最後に政局になる権力闘争の本質を見極められなかった人は本当に惜しい。政治家の資質は洞察力。本質を見抜けず、ついて行った人は本当に可哀想だ。後の祭りでしょうがないが、いろんな政治家の本質を見極めないと」と諭した。
 また、自らが「刺客」候補を送り込んだことについて「きのうの敵はきょうの友。今日の友は明日の敵。戦国時代から現在までしょっちゅうだ。よくわきまえて友情をはぐくむことだ」と助言した。

【首相後】

 麻生首相が、2009.2.5日の衆院予算委員会で「郵政民営化に賛成ではなかった」とした発言などについて、5..12日、党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」の役員会に出席した小泉元首相は、この日の会合で、「怒るというよりも笑っちゃうぐらい、ただただあきれてしょうがない」と酷評した。 定額給付金事業を盛り込んだ2008年度第2次補正予算関連法案については、「(衆院再可決を規定した憲法の)3分の2(条項)を使ってでも成立させなきゃならないとは思わない。もっと参院の意見と調整し、妥当な結論を出してほしい」と述べ、政府・与党の再可決の方針に異議を唱えた。「いずれ9月までには国民の信を問わなければならない。政治で一番大事なのは信頼感。特に首相の発言に信頼がなければ、選挙が戦えない」とも語った。

  2009.5.22日に行われた、佐藤ゆかり衆議院議員の応援のための講演会での小泉発言が写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)に紹介されている。その言葉は、格差社会に話が及んだときに出てきた言葉であるという。

 「・・・いま、ホームレスの人もよく見かけますけども、もし東京でも、北海道でも、沖縄でも、全国、ホームレスが「もーう、外で寝るのは飽きた」、「たまにゃあ、うちの中で寝たい」、「風呂に入りたい」って言って、各市町村なり区役所に行けば、どの人も、全部住宅を世話する。洋服も世話する・・・(略)しかし、「きちっとした生活はヤダ。やっぱり野原で寝たい」という人を止めるわけにはいかない・・・」。


 写真週刊誌「フラッシュ」はこう締めくくっている。
 「・・・ホームレスに対してのこの論評は、格差社会の「生みの親」として、軽口の度を超えていないか」。 

 政治家しかも元首相としては明らかな失言であるが、当人には失言的意識はない。狂人たる所以である。マスコミは、「フラッシュ」(光文社)以外に採りあげていない。その真意は、今も政局に重大な影響を与え続けている小泉元首相、その背後の奥の院に君臨するネオシオニズムの威光を恐れてのことであろう。これによる作為的な情報操作であろう。

 2009.6.22日 れんだいこ拝

  2009.5.22日に行われた、佐藤ゆかり衆議院議員の応援のための講演会での小泉発言が写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)に紹介されている。その言葉は、格差社会に話が及んだときに出てきた言葉であるという。

 「・・・いま、ホームレスの人もよく見かけますけども、もし東京でも、北海道でも、沖縄でも、全国、ホームレスが「もーう、外で寝るのは飽きた」、「たまにゃあ、うちの中で寝たい」、「風呂に入りたい」って言って、各市町村なり区役所に行けば、どの人も、全部住宅を世話する。洋服も世話する・・・(略)しかし、「きちっとした生活はヤダ。やっぱり野原で寝たい」という人を止めるわけにはいかない・・・」。


 写真週刊誌「フラッシュ」はこう締めくくっている。
 「・・・ホームレスに対してのこの論評は、格差社会の「生みの親」として、軽口の度を超えていないか」。 

 政治家しかも元首相としては明らかな見識の貧相を示す失言戯言(ざれごと)であるが、当人は至極真っ当に述べているのかも知れない。狂人たる所以である。マスコミは、「フラッシュ」(光文社)以外に採りあげていない。その真意は、今も政局に重大な影響を与え続けている小泉元首相、その背後の奥の院に君臨するネオシオニズムの威光を恐れてのことであろう。これによる作為的な情報操作であろう。

 2009.6.22日 れんだいこ拝

 2009.6.  日、「西川続投問題」で、鳩山総務相が更迭された。その背後に小泉元首相の恫喝があった。記者クラブの面々は報道しなかったが、唯一共同通信だけが、この小泉の恫喝ぶりを報道している。これを確認しておく。鳩山が社長人事の認可権限を盾に続投反対を公言しはじめた5月以降、小泉は何度も麻生に電話をかけ激しい口調で続投を求めた。麻生首相は、小泉元首相の度重なる恫喝に屈し、西川続投を決め鳩山氏を辞任に追い込んだ、
 「鳩山が何を言おうと俺は知らない。首相在任中、鳩山を内閣で使わなかったからな。だが、あんたは違う。俺が閣僚に(何度も)起用した。やるべきことは判っているはずだ」。





(私論.私見)