最高検公判部長・河上和雄の三菱重工転換社債贈収賄事件揉み潰し考 |
(最新見直し2010.01.22日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
2010.01.17日 れんだいこ拝 |
Re::れんだいこのカンテラ時評651 | れんだいこ | 2010/01/22 |
【最高検公判部長・河上和雄の三菱重工転換社債贈収賄事件揉み潰し考】
目下、民主党幹事長小沢の秘書寮建設用地取得を廻る資金調達疑惑なる無理筋な事件仕立てに大わらわの東京地検特捜部の「法の正義」が聞いてあきれる事件史実がある。「阿修羅昼休み33」の小沢内閣待望論氏の2010.1.18日付け投稿「alternative、日テレ解説員・河上和雄元・検事総長、自民党から受け取っている『裏金』」を参照する。原文は、「オルタナティブ通信」の「暴力団のトップに居座り、暴力団から金を巻き上げる犯罪組織=警察・検察トップ=検事総長が、小沢一郎摘発をデッチアゲタ」のようである。 (ttp://alternativereport1.seesaa.net/article/138664300.html) 1986年、中曽根政権時、「三菱重工転換社債贈収賄事件」が発生している。三菱重工と云えば、日本の代表的な軍事産業にして原子力発電所のメーカー、即ち防衛省(当時は防衛庁)への戦車等の兵器販売、原子力発電の中心的な推進役である。その三菱重工が1000億円もの多額のCB(転換社債)を発行した。この莫大な金額のCBはバブル景気に乗り完売した。CBは株価と連動して価格が上昇する仕組みになっており、1000億円のCBは発売されて2週間で額面100円が206円に上昇し2倍の価格になった。 三菱重工はこの時、主として自民党の御用達政治家達に、このCBを発売前に100億円分販売していた。この構図から見れば、後のリクルート事件の前例となっていることが判明する。但し、リクルート事件が大騒動となったのに比して「三菱重工転換社債贈収賄事件」は問題にもならなかった。なぜ江副はやられて、三菱は同じことをしても免責されるのか、ここに闇がある。 この「恩恵」に浴した御用達政治家達は総計で、100億円が2週間で206億円になる「大儲け」を手にした。三菱重工がなぜ1この「大儲け」を供与したのか。それは、御用達政治家達が、三菱重工の兵器を特命でで購入し、「三菱側の言い値」で兵器を購入するよう防衛庁に働きかけ、「優遇措置」を廻らしてくれたからである。三菱からすれば当然の返戻金であった。原子力発電所建設についても然り。三菱重工は、原子力発電の技術的に危険な面に「うるさい事を言われず」、建設費への補助金等も「三菱側の言い値」で工事を受注することに成功した。してみれば、三菱重工の転換社債前売りは、仲介成功報酬であったことになる。 これは、三菱重工側からすれば一般的な商行為のように見える。しかし、民間のやり取りではない。「国民の税金を湯水のようにムダ使いした」ことの上に成り立っている、れっきとした贈収賄である。自民党の御用達政治家達は、ご丁寧にもあつらえられた三菱重工の系列である三菱銀行から借り入れてCBを購入し、2週間後それぞれが市場に売却し、総額で106億円もの利益を得ている。これは事実上のワイロである。この106億円の内、最も多額なワイロを受け取っていた政治家が、軍需利権族筆頭にして日本に原子力発電を初めて導入するのに功のあった中曽根康弘、時の首相その人であった。 さて、問題はここからである。東京地検は、この「三菱重工転換社債贈収賄事件」を摘発しようと捜査に乗り出した。ところが、この捜査は、時の最高検察庁検事局トップの「捜査停止命令」により頓挫せしめられている。この時のトップが誰であるのか、調べれば判明するであろうが目下は不詳である。巷間伝えられているのは、ロッキード事件の花形検事として注目されていた河上和雄の横槍であった。河上は、その後順調に出世し、この頃 最高検検事に名を列ねていた。その履歴によれば、1986年―最高検検事、1987年―法務省矯正局長、1989年― 最高検公判部長とある。 その河上和雄が、最高検察庁検事局トップの意向を挺して「捜査の停止命令」を出し、自民党政治家達のワイロ受け取り事件を見逃す役を買って出ている。その時の言い草が、「自民党の各派閥のリーダー全員が、このワイロを受け取っており、事件として立件すると自民党の政治家の大御所全員を逮捕する事になり、自民党が潰れる」という理由であった。河上は、捜査官達に向かって、「お前達は自民党をツブシ、野党に政権を渡す気か?」と怒鳴り付けたと云う。こうして捜査は打ち切られた。 こうした履歴を持つ河上和雄が臆面もなく、目下の小沢一郎の政治資金疑惑で、徹底捜査の檄を飛ばしている。現在、日本テレビの解説員として、また日本テレビの顧問弁護士としてTVに出演し、小沢一郎の摘発に関し「法の正義」を説教し続けている。 このこと自体が、今回の小沢政治資金疑惑事件の本質を良く物語っていよう。河上和雄は、警察が支配下に置き有力の天下り先となっているパチンコ業界取り仕切り組織「社団法人遊技産業健全化推進機構」の代表理事でもある。 【代表理事】河上和雄 ( https://www.suishinkikou.or.jp/wppo/organization.php) これを見れば、検察庁内の出世階段を上手に登り、退官後も利権の甘い汁を吸い続けて上手に世渡りしていることが分かる。かって「自民党を潰す気か」と恫喝した河上が、「小沢徹底捜査の檄」を飛ばしている。この御仁をどう評すべきか。 れんだいこのように現代世界を牛耳る国際金融資本の最も忠実なエージェントの一人と読めば、読売配下の日本テレビ客員解説員、同顧問弁護士、社団法人遊技産業健全化推進機構の代表理事、学校法人駿河台大学理事、駿河台大学名誉教授という肩書が何の不思議でもなくなる。 こう読まない者に告げておく。現下の小沢訴追派の政財官学報司の六者機関のトップの座にある者殆どすべてが、かってのロッキード事件訴追派の面々ではないのか。違いと云えば、立花隆が今のところおとなしくしていることであろうか。日共の異様な過激化、解放同盟に対しては糾弾闘争をたしなめ続けた日共は、こと角栄関連となると色めき立ち急に過激化する。これも同じ構図である。マスコミの先陣争い、これも然り。 しかし、この手合いが日本政界を牛耳って以来、日本はとめどなく地盤沈下させられ続けている。国家予算の収入より借入金利息払いが上回ると云う奇形化、天文学的国債累積債務の重圧、消費税などと云う安逸な打ち出の小槌による収入源化による国内経済低迷逼塞化。これは、戦前並み水準への回帰であろう。戦後保守主流派と云われる吉田―池田―佐藤―田中―大平―鈴木政権のハト派系譜を解体せしめた結果がこのザマであろう。それは、善政時代を悪しざまに言い、悪政時代に無力化させられている日本左派運動のバカさ加減に比例している。ニセモノを本家としホンモノを咎め続けた罪と罰でもあろう。 もとへ。河上関連の付録として次のような声がある。「河上は後輩の松尾邦弘(元検事総長)に追い抜かれた。検事正時代は裏金に手をそめてるはず。勲章は勲二等どまり」。「1981年―法務大臣官房会計課長をやっていて松尾元検事総長が特捜時代に河上の部下だったということが事実ならば、三井氏の言っている裏金貰っている悪い奴等、数十人の中の一人である事は間違いなさそうですね」。 2010.1.22日 れんだいこ拝 |
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(私論.私見)