読みのない時代考

 (最新見直し2009.2.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 2009.2.17日、或る人との会話の中で、今の時代の特性に気づいた。これを記しておく。

 今日、人は情報洪水の中で溺れている。次から次へと起こる事件、そのたびに飽くことなく繰り返されるガラクタ解説、我々はそれでも電波漬けにそれている。タバコ一つを止められないれんだいこが云うのも変ではあるが、これが生活習慣病となっている。現代人は耳だけが発達させられている。つまり、逆に脳が退化させられている。このことに気づいた。

 脳退化は、読みをできなくする。読みとは、一般に囲碁や将棋で常用されている言葉であるが、状況及び形勢判断に従い次の着手を決める為の判断のことをいう。囲碁や将棋ではこの読み無しにはゲームが進まないが、日常社会では構わないようである。恐らくそれは社会の支配者が代行してくれているからであろう。

 ところが、最近の問題として、社会の支配者が読みができなくなっているケースに出会うことが多い。こういう場合、社会はどうなるのだろうか。これが本稿の考察課題である。

 2009.2.17日 れんだいこ拝




(私論.私見)