【ナベツネの2007.11小沢パッシング事件考】 |
(最新見直し2007.11.10日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
2007.11月、読売新聞系の総帥ナベツネの「昇り竜の民主党代表小沢パッシング事件」が発生した。政治的に意味の深い事件であると思われるので採り上げることにする。11.2日、「福田対小沢党首会談」が設営され、大連立構想が話し合われた。小沢が党に持ち帰ったところ大ブーイングが起こり、面目を失った小沢が代表辞任を申し出る事態に陥った。この機を捉えて、会談の仕掛け人ナベツネが、子飼いの読売新聞紙面及び系列の日本テレビ系電波網を使って、「小沢の方から大連立持ちかけ」との虚報で小沢パッシングに出るという事件が発生した。ここまでを事件の前半とする。 民主党は大混乱に陥ったが、事態を正確に受け止め、分析し、団結して小沢の慰留に手分けして努め、小沢辞表を撤回させ元の鞘に納まらせる形で乗り切った。この経緯を後半とする。これを仮に「2007.11月、小沢党首辞任騒動−ナベツネの小沢パッシング事件」と命名する。以下、この事件を検証する。情報が限られているので、足らざる部分はれんだいこが大胆に推測した。正確な日時については判明次第後日訂正することにする。 2007.11.11日 れんだいこ拝 |
【福田対小沢党首会談仕掛け−小沢パッシング事件考その1】 | ||||
2007.7月頃、ネオ・シオニズム奥の院が、中曽根−ナベツネ一派に対し「自民−民主大連合」を指令する。これを受けナベツネが政界工作に乗り出す。これが「2007.11小沢パッシング事件」の伏線となる。同下旬、ナベツネが、森・元首相に「自民−民主大連立」を指示する。森は使い走りし始める。7.29日、参院選で自民党が惨敗し、民主党が過半数を制したことにより衆参捩れ現象が生まれる。安倍首相が続投表明する。
8.21日、ナベツネが民主党の鳩山幹事長を呼び出し、大連立の根回しを依頼する。その後、中曽根−森元首相ラインが小沢に個別折衝している模様である。8.27日、安倍政権画内閣改造。8月末、小沢がナベツネに呼び出され、ナベツネ・中曽根・森・小沢の四者会談となり、「お国のために大連立を」と持ちかけられる。この時、小沢は返答せず、「そういうたぐいの話は現実に政権を担っている人が判断する話であって、私どもからとやかく言う話ではありません」と「首相自らの申し出」を要求する。 10月末頃、デイヴィッド・ロックフェラー(92歳)氏が来日。表向きは著書「ロックフェラー回顧録」(新潮社)の日本語版刊行記念。ロックフェラーの来日がどう絡むのかはっきりしないが、奇妙に「自民−民主大連立工作」が具体的に進展し始める。 10.30日、森が小沢を呼び出して「福田との党首会談」を念押しし言質を取る。その後、福田と小沢が45分間にわたり膝詰めで語り合った。これを仮に「第1回極秘党首会談」とする。 この頃、公明党が事態を憂慮し始めており、その対策と思われるが、10.31日昼、森が、自民党本部で細田博之幹事長代理に「第1回極秘党首会談」の動きを伝え、概要「福田首相に1・公明党との連立維持、2・大連立構想に乗らない、3・早期解散に応じないの3条件を譲らぬよう提言している」ことを漏洩。細田幹事長代理は当然、公明党に森発言を伝え釈明したものと思われる。 11.2日朝、公明党有力幹部が、「今日の党首会談で憲法改正、中選挙区制、恒久法の3つが合意に向け大きく動く。完全な公明外しだ」との情報を流布。支持母体の創価学会が「悪魔のシナリオだ」(関係者)と反発する。首相が、小沢会談に先立ち、公明党の太田昭宏代表と会談。小沢との会談に臨む方針を伝えた。太田代表は「首相を信頼しているのでお任せする」と述べた。 11.2日午後、国会議事堂3階の常任委員長室で、福田首相と民主党の小沢代表の党首会談が行われた。自民党の伊吹文明幹事長と鳩山民主党幹事長が控え室に移動。午後3時過ぎ二者秘密会談となった。1時間10分で会談中断。これを仮に「第2回極秘党首会談」とする。午後6時半すぎに再開。席上、大連立構想が切り出され、小沢は「了承を取り付けるべく党に持ち帰り、結果を報告する」と述べ、午後7時26分会談終了。これを仮に「第3回極秘党首会談」とする。 同夜、民主党の緊急役員会が開かれ、小沢代表が、「大連立を視野に入れ、まずは政策協議から始めるべき」と提案。役員会は猛反発し、「自民−民主大連立申し出」を断ることを申し合わせた。小沢が福田に不首尾に終わったことを電話連絡。小沢は不信任と受け止め、政治責任に伴うけじめとして党代表を辞任する意向を表明した。役員会が慰留に努めたのに対し、「暫く考えさせて欲しい」と保留した。小沢の身柄は役員会に預けたられた。 11.3日、読売社説は、「党首会談 政策実現へ「大連立」に踏み出せ」の見出しで次のように主張した。
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【福田対小沢党首会談仕掛け−小沢パッシング事件考その2】 | |||||||||||
11.4日、読売新聞朝刊が、一面トップで「一大連立、小沢氏が提案」の見出しで党首会談の模様を報じた(「私は読売新聞の購読やめました〜「読売・世紀の誤報」と報道機関としての良心」)。
ナベツネは、「自民−民主大連立」シナリオが崩れたのを見届けるや今度は小沢ハッシングに転じた。衣の下の鎧がもろ見えとなり、そもそもこの間の政治工作が小沢叩きを主眼にしていた事が明らかになった。 同午前5時半、小沢代表の側近、樋高剛・元衆院議員が名古屋市内に滞在していた鳩山幹事長を訪ね、「一身上の都合で辞任します」と認めた辞職願を渡した。鳩山は、「受理できない。民主党は小沢さんのおかげでここまで来た。辞められては党が持たない」と辞任を拒絶した。鳩山はすぐさま新幹線で帰京し、東京都世田谷区深沢の小沢氏の私邸を訪ねた。しかし小沢氏は不在。赤坂の個人事務所にいた小沢氏をつかまえ、山岡賢次国対委員長と翻意を促した。 午後4時に党本部で記者会見がセットされたが、党本部の代表室で説得が続いた。菅直人代表代行は、「小沢さんしか代表はいない」。直嶋正行政調会長は、「衆院選を小沢さんにやってもらうのがみんなの気持ちだ」。小沢は、「そんなに言ってもらえるなら、みんなに(進退を)預ける」。民主党幹部は、「連立入りが代表続投の条件になるのは絶対、駄目だ」と釘を刺しつつ慰留を続けた。 同午後4.30分過ぎ、小沢が党本部で辞任表明記者会見を行い、次のような辞任の弁を述べた。
この時の発言の「民主党の力量不足、政権担当能力疑問、次期総選挙での勝利困難」発言が党内に物議を呼び、小沢辞任止むなし論を生んでいくことになる。
11.5日、読売新聞社説が、「小沢代表辞意 それでも大連立を目指すべきだ」の見出しで次のように主張した。
読売新聞はこの時同時に「党首会談で「小沢副総理」一度は合意、17閣僚の配分も」なる見出しで、次のような記事を配信した。
11.5日午後6時34分、福田首相は、東京・平河町の中国料理店「赤坂四川飯店」で報道各社の政治部長と懇談。8時16分出。同44分、私邸。11.6日午後6時31分、福田首相は、東京・大手町の大手町ファーストスクエアウエストタワー内のレストラン「トップ オブ ザ スクエア 宴」で、報道7社会の渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長らと会食。8時29分、同所発。 11.6日、新聞各紙が一斉に小沢批判の論調で社説やコラムを載せる。毎日社説「なんとも不可解な小沢氏の言動」、読売編集手帳の「(小沢氏は)結果として子供の使いのような役回りを演じた」、朝日天声人語の「参院選で民主党を圧勝させた100日前の民意を、丸ごと置き去りにした」等々。その中で、産経の花岡信昭客員編集委員の「政論探求」が、「あえて小沢代表を擁護する」の論陣を張った。 この頃、角栄チルドレンにして政治的盟友の面々(羽田、渡辺、石井)が慰留工作に乗り出す。民主党の過去の党首経験者である管−鳩山−岡田−前原らが対応を協議し、党内の意見集約に向かう。 11.7日午後、民主党は、両院議員懇談会を開き、小沢代表の処遇問題を決着させた。2名の批判的質問を処理した後、圧倒的総意で小沢エールを決議した。小沢は党決議を受け入れ、「続投」を正式表明した。この後、記者会見が開かれ、小沢は難なく応答し無事儀式を終えた。 11.8日、読売社説が今度は、「小沢氏辞意撤回 民主党の未熟な体質が露呈した」の見出しで、次のように主張した。
同夜、小泉元首相は、都内で二階俊博総務会長、中川秀直、武部勤両元幹事長と会談し、民主党が自民党との大連立構想を拒否したことに関して「残念だった」と語った。 |
【副島隆彦氏の事件考察】 | |
ネット界の論客として名声高い副島隆彦氏の「小沢一郎の突然の辞任を受けて」が、「昇り竜の民主党代表小沢パッシング事件」の本質を捉えている。これを転載しておく。
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Re:れんだいこのカンテラ時評338 | れんだいこ | 2007/11/04 20:36 |
【小沢民主党党首の突如辞任事件考】 れんだいこは、このところの政局が論評するに値しないので、もっと原理的なところを研究しているところであるが、小沢の突如の党首投げ出し事件が発生したからには、やはり一言しておかなくてはならない。テレビ実況を見ていないので生の声を聞いていないが、この時期の小沢の退陣はやはり異様としか言いようがない。先の安倍の所信表明演説後の突如の辞任といい、異例な事が異例でなく多発し過ぎている。この裏に何が有るのか、それを見極めねばならない。 気になる動きがある。先の福田−小沢会談の仕掛け人として、中曽根−ナベツネの極悪コンビが徘徊している。ロッキード事件に於ける田中角栄パッシングに注目し続けているれんだいこには、名うてのネオ・シオニストであるこの二人が動くと何事かが起こることを察知している。してみれば、小沢の党首辞任の裏には、強度の脅迫があったのかも知れない。仮に、福田−小沢会談の中身が筒抜けており、会談内容を廻って脅されたのかも知れない。あるいは、個人資産を廻る決定的アキレス腱が突かれ、取引されたのかも知れない。あまり憶測で書くのは気が引けるが、辞任の裏には重大な何かが介在している事は間違いなかろう。ありえないことが起こったのだから。 結論として、やはり我々は、60年安保闘争以来の悲願である既成左翼社共に代わる真の人民主義的左派党派の創出と満展開を目指すべきではなかろうか。問題をここに立てないと、全てが饒舌に流される。小沢退陣事件の後に起こる政界波乱は、ネオシオニズムの更なる政界ハイジャック化しか考えられない。これに抗すべき主体がないと我々はまた退屈倦怠な日々に引きこもりすることになろう。 具体的に何をどうすべきか。れんだいこは6.15共同集会の動きしか知らないので、これに期待する以外にない。主張の隔たりは引き続き議論するとして、当面の一致点で人民大衆的意思を突きつけ、強まるネオシオニズム請負政策の阻止に向けて尽力せねばならない。 この運動を通じて、必要な規制は見極め強め、圧倒的に必要でない諸規制からの緩和を勝ち取らねばなるまい。我々の生活圏に開放的気分を横溢させねばならない。中小零細地場の産業を振興し、地方が地方なりに生活できる基盤をつくらねばならない。我々は、とどまるところを知らない増税による重税から解放されねばならない。贅沢ではないほんのささいな息抜きの場をもっと創らねばならない。 こうした流れを生み出す左派新党を立ち上げ、現代政治の左バネにせねばならない。ある時は民主を応援し、ある時は社民を応援し、日共には宮顕総括を迫り、これを我々が納得いくように自己批判したらある時には支援し、この間自前の候補を極力多く政界に送り込まねばならない。 この当たり前のことができぬまま、60年安保以来47年をやり過ごしている。実に愚かなことである。当時の闘士は70才前後となり、我々は60歳前後になりつつある。今日日の若手の頭脳たるや、不良少年少女さえ反体制的かと思いきや恐ろしく体制奴隷でしかないという恐ろしい時代に入っている。この現実を如何せんか。 小沢辞任事件は、政界を面白くする動きが高まりつつある頂点で冷や水を浴びせた格好だ。その結果民主党内がどうなるのか不明であるが、右バネかぞろぞろと動き出す予感がする。我々に残された手立ては、これに抗する左バネを戦線強化する以外にない。合従連衡大いに結構、問題は竿をどちらに向けてさすべきかだろう。ここが肝心だ。 以上、この局面で、れんだいこが一言申し上げておく。いざ出でよたすけあい党ふふふ。私は30万の党員が欲しいんだ。 2007.11.4日 れんだいこ拝 |
小沢民主党党首の突如辞任事件考 | 虫の息@100%ぱくり | 2007/11/05 19:36 |
・・・あなたは、今、どんな力にも負けない、本当の民族指導者として力を備えている。私たち日本国民は団結しています。どうぞ、また一騎で、野山を翔けて、そして何とか、生き延びてください。私たち国民が、あなたを守ります。 他の自民党の実力者ども という自分の保身しか考えない、卑屈な連中でも、そろそろ、アメリカさまに、脅され続ける自分たちの惨めさをかみ締めている。・・・ ttp://www.snsi-j.jp/boards/bbs.cgi?room=sample1 れんだいこさん今晩は |
Re:れんだいこのカンテラ時評338 | こげぱん | 2007/11/05 23:25 |
【小沢民主党党首の突如辞任事件考】 れんだいこさん、ごぶさたしております。その後いかがお過ごしでしょうか。 > この時期の小沢の退陣はやはり異様としか言いようがない。先の安倍の所信表明演説後の突如の辞任といい、異例な事が異例でなく多発し過ぎている。この裏に何が有るのか、それを見極めねばならない。 > あまり憶測で書くのは気が引けるが、辞任の裏には重大な何かが介在している事は間違いなかろう。ありえないことが起こったのだから。 小沢辞任で、小渕が「冷めたピザ」といわれていた頃の菅直人辞任劇を思わず思い出しました。裏など取れませんが当時聞いた噂では、菅は人気絶頂期に出席したダボス会議にて、日銀の国債直接引き受けを要求されて断ったため、ほどなく愛人で失脚したということでしたが、政権交代を目前にしての、国際金融資本筋の要求を断った直後の交代劇という共通点に何か引っかかるものを感じます。 いずれにせよ、こちらが「愛人囲った奴が悪い」「従軍慰安婦認めない奴が悪い」「大連立仕組む奴が悪い」的な表面的反応に終始している間は、いつまでも手を変え品を変え騙され続けるような気がします。 > > 今日の若手の頭脳たるや、不良少年少女さえ反体制的かと思いきや恐ろしく体制奴隷でしかないという恐ろしい時代に入っている。この現実を如何せんか。 今日の「若手」が体制奴隷的なのはご指摘の通りですが、その原因の一つとしてセンター試験・内申書のような科挙的受験狂育による知的去勢が徹底的に行われてきたことが疑われます。「学べば学ぶほどバカになる」「肝心なことは教えない」大学・院の文系教育も悲惨ではありますが、それ以前に知的去勢されてしまっていては話になりません。余談ですが、センター試験・内申書即時廃止を主張する政党が出現すれば、共産だろうが維新政党新風だろうが、一票を投じても良いと思うようになりました。 |
Re:小沢民主党党首の突如辞任事件考 | れんだいこ | 2007/11/06 10:36 |
虫の息さんちわぁ。副島さんの掲示板ご紹介有難う。腹の足しになる議論を心がける場のようで貴重ですね。「小沢一郎の突然の辞任を受けて 11月4日 副島隆彦」は秀逸です。れんだいこのリンク集に執り入れるつもりですが、現在更新不能になっておりますので予備サイトに確保しておきます。こういう良い掲示板が有りましたら適宜教えてください。 |
Re:れんだいこのカンテラ時評338 | れんだいこ | 2007/11/06 11:07 |
【小沢民主党党首の突如辞任事件考】 こげぱんさんちわぁ。 > れんだいこさん、ごぶさたしております。その後いかがお過ごしでしょうか。 何とか生き延びております。体の状態はほぼ元通りに戻りつつあります。問題は、世間と同じく処世のやり繰りです。何とか頑張ろうと思います。 > 小沢辞任で、小渕が「冷めたピザ」といわれていた頃の菅直人辞任劇を思わず思い出しました。裏など取れませんが当時聞いた噂では、菅は人気絶頂期に出席したダボス会議にて、日銀の国債直接引き受けを要求されて断ったため、ほどなく愛人で失脚したということでしたが、政権交代を目前にしての、国際金融資本筋の要求を断った直後の交代劇という共通点に何か引っかかるものを感じます。 管の愛人騒動の裏にダボス会議の動きがあったとは貴重な指摘です。れんだいこはもう一つ、橋本首相の退陣の裏にダボス会議の動きがあったのを思い出しました。次のように記述しております。 1998.2月、スイスの・ダボスで、世界の政治家や経済人が年に1度集まって、その後1年間の計画を決定する「世界経済フォーラム」が開かれた。これを通称ダボス会議と云う。会議の議題は、「アジアの経済危機に対する議論」に集中し、日本の対応が批判された。「橋本政権は間違った政策をとり続けている。橋本首相に任せておけない」として辞任の筋書きが決められた、と伝えられている。「彼らは一国の首相すら簡単に変えてしまう力を持っている」。「グローバリストのなかでも支配的立場にあるロスチャイルド家も、『日本の政権はすでに傀儡操り人形にした』と判断している」。 「阿修羅版 すべては仕組まれていた!!、BIS(国際決済銀行)はなぜ東京で総会を開いたのか」は次のように記している。 7.13日、自民党の大惨敗から一夜明けた日、BIS=国際決済銀行の月例総会と日米経済人会議が東京で開かれた。BISの月例会が開かれるのは、基本的に、ダボスと同じスイスにあるバーゼルという都市。例外は、毎年9月、アメリカのFRB=連邦準備銀行で開かれるときだけだ。それが、60年以上に及ぶBISの歴史上初めて、スイスとアメリカ以外の場所で開催された。それが、参議院選挙翌日の東京だった。 BISの会議は、完全に秘密で行なわれる。BIS職員も、マスコミ関係者も一切出席できない。参加できるのは、BIS重役と招かれた客のみ。しかもその内容は一切発表されない。BISの13人の重役の中には、先進国とスイス、アメリカの中央銀行総裁がいる。日本は1994年から加わっている。ダボス会議に出席した、アラン・グリーンスパンFRB議長も重役の一人だ。 取締役会議長BIS総裁:アルフォンス・ヴェルプライツェ(ブリュッセル)、副議長:キングスダウン卿(イギリス)、重役:アラン・グリーンスパン(ワシントン)、ウィリアム・J・マクドノー(ニューヨーク)、ハンス・メイヤー(スイス)、ハンス・ティートメイヤー(ドイツ)、ヘルムート・シュレージンガー(ドイツ)、ヴィンセンツォ・デサリオ(イタリア)、アントニオ・ファツィオ(イタリア)、エルヴェ・アヌーン(フランス)、ジャン=クロード・トリシェ(フランス)、エドワード・A・J・ジョージ(イギリス)、フィリップ・ウィルメ(ベルギー)、ノート・H・E・M・ウェルリンク(オランダ)、ウルバン・ベックストレム(スウェーデン)、ゴードン・G・テッセン(カナダ)、速水優(日銀総裁) 今回の秘密会議には、世界経済に君臨する巨大財閥、ロスチャイルド財閥の重要人物が参加していた! ある証券アナリストは次のように述べている。 「赤い盾マークのロスチャイルド家の指輪をしているフランス人で、同グループのアジアにおける総代理人的な立場の人物が極秘に来日したんです」(週刊現代8月1日号) ロスチャイルド財閥は、グローバリストの中心であるといってもいい。むしろ、BISそのものがロスチャイルドの手足として働いているという実態もある。このロスチャイルド財閥のアジア担当者が、直接、日本にまでやってきた。彼らは本気なのだ。本気で日本経済を叩きつぶそうとしている。そのさまたげとなってきた橋本首相を叩きつぶすために、彼らは重要な秘密会議をわざわざ東京で開いたのである。もし橋本首相が辞任しなければ、彼らは圧力をかけて、むりやりにでも辞めさせるつもりだった。橋本首相はグローバリストにとって、そこまで邪魔者だったのだ。 (転載以上) こうして、7.13日、橋本首相が、参院選敗北の責任で退陣表明した。この経緯を思い出しました。 > 今日の「若手」が体制奴隷的なのはご指摘の通りですが、その原因の一つとしてセンター試験・内申書のような科挙的受験狂育による知的去勢が徹底的に行われてきたことが疑われます。「学べば学ぶほどバカになる」「肝心なことは教えない」大学・院の文系教育も悲惨ではありますが、それ以前に知的去勢されてしまっていては話になりません。余談ですが、センター試験・内申書即時廃止を主張する政党が出現すれば、共産だろうが維新政党新風だろうが、一票を投じても良いと思うようになりました。 センター試験についてはよくは分かりませんが、内申書重視はいけないと思います。生徒側が教師権力に媚びへつらうようになるのではないかと思います。れんだいこの経験によると、一発勝負の入試には悲喜こもごものそれなりの良さがあったと思います。もう昔の事になりましたが、たいていの場合には「正面から試験を受け通る」のが良いのではないでせうか。特殊技能は別枠で認められれば良いでせう。あの時代から比べて随分内申書が重視されていることになりますが、貧乏人の一発勝負側には良くない流れでせうね。 |
Re:れんだいこのカンテラ時評339 | れんだいこ | 2007/11/07 12:37 |
【中曽根−ナベツネ老人の政治的徘徊考】 「小沢民主党党首突如辞任申し出騒動事件」の舞台裏が次第に明らかになりつつある。それによると、中曽根−ナベツネ老人の政治的根回しにより「福田−小沢会談」が設営され、そもそも有り得ない大連合シナリオが崩れるや、メディアを使って一方的に小沢を叩き、あわよくば失脚させるという権謀術数が弄されていたことが判明する。 小沢は、どういう経緯か不明であるが釣り針のついた餌を食らい、寸前のところで危機管理能力を働かせ、党内の合意を取り付けるという口実で餌から離れ、党役員会に身柄を預けるという芸当を演じ結果的に窮地を脱した。恐るべきは、メディアという言論大砲を使った中曽根−ナベツネ派の政治的狡知である。これを確認する事が、こたびの事件の教訓となるべきだろう。 その小沢は本日、党内の禊を済ました後記者会見を開くという。恐らく十字砲火を受ける事になるだろう。わざと意地悪い質問でいたぶられるだろう。小沢がどう対応するか見ものである。万一の身辺警護もしておかねばならない。何しろネオ・シオニストの手口たるや何をするか分からない。 れんだいこは、現代メディアの本質について、「シオン長老の議定書」の該当箇所で確認している(「言論機関、マスコミに関する記述一覧」、ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/judea/neozionismco/zionnogiteisyoco/theemabetuco/theemabetuco10.htm)。「愛宕北山氏のユダヤ問題考」は「第1章7節、世界の新聞統制(国際ユダヤ祕密力の世界新聞統制)」 で言及している(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/neoshionizumuco/1_shibuntosei.htm)。 興味深いことは、議定書の記述通りに、小沢パッシングに於いて、中曽根−ナベツネ派と評論家のその多くが呼吸を合わせていることである。ずぶずぶの御用評論家は無論のこと日共系のそれも小沢叩きに於いてはハーモニーしている。かの時の角栄叩き、細川政権誕生の時もそうだった。この現象をどう解くべきか。今やさほど難しい事ではない。選挙の際の自民に対する表からの公明支持、裏からの共産援護の構図とまるで同じではないか。いろいろ理屈はつけているが。 要するに、賢明なる我々は事態を見抜き、小沢問題に戻れば民主党は仕掛けられた権謀術数派に惑わされず足蹴りにし、小沢体制の下でますます結束し疾駆していくべきだろう。逆の動きは中曽根−ナベツネ派の思惑に通じている。政治は最高度の頭脳戦でもある。ゆめ負けまじ。 2007.11.7日 れんだいこ拝 |
Re:れんだいこのカンテラ時評340 | れんだいこ | 2007/11/07 22:13 |
【五十嵐仁の小沢=自民党秘密工作員説考】 「五十嵐仁の転成仁語」(ttp://blog.so-net.ne.jp/igajin/)の「11月5日(月) 民意を無視した「政局ゲーム」に熱中していて良いのか」の内容が、れんだいこの観点と余りにも対比的なのでコメントしておく。五十嵐なるものが私見を披瀝すること自体はれんだいこ同様良い事であろうが、公開すれば当然議論が生まれる。支持される場合も有れば批判される事もある。それは覚悟せねばなるまい。 五十嵐氏は、こたびの小沢騒動に対し、小沢の「壊し屋」的性格を論い、小沢の政治履歴を専ら批判的に検証し、その結果次のように述べている。「小沢さんは、実は、14年前に自民党によって野党陣営に送り込まれた「秘密工作員」だったのではないでしょうか」。 れんだいこは、この推測にこちんと来たので、ここで採り上げることにした。まさか、小沢をそこまで評しておいて、自分が評されるのは嫌だとは云うまい。五十嵐氏は続いて、「小沢さんの辞任は当然でしょう」と述べている。民主党役員会が慰留し、小沢が「時間が欲しい」と答えたのに対し、「何を今更。とっとと辞める方が民主党のためだろうにと、私は思います」とも述べている。 民主党役員会の対応にも不満なようで述のように述べている。「民主党も民主党です。辞任会見で民主党の現状について「様々な面で力量が不足しており、政権担当能力に対する疑問が提起され続け、次期総選挙での勝利は厳しい情勢だ」などと言われたのに、辞任撤回に向けて慰留するなんて、どうにかしています」。 この後、福田批判に向かい帳尻を合わせたつもりになっている。しかし、れんだいこは見逃さない。この局面での小沢辞任当然論は、それが左からのものであれ、小沢辞任を仕掛けた中曽根ーナベツネ派の思惑と通底している。本来の左派であれば、れんだいこがチェックしたところたいていの者がさすがに、中曽根ーナベツネ派の仕掛け批判に向かっており、小沢の再登板をエールしている。これが普通の感性だろう。 五十嵐なる者はそこが違う。民主党にエールを送っているかのポーズをしているが、発言内容は無責任極まりない。小沢の政治履歴批判のスタンスは日共のそれとほぼ同じでぬるぬる気色悪い。推測するに、「五十嵐さんは、実は、14年前に共産党によって民主党陣営に送り込まれた「秘密工作員」だったのではないでしょうか」と云いたくなる。 五十嵐なる者が筋金入りのアンチ角栄であることが判明している。あらゆる事象と指標が、角栄政治の再評価を促しており、ロッキード事件の胡散臭さを公然化させつつあるこのご時世で何と、徳本栄一郎の「ロッキード事件無罪論を一蹴する機密資料! 『角栄の犯罪』25年目の新事実」の論旨を追従しエールしている。れんだいこは、「徳本栄一郎ー五十嵐仁−立花隆の御用漫談考」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/rokiido_goyomandanco.htm)で確認している。 五十嵐の角栄批判がどこから生まれているのかは分からない。云える事は、角栄がキッシンジャー派によって葬られたという史実が有り、角栄の日本列島改造論の指針が今になって的確無比な提言であった事が判明しつつあるこの時点で、角栄批判のスタンスを維持し続けるのは相当変態イデオロギッシュな御仁だろうということである。 推測するに、「五十嵐さんは、実は、かなり昔からネオ・シオニズムによって洗脳され、左派陣営に送り込まれた「秘密工作員」だったのではないでしょうか」と云うことになる。こう云われるのは嫌だろうが、「小沢さんは、実は、14年前に自民党によって野党陣営に送り込まれた「秘密工作員」だったのではないでしょうか」と自分だけ言いたい放題は世間が許すまい。 五十嵐氏よご存知かどうか、スパイ問題に興味があるなら宮顕スパイ説の方が衝撃的であるぞよ。何なら、この問題に関する見解を聞かせてくれないか。れんだいこは、もう昔からサイトアップしている。グーグル検索で出てくるから検証してみたらどうだ。言い返してくれるのは大いに結構で、どういう見解が出てくるのか楽しみではある。 2007.11.7日 れんだいこ拝 |
Re:れんだいこのカンテラ時評341 | れんだいこ | 2007/11/08 12:13 |
小沢騒動が台風一過して、中曽根−ナベツネ派の悪巧みが透けて見えてきた。小沢と民主党は危うく致命傷を負うところだった。れんだいこは、70年代から始まり80年代に権力を掌握し、その後も隠然とした勢力を持ち今日までネオ・シオニズム・エージェントとして立ち振る舞う中曽根−ナベツネ派の悪事を人民大衆的に確認する機会だと思う。この極悪トリオの政治履歴を再検証せよ。 それにしても指導者は大事だと思う。日本は、角栄−大平が絶頂期の頃と中曽根−ナベツネ派が後釜に座って以来と考え方から行い方まで全く様変わりしてしまった。70年代までの角栄−大平政治の再興と出藍こそ我々の政治的運動の眼目とすべきではなかろうか。 サヨが当てにならないのは、この間一貫して反政府言辞を弄び、結果的にむしろ中曽根−ナベツネ派の台頭に手を貸した面があることである。ロッキード贈収賄ではっきりしているのは児玉−中曽根−ナベツネラインへの20数億円であるにも拘らずこれが不問にされ、冤罪の角栄への5億円授受のみが喧騒されていった。現代マスコミの要職者は、この時このシナリオに乗った者たちばかりである。角栄−大平派に与した者たちは窓際へ追いやられ登用から外されていった。これが今日のマスコミの腐敗と痴態の温床である。 この貧困を如何せんか、ここが問われねばならない。このことに気づかねば解けない。 2007.11.8日 れんだいこ拝 |
Re:れんだいこのカンテラ時評342 | れんだいこ | 2007/11/09 13:32 |
【小沢騒動の教訓を見据えてかく訴える−たすけあい党党首声明】 小沢騒動はひとまず決着したが、残ったしこりの始末をせねばなるまい。しこりとは、この騒動の仕掛け人ナベツネが読売新聞ないしその系列電波を使って意図的故意の扇動ないしは虚報を流し続けたという犯罪について、容認できるのかという問題である。これが今澱となって淀んでいる。 れんだいこは、マスコミが自己主張することには反対ではない。公正中立的報道と云うのは、事件のたびに何が公正中立かと云う核心を明らかにしなければできず、それが難しい訳だから、いっそのこと各社が自由に見解を発表すれば良かろう。公正中立的報道はNHKに任せればよく、民間マスコミ各社はもっと独自見解を打ち出し競合すれば面白かろう。 だから、読売新聞が国売新聞的に憲法改正を紙面に発表しようが、テロ特措法支持をプロパガンダし続けようが、ブッシュの臣下としてよろずイエスマン記事を書き続けようが、許されると思う。いっそのこと政党並みに堂々と世論誘導すれば良かろう。 問題は、言論大砲的効果を狙って大本営発表、虚報、捏造報道することまで許されるのかということにある。これは、新聞社の政治見解発表自由是非論とは別の問題であろう。ナベツネ的政治主義は相当のお咎めを受けるべきれっきとした犯罪なのではなかろうか。従来この識別が為されず曖昧にしてきていることが、こたびのナベツネ的立ち回りを生んでいるのではなかろうか。 政治は三権分立で規制され、政治家は資金出納でチェックされている。一人マスコミだけが無規制で何でも有りの自由ということが許されて良い訳ではなかろう。マスコミの第四権力化だけでも問題なのに今や第一権力化していてることになりやしないか。それは大いなる社会的不公正だろう。元来は、マスコミ自体が、政界、官界、財界、学界の自律的在り様水準に合わせて自らも弁えるところ、こたびのようなナベツネ的立ち回りを許すような寒い状況にある。その癖著作権には関心が強く、ナベツネの指揮する読売新聞は記事という記事に「無断転載禁止」を張り巡らしている。れんだいこには不快極まり現象であり故に購読しない。 マスコミは、小沢騒動一過で残ったこのやり過ぎ問題質しに取り組むべきではなかろうか。こたびのナベツネの立ち回り、読売新聞の一方的小沢パッシングは不祥事である。コメンテーターとしてしきりにテレビに登場してナベツネ提灯し続ける毎日新聞出身の三宅久之の言動も然り、不見識極まる。か奴は何者なのか。恐らく森田実の代わりに登場しているのであろうが、劣性資質丸出しの御仁である。我々の大衆的言論機関銃で成敗せねばなるまい。 もとへ。政界は小沢騒動で政治への信頼を毀損した。小沢だけが傷ついたのではなく福田も一国の首相がピエロでしかないブザマさを晒した。恍惚老人ぶりが印象づけられ、本人が気づいていないだけで福田の打撃も大きい。その意味で、中曽根−ナベツネ−森の政治工作過程を国会質疑でまな板に載せ検証せねばならない。場合によっては国政秩序及び国会権能侮辱罪、名誉毀損罪で(そういうものがあるとしてだが)牢屋に放り込まねばならない。 しかしまぁ近いところで松岡農相変死事件不問の前例もある。一国の大臣が国会会期中の議員宿舎で、午後から質疑あるという寸前の白昼にパジャマ姿で首吊り模様変死したというのに、そこへか搬送された病院先でかかの悪名高い飯島・小泉元首相秘書官が駆けつけ采配しているというのに事件の真相は闇に葬られ、与野党とも合意で自殺処理して今日まで経過している。れんだいこは、大臣の値打ちがこれほど侮辱された例を知らない。 本来こういう事件を徹底解明するのが政治だろうに、一円まで出納明細是非論にうつつを抜かし口角泡を飛ばしている。そういうことこそ審議会に任せ、政治家は松岡農相変死事件、安倍首相のシドニーでのブッシュ会談直後からのあらぬこと口走り事件、突如辞任事件、こたびのナベツネ出しゃばり事件等の背景を検証すべきではなかろうか。この肝心なところがいつもすり抜けられている。 これができぬという事は、出来ぬように規制されているということである。れんだいこは、世界的ネオ・シオニズム帝国主義即ち国際金融資本その奥の院としてのロスチャイルド王朝即ちシオン長老の議定書派即ち現代パリサイ派即ち世界裏政府が司令塔であり資金源でありつまりは犯人だろうと推定している。この勢力と対決し駆逐するのが本来の政界浄化であり、一円まで出納明細で先鞭争いするのは枝葉末節であろう。軍事費用突出化、公共事業失速化、郵貯資金ハゲタカファンド運用化、年金資金の使途不明等々その他書けばきりがないので割愛するが、彼らの意のままに牛耳られているのではないのか。ここに長引く不況の原因があるのではないのか。この問題の根本的切開に向かわない旧社共式対応はピンボケしている。 結論として、我々は今現に進行中の、「憲法改正による自衛隊の武装派兵、前線投入戦闘化」を主眼として、増税による格差社会の到来、高額給金で兵士を募りアジアとイスラムを闘わせようとする社会へ誘う動き総体を糾弾し闘わねばならぬ。現下の自公+民主+社共の馴れ合い翼賛型議員貴族体制はこの動きに対して全く非力であり、我々が政治の新潮流を創りださねばならない所以がここにある。皆さんそう思わないか。 2007.11.9日 れんだいこ拝 |
【ナベツネ葬送曲】 |
民主党の前代表の前原は「メール問題」で躓いたが、小沢は「ナベツネ工作事件」を乗り切った。力量の違いということになる。この事件の特異性を証拠に遺しておくため、「ナベツネの小沢パッシング事件考」で一括整理した。興味のある方は一読されるが良かろう。 小沢が「神技」で窮地を脱したのに対し、ナベツネは又一つ晩節を汚し致命的な墓穴を掘った。人民大衆は怒り、読売新聞不買運動まで発展しそうな勢いを見せつつある。ナベツネに遺された道は、墓穴に自ら入り込しかない。ネオ・シオニストの晩年に相応しい似合いの姿だろう。こういう御仁に操られる80年代から今日までの不毛の30年間の日本政界の貧困との決別−これが時代のテーマとなった。 振り返るのに、新聞の言論大砲に対するインターネットの言論機関銃の対決が始まったことになる。この機関銃は、そう易々と言論大砲の言いなりにはさせない。思えば、ロッキード事件の時にこの機関銃があったなら。その意味で角栄は時代的に不遇だったことになる。今更せん無い事だけれども。 2007.11.12日 れんだいこ拝 |
(私論.私見)