二コ二コ動画考 |
(最新見直し2005.12.28日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
インターネットメディア。Ustream、二コ二コ動画、ツイッタ―。 2003.8.11日、2004.3.31日再編集 れんだいこ拝 |
関連サイト | 【著作権、著作権法考】 | 【言語研究】 | 【文章読本】 |
【NHK考】 |
ニコニコ動画(-どうが、Nico Nico Douga)とは、株式会社ニワンゴが提供している動画共有サービスである。再生中の動画上にコメントを付加し、共有することができるユニークな機能を持つ。動画投稿はニコニコ動画上で行うことができる。ニコニコ動画がどのような動画共有サービスであるかを理解するためには無駄に長い文章を読むことよりも、投稿されている動画を一本見るほうがはるかに効率が良い。以下に現存する最古のニコニコ動画上の動画(最古の動画で詳細)を掲示する。動画を見てお分りいただけたように、ニコニコ動画は「動画の画面上にコメントができる」という特色により独特の文化を構築している。 通称「ニコ動」、「ニコニコ」。名前の由来は、「かっこいいサービス名ではなく、肩のチカラが抜けた名称がいい。たとえばニコニコ動画とか」という、企画会議の参加者の発言によりわずか数秒で決定(この時点ではまだ正式な名前ではなく、あくまでも仮の名前として付けられた)。2006年10月、戀塚昭彦氏が3日間で基本システムを開発した。2006年12月12日、ニコニコ動画(仮)としてサービスを開始(実際にはサーバーの問題で13日となった)。以来、バージョンアップし続けている。 「ネット上でのテレビのポジションを獲得し、既存大手ポータルと並ぶサイトになること」を目標に掲げており、現在までに以下のような賞を受賞している。2007年度グッドデザイン賞(評価せざるをえなかった、とのこと)。日本オタク大賞2007オタク大賞(動画共有サイト。主にニコニコ動画)。Web of the Year 2007 ネットレイティングス賞。2008年度アルス・エレクトロニカ「デジタルコミュニティ部門」において栄誉賞「Honorary Mentions」 |
【著作権の侵害】 |
ニコニコ動画は、他の動画共有サービスがそうであるように著作権問題に悩まされている。強権著作権論派による権利侵害批判が強く、せめぎ合いしている。他方、動画を編集したMADと呼ばれる作品が高い人気を博しており、権利者が容認する姿勢を見せ始めている。 |
【ニコニコ動画史】 |
2008年5月、ロンドン大学の Goldsmiths Media Research Programme の研究グループ(外部リンク)が、「ニコニコ動画」に関する研究を行うためにイギリスから来日、このグループは、基本的にカルチュラル・スタディーズやメディア論の観点から、「情報社会における新しいメタデータのあり方」をテーマに、日本のニコニコ動画をケースに取り上げているとのこと。今後数ヶ月に渡って日本に滞在し、インタビュー調査を続ける。なお、研究リポートはブログで公開されている。2008年5月19日、ひろゆき、海外記者からインタビューを受ける。2008年6月5日、明治製菓がニコニコ動画において「きのこの山キャンペーン」を実施。2008年7月4日、新機能発表会イベント「ニコニコ動画大会議2008」開催。2008年8月8日、10月から有料ポイントサービス、「ニコニコポイント」を開始すると発表。 2008年9月24日、福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズの試合をニコニコ生放送で生中継の予定。
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Re::れんだいこのカンテラ時評848 | れんだいこ | 2010/11/05 |
【ウェブテレビ歓迎考】
2010.11.3日、民主党の小沢一郎元代表が、ニコニコ生放送の特別番組「小沢一郎ネット会見〜みなさんの質問にすべて答えます!」に出演した。これは、政治家が既成メディアに代わる新媒体を利用したと云うことに於いてとても重要な史実になると思う。後世、さすが小沢どんと評されることになろう。 れんだいこは遅まきながらニコニコ動画なるウェブテレビの存在を知った。その気になって検索してみると、ニコニコ動画のみならず政治ポータルサイト「リアル・ポリティクス・ジャパン」、「デジタル化でもうすぐ可能に!ひとりでも開設できるジャーナリスト放送局」等の動きが始まっていることが分かった。ユーチューブに続く新しい波のこの動きを歓迎したい。遂に待ちに待った既成マスコミメディアの解体、革命的再生の具体的対抗手段が現れたとみなす。この動きは止まらないのではなかろうか。もし止める者が有るとするならまさしく反動派のそれであり、それも空しい企てに終わるだろう。 ニコニコ動画は、2006.10月、戀塚昭彦氏が基本システムを開発し、同年12.12日、サービスを開始して以来、今日までバージョンアップし続けている。2008.5月、ロンドン大学の Goldsmiths Media Research Programme の研究グループが、ニコニコ動画を「情報社会における新しいメタデータのあり方」として研究する為に来日し、長期の調査を行ったとのことである。と云うことは、ニコニコ動画は世界のネットに先駆けて日本でウェブテレビ化に成功しつつあると云うことであろうか。すばらしいことではなかろうか。 阿修羅情報によると、「デジタル化でもうすぐ可能に!ひとりでも開設できるジャーナリスト放送局」の動きが伝えられている。これができれば、これまたすばらしい。れんだいこも「れんだいこ放送局」を持ちたい。朝夕深夜のニュース番組の時間帯に合わせて「れんだいこニュース」を届けて、多くの視聴者を引き寄せたいと思う。なぜか。それは、現下のようなネオシオニズム被れの御用聞きコメントばかりが一斉に流されている現実が耐えられないからである。それが証拠に、「検察による検察の為の検察逮捕」と云う前代未聞の珍事が起きているのにパタッと鳴りを潜め伝わらないではないか。所詮どうでも良いことをあの手この手で大袈裟に論ってばかりしているではないか。 これ以上、既成メディアの電波ジャックが続いたら、オヤジが現実の世間で格闘して生身の知恵を獲得しつつあると云うのに、妻子がテレビで捕りモノばかり見せられて、家庭内でますます話が合わなくなろう。喫茶店や居酒屋で、たまに政治論議に及んでもマスコミメディアの請け売りしかしない連中ばかりとなろう。「脳内を我々の陣営に獲得せよ!」。これはとても大事なことではなかろうか。長らく憂い煩ってきたが、今漸く新メディアが生まれつつあることを歓迎したい。 小沢どんが、なぜニコニコ動画を選んだのか? 次のように述べている。「ニコニコ動画は非常に多くの人にオープンで、(多くの人が)意見を言えるし、それに対して僕も反論できる。その意味では、多くの方に分かってもらえるからいいのではないかと思って、今回も出演の要請を快く受けた」。つまり、ニコニコ動画には生放送の直接性」と、直ちに視聴者のメールやコメントを受けてのやり取りができる双方向性に於いて画期性があり、小沢どんが逸早く政治的嗅覚で活用したと云うことになる。番組は休憩を挟まず1時間半にも及んだ。番組終了後、小沢どんは、ニコニコニュース編集部の再出演打診に対して、「(ニコニコ生放送は)自由に自分の意見を言えるし、見ている人、聞いている人の反応もすぐあるので、とてもやりやすい。またお招きいただければ行きたい」と意欲をみせた。 すばらしい。この動きが加速すれば、朝夕深夜のろくでもないコメンテーターによるニュース番組を見なくて済む。こういうことが本当に可能な時代に突入しつつある。れんだいこにはエンジニア的能力がないので、関係者諸君の奮闘を祈る。チョサクチョサクと煩い田吾作野郎によって既にイジメられているようであるが負けてはいけない。西欧では既にチョサク退治が始まっている。それを知ってか知らずでか日本では猛威を振るいつつある。せっかくの革命的進歩が日本で抑えられ、海外に「お株」を奪われるようなことがあっては絶対にイケナイ。過去何度かあったことであるが、それを危ぶむ。 2010.11.5日 れんだいこ拝 |
(私論.私見)