「NHK改革委員会考」 |
NHK改革を検討する竹中総務省の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」のメンバーは次の通り。座長・松原聡・東洋大教授、村井純・慶応大教授、菅谷実・慶応大教授、林敏彦・スタンフォード大日本センター理事長、村上輝康・野村證券総研理事長、久保田英利・弁護士、宮崎哲也・評論家。この顔ぶれは、別名「田原組」と呼ばれ、田原聡一朗のテレビ朝日系番組「朝まで生テレビ」や「サンデープロジェクト」の常連。放送や通信のプロは居ない。その彼らが日本の通信や放送の未来に干渉しようとしている。他に竹中側近が群がっている。竹中側近とは、官僚出身の秘書グループで、竹中と同じ一橋大出身にして旧通産省出身の岸博幸総務大臣秘書官、経済財政諮問会議で竹中の黒子を演じた旧大蔵省出身の総務省大臣官房参事官の高橋洋一ら。 財界でNHK改革に強い関心を見せているのが、オリックスの宮内義彦会長。プロ野球オリックスのオーナーとしても知られている。政府の規制改革・民間開放推進会議の議長として関与している。経済同友会代表幹事にしてウシオ電機会長の牛尾治朗も出張っている。政府の知的財産戦略本部(本部長・小泉首相)のコンテンツ専門調査会会長。 |
(私論.私見)