ヒゲ虎時事評論9 |
更新日/2022(平成31.5.1栄和元/栄和4).3.23日
リプライその1 投稿者:いずみ <HOME> ( 11/18 23:05:20 ) |
おひさしぶりです(笑)。では、リプライを。 ただの反論ではなく、この問題についてより考えていくためのヒントになることを、たくさん盛り込んでみました。なお、長いのでいくつかに分割して投稿しますが、リプライ元は、元の3つの投稿にバラバラにつけるのではなく、ここにまとめてつけさせていただくことにします。文中で「私見」「個人的感想」が含まれている段落は、いずみの主観なり独断なりが強く反映されていますが、それ以外の部分は、できるだけ、ある程度以上の普遍性を持ち得るように努めて記述しています。また、元発言からの引用において、改行位置は適宜変更されています。 |
(1)日本語の「性」という語には、いくつかの、位相の異なる概念が混在している「性」が表す概念で、もっともイメージしやすいのは、やはり生物学的な"sex"でしょう。れんだいこさんも、以下のとおり、そのイメージでまず論を始めています。 >元々「性」とは、ある種のホルモン活動によって促される生殖行為とその密接不可分な快楽行為であったと思われる。 (4)で触れるとおり、この「生物学的性別」すら、正確に把握できる代物ではないのですが、しかし、社会生活を送る上では、人間にとっての「性」というものは、そのような「生物学的性別」には全く依存していません。 れんだいこさんは、道ゆく人、仕事などで会う人の性別をどのように判断されていますか? 染色体チェックや性器チェックでもされるのですか?しませんよね。 現実の社会、特に公的な関係性においては、人間の性を決定しているのは"sex"ではなく、"gender"です。つまり、「この人は『男性の容姿・ふるまい』をしているから男性である」というような、通常の人間関係で相手の属性としての性差を認識するときの『容姿・ふるまい』ですよね。 この genderは、少なくとも現代日本においては、大まかに言えば男性パターンと女性パターンの2つしかありませんが、古今東西すべてそうだったわけではありません。 原始共産制の頃は、例えば「障害者」「精神障害者」なども含め、そういう人はどちらのgenderでもなかった形跡が世界中にありますし、最近でもインドのカースト制やネイティヴアメリカン文化には、階層としての「第3のgender」が存在します。 もちろんもう1つ、制度的に認定される性別 "leagal sex"というものもあり、これは上記のようなgenderとはまた違ったテーマでもあります。後に触れます。 |
(2)「生殖行為」と「快楽行為」が分離するのは人間だけではない。 >ホモ.サピエンスは脳の発達による高等化の為か、いつの頃からか生殖行為と快楽行為を分化させることに成功した。 有名なところでは、サルもオナニーします。これは学説でも何でもなく、いずみの個人的な感想ですが、この両者が遊離することの説明は、脳や認識の進化ではなく、単に「手が使える」「道具が使える」ということを持ち出した方がリアリティがあるような気がします。 |
(3)「道徳律から程遠い」というのは意味不明 >但し、この問題の複雑さは、快と不快、反応と無反応が単に対立関係にあるのではなく、交互左様で互いに転化したり補足しあったり際立たせあうという、いわば弁証法的関係の中にあることも留意すべきである。云いたいことは、最も道徳律から程遠いなじまない関係にあると云うことである。「性」の問題についてはここの認識が肝心だ!。 ここ、まじめに理解できません。弁証法的関係がなぜ「道徳律から程遠い関係」に至るのでしょうか?道徳律自体が、弁証法的関係の中での、時間的・空間的に狭い範囲での「社会関係の反映」にしか過ぎないのではないでしょうか。 |
(4)「生物学的性別」というものの意味 - 染色体では決まらない! >染色体X−Yの不可思議な組み合わせによって雄となったり雌となって誕生してきており 染色体だけでは性別は決まりません。というか、性染色体で直接決まることはほとんどありません。先にも「生物学的性別」というものについて触れました。が、これは、ヒトに限ったとしても、そう単純に割り切れるものではありません。 受精により新たな生命が誕生した時点で、すべてのヒトの体は、♀に向かって成長していきます。そして、性染色体がXYとなっている人は、性腺が精巣へと分化を始めます(a)。精巣は、男性ホルモンを高濃度で分泌し(ホルモンシャワー)、これを受けた内性器は睾丸や精嚢へと変化し(b)、外性器原基が陰茎・陰嚢へと変化し(c)、脳が男性型へと変化します(d)。 一方、性染色体がXXとなっている人は、性腺は卵巣へ成長し(a)、内性器は卵管、子宮、膣に成長し(b)、外性器原基は大小陰唇、陰核に変化し(c)、脳は女性型へと変化します(d)。 これらがいわゆる第1次性徴です。 ヒトの場合、誕生後に遅れて起こる第2次性徴というものがあります。生理や精通の開始、肉体形状の変化などです。これはもちろん、3種類の性ホルモンの作用で起こります。これら性ホルモンは性腺などから分泌されていますが、これをコントロールしているのはさらに別のホルモンです。 この過程をめぐるポイントは3つです。 <1>人間の誕生において、生物学的な性別による器官の差異があるのは、 性腺・内性器・外性器・脳である。 <2>これらの発端は、性染色体の差異から起こる性腺の分化ではあるが、以降のすべての作用には性染色体は関係していない。関係しているの は性ホルモンである。 そして、実際の1次性徴においては、この過程があまりに複雑なために、部分的食い違いがいくらでも起こり得ます。 最も多いのが、染色体の「異常」です。実際の受精においては、減数分裂がうまい具合に行かないことは非常によくあります。そして、それがたまたま性染色体で起こった場合、XYでもXXでもない、X、XXY、XXXY などのパターンが生じることがあります。この確率はとても高く、百人に1人と言われています。 このような人の場合、性腺の変化が起こらなかったり、中途半端に起こったりします。そしてこれは以降の「ドミノ倒し」に大きな影響を与え、性器の発達・分化が未全となる、などの影響が出ます。 また、これは前者に比べれば少ないのですが、性染色体や性腺は「普通」になったとしても、全く別の遺伝子部分の変化などでホルモン受容体が欠損したりすると、内性器と外性器の性別が食い違う、などの影響が出ます。 これらの人、つまり(a)(b)(c)の過程で、何らかの「異常」が出ているのを、医学的には「インターセクシャル」と呼びます。(「両性具有」は、上記の事実からしても明らかに不適切な語です。両性を具有しているわけではないのですから。) それにしても「百人に1人」とはかなり大きな確率です。統計的には、ぎりぎり「例外扱いできる」割合ではありますが、絶対数を考えればこれは大変な数になるとわかります。ただし、それらの全員が性器の「異常」「ねじれ」となるわけではありません。また、「不妊」として片付けられ、自らがインターセクシャルと気づくことなく一生を過ごすパターンが多いようです。 もともと生物学的性別は、「2つの異なる遺伝子を交換する」という、それこそ「進化の過程での適応性」に基づいてできたものです。そして、そのための性別はとりあえず1つか2つで「間に合ってます」ということで、たまたま現在の哺乳類において、それが♂と♀という2つの性別に反映されているに過ぎません。 そして、実際の性分化の過程はかくも複雑怪奇で、「生物学的性別」が1つに割り切れないことも明確です。結局のところ、生物学的性別ですら、まぁ99%以上の人間にとって統計的に言えることを「よくあるパターン」として分類がなされているにすぎないわけです。 そしてこれは、さらに厄介な(d)=脳の性別を考えることで、よりあいまいになってきます。これは、形質上は確かに男性と女性で違うのですが、なぜホルモンシャワーによって脳が男性型に変化するのか、とか、そもそも男性脳と女性脳でどのような違いが現れるのか、などは、ヒトについてはほとんどわかっていません。 ただ、ラットなどを使った実験は多数行われており、その結果がヒトにも適合できるのであれば、ヒトに対しても以下の話が成立するはずです。 <1>脳を男性化させるのはなんと男性ホルモンではなく女性ホルモンである。ホルモンシャワーで脳に降り注いだ男性ホルモンは、脳内で卵胞ホルモンに変化して、脳を男性化させる。 <2>脳にホルモンが最も有効に作用する時期は、ホルモンシャワーの時期と 一致するわけではない。 <3>脳内の、性的欲求を司る部分の大きさは、脳の性分化によって変わる。そういう部分が大きいと♂のような行動をし、小さいと♀のような行動をする傾向が強くなる。 <4>脳の性分化では、脳内各部分の大小などの他、シナプス結合の様態自体が大きく変化するが、個々の脳におけるその変化ぶりは様々である。 <5>脳の性分化が終了した後、神経回路構造自体はほぼ固定化されるが、しかし性ホルモンの濃度の変化により、刺激に対する反応が大きく変化する。 そしてこれらがもしヒトにも適用できるのであれば、以下の推論が成り立ちます。 (A)性的な行為やそれへの欲求は、確かに脳の性差に関係する。 (B)しかしそれは「後天的な要素」によって反応の度合いが大きく変化し得る。 (C)脳の性差は、性器以上に、生物学的な性別と一致しない。 ということで、実は、「♂と♀」という生物学的な概念が、性行為などにおいてさらにあいまいになっていく、というか例外が増えていくことが、それこそ「自然の摂理」として必然的に起こっている、とも言えることになります。 なお、以上の考察より、たけしさんの「遺伝子云々」という主張は、現代科学の達している地平を完全に無視した、主観的妄想の域を出ないものだということがわかりますね。 |
Re:リプライその1について 投稿者:れんだいこ ( 11/20 17:53:18 ) |
> (1)日本語の「性」という語には、いくつかの、位相の異なる概念が混在している。 > (4)で触れるとおり、この「生物学的性別」すら、正確に把握できる代物ではないのです> (が、しかし、社会生活を送る上では、人間にとっての「性」というものは、そのような> 「生物学的性別」には全く依存していません。 (答え)そう云いきれるいずみさんが羨ましい。 > れんだいこさんは、道ゆく人、仕事などで会う人の性別をどのように判断されていますか? 染色体チェックや性器チェックでもされるのですか?しませんよね。現実の社会、特に公的な関係性においては、人間の性を決定しているのは"sex"ではなく、 "gender"です。つまり、「この人は『男性の容姿・ふるまい』をしているから男性である」というような、通常の人間関係で相手の属性としての性差を認識するときの『容姿・ふるまい』ですよね。 (答え)私なぞは凡人でして、まず目が行くのが下半身腹部とお尻と乳房と容姿であり、常にオスかメスかを瞬時に判断しています。決して『容姿・ふるまい』ですよね、には同意できません。 > この genderは、少なくとも現代日本においては、大まかに言えば男性パターンと女性パターンの2つしかありませんが、古今東西すべてそうだったわけではありません。原始> 共産制の頃は、例えば「障害者」「精神障害者」なども含め、そういう人はどちらのgenderでもなかった形跡が世界中にありますし、最近でもインドのカースト制やネイティヴアメリカン文化には、階層としての「第3のgender」が存在します。 (答え)私にはこじつけに聞こえます。そういうまったく人間らしい扱いをされない最下層民がいたというのではないのかなぁ。 > 「生殖行為」と「快楽行為」が分離するのは人間だけではない。 > ホモ.サピエンスは脳の発達による高等化の為か、いつの頃からか生殖行為と快楽行為を分化させることに成功した。有名なところでは、サルもオナニーします。 (答え)ここはそう書くべきだったと反省しています。 > これは学説でも何でもなく、いずみの個人的な感想ですが、この両者が遊離することの説明は、脳や認識の進化ではなく、単に「手が使える」「道具が使える」ということを持ち出した方がリアリティがあるような気がします。 (答え)脳と指先のお互いの相互作用でしょう。 > (3)「道徳律から程遠い」というのは意味不明。 > ここ、まじめに理解できません。弁証法的関係がなぜ「道徳律から程遠い関係」に至るのでしょうか?道徳律自体が、弁証法的関係の中での、時間的・空間的に狭い範囲での> 「社会関係の反映」にしか過ぎないのではないでしょうか。 (答え)私が云いたかった「道徳律から程遠い関係」とは、一筋縄でいかないという仕組みにあるということです。 > (4)「生物学的性別」というものの意味 - 染色体では決まらない! > 染色体だけでは性別は決まりません。というか、性染色体で直接決まることはほとんどありません。(以下長すぎるので略) (答え)性染色体は比較的新しく発見されたことですが、いずみさんの説に従っても、性染色体・性腺・性ホルモン因子が性差を決定していることを明らかにしており、問題は、これを私のように重視するのか、いずみさんのように過重視だというのかの見解の差となっており、何らいずみ説を補強していませんね。 > 最も多いのが、染色体の「異常」です。実際の受精においては、減数分裂がうまい具合> に行かないことは非常によくあります。そして、それがたまたま性染色体で起こった場> XYでもXXでもない、X、XXY、XXXY などのパターンが生じることがあります。この確率はとても高く、百人に1人と言われています。このような人の場合、性腺の変化が起こらなかったり、中途半端に起こったりします。そしてこれは以降の「ドミノ倒し」に大きな影響を与え、性器の発達・分化が未全となる、などの影響が出ます。 (答え)「XYでもXXでもないインターセクシャル確率はとても高く、百人に1人と言われています」というのは初耳ですが、いわゆる性別的にオス・メス不分明の確率というのではないのでしょうぉ。おっしゃる通りとしたら私が性別を性染色体で説明するのは今後控えようと思う。しかし、オス・メス間の「僅かの差を通じての絶対的な差」という考えは固執します。 > もともと生物学的性別は、「2つの異なる遺伝子を交換する」という、それこそ「進化> の過程での適応性」に基づいてできたものです。そして、そのための性別はとりあえず1つか2つで「間に合ってます」ということで、たまたま現在の哺乳類において、それが♂と♀という2つの性別に反映されているに過ぎません。 (答え)言葉のあやになりますが、「過ぎません」ではなくて、「どちらかの性としてたち現れる」というべきかと思いますね。 > そして、実際の性分化の過程はかくも複雑怪奇で、「生物学的性別」が1つに割り切れないことも明確です。結局のところ、生物学的性別ですら、まぁ99%以上の人間にとって統計的に言えることを「よくあるパターン」として分類がなされているにすぎないわけです。 (答え)ここも言葉のあやになりますが、「過ぎません」ではなくて、「生物学的性別の基本は、オスかメスかのどちらかでたち現れる」というべきかと思いますね。 > ただ、ラットなどを使った実験は多数行われており、その結果がヒトにも適合できるの> であれば、ヒトに対しても以下の話が成立するはずです。脳を男性化させるのはなんと男性ホルモンではなく女性ホルモンである。ホルモンシャワーで脳に降り注いだ男性ホルモンは、脳内で卵胞ホルモンに変化して、脳を男性化させる。 (答え)「脳を男性化させるのはなんと男性ホルモンではなく女性ホルモンである」とするならば、ここはもっと解明されるべきでしょう。そういう反語が科学的である訳がないと思う。 > 脳内の、性的欲求を司る部分の大きさは、脳の性分化によって変わる。そういう部分が> 大きいと♂のような行動をし、小さいと♀のような行動をする傾向が強くなる。 (答え)そういう結論はへんてこでしょう。オスとメスとの性欲の質が違うということであって、オスの性欲が強くてメスが弱いとかの結論に導く実験観察は、今後どんどん見直しされるでしょう。私見によれば、どちらも強くあるいは弱い。 > そしてこれらがもしヒトにも適用できるのであれば、以下の推論が成り立ちます。 > (A)性的な行為やそれへの欲求は、確かに脳の性差に関係する。 > (B)しかしそれは「後天的な要素」によって反応の度合いが大きく変化し得る。 > (C)脳の性差は、性器以上に、生物学的な性別と一致しない。 > ということで、実は、「♂と♀」という生物学的な概念が、性行為などにおいてさらにあいまいになっていく、というか例外が増えていくことが、それこそ「自然の摂理」として必然的に起こっている、とも言えることになります。 (答え)無理やりこじつけの気がしてならないなぁ。 > なお、以上の考察より、たけしさんの「遺伝子云々」という主張は、現代科学の達している地平を完全に無視した、主観的妄想の域を出ないものだということがわかりますね。 (答え)たけしさん、こう云われてあなたは尻尾巻くのかい。おらは、その気になれば一刀両断までいけますぞ。但しね、なます切りとみじんこ切りの仕合いに少々むなしさを覚えるんだな。科学を持ち出されても、今現在のレベルとして分かっていることが---という限定的に語られるべきであり、結論はやっぱいつでもお互い不安定な中にあると思うべきではないかなぁ。だから、ある種私はこう思う式にしかならない。突き詰めていけばそうなると私は考えています。以下リプレイ2・3にも向かえますが、どうしましょうか。好評ならやるし、よしなさいといわれればやめるし、一問一答式にもきり替えられるし、ひょっとして見苦しいとか云われることはないと思っていますが、自分では当事者過ぎて分からない、どうなんでしょうね。 |
すべてに反論があがってからこちらの反論を行きます 投稿者:いずみ <HOME> ( 11/20 21:36:26 ) |
現在、「その2」への反論までがなされていますが、この後「その3」および今朝いずみが書いたものへの反論までのすべてがあがったところで、まとめて反論していきたいと思います。そうしないと、拡散して見づらくなるのが見えてるし(笑) |
Re:リプライその1について 投稿者:いずみ <HOME> ( 11/21 01:34:23 ) |
(3-1)さんざん言い切っているのはどちらか? >そう云いきれるいずみさんが羨ましい。 人間誰しも、公の場で「言い切る」にはそれなりの決意性が必要とされるはずです。自分の発言で、最悪、誰かが自殺するかもしれない。かつて実際に、NetNewsで1人「精神病院送り」を実行してしまったいずみは、さすがにその時、思ったわけです。「言い切り」には命を懸けよう、と。この決意は、今に到るまで、当然ながら寸分たりとも揺らいではいません。 で、それでもなお、今回の件でそう言い切っているのは事実です。(だがしかし、この間の発言で、どちらが「言い切っている」回数が多いのか、そのあたりは第三者がしかと見届けているはずですが(笑)) そして、その、ある意味「ずるい」根拠は、「依存している」というよりも「依存していない」という方が、ずっと立証も断定もラクだからですね(^o^)。あいまいであることを証明することは、例外が多数あることを示せばおしまいです。そうでないことを証明することは、例外がほとんどないことを示さねばいけないわけです。 …以上です。(^o^) (3-2)見えないものが「見える」という幻覚 >下半身腹部とお尻と乳房と容姿であり、常にオスかメスかを瞬時に判断しています。 すまぬが、いずみはウェストというくびれが一応(爆)あるし、お尻もあるし、乳房も(ひらちれちゃんよりははるかに(爆))大きいです。容姿は圧倒的にNGですが(泣)。 だから、それはgenderなのですよ! そんなもの、いろんな方法でいくらでも「補正」できるのです。 実際、胸なんか、今、相当数の女性はいろいろ「工夫」してますよ。男性のれんだいこさんはご存じないかも知れませんけどね。) また、そもそも、そういう「ミテクレ」で判定するということ自体が、「性欲」が、そもそも生殖能力との直接の連関がないことを物語っているのですよ。 これはほかの動物でも、です。いわゆる「一般的な差異」の範疇での「ミテクレ」と生殖能力の優劣には、ほとんど関係はないはずです。 (3-3)発想の貧困さ >私にはこじつけに聞こえます。そういうまったく人間らしい扱いをされない最下層民がいたというのではないのかなぁ。 ヒジュラには確かにそういう面もあります。(そうじゃない面もあるが)とりあえずは「カースト外」ですし…しかし、ネイティブアメリカンの場合は明確にそうじゃないです。ある意味、特権階級なのですから。 #とーとつに、れんだいこさんはゲーデルってご存じですか? (3-4)だから性差が決定されるのは性染色体じゃないんだってば(苦笑) >いずみさんの説に従っても、性染色体・性腺・性ホルモン因子が性差を決定している。 だから、してないんですってば(大苦笑)。すべて、確率でしか決まらないんですってば。そして、その確率が、「例外」と言えるレベルの少数ではあるけれど、「まず起こらない」と言えるほどの少数ではないのだ、と言っているのです。「性染色体がすべてを決するわけではない」と、「統計的に」言っているわけです。 れんだいこさんは、量子力学ってご存じですか?ミクロな領域は、確率の支配性が高まります。というか、確率がすべてを支配するのです。確率が支配する領域に、何らかの別の要因を持ち込むのは、単なるオカルトです。 例えばですね、いずみが、今この瞬間、光の速さで、れんだいこさんの住む岡山までテレポテーションする確率、当然ながら、量子力学的には「ゼロじゃありません」(笑)。でもそんな確率、採るに足らないから、それは夢物語、妄想ってことになるわけですよね(笑)。それを「少しはある」と言ってしまったら、ましてそこに理屈をコネだしたら、それはオカルトなのですよ。 もちろん、オカルトにも真理があるかも知れません。しかし、オカルトはオカルトなので、それを証明、というかそのリアリティを示すには、科学の何百倍もの努力が必要なはずです。少なくとも、今回の論争の直接の当事者であるいずみは、そういうオカルトは信じませんので。そういう相手にも通じるだけの傍証を、ここはひとつお願いします。 (3-5)だだっ子の論理 >「XYでもXXでもないインターセクシャル確率はとても高く、百人に1人と言われています」というのは初耳です。 というか、それが当然でしょう、減数分裂なんかうまくいかないことがあって当然なのですから。 >しかし、オス・メス間の「僅かの差を通じての絶対的な差」という考えは固執します。 「固執する」と言われても…^^;; それだと、議論する意味がまったくないですよねぇ。。。「何を言っても変えない」ってことですから、固執とは。 (3-6)生物学的性別の基本は、遺伝子交換でしかない >「生物学的性別の基本は、オスかメスかのどちらかでたち現れる」 だから、それは、哺乳類についてだけでしょ? まさかとは思いますが、れんだいこさん、現存する動物(動物に限定してあげましょう(笑))で、哺乳類が、進化系統の中で最も進化した種だと思ってらっしゃるのですか?だとすれば、それは誤りですが。。。 しかももう1つ、いずみは、別に基本を否定しているのではないです。基本は「たまたま、現在、♂と♀の2つだ」ということは、はじめから承認しているはずです。いずみが問題にしているのは、その事実に、「そのやり方が現時点でのとりあえずの主流である」という以上の意味を持たせようとする、れんだいこさんの立場なのです。 (3-7)性ホルモンに対する恐るべき先入観 >そういう反語 あのですね、性ホルモンって割と単純な科学物質なんですが。。。 (だからいずみは毎週安価で筋肉注射プレイ♪)脳の男性化が女性ホルモンによって引き起こされるのは、ラットにおいては実験で明らかにされていることです。理由は簡単です。男性ホルモンが、脳内で卵胞ホルモンに化学変化するというだけです。当然、これは酵素の働きです。このあたりがまさに「生命の神秘」というか、以下いずみの主観ですが、現行の生殖システムが破綻したときに備えての「保険」なのかもしれないなぁ、と。(これ、かなり主観入ってますので^^;;、違うという科学的根拠があればぜひご指摘を) ともかく、性ホルモンですら、結局そういうレベルのものなのですね。それが、「男性」「女性」という命名(には根拠が当然ありますが)を聞いただけで何やら特別なものに聞こえてしまう、れんだいこさんは、やっぱり神秘主義者に見えてしまいます。 (3-8)日本語読めてますか? >オスの性欲が強くてメスが弱いとかの結論に導く。 誰が導いてますか?(泣) いずみの文をよく読んでください(泣) どう読んでも、「脳の部位の大きさ」を言っているのですが…(泣) (3-9)どこがこじつけか? >無理やりこじつけの気がしてならないなぁ。 「脳の性分化は血液を経由した化学反応である」「脳は物理的に性器より性腺から遠い」「脳の性分化を受容する要素が、ホルモンシャワーが高まる時期と必ずしも一致しない」という事実を、どのように考察したとしても、そこから出てくる結論は「脳の性分化は性器の性分化よりも(さらに)ちぐはぐになる確率が高い」ということでしかないのではないでしょうか。この確率の違いまでも承認されないのですか??? |