おっちゃんBBS


416 時事評論(1)
皆さんはじめまして  投稿者:れんだいこ  01/08/09 Thu 07:23:53

  おっちゃんに手を引いてもらいながら杖を貸していただきながらネット戦線に売込み中のれんだいこでございます。今後とも一層の厄介をかけようとしておりますが、たまらずおっちゃんもBBSを立ち上げたんかいなぁ、んなことはないな。

 言論有用板で少し登場していますのでお見知り出来ていると思いますが、あらためまして皆さんよろしくね。このおっちゃんBBSを井戸端会議風に使うと何となくいいと思っています。私もフラストが溜まるとここで相談したいな、そういうときもあるけんね。てなことで、カラバさんまーさんに続きまして第一報をば。


参拝するならちゃんとせんとなぁ。  投稿者:れんだいこ  01/08/12 Sun 19:22:09

 おっちゃん少し久しぶり。靖国についてのわたしの見解はほぼ定まりました。靖国は解体且つ同時的再生というのが宜しかろうと。それはさておき、参拝するなら手水鉢で手を洗い、拝と拍手して云々という郷に入りては郷に随う作法が宜しかろうと。首相が行くなら公費で(三木はこれが駄目)作法通りにせんかい(中曽根はこれが駄目)と思う。それができんのならやめときというのがれんだいこ見解です。この間少し勉強して態度を決めました。これっどうかなぁ。


れんだいこ見解【転載】 

 このところ噴出している国旗・国歌(日の丸・君が代)問題も、新教科書問題も、靖国問題も、全て流れは一つのところから生じているように思われる。明治維新以来かって我々の父祖は、朝鮮、台湾、北方領土、中国大陸へと軍靴を乗り入れた。時代の趨勢まで視野に入れてでも構わないがその歴史的功罪について、戦後の我々はこれを不問としてきた。この見直しが喫急に要請されている諸問題が噴出してきているように思われる。にも関わらず、論議がそこに向かわないままのいつもの是非論でやり過ごそうとされているように見える。本当のところは、10年がかりの国家プロジェクトによる審議会の創設−これが要求されているのではなかろうか。

 思えば、戦後直後は廃墟からの再建に忙しく、それをクリヤーした60年代以降は経済成長に忙しく、「軍靴の時代」の総括は後回しにされてきた。あまりに生々しかったという事情が作用したのかも知れない。ひとえに「過去のことを水に流す」国民的処世法がそれを良しとさせたのかも知れない。とはいえ、70年以降から今日に至るまでの間には、そろそろかっての大戦の見つめ直しに向かえる機会はいつでもあったと思われる。

 不幸なことに、この間政府を与ってきた与党自民党は「軍靴の時代」を居直る陣営であり、その史的総括に向かうよりは戦後憲法の改正こそ肝要とする政治勢力たちであったからして、自主的にこの作業に向かうことは無かった。不幸なことに、野党社・共は政府与党の失政を口先で批判することに忙しく、主として経済発展のおこぼれとしてのパイを広げる運動にうつつを抜かしてきた。60年末頃から70年代にかけてベトナム反戦闘争が風靡したことがあったが、専らアメリカ帝国主義の不遜に対して抗議するという平和運動を基調にしたものであり、その範囲で国民的支持を得ていた運動でしかなかったように思われる。

 80年、90年代のこの20数年間は、国策として有為なる何事かが為されたようには思われない。恐らく、思いがけなくも奇跡の成功を遂げた戦後の歩みの惰力を原資にして歩んだだけであり、とうとうその遺産全てを吐き出す時代に入ったという反省やんぬるかなの時代でしかなかった、とさえ私は思っている。

 いいたいことは、戦後50年を過ぎて今なお「軍靴の時代」は、公式的な暗黒史観か戦前秩序礼賛論でしか省みられておらず、そのおぼこそが国際関係の軋轢を生みつつあるという時代に入っているのではなかろうか、という状況認識についてである。どこぞの国のように下手な歴史教育、思想教育を受けるよりは空白の方が良かった面があるかも知れない。とはいえ、無知のままに晒されてきたことが良かった時代は終わり、今やそのツケがとうとう回ってくる時代に入ったいう認識をせねばならないのではなかろうか。

 この間歴代首相は、外国訪問時において反省と責任の弁を適宜に述べてはきた。しかし、いかんせんその場凌ぎのレトリック的なものであり、我々にも当然相手方にも琴線に触れるような歴史見解が披露されることはなかった。加えて、出向く首相によって大臣によって見解が異なるという事態が生まれているが、危険な綱渡りでしかないように思われる。

 これから諸外国との国際協調と経済交流は強まることがありこそすれその逆は無い。新しく友人形成をするにせよ、その際に僅か50年前の現に生き残りの者も多い戦争体験に対する国家的弁明と認識を持っておくことは必要なことではなかろうか。昔のこととして水に流せるのは加害者側の傲慢不遜でしかない。このイロハさえ分からぬままに中国・韓国の姿勢をなじる者に国家の命運なぞ託し得ようか。

 最後にれんだいこならではの見解を添えておく。8.15日靖国神社公式参拝の口火を切ったのは商業新聞の覚えの目出度い三木首相であった。ヌエのような三木ならではの「私人」としての参拝であるなどと言い訳しながら。次にエポックを為したのは中曽根首相であった。この時は堂々たる内閣総理大臣としての公式参拝であると大見得を切っての参拝であった。が、この時も神道形式に拠らぬから合法的であると云い為して手水も洗わず拝もしないという姑息さを見せている。春秋の例祭ならぬ8.15日に参拝するとならば、それなりの確固とした歴史観と責任において十全に参拝すれば良かろうに。

 何を隠そう、この両名こそが百年の逸材田中角栄をロッキード事件の縄にかけ、政界失脚を策した時の首相・幹事長コンビであった。商業新聞はこのことにあまり触れない。ドラ・太鼓を叩き鐘を鳴らしてロッキード事件を書き立て、判決前から有罪を前提にして犯罪者扱いし、他方で三木・中曽根コンビにエールを贈っていったが、奇しくもこの両名が8.15日靖国参拝の立役者となっている。これは果たして偶然だろうか。付言すれば、この両首相が国益有用な何事かをしてくれただろうか。経済が失速して見えてくるのは、この両首相の舵取り当たりから日本は隘路に踏み入ったのではなかろうかという思いが避けられない。

 話を戻して。してみれば、戦前も戦後も靖国神社は時の政治に深く関わってきている特殊な神社であることが知れる。我々が知る神社一般は、親が立木の上から子供が遊ぶのを見守るような隠然とした配慮で牽引力を持っているところに特徴がある。だが、靖国の歴史はあまりに政界表舞台にしゃしゃり出てくる氏素性の良くない神社であることも凝視されねばならないと考える。そういう靖国の解体から再生の道筋にこそ、靖国で会おうと云って散らざるを得なかった英霊たちに応える祀り方があると考える。


中国首脳について。   投稿者:れんだいこ  01/08/12 Sun 20:57:52

 何となく感じですが、中国も毛沢東−周恩来時代の歴史観というか対外関係の処し方とt小平以来のそれとは隔絶しており、現在の指導部は大国主義的に物言う面が強くなったような気がしますね。毛−周の頃には、自民党というのはそういうことをするもんだと逆に割り切っていたというか、その代わりに反政府闘争をどんどんけしかけ支援するというような按配で、作風の違いが有るような。

 韓国はのべつくまなくヒステリーになりますね。恐らくこの国はいつもそうでしょう。そういうお国柄の現状も踏まえてトップたるもの責任があるという訳で、小泉さんも行くならいくで性根据えて行かんとあかんように思います。


あたしも思い切って云うと。  投稿者:れんだいこ  01/08/12 Sun 22:34:05

 西村さんはじめまして。少し釣られて意見を述べますと、こうなる。中国はご指摘の通り昔から中華思想にかぶれています。近代に入って日本の明治維新のような改革というか革命をやり損ない西欧列強のみならず日本帝国主義にも一敗地にまみれた。

 ところが、日本の敗戦を契機に毛沢東軍と蒋介石軍が覇を争った結果、毛沢東率いる共産党軍が勝利し、蒋介石軍は台湾に逃げ込んだ。以来苦節50年、中国は一応建国に成功し、まだまだ予断を許さないものの世界の大国としての頭角まで現わすに至っている。

 こうなると虫が騒ぎ出すのが中華思想で、なるほど西村さんが言うように宗主国意識を強めつつあるのも事実かも。私には、それは権力一般の奢りであり、社会主義国とかいうイデオロギーメガネで見る必要の無い事象のように思えます。

 それは当然日本もそうで、中曽根辺りの時には世界bQの大国意識で不沈空母だといってみたり、諸外国にエラそうに大盤振舞するわ、靖国参拝で気勢を挙げるわで同じようなことを云ったりしていたと思う。あたしにはどっちもどっちの戯作な政治家による田舎芝居のように思えて仕方ないですね。だから、いずれにも熱くなれないです。


御意です御意です。   投稿者:れんだいこ  01/08/13 Mon 01:50:05
 西村さんの観点がよく分かりました。今後ともよろしくね。今は女子マラソンを見て、シモンに感動し土佐に感動し渋井がしぶかったことに感動しています。日の丸にくるまれて少し恥ずかしそうにスタンドプレイする大和なでしこにまた感動しています。

なっなんと裏をかかれたような靖国参拝。  投稿者:れんだいこ  01/08/13 Mon 17:04:08
 居酒屋板にこんなの書いてみました。

 れんだいこはわざわざネットゴングまで用意して8.15日の参拝予想をしていましたが、小泉首相は8.13日の本日只今参拝を強行しました。ちょっと裏をかかれて拍子抜けですが、熟慮の結果がこうなったということか。うーーーん熟慮してみるもんだなぁ、寝技に持ちこんだということか。

 マスコミは国内や韓国や中国の世論を面白おかしく伝えようと視聴率稼ぎしていくものの盛り上がらず、ここ二、三日で萎むでしょう。その理由は、国民の関心は「暮らしに直結の構造改革」の行方にあるからです。オマンマ系から離れたところに関心持ちつづけられるのはオマンマ系の心配のない人達の余興であって、我々一般は左様ですか、8.13日に行かれたのですかと言う事実確認以上には意味を持たない。

 それよりも、小泉さんは一応筋を通したからには、いよいよ本番の秋口決戦に必死こいて改革頼むぜよ。くれぐれも痛みをがまんさせられるのが我々だけで官僚他特権階層は馬耳東風なんていうことのないようにね。このことぽっきり御願いしとくよ。

Re: 嗚呼、愛国的社会主義政党、栄光ある「日本社会党」はどこへ?  投稿者:れんだいこ  01/08/14 Tue 00:30:19

 確かに西村さんの御説の通りで、A級戦犯に全ての罪をなすりつけ、その合祀さえいけないとする虐待論は、靖国問題の何らの解決にならないばかりか有害無益な論だろうと思います。明治・大正・昭和の御世の総括はそんなヤワなレベルでは為し得ないのが明白なのにA級戦犯主犯説で処理しようとする。れんだいこは論者のそうした姿勢に食傷しています。

 一つは歴史の趨勢としての勢いというようなものもあったと思われます。その流れに対して、今日の時点からのあとづけの道徳論で正邪を説くのはあまり意味がない。戦後から今日だって後刻そういう道徳論で断罪される日が来るでしょう、その繰り返しをしてみても、道徳正義論からする批判はいつの時代にも役に立たない。せいぜい時のインテリのくちすぎの種にはなっても。戦前戦中のあの当時だって、今と同じく与えられた条件の中で甲論乙論駁しながらそれなりに必死で漕いでいた、その結果の史実だと思う。頭脳的にも姿勢的にも当時の連中の方が優れていたようにさえ思われます。

 それでも断罪されねばならぬところは断罪されねばならない。それが歴史を学ぶと言う意味だと思う。これを逆にいえば、今大事にしているものがあって、その基準から見えてくるものであって、その認識の系譜を追わずしてのべつくまなく批判してみたり居直ってみても軽すぎる。この仕切りが問われないままの過去論議だから得るものといえば知識情報ぐらいしかない。

 歴史と言うのは優しさ系だけから見直されるものでもなく野蛮系だけでもなく利益系だけでもなく名誉系だけでもなく何か別のもっと獰猛なモーターによって動かされている面もあるとか思うので、ここに関心を寄せようとしない論議は薄っぺらなように思えて仕方ない。そう云う意味では、「大先輩・堤議員」の方が余程歴史の深淵を見ていたように思うから、同感でレスつけてみました。


こんなんも書いてみたよ。   投稿者:れんだいこ  01/08/14 Tue 11:59:49
小泉首相の靖国参拝に対するコメントについて。 れんだいこ 2001/08/14 11:56

 一応これも記録して確認しておこうと思うが、参拝翌日の14日正午現在の各党のホームページにおけるコメントを見てみると、自民党と公明党がいち早く声明を出している。こたびは、民主党と何と珍しくも!社民党まで見解を出している。ということは、自由党と共産党と新社会党はいまだ出していないという意味でもある。

 先の参院選でのテレビコマーシャル放映の事実からして人員確保の金が無いという言い訳は通用しない。要するにやる気が無いのであって、おざなりなくちすぎの政党活動しているだけという姿勢が見えてくる。よしんばそれはそれで良い、誰しもオマンマにはありつかないと生きていけないのだから。

 後生御願いなのは、そういう連中が、自分とこの政策と姿勢が一番正しく庶民大衆国民の唯一の正義の味方などと云ったり、それを追従する提灯記事で紙面を埋めないようにして欲しいということだ。なぜなら、一番嫌らしいから。そういう人士が人を評して姑息などと呼ばわりするとは、あぁ嫌だ聞きたくない、お盆の清浄心に毒だ。

Re: 政教分離について。  投稿者:れんだいこ  01/08/14 Tue 19:11:56
> 公明党が政教分離を主張するのがおもしろいですね・・・報道だと神崎さんのコメントと創価学会のコメントを併記しているし・・・。

 Kuuさん、ちわぁです。政教分離について述べてみます。白川さんとか不破さん式の理解でいけば、公明党が政教分離を云うのはおかしな現象でしょうね。れんだいこはまったく見解を異にしています。その理由は、政教分離とは、西洋ではキリスト教、日本では天皇制神道との長年の煩いから生み出された知恵であり、主として国家権力を使って特定のイデオロギーを押し付けたり喧伝することを禁止している規定としてしか考えようがないのではないでしょうか。

 要点は、国家権力ないしその機関を通じての権限行使かどうかが基準で、宗教勢力が政治に関わることを禁止したものではないと考えます。でないと、創価学会の生命哲学から来る政治的要求あるいは社会改革提言を宗教的なるものとして排斥して行けば、本来の共産党運動のそれはどう違うのかということになります。人によっては、どちらも独善的な宗教ではないかと思う人もいるでしょう。

 巧妙にも、不破なぞは「うちらのやってることは『科学的』社会主義運動」であり、宗教ではないと主張しています。ところが、選挙の総括など見て思うことは、その『科学的』共産党の総括の方が何やら宗教的というか独善的ですね。少なくとも少しも『科学的』ではない。考えてみれば当人が『科学的』と単に云っているだけのことですよね。暫し黙考。宗教も政治理論も哲学も思想もどこで仕切りをするのでしょう。

 言論、表現、出版、集会、結社の自由はどの勢力にも等しく与えられており、我々は法律を守って運動を行使せねばならないというだけで、宗教的出自に対してだけ平和運動かボランティアでもしなさいというのは、傲慢不遜得手勝手な理屈ではないでしょうか。これ、白川さんにたずねてみてくれませんか。

 創価学会が嫌いなら危険なら、であろうとも運動的競り合いすれば良いのであって、それを国家権力を使って禁止するなぞというのは、それこそ政教分離の根本に違反しているのではないでしょうか。ちなみに、旧共産圏では当たり前のようにして迫害しましたけど、そう云うやり方が禁止されているのだと言う意味での政教分離ではないでしょうかねぇ。だから、不破のいうことなぞまともに聞いていたらおらい目にあいますぞ、少なくとも目下の共産党員のようにイエスマン白痴にされてしまいますぞえ。

Re: 政教分離について。  投稿者:れんだいこ  01/08/14 Tue 22:26:31

 ええとですね。
>「宗教的観点からの主張→政治への反映」は認められるということなのでしょうか?

 「宗教的」教説の中身が科学的成果をどんどん取り入れていったものになった場合に、それでも「宗教的観点からの主張→政治への反映」は認められないのかと考えた方が現実に合っているように思います。誰が見ても聞いてもドグマのような教えはカルト止まりで、例えば創価学会の場合かなり高度な中身になっていると思います。実際に公明党の動きを見て、好き嫌い抜きにして、禁止されねばならない理由がどこにあるのでしょう。そう問うて見るほうが生産的ではないでしょうか。対極の自称『科学』屋の科学性は誰が裁定したりできるのでしょうか、あたしには分からないし、不破君辺りが勝手に決められるのだというのはエエカゲンニセイといいたくなります。

>「進化論を教育課程から省くべき」という以前アメリカであった動きが日本でもありうるのでしょうか・・・。

 運動としては是認されると思いますね。民主的手続きで州政府が採用するのなら仕方ないのではないでしょうか。最近の歴史教科書問題でも同じ事が云えると思います。教科書採択委員会が正当な手続きで採択するのは仕方ないでしょう。問題は、正当な手続きを委員の公募、任命からもっともっと民主的に改める必要があり、そこに目を向けないのは片手落ちと思いますが。もう一つ問題は、このたびの右派系教科書をあれこれ批判するのなら、その該当部分でも良いからどう記述すれば相応しいのか対案を出すべきだと思われますが、反対派にはそういう姿勢が無い、卑怯な反対運動だと思います。値打ち的には、白煙筒を投げつけて責任果たし顔するのと五十歩百歩だと思います。
>
> ところで、共産党と宗教の違いが良く分からないのですが・・・イデオロギーという「神」の存在を感じます。どちらも「信じれば救われる」みたいなところがあります。

 結局、そういうことになるのではないかと思います。その違いが分からないまま、世情流布されている政教分離論で公明党ー創価学会関係を胡散臭く言うのはナンセンスだと思います。れんだいこ的には、単純に機関紙比べしてみるのに、創価学会の方がより『科学的分析的』で赤旗の方が独善的に見えますね。社会時評なんかも断然差が有りますね。最近では雑誌でも精彩があるのは学会系のほうでしょう。


Re: 少し余興で。   投稿者:れんだいこ  01/08/17 Fri 09:14:29

> 精神的未成年者電網政治思想活動禁止法(通称・ウヨ坊サヨ坊ネット禁止法)

 俄然れんだいこが逐条的に次のような講話を発表しました。 (朝からこんなことをやってみましがにゃぁ)

 本講話を、「未成年者まで及ぶ電網政治思想活動目指せ講話」(通称・思想鍛錬法) と名づける。

> 第1条〔精神的未成年者のネット政治思想活動の禁止、親権者・政治関係者の義務〕

→要諦その一、〔ネットにおける政治思想活動の普及、関係者の扶助〕

> 精神年齢ガ満二十年ニ至ラサル者ハ電網上デノ政治思想活動ヲ行ウコトヲ得ス
→ 電網上での政治思想活動は、全ての者に等しく与えられた嗜好として尊重され、成年に達しない者からジジババまでこれを為すことを得る。

>(2)精神的未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者若ハ親権者ニ代リテ之ヲ監督スル者精神的未成年者ノ電網デノ政治思想活動ヲ知リタルトキハ之ヲ制止スヘシ
→未成年者の親権者ないしは保護者、ジジババの介護者は、当人の電網での政治思想活動を知りたる時は、これを感嘆扶助すべし。

>(3)電網上ノ政治的掲示板関係者ニシテ其ノ業態上電網ニテ政治思想ヲ教宣スル者ハ精神年齢ガ満二十年ニ至ラサル者ノ濫用ニ供スルコトヲ知リテ政治思想ヲ供与スルコトヲ得ス
→電網上の政治的掲示板関係者にして自ら電網にて政治思想を鼓吹する者は、未成年者からジジババまで広く参加せしむるよう配慮尽力為すことを良しとする。

> 第2条〔右翼掲示板・左翼掲示板のアクセス禁止〕
→要諦その二、〔思想的政治的掲示板へのアクセス促進〕

> 精神年齢ガ満二十年ニ至ラサル者カ其ノ濫用ニ供スル目的ヲ以テ所有又ハ所持スル電脳ハ行政ノ処分ヲ以テ之ヲ右翼掲示板又ハ左翼掲示板ニ接触禁止シ又ハ廃棄其ノ他ノ必要ナル処置ヲ為サシムルコトヲ得

→行政は、未成年者が電網にて思想掲示板を愛好していることを知りたる時は、これぞ頼もしと心得、ジジババが右同様の時にはこれぞ鑑と喧伝し、その一層の陶冶の為の配慮に及ぶべし。

> 第3条〔罰則〕
→要諦その三、〔賞賜〕

> 第一条第二項、第三項ノ規定ニ違反シタル者ハ科料ニ処ス
→未成年者、ジジババまで含め本講話の趣旨を実践するに顕著に功ある者は賞されることを得る。

> 掲示板ノ代表者又ハ掲示板管理人団若シクハ代表者ノ代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ其ノ管理人団人又ハ人ノ業務ニ関シ前条ノ違反行為ヲ為シタルトキハ行為者ヲ罰スルノ外其ノ管理人団又ハ人ニ対シ同条ノ刑ヲ科ス
→電脳にて思想愛好掲示板を設置しないしは管理する者ないしは関係する者は、以上を心得これを能く為すにおいて賞されることを得。

> 付則 以下ノ用語又ハ文章ヲ濫用シタル者ハ精神的未成年者ト見ナス
→おしまいに 以下の用語ないし文節を多用する者は一層思想の鍛錬に向かうべし。

>「日本は反省していない!反省シル!」、「性的奴隷」、「戦争論」、「台湾論」、「よしりん」、「南京大虐殺」、「従軍慰安婦」、「憲法第九条」、「天皇の戦争責任」、「売国奴」、「非国民」、「サヨク」、「反日」、「シナ」、「憲法違反」、「軍靴の響き」、「教え子を戦場に送るな!」、「ウヨク」、「アジア近隣諸国の感情」、「行ってはいけません、と厳命しました」、「日本の植民地支配で韓国は近代化した」

 おまけ
 よろづ取締りを愛好する人士に対しては、その意の奈辺にあるやを問わず善導し、かぼそき我等が生命活動期間をあたら気難し惜しく過ごさざるよう本講話のおでこへの貼付を持ちかけ、共に相和し復唱為すを良しとする。


おっちゃん、今後ともよろしくお願いいたします  投稿者:加藤宏樹(近代部落史研究会)  01/08/18 Sat 00:40:27

 おっちゃん、早速のコメント有難うございました。
 小生自身はどちらかというと「サヨク」の方の人間なのですが、生来のひねくれ者のせいか、「左」にしろ「右」にしろそれぞれの陣営の「公式見解」的なことを「私自身の意見」として堂々と開陳しているような人を見かけると、内容以前に気分が引いてしまいます。新聞記者とか研究者とか、事態の推移を客観的に把握しようとすることが職業のはずの方々が、今回の論争の一方の側のプロパガンダ的言説を得々と自分自身の意見として述べておられるのを見ると、どうしたことかと訝らざるを得ません。
 以下引用するのは、4年程前、『週刊労働ニュース』に掲載されたコラムです。小生はこうした少し斜に構えた意見が好みなのですが、おっちゃんの御考えはいかがですか。


 時評
一方的勝利の反動
中沢孝夫

 どんなもめ事にも共通していることだが、当事者の一方が完璧に満足するような結果になると、長い眼で見て悲劇的な事態を招くことが多い。労使関係なども同じで、事例をあげたりすると生臭くなるので特にどことはいわないが、組合側が一方的な勝利を収めたりすると、後になって経営側の徹底した反撃がやってきたりするものだ。
 人間というのは、残念なことに勝利よりも敗北から学ぶことが多い動物らしいのである。成功体験というものは怖いものである。ほどほどの敗北、あるいは苦さと言ったものが学習体験としては適当なものらしい。しかし歴史認識のことになるとどうもそうとはいえないらしい。
 歴史教科書問題とか従軍慰安婦の論争などを見ていて憂鬱になるのは、双方に一方的な主張があるだけで妥協点がないことである。最初から妥協の余地のないものとして争っているのである。
 評者などはそれぞれに耳を傾けるべき部分があると思っているのだが、そんなことをいうと、それだけでそれぞれから非難されてしまうのだ。
 しかし、もし彼らの一方の主張が一方的に通ったら(そんなことはありえないが)事態は非常に危険なものとなろう。たとえば、従軍慰安婦問題を教科書に載せることがよいか悪いかは評者にはよくわからないのだが、どちらの教科書があってもよいと思うのが率直なところだ。
 教科書の検定制度がよくないのは多様性を認めないところにあると思っているのだが、自説だけで教科書をつくり、それを子供に押しつけることを「正義」と思っている人達は本当に困るのである。
 人間というのはもともと完全なものではないし、あまり長期的なことを考えずに行動するものであることは、自分の人生を振り返ればすぐにわかることなのだが、どういうわけか、この手のことになると「十年後二十年後の日本を考える」ことができると思っている人達がどんどん進出するのである。彼らは国をうれうのだ。「いずれ死ぬ」のだから、何十年も先のことで悲憤梗概することもないと思うのだが、自分の失敗を繰り返させまいとする熱意というものは恐ろしい。
 「自分はこういうものを読んで育ち失敗した」と言った経験に固執し、自分の信じる良いものを子供に読ませようとする熱意が怖い。今になってみれば実にばかげたイデオロギーも、それが流行していたときは、基本には「熱意」があったはずである。その善意と熱意が自分を引き込み、そして失敗させたということを持ち帰ればよいのである。そして取り返しがつくかどうかは別として、その失敗に気がついたという経過を評価すればよいのだ。
 親がさして成功したともいえない人生を送り、自分もまたたくさんの悔いを抱えているように、子供もまた似たような日々を迎えればよいのではあるまいか。
 善意と正義は疲れさせる場合があるようだ。
(経済評論家)

http://www.sam.hi-ho.ne.jp/kure/bbs/index.shtml


つくる会の教科書が改良されたら。   投稿者:れんだいこ  01/08/18 Sat 15:01:14
 あらら、先の奴ボツにしてください。お手間取らせます。

 つくる会の歴史教科書がこのたびの経過を踏まえて字句間違いをまず訂正し、年代間違いも訂正し、歴史観的なところをもう少し精査し、個々の事件分析の見解相違なところは両論併記するような配慮で再登場したら、反対派はそのときはどのような運動をするのでしょうね。

 やはり手をコマネチ精神でそのときはその時で対応するのでしょうかねぇ。
相変わらず持論は隠しだまにしておいて、それでもなんやかんや右派系の団体がつくった教科書だからあかんとでも主張するのでしょうか。

 れんだいこは少し述べたかも知れませんが、権力者史観によるのではなく民衆の生き様史観とでも呼べるような角度から教科書作って採択にかけるような真っ向勝負の遣り取りがみたいです。

 この方面での研究は一部為されているようですが、全体としてはまだ手付かずのように思います。この角度から通史として歴史教科書が出れば、購入しましょう運動と自身でも100冊ぐらいは引き受けるつもりです。なんでそうならないんかなぁ。

これの意見を聞かせてくれるかなぁ。  投稿者:れんだいこ  01/08/19 Sun 19:13:38

 我が社の掲示板にこんなのを投稿してみました。前々から気になっていたことなのです。ご意見聞かせてくれたらと思い、おっちゃん板にも転載してみました。

 ヘイトし合う公明党と共産党の妙な共通項について。 [New]
インターネット上の各政党のホームページを覗いて気づくことがある。詳しくは見ていないが恐らく間違いない、公明党と共産党だけが、「ホームページに関する著作権は公明党に帰属します」、「著作権:日本共産党中央委員会」と明記してある。これはどういう意味なんでしょう。

 れんだいこはその理由がホンに分からない。勝手に宣伝してくれるなという意味なんだろうが、それ以外の理由があるのだろうか。無理矢理その理由を考えてみた。香具師(やし)が夜店で怪しげな物を売るとき、口上は一流で触ろうとするとやんわり触らせず、さぁ買った買った買ってからのお楽しみという大道芸を連想させられる。心理的に見てこの類なのだろうか。

 それにしても、よりによって相互にヘイトし合うこの公明党と共産党に限り著作権なぞを弄んでいるのが可笑しくもある。なんか感覚違うだな。


Re: これの意見を聞かせてくれるかなぁ。  投稿者:西村元宏@一応民主党員  01/08/19 Sun 23:52:52

れんだいこ様

>  ヘイトし合う公明党と共産党の妙な共通項について。 [New]
> インターネット上の各政党のホームページを覗いて気づくことがある。詳しくは見ていないが恐らく間違いない、公明党と共産党だけが、「ホームページに関する著作権は公明党に帰属します」、「著作権:日本共産党中央委員会」と明記してある。これはどういう意味なんでしょう。
>
>  れんだいこはその理由がホンに分からない。勝手に宣伝してくれるなという意味なんだろうが、それ以外の理由があるのだろうか。


両方とも「民主集中制(「独裁」の言い換え)」だからでしょう。自民党は「中小企業の連合体」で「著作権」など党本部が主張しても誰も守らないし、我が民主党にはそもそも党本部の統制など存在しないし社民党・自由党・保守党も似たようなもんでしょうから。共産党・公明党は体質的に中世カソリック(神学解釈権はバチカンが占有し、一般信徒には聖書を読む権利も無く、「異端」は処刑される。)と同じであり、よって、一般党員やシンパが自由にホームページの内容を咀嚼する事も許容できない、そういう事では?


Re: これの意見を聞かせてくれるかなぁ。   投稿者:れんだいこ  01/08/20 Mon 01:45:03
 西村さん(様をいただきましたが、気持ちだけいただきましてさんでいきましょうね、勝手ながらお先に)、そうだよねぇ。

> 両方とも「民主集中制(「独裁」の言い換え)」だからでしょう。共産党・公明党は体質的に中世カソリック(神学解釈権はバチカンが占有し、一般信徒には聖書を読む権利も無く、「異端」は処刑される。)と同じであり、よって、一般党員やシンパが自由にホームページの内容を咀嚼する事も許容できない、そういう事では?

 でね、そう云う風にしか受け取りようのない著作権明記をこの両党はなぜするのでしょう。どこか感狂っているとしか思えないんだわ。あたしなら、例えば我がホームページを宣伝してくれたり書き込みを引用してくれたら、肩の一つで揉ましてもらいまひょてなことになるところをですね、してくれるなというスタンスがですねぇ理解不能なのよ。ずーーと気になっていてお尋ねした訳なんですが、衆人環視の中で遣り続ける神経がですね太すぎるように思えて却って気持ち悪いんだけどねぇ。

 こんなん書いているうちに消えるだろうか。意地になって明記し続けるだろうか、どっち
んだろう。おっちゃん、これをネットゴングにして賭けてみますか。

Re: 東京裁判と石原莞爾   投稿者:れんだいこ  01/08/20 Mon 21:10:13
Kuu さん、石原さんの良い話有難うね。

 お返しになるかどうか分かりませんが、あたしも意欲的に書いてみましたいい話をば。

http://bbs3.otd.co.jp/306865/bbs_plain

 これの批評もよろしくね。それから皆さん、れんだいこ板のネット・ゴングの協力もよろしくお願いします。良い企画はみんなで盛り上げて欲しいのよね。お返し必ずするからぁ。

ところでお聞きしたいことは。   投稿者:れんだいこ  01/08/21 Tue 17:18:41

 皆さんちわぁです。気まぐれにお尋ねしたいのですが、ここにお集まりの皆さんは、南京事件に対して大虐殺派、中虐殺派、小虐殺派、無虐殺派のどちらに概ね与しているのでしょうか。

 そんなことはどうでも良いといわれましょうが、あたしはどうも気になることはそのままにしておけない性分で、何とか自分の胸の中で得心しておきたいのです。問答有用板に出ても良いのですが、まだ必須テキスト読んでないから、読んでないままに疑問呈示していくのがねぇ気が引けるんだわ。それと盛り上がっているサイトを壊したら責任も出てくるしねぇ。

 ならばここなら良いのかということになりますが、おっちゃんは前途洋洋、包容力阿弥陀如来の如くありふふふ、皆さんも梁山泊人士ばかりであるによって聞いてみたの。


Re: ところでお聞きしたいことは。   投稿者:れんだいこ  01/08/21 Tue 19:11:42
 一応みなさんのご意見も聞いておきたいのですが、いけない質問かなぁ。というのはこのあとにあたしの爆弾が用意されておりますのや。

> 私は南京事件の中国側死者数を3〜5万人(うち民間人、数千〜一万人前後)と認識しておりますが、平時の感覚からすればそれでじゅうぶん大虐殺と言えば大虐殺ではありますね。
>
 この場合ですね、3〜5万人説と30万人あるいはそれ以上説とはあまりにもかけはなれているのですが、お互いにつめんでもいいのかなぁとかおもうんだけどねぇ。数字にはたいして意味が無いというのも変ではないかなぁとかねぇ。

Re:少しお尋ねがあります。  投稿者:れんだいこ  01/08/21 Tue 23:35:41

 クマさん、横から失礼します。マジにお聞きしているのですが、リンク先の中帰連のホームページ行ってきましたら、「無断転載は堅く禁じます」とありました。そのココロは奈辺にあるのでしょう。教えていただけたら助かります。


Re: やぁやぁtaiekijieikanさん。  投稿者:れんだいこ  01/08/22 Wed 00:35:20

 はじめまして、れんだいこと申します。南京事件の知識を得にあちこちしていましたら、taiekijieikanさんはかなり活躍しておられますねぇ。私とどこが一緒でどこが違うのか分かりませんがよろしく。少し連発発言しておりますので、これぐらいでまた。


遅ればせながらKuuさん、どうもありがとう 

投稿者:加藤宏樹(近代部落史研究会)  01/08/22 Wed 10:30:23

 Kuuさん、コメントどうも有難うございます。昨夜は住んでいるアパートから締め出されてしまい、パソコンに向かうことができなかったので、書き込みできませんでした。

 > 反対派は「じゃあどうすればよいのか」「どの教科書がよいのか」と言うことに触れないので,私はいつまでたっても反「反つくる会」です。

 運動に関わっている当事者とは離れたところで事態の推移を眺めている人にとって、そんな感想をお持ちになることは無理もないと思います。従来の教科書の執筆者は、多分ほとんどが反「つくる会」の立場だろうと思いますし、その中で「この教科書こそがもっともよい」と反対運動側がいうことは仲間の中に分断を持ち込むことになり、なかなかできにくいのではないでしょうか。
 本当は「私たちはこのような内容の教科書こそ、理想だと思う」というようなものを作成して、検定に提出するとともに、広く市販して世論の支持を求めることこそ、本道だと思うのですけれど、どうやら現状では絶望的なようです。
 だいぶ以前のことになりますが、阿部謹也氏(西洋中世史家)が、「歴史教科書のもっとも重要な問題点は、市販の本として発売されれば誰も買わないだろうおもしろくないものを教科書として生徒たちに押し付けている点にある」というようなことを述べておられるのを見たことがあります。こういった点から自陣営の過去を反省するようなことばが反対派から出てきていないように思われることは残念です。
 今回の論争は、議論の水準という点からすると、過去の「昭和史論争」に比して大幅に下降しているのではないかとの思いを抱かざるをえません。「つくる会」教科書の検定不合格を公然と求めるなど反対派の運動にも節操が失われてしまっています。15年程前の『新編日本史』騒動のときには、家永三郎氏は「あの教科書の内容にはもちろん反対です。しかし検定で落とせとは口が裂けても言えない」とおっしゃっていたそうですが、今回の反対派の対応といったら……。家永裁判では家永さんの側を支持していた小生としてはまったく納得できないところです。

 >自由主義史観というのは都合よく思えるのは読んでいるものが悪いのでしょうか?「国民の歴史」なんですが、どうも「ムー」とかに連載されていても違和感ないような。大衆受け狙いなんですかね。

 『国民の歴史』は読んでいないのでよくは分かりませんが、西尾氏は「自由主義史観」とは自己を位置付けてはないのではないでしょうか。
 自由主義史観の名に値するのはむしろ『教科書が教えない歴史』の方で、旧来の「史観」からは距離をおいて、こぼれ落ちてしまっていたものを拾い上げる自らの立場を差し当たり「自由主義史観」とネーミングしたに過ぎないのではないかという気がしています。

 >そもそも「日本史」「世界史」の枠組みそのものが問題だとも思います。

 ことばとしてはかなり以前から民間教育運動の中でもいわれていることなのですが、いっこうに改まる気配がないし、代替するものを提案しているのかどうかも分かりません。多分ないのではないかと思います。


Re: 加藤さんにパチパチパチ。  投稿者:れんだいこ  01/08/22 Wed 10:58:00
 久しぶりに聞く明快な論旨でした。れんだいこは共感します。口先サヨ、非礼サヨに抗戦してどうぞ突き進みましょう。そろそろ我等が陣営の出番だよね。

『さざなみ通信』堕ちたり!   投稿者:おっちゃん  01/08/22 Wed 23:41:39
 いっとき、れんだいこさんの投稿が一世を風靡した感があったかの『さざなみ通信』ではありますが、さきほど覗いてみたところちょっとがっかりです。

http://www.linkclub.or.jp/~sazan-tu/sazan/020/01.html
『雅子妊娠騒動と日本共産党』

さてこの「さざなみ通信」論文、私に言わせればきわめつけの駄文であります。
こういう感覚ではとうてい世間から受け容れられない。直感的な断定ではありますが、もし必要ならば詳しく解析いたします。(実はそんなヒマはないけど)
スタッフの総入れ替えでもあったんかいな・・・

いちど皆さん向学のためごらんあれ。<笑>

おっこれは過分なお褒めを。 

 投稿者:れんだいこ  01/08/23 Thu 01:53:15

 さざなみ通信さんも、もうそろそろ次の波に向かわないといつまでたってもさざ波ではあかんなぁ。棒ほど願って針ほど叶う世のならいからすれば、当初からさざ波としたのがあかんのかもね。

 ここで一席ぶつと、さざ波さんは、宮顕の頃は原則的であった、不破になってから軟弱右傾化したとみなしている面があります。れんだいこは、当時はれんだいじでしたが、そうではないのだ、宮顕がひどくてお話にならない、不破はそのラインの忠実な継承者であるので、さざ波的捉え方はおかしいということをメッセージした訳です。

 ところが、さざ波さんは、あいも変わらずそのままのスタンスでものを観ている。おかしいではないか、何の為にれんだいじが労作をものしたんだ、それが間違っているのならそのように反論するか座を持つべきだろうに、というのがれんだいじの不満としてある訳です。

 ここから見えてくるのは、私も含め結局人の言っていることをまともに理解することはなくてあいも変わらず自分の意見を述べているだけという構図かな。これでは議論の餅つきが出来ない、発展もないとか思う訳です。それほどに世の中変えるのも自分を変えるのも難しい、というお話でした。

Re: 讃:中核派の史観   投稿者:れんだいこ  01/08/23 Thu 17:14:03
 読んでみて思うことは、何か違うんだなぁ。南京事件の項では、「中国人民30万人を殺害した南京大虐殺は消せない史実」と見出しにしていることからすると、この論の立場に立っていることが分かる。

 「また多くの人びとの真相究明の取り組みによって、『南京大虐殺否定論』は完全に粉砕されてきた」、「南京大虐殺は、まさに世界史的にも類例を見ない戦争犯罪であり、帝国主義戦争の残虐の極致を示したものであった」。

 概要「捕虜の組織的殺害が行われた。日本軍は『事変だから戦時国際法は適用しない』と組織的に殺害した。さらに市内掃討と集団処刑である。『便衣兵の剔出(てきしゅつ)』の名で、青壮年を片っ端から処刑した。さらに非戦闘員である一般市民への残虐行為、とりわけ女性に対する強姦殺人である。日本軍は女性を見つければ年齢を問わず片っ端から強姦し殺害、さらに子どもも高齢者も片っ端から皆殺しにした。一般市民の死者数を正確に数えることは不可能だが、当時の南京安全区の国際委員会の委員長ラーベ(ナチス党支部長)が、城内だけでも『五万か六万くらい』と報告している。一般市民の被害は市内よりも周辺農村部の方がはるかに多い」云々。

 残念ながら、その論拠を見るのに「『南京大虐殺否定論』は完全に粉砕されてきた」という割には、単なる鵜呑みにしているだけの様子が伝わってくる。中核派は今や貴重な左派党派には違いないけど、冷徹な理論より情緒的な政治主義を優先させてはならないのではなかろうか。まっそれをいっちゃぁおしまいなのかなぁ。

 れんだいこが南京事件から学ぼうとするのは、いつでも史実のほうが下手な理論より上回るという認識を持つからである。もっともっと実態を精査して自ずと浮かび上がってくる怒りのほうがもっと強いと思う。参謀達の思惑違い、上官と下士官達の齟齬、一般兵士の鴻毛より軽き取り扱われ方、このあたりを分析せぬままの謝罪論はおかしいというのがあたしの立場です。

 戦前をムヤミヤタラな暗黒野蛮史観で悪く言うのもついていけない。本当にノンブレーキの暴走であったのだろうか。いろんな風に論が分かれ、結局舵取りしていった方向での指導者の責任、それを支えた大政翼賛会的構図、この辺りを冷徹に検証しておかないと足元をすくわれる。そんな気がしてならないんだけど、れんだいこの方がおかしいのかなぁ。


先人の慰霊について。  投稿者:れんだいこ  01/08/24 Fri 21:48:30

 おっちゃんに今度はれんだいこがお返しします。日本人民戦線の革命英雄記念碑万歳!がとても気持ちが良い。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~NKK/new_page_5.htm

 なんたってれんだいこはこの精神に対してこの一点で日本人民戦線ファンなのです。考えてみれば、保守系が靖国神社の英霊を祀るのも、日本人民戦線が革命戦士を祀るのもごく自然なことなのではないでしょうか。

 (8.15日の参拝は別にして)同志慰霊をやらない社共が、やる右派系に対して文句言うのは恥ずかしい限りです。思い入れ深く献身した者に対して、その路線を継承する者が先人を慰霊するのは当たり前であって、その当たり前のことをしない連中は、自らの事業を心の底からやろうとしていない連中であることを物語っている。

 文句をいえるのは、我が陣営内でそういう手厚い慰霊を行う者にして初めて、互いの慰霊の質をめぐって論難し合うことができるのであり、ここをお粗末にしている者は自ら恥じるべきであり、ましてやあれこれ云う筋合いではない、というこのれんだいこ史観は如何でしょう。


ネット・ゴングの不評を怒りに。   投稿者:れんだいこ  01/08/25 Sat 19:43:18
 とうとう問答有用板に火をつけてしまいました。皆さん、こちらでも質問とかご教示頼みますよ。腹の足しになる議論を満展開させたいと考えています。そうそう、これからはURLも記すようにします。

「南京事件考」
daitoasenso/taigaishinryaku_nankinziken.htm


Re: ネット・ゴングの不評を怒りに。   投稿者:カラバ公爵  01/08/25 Sat 20:34:40

 ええとですね。

今のところ親分が渡辺さんに質問して、渡辺さんが資料の紹介をすると言う流れで南京事件についてのお話を進めていますよね。で、大虐殺派のここが変とかまぼろし派のここがインチキとか親分が感想を述べると。

まぼろし派、大虐殺派と言うのがそもそもあやふやな分類ですので、その結論で以て謝罪なり異議なりを国内・世界に発信するのは無理だと思うのです。

東京裁判の見解に対してどうあるべきかとか、ル・モンド紙等の見解に対してどうあるべきかとか、中国の公式研究の見解(これがよく分からない)に対してどうあるべきかの議論の方が腹の足しになると思う。


Re: ネット・ゴングの不評を怒りに。   投稿者:れんだいこ  01/08/25 Sat 22:08:27
> 今のところ親分が渡辺さんに質問して、渡辺さんが資料の紹介をすると言う流れで南京事件についてのお話を進めていますよね。で、大虐殺派のここが変とかまぼろし派のここがインチキとか親分が感想を述べると。

 ということは何か。『ここが変だよ南京事件』シリーズが始まったということか。

> まぼろし派、大虐殺派と言うのがそもそもあやふやな分類ですので、その結論で以て謝罪なり異議なりを国内・世界に発信するのは無理だと思うのです。

 でもこの表現が一番分かりやすいと思うから使っているんだけどね。そりゃぁ学術的な表現ではないわなぁ。

> 東京裁判の見解に対してどうあるべきかとか、ル・モンド紙等の見解に対してどうあるべきかとか、中国の公式研究の見解(これがよく分からない)に対してどうあるべきかの議論の方が腹の足しになると思う。

 カラバさん、これは最後の詰めの段階での最高級の判断力が問われる世界だわなぁ。いきなりそこの結論に至るんではなく、前作業しようとも思うんだけど、議論の流れに合わそうとは思う。細かく細かく詰めていって、そんなことはどうでもいいんだと云われたら一理あるしね。まっえらいテーマに関心持ってしまった、なんだか邪馬台国論争とも構図が似ている気がしないでもないんだ。




(私論.私見)