カンテラ時評2の2017(平成29).12月分

 2017(平成29).12.30日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、2017(平成29).12月分を格納しておく。

 2017(平成29).12.21日 れんだいこ拝


 2017.12.30/れんだいこのカンテラ時評2
 貴の岩被暴行事件は貴乃花の過剰責任追及事件に発展しているとするのが我が輩の見立てである。真実は最初に診察治療した鳥取の医師が知っている。この医師が全く表に出てこないのだが、赤チン傷害事件としている形跡が見られる。要するに単なる打撲傷害の全治1週間程度のものだった。それが広島の医師、福岡の医師の手にかかるに及び大げさなものにされて行った。最も大げさな診断書を作成した福岡の医師は、相撲協会の尋問に対し、「診断した時点で全治しており相撲も出場できる状態だった」と説明している。CT検査で頭蓋骨に骨折のような跡があったが、過去に骨折し治癒跡の可能性があると語っている。ところが、貴乃花親方は2通目の福岡の医師の診断書を示して、「ビール瓶で何十回も殴られ頭が割れている。相撲が取れる状態じゃない」と喧伝し抜いた。貴の岩は本場所休場のみならず、稽古場にも出られず、部屋の一室に閉じこめられ、その後は入院の身になって今日に至っている。こうなると、貴乃花による貴の岩加虐の方こそ問題にされるべきではなかろうか。その貴乃花を正義弁で追従するマスコミコメンテーターはよほど性格の悪い粗脳だろう。そういう有害評論を公共空間に一方的に流し続けるのは公害並みの犯罪だろう。坂上忍の弁が特に酷いが根本が狂っているからだろう。

 2017.12.29/れんだいこのカンテラ時評2
 貴乃花ヨイショの連中は言葉に酔う癖があるようで、改革だとか革命だとか呼号されれば、中身の精査抜きに言霊化させ支持してしまうようだ。こういう酔い方は良くないので悪酔いと云う。戦後民主主義とか民主集中制とかの用語も同じ。こういうことが起こる根は、日本の伝統とかしきたり、風俗習慣を洗練されたものとみなすのではなく、封建的遺制として遅れた体制として蔑視するところにある。日本は戦争に負けて以来、そういう洗脳下に置かれている。これが敗戦後遺症である。

 2017.12.29/れんだいこのカンテラ時評2
 12.29日、今日の羽島のモーニングショーが酷かったな。前日の貴乃花処分事件を大きく採り上げたことにのみ意義が認められるが、内容がお粗末過ぎる。貴乃花ヨイショの虚構がどんどん剥がれていると云うのに、相変わらず破れ太鼓のバチを打っているようなもので、うら寂しいものさえ感じた。小倉のとくダネ!も法匪弁護士の宗像(むなかた)にしゃべらせまくり相変わらず貴乃花ヨイショの構図にしているが、反骨のレポーター横野を登場させているところがエライ。貴乃花ヨイショに疑問符を持つ小倉の方が羽島よりマシと云うことになる。

 2017.12.28/れんだいこのカンテラ時評2
 貴の岩被暴行事件のキモを確認しておく。診断書は2通だが医師は鳥取、広島、福岡の3人である。不思議なことに、最初に診察した鳥取の医師が一番重要な証言者資格を有しているのに出てこない。マスコミも相撲協会も警察も触れない。そこで我が輩が推理しておく。頭部に血が滲んでおりましたが、それほど大した傷ではなかったので消毒して塗り薬処置をして帰しました。頭部10針縫合はうちではしておりません。額の傷も見ておりません。その後にまがまがしく喧伝されましたが、私が見た時のものではないです。要するに赤チン傷に過ぎなかったと云うこと。それを生き死にのかかる瀕死の重態であるかの如く喧伝したのが貴乃花系メディアであり、その責任を取って貰わないと公正ではない。貴の岩側が損害賠償訴訟に出てくるなら、日馬富士側も横綱引退損害賠償訴訟で切り返す。真相解明が必須になるのでやってみれば良かろう。

 2017.12.28/れんだいこのカンテラ時評2
 12.28日、相撲協会の臨時理事会が貴乃花親方の理事解任を全会一致で決議し、来年1月4日に臨時評議員会を開催し決済することを決定した云々。この経緯に対し、藤田紀子が、「うちの子は被害者の方。少しも悪くない」との親バカコメントし冷笑されている。云いたいことがあるなら堂々と述べなさいよ、診断書提出が義務なら従いなさいよ、あなただけ特別扱いの勝手は見苦しいわよ、と何で親の愛で叱らないないのだろうか。人の迷惑顧みず気ままに生きるのが信条の血筋だとしても、親子で暴走をけしかけ親子で恥を晒すのは阿呆丸出しではないか。

 2017.12.28/れんだいこのカンテラ時評2
 目下、大相撲協会の臨時理事会開催中で、貴乃花処分を廻って喧々諤々の議論が展開している模様であるが、結果が出る前に一言しておく。マスコミはモンゴル力士勢力を悪、貴乃花を善とする二元論報道に明け暮れているが、我が輩の見立ては逆である。モンゴル力士勢の方がよほど古き良き日本的で、貴乃花の方がよほど悪しき外国的である。ここの構図が逆に描かれるので報道全体が要領を得ずの支離滅裂になっている。貴乃花の云うこと為すことを見よ、国際ユダ邪的なるものに相当深く洗脳されていることが分かろう。大相撲改革云々はそれを隠すいちじくの葉に過ぎない。ここまで汚染されると治癒し難しかも。

 2017.12.27/れんだいこのカンテラ時評2
 日馬富士暴行事件に対してマスコミ評もやや割れてきているな。貴乃花ヨイショで理事長待望派が主流であるが、貴乃花の云うことやることが常軌を逸しているからして、かなりの部分が中間派に戻っている。相撲協会派マスコミは少数だが次第に増えてきている。これは角界ロッキード事件であり、貴乃花派は中曽根と通じている。女装はこの系列の特徴である。貴乃花のストールも中曽根への支援頼みのサインであろう。昔は指サインだったのだが。相撲協会派は角栄派と立場が同じである。政界ロッキード事件では角栄派がやられたが、相撲界では信用伝統の重みで跳ね飛ばす力を持っている。何せ女装カレンダー派に権力取らせたら、大相撲改革と称して何をやらされるか分かったもんではないから、それだけはご免蒙ると反発力を増すんだな。

 2017.12.27/れんだいこのカンテラ時評2
 日馬富士暴行事件は前編と後編に分かれているんだな。この違いを無視したまま貴の岩被害者一辺倒論で解こうとするから真実が見えないことになる。我が輩が解き明かすと、前編は貴の岩暴行被害事件である。但し、これは、実際にはそれほどヒドイものではなく、事件直後と翌日の和解で一応終息している。この段階では貴の岩は被害者である。後編は、貴乃花親方が無理筋気味に事件化させてフレームアップしている貴乃花親方加害事件である。この段階では貴乃花親方が加害者であり、貴の岩も被害者から転じて加害者側にシフトし続けている。日馬富士引退以降は日馬富士側が被害者に転じている。こう認識する必要がある。この解析が不満の衆は、ならば共にせめて貴の岩暴行被害の実態の真実解明に向かおう。ここを隠蔽したまま鬼の金棒の如く被害者一辺倒論を振り回すのは、子供ダマシなんだな。食傷なんだな。相撲協会がこのことが分からないほど粗脳とみなして攻めまくっているが、貴乃花派の方が粗脳丸出しで攻めているに過ぎないんだな。

 2017.12.27/れんだいこのカンテラ時評2
 日馬富士暴行事件で、貴の岩の額の傷が事件後の、騒動時直前につけられたヤラセ傷であることははっきりしている。例の頭部10針傷もそうではないかと思うようになった。旭鷲山の二度目の訪日の際、貴の岩の兄からのメールで入手され、それが公開されて一斉に報道されたものだがヤラセ臭い。そもそも撮影日時の明示がない。ひょっとして旭鷲山の二度目の訪日に合わせて直前につけられた傷ではないのか。頭部10針ホッチキスが割合とキレイ過ぎるんだな。ホッチキスしたところへの髪の伸びが見られないので事件直後の措置のものではない気がする。事件直後のものなら、縫合したのは鳥取の病院であるからして、それを措置した医師の弁を聞き出さねばならない。にも拘わらず誰も当該医師への確認をしていない。事件二日後の広島の病院で診断書が作成され、それが鳥取県警に届けられているが、この時の診察書に額の傷、頭部10針縫合の記述が出てこない。福岡の診断書にもそういう記述がない。誰も問題にしていないようだけれども奇怪過ぎよう。なぜここの部分を質そうとしないのか。最初にかかった鳥取の医師の証言がなぜ出てこないのか。マスコミが聞き出そうとしないのか。事件の真実はここに宿っていると見立てたい。

 2017.12.26/れんだいこのカンテラ時評2
 貴乃花について思うことは、将来の理事長候補として定向進化して来ているところ、今や息切れしているのではないのか。と云うかもはや膿になっているのかも。責任は本人の性格によるのが半分。取り巻きが悪誘導しているのが半分。利権狙いでとしか考えられないが早く理事長になろうとして悪事を働いている。ポスト北の湖の千代の富士を無理矢理に引き摺り下ろした。この無理が祟らない訳がない。こたびは自作自演で転んでる。狂気がかなり重度になっていることが分かる。

 2017.12.26/れんだいこのカンテラ時評2
 籠池夫妻の拘留が5ヶ月目に入った。沖縄の山城議長に続く理不尽異常な長期拘留になっている。正義の味方弁を常套する共産党が、この問題にどうコメントしているのか知りたいが分からない。「思想信条や教育方針とは別問題」として憲法規定を遵守させるのか、「憲法よりも思想信条や教育方針を優先させる」のか、が問われている。「憲法よりも思想信条や教育方針を優先させる」のであれば、右と左の立場の違いがあるだけで与野党は同じ穴のムジナではないのか。

 2017.12.26/れんだいこのカンテラ時評2
 思うに、相撲協会はこれまで貴乃花に対して腫れ物に触るかの如くに優遇し過ぎて来た。その結果として目に余る増長慢ぶりを許している。相撲協会全体が、理事長までもがコケにされ続けている。それが許されている。辿り着いた先が例の女装カレンダー事件である。それまで貴乃花の品格を持ち上げ、帰す刀で白鵬をなじってきた連中の舌がもつれ始めたのがお笑いである。事情聴取を廻るこたびの横柄さも然りである。協会がカタナシにされている。それが罷り通っている訳だけれども。

 2017.12.26/れんだいこのカンテラ時評2
 週刊SPA!1月2・9日合併号で、今年で27回目になる「週刊SPA!男が選ぶ〈好きな男嫌いな男〉」で、30-49歳の男性会社員500人が選ぶ「嫌いな男」の第1位に坂上忍。同感である。なぜなら、日馬富士の暴行事件で貴乃花親方を是とする観点よりの舌鋒が狂い過ぎているからである。是々非々ならまだしも悪乗りの感がある。好かんタコである。

 2017.12.24/れんだいこのカンテラ時評2
 貴の岩がまずまず元気と云うことが分かり安堵したが、その貴の岩が10針縫うた程度で稽古場にも出てこず、二場所連続休場、巡業不参加つうのが理解不能なんだな。堂々と出てきて、我々の前でヨチヨチ歩きして見せ、これこの通りと云うのでないと日馬富士引退が可哀想になってくるんだな。貴乃花の動き全体が猿芝居に見えてくるんだな。

 2017.12.24/れんだいこのカンテラ時評2
 貴乃花親方派の女装カレンダー事件は、貴乃花の理事長取りにあまりにも似つかわしくない為に新聞テレビ各社が報道を控えていると云うのに、「泥沼化している日馬富士暴行事件のなかで、貴乃花親方の女装姿は一服の清涼剤になったのかもしれない」などとおべんちゃらしているジャーナルがある。この言がその通りなら、新聞テレビ各社が洪水報道すれば良いのに。貴乃花親方の品格は凄いですねぇキレイですねぇとやれば良いのに。

 2017.12.23/れんだいこのカンテラ時評2
 思うに、貴乃花親方は、何をやっても許される中曽根派系として生息してきたことにより平衡バランスを失っているんだな。今や何が正常で異常であるかの分別ができない。そういう貴乃花を品格があるとして名横綱論、名親方論でヨイショしまくる輩が後をたたないが、そのうち口が曲がり舌がもつれるだろう。正しき世になれば、失せろ下郎めと一喝して快哉したい。

 2017.12.23/れんだいこのカンテラ時評2
 日馬富士暴行事件がますます角界ロッキード事件の様相を示しつつある。暴行はたいしたものでないのに、それを仰々しくさせ、横綱日馬富士を引退させ、次に白鵬、次に理事長を葬り、天下を貴乃花女装カレンダー派が牛じり、裏金顧問派が協会の利権汁を吸い上げようとの魂胆が見え見えだが、この間、貴乃花/中曽根派は何をやっても許される。逆に白鵬・八角/角栄派は何をやっても悪し様に言われる。この構図下で、マスコミが相も変わらず御用提灯報道する。そういう様を見たくないのに見させられることになるだろう。

 2017.12.21/れんだいこのカンテラ時評2
 藤田紀子が息子の貴乃花親方を庇うのは良いとしても、時には息子を叱ってバランスを取るのも一法なのに弁護しまくりだな。そこのところがいまいちしっくりこないんだな。

 2017.12.21/れんだいこのカンテラ時評2
 貴乃花一門内では八角理事長ら執行部に不満が渦巻いていると云う。被害者を加害者のように扱うのはおかしいとの声しきり云々。この報道が事実とすれば、貴乃花一門はヤンチャ坊主でしかない。事実はこうだ。被害者を加害者のようには誰も扱ってはいない。被害者が被害の実態を明らかにせずに、被害者権利を乱用していることに異様さを感じており、そろそろ我慢の限界値に達しつつある。これに気づかない貴乃花一門に不快を感じてイライラさせられている。

 2017.12.21/れんだいこのカンテラ時評2
 12.19日の相撲協会の貴の岩事情聴取につき、危機管理委員会の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)が貴ノ岩の下を訪れ、凡そ2時間にわたって貴ノ岩への聞き取り調査を行ったという。場所は明らかにされていない。しかし、これも問題がある。高野委員長全権で単独事情聴取だったとすると客観性が担保されない。そういう意味で関係重役3名の立会いが最低限必須であろう。出場不能の容態、稽古不能の状態だったのかどうか、出場意思を廻っての貴乃花親方とのやり取り等々、質さねばならないことはヤマほどあろうに。

 2017.12.21/れんだいこのカンテラ時評2
 12.19日の相撲協会が貴の岩の事情聴取をした件につき、誰と誰が立ち会ったのか報道されていない。且つ肝心なことにつき尋ねていない。一つは、事件直後の容態であり、その日の朝巡業の稽古に出ているが無理を重ねていたのかどうか。その数日後、田川市長に二桁の星を目指しています発言との絡み。額の傷がいついたのか、頭部の裂傷も然り。稽古場にもでてこれないほどの容態なのかどうか等々。こういう肝心なところが何も明らかにされていないことが分かる。

 2017.12.21/れんだいこのカンテラ時評2
 12.20日、横審の北村正任委員長(76)が、会見で、張り手、かち上げを多用する白鵬の相撲の取り口に注文をつけた。12.21日、横審の山内昌之委員がフジテレビ系「とくダネ!」に生出演し、横綱・白鵬の相撲内容を「相撲の美学から異質なものになっている」と断じて批判した。この批判を、わざわざこの時点で持ち出すところが臭い。こういう批判を時宜を弁えず述べるのは横綱の権威に対する冒涜だろう。意図的に述べているのなら良からぬ企みだろう。横綱の相撲の取り口に口を挟むのなら、それなりの場を設け、厳粛に議論するのが委員の役目だろうが。居酒屋談義でするようなことではなかろうに。

 2017.12.21/れんだいこのカンテラ時評2
 マスコミの偏向ぶりは、貴乃花親方派の女装カレンダー事件を報道しないことで分かる。逆にモンゴル力士派の女装忘年会事件があったとしよう。この場合は耳タコになるまで根限り報道し抜くはずである。こういう風に新聞、テレビ情報が作為的に報道されたりしなかったりしていることが分かれば良い。

 2017.12.21/れんだいこのカンテラ時評2
 相撲協会理事会の昨日の処分発表をどう評すべきか。白鵬側に法厳しいとも、ギリギリのところで踏みとどまったとも看做せる。我が輩の見立ては、後者で神妙采配と評す。これにより関心は貴乃花親方の処分や如何に、になった。協会はどう裁定するのだろうか。





(私論.私見)