れんだいこの従軍慰安婦問題考



 更新日/2021(平成31.5.1日栄和改元/栄和3).10.18日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、れんだいこの従軍慰安婦考をものしておく。

 2014.04.29日 れんだいこ拝


れんだいこのカンテラ時評№1221 投稿者:れんだいこ  投稿日:2014年 4月28日
「従軍慰安婦問題」についてのれんだいこ見解その1

 日韓外交に「従軍慰安婦問題」が浮上し泥沼的状況に入っている。これどう評すべきか。れんだいこが審判しておく。「従軍慰安婦問題」は、ホロコーストや南京虐殺事件や百人斬り事件のように事件の存在を廻っての認否の問題ではない。従軍慰安婦制は存在した。このことに関して見解の相違はない。キモは、当時の日本軍部が即ち国家としての日本が直接関与していたのかを廻る論争となっている。韓国側は日本軍部の直接的蛮行であるとして国家的謝罪と賠償を要求している。日本側は間に商人が介在している商取引的なものとして存在していたのであり国家的責任、賠償が追求されるには及ばないとしている。この対立である。このキモの部分を理解せずの道徳論的見地からの論調が後を絶たない。

 果たして韓国式論理論法は成り立つのだろうか。過去の戦争に対してかような責任論が成立するのであれば史上の戦争を総洗いして国家賠償の飛ばし合いすれば良かろう。ここ数世紀の西欧列強による世界植民地化に対して、蹂躙圧迫された国家及び民族は莫大な国家賠償追求に向かえば良い。が、れんだいこはそのような動きを聞かない。と云うことは特殊的に日本にのみ戦争責任論が適用されようとしていることになる。ここが大いに不満である。

 れんだいこが日本人であるからと云う理由で日本に与するのではない。客観的に評して「従軍慰安婦問題」如きで戦後半世紀以上経てもなお許さずとして喧騒する韓国式外交をやり過ぎとなじろうとしている。たまたま韓国は朴槿恵(パク・クンヘ)と云う女性大統領であり、その女性的見地から許し難いとしているように思われるが政治家の歴史認識としてはお粗末過ぎるのではなかろうか。一般論で言えば、性商がこの世から消えるのが好ましいのは当たり前である。そういう意味で純愛論が奏でられるのであろうが、問題は性商が大昔から続いており道徳論的見地から幾ら罰しても消えないことにある。こうなると賢明な折り合いをつけて併居させている方がむしろ賢明と心得るべきであろう。

 そういう性商問題であっても、韓国が日本に国家的責任を問い続け賠償責任を負わしめようとするからには当事の日本軍部の直接関与を立証せねばならない。しかしこれが困難を極めている。仮に立証できたとしても次の難題が待ち受けている。韓国現代史のタブーとなっているベトナム戦争時の韓国軍のベトナム女性輪姦虐殺史である。ごく最近、週刊誌週間ポストの3月28日号、4.11日号が連載して明らかにしている。こちらの方はれっきとした韓国軍による即ち国家としての犯罪である。

 韓国は、この性凌辱の挙句の虐殺行為を不問にし、日本の給金型慰安婦問題に対しては指弾され抜くべきだとしていることになるが、我々が納得できるような法理を明らかにせねばならない。れんだいこには、ここがさっぱり分からない。ましてや時系列的には「従軍慰安婦問題」の方が相当に古い。古い事件の責任が問われるのは古い事件の方がより加虐的である場合だけである。性商慰安婦化行為と性凌辱虐殺行為のどちらがより加虐的で許し難いのか、韓国は性商慰安婦の方がより極悪だとする法理を世界に向けて開陳せねばならない。

 その韓国に対して、4.25米韓首脳会談の席上、オバマ大統領がわざわざ「従軍慰安婦問題」に触れて、先の日共の志位委員長発言と同じような発言をしている。奇妙な一致である。志位もオバマもテキストがあってその通りに発言しているのだろうかと云いたくもなる。そういう詮索は別にして次のように述べている。
 概要「歴史を振り返るなら実に甚だしい人権侵害と考えなければならない。過去を正直かつ公正に認識しなければならない。安倍首相や日本国民もそのことを分かっているはずだ。(日韓は)過去を振り返りつつ、未来に進むべきだ。未来を見ることが日本と韓国の人々の利益だ」。

 これに対して朴大統領は、元慰安婦の女性らが高齢となっていることなどを指摘した上で、「(日本に対して)誠意のある実践が必要だ」と述べ早急な対応を促した。朴大統領がオバマ大統領をバックにつけて威勢良い批判をしている格好である。これを聞くや我が日本の安倍首相はそれまでの余裕の不遜さを一転させ、途端にヘタレになりこう言い直している。
 概要「筆舌に尽くし難い思いをされた慰安婦の方々のことを思うと本当に胸が痛む思いだ。今後とも日本の考え方、取り組みを説明してまいりたい。20世紀は女性をはじめ多くの人権が侵害された世紀だ。21世紀はそうしたことが起こらない世紀にするため日本も大きな貢献をしていきたい」。

 こうなると三人の掛け合い漫才の感がある。れんだいこ評では、この遣り取りから浮かび上がるのはオバマの臭い芝居である。オバマが世界史上の残虐事件に通暁していない訳がない。まして彼は黒人系であり黒人の悲劇史は百も承知である。何より現に進行中の世界中での性商、性凌辱、性暴殺を知り抜いている。その上で、「従軍慰安婦問題」をフレームアップさせる形で取り上げ、韓国に同調した上で「日韓は過去を振り返りつつ未来に進むべきだ」と念押ししている裏には相当の魂胆があるとみなすべきだろう。

 明らかに典型的なマッチポンプ論法であり、透けて見えてくるのは、オバマが日韓も日中も中韓も、北朝鮮を挟めばなおさらのこと、揉めるように揉めるようにリードしていることである。これが米国外交と云うか国際ユダ邪の狙いであることが瞭然である。連中は人と人、国と国を対立させ危機を煽り戦争で儲けるのを得手の商売としている者たちであるからして世界の各地が地域ブロックで共栄圏化するのを何としてでも妨げようとする。要するに連中の出番がなくなるからである。オバマはその意を受けた請負役者に過ぎない。と云うことが既にバレバレである。

 (れんだいこの「国際ユダ邪」の命名に対して不評なので今後はダボス会議に注目し「ダボス派」とも云うことにする。使い分けするつもりである) 問題は、ダボス派のこの戦略戦術に悪乗りしていつものように正義弁が登場しまくりすることにある。この件では特にサヨがはしゃぐ。原発も増税もTPPも憲法改正も自衛隊派兵もみんな根元は一緒である。こちらはウヨがはしゃぐ。その全てはダボス派が振り付けている。こういう見方を陰謀論と云う。世間ではよほど当たり障りのない政論が好みのようで陰謀論を唱えると顰蹙を買う。しかし、れんだいこには陰謀論抜きにどうやって理解すればよいのか、他の論は物足らなさ過ぎてつまらない。故に陰謀論批判を蒙ろうとも大いに結構であると申し上げておく。

 れんだいこのカンテラ時評№1222  投稿者:れんだいこ  投稿日:2014年 4月29日
「従軍慰安婦問題」についてのれんだいこ見解その2

「従軍慰安婦問題」で次に、それを良し悪しの道徳論レベルで考えるのではなく必要悪的観点から愚考してみたい。れんだいこは従軍慰安婦制自体ではなくそういう制度の由来に興味を覚えている。戦前の日本軍が「従軍慰安婦制」を敷いていた背景には興味深い日本式の性観念、性文化に伴う性伝統が介在していると思うからである。

 「従軍慰安婦制」とは要するに戦争時の兵隊に慰安婦により性処理させる制度であるが、これを編み出した当時の日本軍は果たして野蛮、残虐非道なものだったのだろうか。これは逆に考えれば分かり易い。「従軍慰安婦制」を持たない兵士が為すのは決まって性の暴走である。敗軍の兵士のことは分からないが勝軍の兵士となると戦勝国権利として婦女子の性凌辱、性暴殺を当たり前にしてきたのが世界史現象である。日本式「従軍慰安婦制」は、そういう戦史から学んだ日本式知恵の一つなのではなかろうか。「従軍慰安婦制」を肯定しようとしているのではない。道徳的な肯定とか否定に先立つ必要悪的合理性を認めたい訳である。他の国が採用していないことを日本が先駆けてしたとして咎められるべきかどうかを問いたい。

 れんだいこは若い頃、最も怒ったことがある。それは戦後直後の日本政府が進駐軍に取った慰安婦宛がい政策に対してである。これを少し確認しておく。1945.8.18日、敗戦3日後のこの日、内務省は、警保局長通達(無電)で「外国駐屯軍慰安施設等整備要項」を全国都道府県に発した。これは占領軍向け性的慰安施設設置指令である。8.27日、件の施設が大森海岸の小町園で開業している。進駐軍の先行隊が厚木へ到着したのは翌日であるからして事前に用意していたことになる。東京では警視庁が指導して業者にやらせる方式で「特殊慰安施設協会」を発足させ、東京銀座街頭に「新日本女性に告ぐ」と募集広告が出されている。新聞にも慰安婦募集広告を掲載している。慰安所は大人気となったが3カ月で閉鎖されている。性病の蔓延などが理由であった。これにより「政府の努力」で増加し1万人に達した慰安婦たちは路頭に迷い非公認の街娼となって行った。俗にパンパンガールと呼ばれている。

 れんだいこは若い頃、戦勝国に対して国家公認のみならず後押しで性的もてなしをする日本政府の非道さが許し難かった。どこの国にそんな国があると怒った。日本政治の支配の質を如実に示しているとして憤懣やるかたなかった。その後のれんだいこは違う。既に次のように記している。「これを道徳的に批判する向きもあるが、逆にいえば日本支配階級の統治技術がかなり高度なものとも考えられるのではなかろうか。従軍慰安婦問題にも通底している施策であるように思われる。これを道徳的に批判するだけにとどまるのなら何も批判していないことになろう。支配階級をして、現実がこのような施設を必要とさせたのであり、社会秩序維持の観点から保安施設として外国駐屯軍慰安施設設置が為されたことを窺うべきではなかろうか。批判することはできるが、ならばさてどうすべきであったのか、放置すべきだったのだろうかという観点からも判断せねばなるまい」。

 今のれんだいこはもう一つ違う。「従軍慰安婦、占領軍慰安婦制」を採用した日本政府の統治技術は悪知恵と云うより日本の伝統的な性文化に基づいて生み出されたものではなかろうかと考えている。これを説明すると紙数ばかり増すので要点のみ記すと、日本の伝統的な性文化は他の諸国のそれより性を重視しており、性のコントロールを格段に配慮するような知恵を持っているのではなかろうか。そういう目で見れば、日本の着物、礼儀作法等々が日本式性文化をうまく調和させていることが分かる。日本は案外とこの方面での世界に冠たる先進国なのではなかろうか。制度を誇ろうとか礼賛しようとしているのではない。「存在するものは合理的である」とするヘーゲル的認識法で理解しようとしているに過ぎない。

 「従軍慰安婦、占領軍慰安婦制」には歴史的意味があり、もしこれを批判するなら戦争そのものを批判すべきであり、戦争に付随して発生した「従軍慰安婦、占領軍慰安婦制」だけを抽出して批判するのは却って愚昧なのではなかろうか。どうしても批判するのなら戦勝国権利としての敗戦国側婦女子への性凌辱、性暴殺を押しとどめる叡智を制度的に生み出していない限り論が全うしないのではなかろうか。韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)女性大統領に聞きたいのはここである。韓国現代史のタブーとなっているベトナム戦争時の韓国軍のベトナム女性輪姦虐殺史と併わせた整合性のある論理論法に耳を傾けてみたい。

 この言は「従軍慰安婦制なかった論」に与するものではない。日本を再び戦争当事国に誘おうとする連中のそれに対しては傲岸不遜ぶりをなじりたい。戦後国是の反戦平和、国際協調主義の側からの戦後の戦争責任、賠償責任追及されるには及ばないとする観点からの解である。徒に道徳的あるいは政治主義的に発言するのではなく論のあるべきところを示唆しているつもりである。

【「従軍慰安婦考」についてのれんだいこ見解その3】
 その昔、次のようにノートしている。今読み返してみて公開するに値するのでブログ化しておく。

 戦前の日本軍部の戦争犯罪が様々に告発されている。南京大虐殺事件、百人斬り事件に並んで「従軍慰安婦問題」もその一つとなっている。この流れは日本の反戦平和運動から生み出されている。ところが、「日本軍部の戦争犯罪告発事例」は悉く反証されており素人では判断できにくい。本サイトでは「従軍慰安婦問題」の基礎知識を整理して後日の判断の証としておく。  

 れんだいこは次のように思う。慰安婦の存在は歴史的事実である。問題は、1・それが日本政府が歴史責任を負うべき拉致&強制連行によって為された事件であり、2・それが日本政府が歴史責任を負うべき国家的性奴隷拘禁事件なのか、3・当時の国際法に照らして戦争犯罪なのかどうか、ということにある。国としての歴史責任は、「従軍慰安婦制」が、国家的要請を受けたものであれ、1・民間業者の請負で運営され、2・相当の金額を呈示した上に成り立っており、3・奴隷的拘束ではない、いわゆる商取引の範疇のものであり、4・その商取引が騙されたものでなかったことが証明されれば免責される。

 興味深いことは、南京大虐殺事件、百人斬り事件でも然り、「従軍慰安婦問題」についても実証的なのは右派系論者の方である。左派系論者のそれは「端からの決め付け」でしかないように見受けられる。あぁこの貧困をなんとせんか。もう一つ、現在のイラク戦争では米英ユ同盟による残虐非道な市民虐殺が行われている。しかしそれに対する批判は高まらず、「従軍慰安婦」については声高な批判が罷り通っている。これは変態であろう。一体、現在進行中のガザの悲劇を何と考えるべきだろうか。本稿のテーマに戻せば、米軍の日本の主要都市無差別大空襲、沖縄戦の悲劇、原爆投下の歴史責任が免責され、「従軍慰安婦問題」が殊更論われるのは、俗に云う片手落ちだろう。

 れんだいこが思うのに、こういう史実解明はどんどんやれば良い。だがしかし、今現になされている米英ユ同盟が専ら為している悪逆非道蛮行に対する批判に結びつかなければ、何のために為しているのだということになるのではあるまいか。普通の感性ならそうなるべきところが妙に切断されており、単に「従軍慰安婦問題」が採りあげられていることが胡散臭い。それと、では近代以降の西欧列強による世界の植民地化過程での、従軍慰安婦問題など足元にも及ばない残虐非道の数々をどう総括するのだ。そういう風に聞いてみたくなるのは、れんだいこだけだろうか。

 れんだいこ的には、「従軍慰安婦問題で詫びを入れるのもウソ、従軍慰安婦問題で居直るのもウソ」と思う。「従軍慰安婦問題」で詫びを入れるのなら、「従軍慰安婦問題」以上の残虐な皆殺し事件、レイプ殺人事件、その他数々の悪逆非道をどうしてくれるんだと怒鳴ってみたい。

 2005.1.16日、2007.3.12日再編集 れんだいこ拝

 「従軍慰安婦の正体」。
 従軍慰安婦~彼女たちの叫びが聞こえますか? 要はアメリカの性犯罪、戦争犯罪を隠したい訳です。以下は2chからの引用です。

☆日本に原爆を落として一般市民100万人大虐殺したのは→アメリカ民主党
☆東京大空襲等で非戦闘員の50万人爆撃ホロコーストしたのも→アメリカ民主党
☆進駐軍で日本女性を""性奴隷""にし陵辱したのも→アメリカ民主党
☆北方四島をソ連にあげちゃったのも→アメリカ民主党 ★日本人を殺したのは全部アメリカ民主党だ!!

◎自称元慰安婦達の年齢が”太平洋戦争時には若過ぎ(10代半ばも!?)”→朝鮮戦争時ならピッタリ!…つまり
◎ジープに乗せられた…よくある証言→戦中の日本軍にジープ無し!!朝鮮戦争時米韓軍でジープが大活躍…

 【特殊慰安隊とは】:米軍の黒歴史・韓軍の恥部である!韓政府による強制動員も。"捏造"で日本に責任転嫁中

 【洋公主と慰安婦のすり替え】 強制・残酷・大規模・公的動員

 これは洋公主の特徴であって慰安婦の特徴ではありません。洋公主と慰安婦のすり替えが意図的に行われているのです。洋公主を主導したのは韓国政府、朴槿恵(パククネ)大統領の親父、そしてもう一方の当事者は言わずと知れた米国。慰安婦問題において米韓両国政府の利害は完全に一致しているのです。

★それは韓国の国会の場で白日の下に晒された。★韓国の国会の女性家族委員会で、野党・民主党の兪承希(ユスンヒ)という女性議員が質疑に立ち、「“米軍慰安婦”という言葉、聞いたことがありますか?」。女性家族部の趙允旋(チョユンソン)長官にそう切り出すと、「ここに“基地村”の証拠があります」と国家記録院から取り寄せた文書を公開したのである。

★朴大統領のサイン入り★ 管理人注:写真は本文参照 以上引用終わり。

 動画思わず?それともボケた?朝鮮戦争で従軍慰安婦をさせられたと爆弾発言

 以下は慰安婦問題「人道的視点で」=日韓改善促す?前米次官補 時事通信 2月13日 18時42分配信からの引用です。

 【ワシントン時事】 オバマ米政権1期目に対日政策を取り仕切り、「アジア重視外交」を推進したキャンベル前国務次官補は13日までに、ワシントン市内で時事通信のインタビューに応じた。キャンベル氏は、日韓関係悪化の要因である従軍慰安婦問題について「法律ではなく『人道的視点』で取り組むことが鍵だ。深い人間的なレベルで日本の同情と支援を示せばよい」と助言した。キャンベル氏は、歴史問題をめぐる「韓国の反応に日本が幾分疲れているのは承知している」と理解を示した上で、「日韓には共有する目標と価値がある。両者の国益に資する関係を見いだすことは可能だ」と述べ、関係改善への取り組みを促した。 以上引用終わり。

 以下は、「朴槿恵」大統領の父は「米軍慰安婦」管理者だった![大新聞が報じない「韓国」の馬脚]〈週刊新潮〉
からの引用です。

 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131205-00010001-shincho-kr&p=1

 【相手には口を極めて罪を問い、自らの罪には目を瞑(つむ)る。これこそ、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領(61)の政治姿勢である。実は大新聞は報じないものの、彼女の父親が“米軍慰安婦”を管理していたという驚嘆の事実が露見したのだ。なのになぜ、日本に歴史認識を問えるのか。】

 ことあるごとに、韓国の朴槿恵大統領は、世界各国の指導者に対して、“慰安婦問題”を持ち出し、日本の不行状をアピールしてきた。今年5月、就任後初の訪米では、わざわざオバマ大統領に「日本は正しい歴史認識を持つべき」と訴え、さらに中国の習近平国家主席には共同声明に日本批判の文言を盛り込むことを提案し、11月にはファンロンパイEU大統領に、「日本には後ろ向きの政治家がいる」と反日感情を露にした。史実に基づかない真っ赤なウソだらけの主張を唱えながら、わが国をここぞとばかりに辱(はずかし)めてきたわけだが、実は、朴大統領にとって、天に唾する行為ではなかったか。それは、韓国の国会の場で白日の下に晒された。

 11月6日に開かれた国会の女性家族委員会で、野党・民主党の兪承希(ユスンヒ)という女性議員が質疑に立ち、「“米軍慰安婦”という言葉、聞いたことがありますか?」。女性家族部の趙允旋(チョユンソン)長官にそう切り出すと、「ここに、“基地村”の性売買が合法的なレベルを超え、非常に組織的に国家が主導したという証言と証拠があります」と述べ、その場で国家記録院から取り寄せたという文書を公開したのである。「それには、“基地村浄化対策”というタイトルが付けられていました」と解説するのは、ソウル特派員だ。

 「韓国でも、日本で言うところの売春防止法である“淪落行為等防止法”で性売買は禁止されていた。ところが、米軍相手の売春婦の場合、政府にお墨付きを与えられたのです。1977年作成のその文書には、全国62カ所の“基地村”に9935人の売春婦が生活していたと記され、彼女たちの性病対策や専用アパートの建設など周辺整備の方針が示されていた。なにより問題なのは、文書に署名しているのが朴大統領の父親、朴正煕(パクチョンヒ)元大統領だったことです」。

 16年もの長きにわたって独裁政権を率いた元大統領であり、なおかつ、現職大統領の父親は売春宿の親玉とでも言うべき存在だったのだ。しかし、韓国では、兪議員が公開した文書については、ほとんど報じられていない。なぜなのか。「こちらでは、左派系の『ハンギョレ新聞』や『京郷新聞』がわずかに触れた程度。日本の首相は元慰安婦に土下座すべきとまで書き立てる最大手の『朝鮮日報』などは、日本という敵に塩を送ることになりかねないからか、一切記事にしていない。一方、政治の世界では、反日に関して与野党一枚岩。ただ、兪議員の所属する民主党には人権活動家やフェミニストが少なくないので、女性の人権問題として捉え、あえてこれを取り上げたのです」(同)。

 ともあれ、あらためて韓国の慰安婦の歴史を繙(ひもと)くと、わが国を批判する資格があるのかと首を傾げざるを得なくなる。そもそも、“米軍慰安婦”の前には、朝鮮戦争時、“韓国軍慰安婦”が存在していた。それは、02年、立命館大学の国際シンポジウムで、韓国の金貴玉(キムギオク)慶南大客員教授(当時)によって初めて明らかにされた。韓国陸軍本部が56年に編纂した『後方戦史(人事篇)』のなかに、“特殊慰安隊”と呼ばれた軍慰安所の存在を裏付ける記述を見つけたのだ。

 その後、金教授は『軍隊と性暴力』に収録された論文において、〈設置時期は不明確だが、一九五一年夏ごろに戦線が現在の休戦ライン付近で膠着状態に入ってからと思われる。閉鎖されたのは一九五四年三月である。(略)陸軍本部はまる四年近く軍「慰安所」を運営したのだ〉とし、〈(『後方戦史』の)実績統計表によれば、一人の「慰安婦」が一日に六回以上「慰安」を強要されていたことがわかる。また、「出動慰安」の場合、一日二〇~三〇回の「慰安」を強要されたものと考えられる。(略)前線での「慰安部隊」の利用はチケット制であった。しかし誰にでもチケットが配られたわけではない。戦場で勇敢に戦い、功を挙げた順番に配られる〉。要するに軍直轄の慰安所だったのだが、前線に慰安婦を送るときには1人ずつドラム缶に押し込み、“補給品”名目でトラックに積んでいたという。

 ■“みなさんは愛国者”
 もとより韓国政府や朝日新聞などは“日本軍慰安婦”の強制連行を騒ぎ立てているものの、未だにその証拠はなんら見つかっていない。翻って、“韓国軍慰安婦”の場合はどうだったのか。

 聞き取り調査の結果として、金教授は、〈十代後半の未婚女性で、一九五一年春まで咸鏡(ハムギョン)南道永興(ヨンフン)郡に住んでいた。ある日、韓国軍情報機関員、いわゆる北派工作員たちにより拉致され、一日で韓国軍の軍「慰安婦」へと転落した。(略)また、強姦の結果、「慰安婦」とならざるを得なくなったケースもある。(略)韓国軍「慰安婦」制度はあくまで軍による性奴隷制度であり、女性自身は性奴隷であったといえる〉と明らかにしている。すなわち、口を極めて日本を批判しながら、当の韓国が強制連行という罪を犯していたのだ。にもかかわらず、韓国国内ではこれらの事実はほぼ黙殺され、『後方戦史』は現在、閲覧不可の状態になっているという。

 おまけに、韓国の官営セックスビジネスは、それで終わらなかった。朝鮮戦争が53年に休戦になると、駐留米軍の基地周辺に、“基地村”が形成され、政府公認の売春婦が集められたのである。韓国問題に詳しいジャーナリストによれば、「米軍政下の47年、韓国では公娼制度が廃止されました。とはいっても、基地村は実質的に公娼の復活だった。米軍相手の売春婦はUN慰安婦、洋マダム、洋公主(ヤンコンジュ)などと呼ばれ、韓国政府は彼女たちを登録制にし、強制的に性病検査を受けさせていたのです」。そして、“基地村”が本格化するのは、軍事クーデターによって朴正煕政権が樹立されてからだという。

 「淪落行為等防止法を61年に制定する一方、特定地域のみ売春行為を容認し、104カ所の“赤線地帯”を設定しました。そのほとんどが、ソウルや北朝鮮国境に隣接する京畿道の基地村でした。韓国政府からすれば、北朝鮮に対峙するうえで駐韓米軍は最大の後ろ盾であり、おまけに外貨獲得のための必要不可欠な存在だった。それゆえ、売春婦を“みなさんは愛国者です”などとおだて上げ、積極的に活用しました」(同)。当時、米軍慰安婦は2万人を数え、稼ぎ出す外貨は年間1000万ドル(現在の価値に換算すると150億円相当)にのぼった。「70年代に入ると、米軍側は、韓国政府に対して、基地村の環境改善を強硬に要求するようになった。それに伴い、朴正煕大統領は『基地村浄化委員会』を立ち上げました。浄化とは、主に性病対策のことで、女性たちの徹底検査に乗り出した。国会で兪議員が公開したのは、その一環として朴正煕大統領が署名した文書だったのです」(同)。以上引用終わり。

 戦中派老韓国教授、命の危険を犯し真実を語る

 (以下2012年4月、韓国の88歳の崔基鎬(チェ・キホ)伽耶大学客員教授がハングルで書いた文章の日本語訳コピー 【韓国語元記事:コピー元記事】 )。
 引用ウェブサイト:http://blogos.com/article/43078/ 

 私は88才です。もう事実を話したいと思います。朝鮮末期の私は1923年の生まれです。もう韓国のためでも、日本のためでもなく「事実」を話したいと思います。それは相当な覚悟が必要です。 生命の危険も覚悟しています。しかし、これは私の使命であると信じています。

 私はソウルに住んでいました。そして、時々、平壌や東京に行きました。その当時の韓国人は「日本人以上の日本人」でした。劇場に行けば映画の前に、戦争のニュースがありました。例えばニューギニアで日本が勝った映像が流れ、拍手と万歳の暴風雨でした。私は映画が好きで、東京にも行きましたが、日本人は冷静でした。しかし、韓国人は全員が狂ったように喜んでいました。それが普通の姿でした。なので「親日派」という言葉は使用できません。その「使用できない言葉」を使って、先祖まで批判しています。「親切でやさしい日本人」という印象を、必死に消すために「反日」を指導者はそそのかしてきました。

 韓国と日本の歴史教育を比較すると、日本が10%の歪曲といえば、韓国は90%が歪曲です。朝鮮末期の正常ではない政治腐敗を教えず、日本が関与しなければ独立ができたことのように使われています。(以下の画像:1897年のソウル南大門大通り)引用ウェブサイト:http://resistance333.web.fc2.com/html/japan_korea_merger1.htm 

 韓日合邦によって「教育」、「医療」、「工業」、「社会インフラ」が整備されました。近代国家の基礎ができたことは明らかな事実です。その実績を「日本帝国主義の侵略政策の産物だ!」と糾弾する韓国にはあきれます。より一層「日帝が民族産業を停滞させた!」という主張にはコメントする気持ちもなくなります。民族産業を殺したのは、朝鮮王朝です。近代化を主張する先進的な思想家は反逆者とし、親族までも処刑されました。韓国人は「日帝の虐待! 性奴隷!」と叫んでいますが、私は信じることができません。歴史の真実を知っているためです。

 朝鮮語でキウン「地獄」でした。それは大韓帝国時代になっても同じでした。1904年、日本は朝鮮の惨状を救うために、財政支援を決断します。例えば1907年度、朝鮮王朝の歳入は748万円だったが、歳出は3000万円以上でした。その差額は日本が負担していました。 1908年にはより一層増加し、3100万円を支出しています。現在88才の老人の絶叫です。どう思われますか?

 何と日本人自身が捏造した「日本軍による従軍慰安婦強制連行物語」

 日本軍による従軍慰安婦強制連行は全くのウソ。今はそのウソが独り歩きして、日韓関係がメチャクチャになっている。その主犯は社民党党首、福島瑞穂。全ての日本人はこのことをよく知るべき。以下。


 慰安婦問題の「主犯」は福島瑞穂弁護士   http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51804890.html 

 竹島問題が慰安婦問題を再燃させ、なぜか尖閣諸島まで飛び火しているが、愛国心に燃える前にまず基本的な事実関係を理解しておいたほうがいい。本書は先週のニコ生にも出演してもらった西岡力氏の解説である。慰安婦問題の特異性は、日本人が創作した話だということだ。ふつう「私が犯罪者だ」と嘘をつく人はいないが、奇妙なことに戦争についてはそういう「詐話師」がいる。この問題の発端となった吉田清治がその最たるもので、彼の『私の戦争犯罪』には、済州島で「慰安婦狩り」をした様子が詳細に書かれているが、なんとすべて嘘なのだ。本人ものちに「フィクションだ」と認めた。ところが吉田の話に目をつけて日本政府を相手に訴訟を起こそうとしたのが、福島瑞穂氏や高木健一氏などの弁護士で、彼らは韓国に渡って原告になる元慰安婦を募集した。そこで見つけたのが金学順で、彼女はNHKにも出演して「親に売られてキーセンになり、義父に連れられて日本軍の慰安所に行った」と証言した。この話をNHKに売り込んできたのが福島氏で、彼女はスタジオに立ち会って金にせりふを教えていた。目的は、軍票(敗戦で無効になった)で支払われた給与の賠償だった。しかし朝日新聞の植村記者がこれを(吉田のストーリーにそって)「女子挺身隊として強制連行された」と誤って報じたため、福島氏らは訴状を「軍に連行された」と書き換えた(だから彼女は「強制連行」が嘘であることを知っているはずだ)。その原告団長は植村記者の義母だったが、のちに裁判費用を詐取したとして逮捕され、行方をくらました。要するに戦争をネタにもうけようとたくらんだ旧軍人が「軍の性奴隷」という猟奇的な話をでっち上げ、それを政治的に利用しようとした日本の弁護士が韓国人をけしかけ、朝日新聞がそれに乗せられたという構図だ。したがって主犯は福島氏で、朝日は問題を拡大した共犯である。この騒動で福島氏は「人権派弁護士」としてマスコミにデビューし、国会議員にもなったが、彼女のおかげで日韓関係はめちゃくちゃになった。今回の慰安婦騒動に彼女が沈黙を守っているのは、ここまで嘘がばれてしまうと取り繕いようがないからだろう。朝日新聞とともに彼女にも説明責任がある。国会で説明すべきだ。


 人権を守るべきアムネスティーの人権侵害

 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51805002.html 

 慰安所の運営に軍が「関与」したことは日本政府も認めているが、それは危険な戦場では軍の管理が必要だからだ。慰安婦の数も、秦郁彦氏の推定では、太平洋戦線全体で2万人程度で、そのうち人身売買は1割にも満たない。慰安婦の平均賃金は「慰安所管理規定」では月400~500円で、二等兵(7円50銭)の60倍ぐらいだった。「20世紀で最大規模の人身売買」などというのは、事実無根のいいがかりである。欧米メディアは一次資料も読まないで、英文の伝聞情報だけで「日本軍は性奴隷を連行した」などとデマを流している。これはアジア人を蔑視する「オリエンタリズム」であり、それを無批判に信じて日本人の名誉を毀損するアムネスティこそ人権侵害である。

 追記:慰安婦の募集ビラ(『京城日報』に掲載されたもの)には「月収300円以上」と書かれている。これは現在の物価で150万円ぐらいだが、こんな高給の「強制労働者」がいるだろうか。

 日本を愛する世界の人々が捏造情報に反論するウェブサイト:英語で世界に発信! UndertakerRachのコピペでGO!

 最後に一つ。殆どの読者には信じられないかもしれないが、このDivide and Ruleはこの極東アジアどころか、地球全体に適用されている。地球人類を二大勢力に分裂させて争わせている者がいる。地域紛争のみならず、世界大戦争に至るまで、全ての紛争と火種には彼らが関わっている。地球人類をDivide and Rule戦略によって分裂させ、争わせて支配する者の正体は?それは地球人類を遙かに超える存在。このことについてはまた別の記事で述べることにしよう。

 コメント一覧

 3. ホー
2012年08月14日 06:22
  • 3 日本在住台湾人学生です。台湾でも日本の敗戦後からずっと、反日教育が蒋介石政権によってされました。でもこのブログでも取り上げられている1947年228事件で、台湾人の外省人(大陸から来た人達)への怒りは頂点に達し、台湾人は韓国のように反日教育には染まりませんでした。この事件のお陰で台湾人は台湾人としてのアイデンティティーを確認し、中華民国との決別を決定的なものとしました。

    日本人に是非読んで欲しい本があります。「台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい 」(小学館文庫) 蔡 焜燦 (著) や、「日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景」 楊 素秋 (著) です。台湾人の日本への気持ちをよく表現しています。

    元韓国人で日本へ来てから真実に目覚めた呉善花(オ・ソンファ)氏の「私はいかにして日本信徒となったか」ワック株式会社も彼女が韓国での洗脳から覚めて行く過程が分かって面白いです。そしてこの記事で取り上げられた崔 基鎬(チェ・キホ)氏の「日韓併合の真実―韓国史家の証言」は冷静に朝鮮半島での日本の統治時代を分析してお勧めです。大学で学ぶ日本人の友人達も、私から話を聞いて初めて本当のことに目覚める有様です。これではいけません。日本人にはもっと胸を張って堂々と真実を主張して欲しいです。






(私論.私見)