二宮翁夜話、名言、逸話考
(最新見直し2008.10.23日)
(れんだいこのショートメッセージ)
2005.4.3日、2008.10.23日再編集 れんだいこ拝
大事をなさんと欲せば、小なる事をおこたらず勤べし。小積もりて大となればなり
可愛くば、五つ数えて三つ褒め、二つ叱って良き人となせ
彼が現代に残している名言には次のようなものがある。「凡そ小人の常、大なる事を欲して小なる事を怠り、出来難き事を憂ひて出来易き事を勤めず」。
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二宮尊徳
翁の考え方
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積小為大…大は小を積んで大となる。小さいことを積み重ねることによってこそ大が生じるのであって、小さな努力の積み重ねが大事であるということ。
分度・・・天分を測度して自己の実力を知り、それに応じて生活の限度を定めることで、合理的な計画経済を意味している。
推譲・・・勤労して収益を増やし、余剰を将来のため、子孫のため、世のために譲り合うことが肝要であるとしている。
信用組合・・・信用組合の発祥地はドイツといわれているが、それより40年以上も前に同じような組織である"五条講"を制度化して、実践した。
*五条講・・・藩の使用人や武士たちの生活を助けるために、彼らが必要とする資金の貸し借りができるような制度
貧富訓・・・貧 遊楽分外に進み、勤労分内に退けば、
則ち貧賎、其の中に在り。
冨 遊楽分内に退き、勤労分外に進めば、
則ち冨貴、其の中に在り。
(私論.私見)