「身土不二」食養生

【「身土不二」食養生】
 「身土不二」が食養生の基本である。生命は大宇宙の生命精霊に繋がっている。あらゆる生命は自分の命を健全に守り、より優秀な子孫を残すために「命の糧」である「食べもの」をいただく。その際は、自分の生活圏にあるものをいただくのが良い。私たちの身体と風土は二つでなく一つである。これを「身土不二」と云う。生まれ育った風土で栽培していただいた「食べもの」を有り難くいただくのが良い。

 「食べもの」は加工、冷凍、精白されない天然のままを、生命丸ごと有り難くいただくのが良い。私たちがいただく食べものは生命であり、生命はその全体でバランスが取れているので、その命全体を丸ごと(一物全体食)いただくのが良い。

 人間は「食べもの(農作物)を栽培している」と思っているが、99.9%は太陽様と土壌様とが創って下さっている。人間が行う農作業という労力は、この収穫に対する貢献度にして0.1%に過ぎない。栽培時に化学肥料や農薬(農毒薬)を使うのは控えよう。「食べもの」に食品添加物を加えることも控えよう。長期間、腐らないようにした「不自然なもの」は良くない。

 玄米をいただくことは、稲の種子の「全体食」となる。 この玄米を主食としょう。肉は良くない。季節感「旬」を大切にして「旬のもの」をいただこう。ハウス栽培、温室栽培のものは良くない。今ある命は、厳しい風土の中で、少量の「食べもの」で生き残り、より優秀な子孫を残すことができる生理(身体)を獲得したエリート、選ばれた者の子孫である。「食べもの」を少量、良く噛んでいただこう。お腹が空いてきたら、大宇宙の生命精霊に感謝申し上げ、1時間位、空腹を楽しむ余裕を持つて、ご馳走様です。ありがとうございますと感謝していただくのが良い。









(私論.私見)