男性病

 更新日/2016.05.15日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、男性病諭しについて確認しておく。

 2003.7.23日 れんだいこ拝


男一の道具性器の役割】
 (「かしものかりもの入門」の「身の内九つの道具、男一の道具」その他参照)

 前立腺


 
男一の道具とは男性性器のこと。男性性器は陰茎とも云う。放尿するための道具でもあるが、成人年齢に達すると、 遺伝子を持つ精子を造り、精子が女性性器で造られる卵子に受精できるよう放出し、これが子孫を残す行為となる。精子は睾丸の中にある精巣で一日に約3000万個造られる。小さすぎて目には見えませんが、その頭部には遺伝情報がぎっしり書き込まれた遺伝子(その実体はDNA=デオキシリボ核酸)が詰まっている。そしてミトコンドリア鞘にたくわえられたエネルギーで運動のできる不思議な細胞となっている。睾丸で造られた精子は副睾丸に入り、10~20日かけて成熟する。成熟した精子は、長い尾を振りながら精管へ入り、いっせいに泳ぎだす。精管は股の付け根(鼠径部)の穴を貫いて腹の中へ入り、膀胱の上から後ろへ廻りこんで前立腺の手前で膨らみ、精管膨大部を造る。体長0.05~0.07㎜(50~70ミクロン=ミクロンは千分の一㎜)の精子には、この精管膨大部へたどりつくだけでも大変ですが、卵子にめぐり合うための旅は、ここから始まる。男性に性的興奮が起きると陰茎海綿体と尿道海綿体が血液で満たされる。こうなると静脈が圧迫されるので、海綿体内は血液がはちきれんばかりに充満して、陰茎が硬く大きく膨張し、勃起する。一方、精管膨大部で射精のときを待っていた精子には、精嚢から分泌される精漿というゼラチン質の粘液が混ざって精液となり、膀胱の真下で栗を逆さにした形の前立腺へと送られる。カウバー腺は亀頭をなめらかにする液体を分泌する。興奮がクライマックスに達すると、尿道括約筋、海綿体筋、坐骨海綿体筋、会陰横筋などの筋肉群が激しく規則的に収縮し、前立腺から分泌された大量の乳白色の液の混じった精液が、尿道口から勢いよく飛び出す。一回の射精量は約3㏄で、2~3億個もの精子を放出する。この複雑で巧妙な射精のシステムは男性に快感という余禄まで与えてくれる。睾丸の精巣には伸ばすと約70㎝になる精細管が約1000本もあり、精子や男性ホルモンを製造している。精子を造るには、体温よりもかなり低い温度が必要なので、陰嚢の無数のシワが表面積を大きくし、睾丸の熱を外部へ放出している。さらに陰嚢は、気温の変化に応じて微妙に伸びたり縮んだりして表面積を調節し、精子を造る為に最適の温度を保っている。

 以上、まことに精妙、精巧、不思議な働きをしてくださっている。男性一の道具性器のこうした仕組みと働きは、まさに親神様からの賜物の貸しもの借りものと拝する。

男一の道具性器病の種類
 前立腺肥大症。

男一の道具性器病のお諭し







(私論.私見)