十二指腸

 更新日/2017(平成29).5.12日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、腸病諭しについて確認しておく。

 2003.7.23日 れんだいこ拝


【腸の機能と役割】
 腸は、人体の上から、胃に繋がる十二指腸、小腸。小腸は空腸と回腸から成る。次に大腸。大腸は盲腸、虫垂(ちゅうすい)、直腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、肛門へと至る。この辺りの部位を「腹」と云う。

 「腸は、あらゆる病気の発生源」であり善玉菌と悪玉菌が混生しており「生命力は腸で決まる」と云われる。腸の免疫機能が注目されている。
 腸の免疫力が低下すると、風邪、慢性疲労、ガン、肝臓病、慢性リンパ性白血病、心臓病、心筋梗塞、糖尿病、腫瘍(しゅよう)、中毒症(サルモネア菌、大腸菌、クリプトス菌他)、歯周病、染色体異常などの原因になる。
 腸の免疫力の異常をきたすと、アトピ-性皮膚炎、喘息、花粉症などのアレルギ-疾患、膠原病、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、バセド-病などの原因になる。
 以上、まことに精妙、精巧、不思議な働きをしてくださっている。腸のこうした仕組みと働きは、まさに親神様からの賜物の貸しもの借りものと拝する。
 「腸は第2の脳!!知っておきたい腸に関する10の豆知識!」を転載しておく。
 腸は第2の脳ともいわれているのは、もうご存知だと思います。腸には1億個もの脳細胞が存在し、大量の免疫細胞も宿しており、外部からの侵入者を撃退するうえで大きな役割を果たしてくれているのだそうです。ということで、今回は「腸は第2の脳」ともいわれている腸の凄さについてわかりやすく解説されている『wakuwaku channel』さんの動画をご紹介します。
1. 脳の監視がなくても機能できる唯一の臓器

 腸は権威に抗するレジスタンスのように、脳からの信号を待つことなく消化という重要な機能を果たすことができる。こうした芸当は、他の臓器はもちろん、あの力強い心臓でさえできないことだ。

2. 1億個もの脳細胞が存在する

 腸が自分で判断できるのも驚くにはあたらない。食道から肛門まで続く9mの腸には、無数の脳細胞が存在するのだから。このニューロンの数は脊髄や末梢神経系よりも多いのだ。

3. 腸は独自の神経系を持つ

 腸の神経系は、消化や排泄を司る絶対者として君臨しており、それ自体であらゆる機能を遂行する。科学者の中には、ここを中枢神経系の一部とみなす者や、その本体であるとみなす者もいる。”実行”刺激がくると、脳からの司令なく腸にキューを出すよう進化したようにも見える。これは無力な新生児の脳を考えると特に妥当に思えてくる。

4. 脳に感情のサインを送る

 腸には迷走神経という、大きくて、厄介な神経が埋め込まれている。研究では、その繊維の最大90パーセントまでが腸から脳へと情報を運んでいることが明らかとなっている。言い換えると、脳は腸からの信号を感情として解釈しているのだ。だから、あなたは心から腸を信頼するべきだ。

5. 胃腸障害は腸の”精神疾患”とも言えるかもしれない

 抗鬱剤として身体の調子を整える素晴らしい気分物質セロトニンだが、およそ95パーセントが腸の中で見ることができる。ということは、食事や薬、抗生物質が人の気分をめちゃくちゃにしてもちっとも不思議ではないということだ。

6. 健康な腸は骨を守る

 セロトニンと腸の関係を調べた研究から、腸と骨との意外な関係までが浮き彫りにされた。マウスを使った実験で、腸からのセロトニン放出を抑制すると、骨粗しょう症の骨密度低下が抑えられたのだ。この発見は、骨粗しょう症の新薬研究につながった。

7. 自閉症と腸内細菌株の関係

 十中八九と言ってもいいほど、自閉症の患者には、腸管壁浸漏症候群、過敏性腸症候群、有益な細菌株の不足といった、腸のバランス不全が見られる。マウスを使った実験の結果からは、腸内の細菌叢のバランスを取り戻すことは、自閉症の一部の行動障害に対する治療につながるようだ。ただし、これによって自閉症が”寛解”するわけではないことに注意しよう。

8. 何を食べたかで腸が気分に影響を与える
 
 様々な食事をチューブを通して腸に与えた実験からは、被験者が何を”食べている”のか分かっていなくても、気分に影響を与えることが確認された。例えば、脂肪は、脳の天然の麻薬であるドーパミン放出の引き金となるようで、幸福感や喜びを増加させる。一方で、炭水化物は、幸せ神経伝達物質セロトニンの放出を刺激する。

9.腸に宿る免疫細胞が病気から守ってくれる

 腸には脳細胞があるだけでなく、70パーセントという大量の免疫細胞も宿している。これは腸関連リンパ組織といい、外部からの侵入者を撃退するうえで大きな役割を果たす。

10. 脳と同じく麻薬中毒になる

 腸内には、脳のものと同じ麻薬受容体がある。したがって、脳と同じく簡単に麻薬依存症になってしまううえ、その悪癖を絶つときにも大きな困難が伴う。

【大腸の病疾の種類】
 大腸の病疾の種類は次の通り。潰瘍性大腸炎(腸粘膜がただれて出血し、貧血になる病気)、大腸がん、結腸癌、大腸炎、下痢、便秘。

【腸の病疾のお諭し】
 「腹に据えかねる」、「ハラワタが煮えくり返る」、「痛くない腹をさぐる」と云う言葉がある。腸の癌は、物静かに思えるが、実は気性の激しい人に多い。目上の立て方が足りない。

【盲腸(急性虫垂炎)】




(私論.私見)

 目上の立て方が足りない。