天理教教理の復元考

 更新日/2019(平成31→5.1栄和改元)年.10.20日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「赤衣のお下がり」教理を確認しておく。

 2003.8.29日 れんだいこ拝


【】

 天理教は、終戦と同時に「本来の天理の道の姿に戻る」として復元宣言したが、恐らく、その「復元」は困難な道のりとなる。なぜなら、復元するには「本来の御教え」が確立していなければならぬのに、「本来の御教え」の断片だけが集積されているに過ぎず、真正の「本来の御教え」に辿り着くのが容易ではないからである。事実、復元はそのように歩み始め、いつの間にか云われなくなる。
 植田平一「教祖の道の理について(下巻)」の「あとがき」の一節が次のように記している。
 「戦後『復元』の御提唱と共に、この道は、教祖の御教えをそのままに実践することのできる、有難い往還道の時旬を通らせていただいている。しかし、現在のお道の姿は、すべて復元の実を挙げているとは言い難い。むしろ結構になり過ぎると、油断して『往還道は危ない』と、注意されることにもなるのである。この苦労艱難の道の理を失った時には、道の遅れ、道の衰えを見なければならぬと思う。お互いにしっかりと心の理を教えの理に置いて、深く考えて心を定め、今日の時旬、勇猛心をもって道の勢いを大いに発揚し、世界たすけの道の上に、日々まことの心で尽くし運んで働きたいいと思う」。




(私論.私見)