手疾
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更新日/2016.05.15日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「手疾」諭しについて確認しておく。 2003.7.23日 れんだいこ拝 |
【手の役割】 |
(「かしものかりもの入門」の「「身の内九つの道具、手」その他参照) 手は、手の甲(BACK HAND)、手のひら(PALM)、手首(WRIST)、左手、右手から成り分かれる。 手は、左右に2本あり、これほど便利なものはない。「掴む」、「握る」、「挟む」、「捻る」、「引く」、「押す」、「押さえる」、「投げる」、「掻く」、「摘む」、「撫でる」等々思い通りに各種の作業をすばやくこなしてくれる。しかも右手と左手が完璧な連携プレーをする。力仕事から細かい作業まで、いろんなことができる。たとえば、ある物を持ち上げようとする。目で確認した場所へ自然と手が伸びて、つかむと同時に力が入って筋肉が収縮し、持ち上げる。筋肉は対になっていて、片方がゆるむと、もう片方が縮むようになっている。手は非常に複雑な動きができるように、片手だけで27個もの骨があって、それぞれが関節でしっかりとつながっている。手根骨と中手骨は、手のひらの中に隠れているが、これだけ細かい骨が複雑につながっているので、自由に手を動かせる。指の動きは実に複雑かつ巧妙である。単純な曲げ伸ばしから、根元だけで曲げたり、上下左右に動かしたり、ぐるぐると円を描くこともできる。ピアニストの魔法のような指の動き、画家の巧みな筆づかい、伝統工芸品を作り上げる職人たちの究極の技。それらを陰で支えているのは、無数の筋肉と靭帯である。手のひらをひっくり返せるのは、手首の関節が廻るのではなく、前腕の尺骨と橈骨がねじれるからである。人が働くとき、たいていは手を動かします。クワを握るのも、ハンドルを廻すのも、事務を執るのも手が主役。親神様は「傍々を楽させる」よう、はたらくために両方の手をお貸しくだされたものである。 皮膚は、外部からのさまざまな刺激を感じ取る感覚器でもある。中でも、人間の手の指先の皮膚は、最もすぐれた感覚機能をもっている。皮膚の表皮の下にある真皮には、「痛覚、圧覚、温覚、冷覚、触覚」の5種類の感覚受容器が備わっている。手の指先の場合は、他の部分よりも数多くの受容器が存在している。目の不自由な人のための点字も指先だから読める。また、指先の腹側には弓状か渦状か蹄状の指紋があって、すべり止めの役目を果たしてくれている。 |
【手の病疾の種類】 |
【手の病疾のお諭し】 | ||
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【手の病疾に対する昔の言い方一考】 |
「本来侮蔑語でもなんでもないが、両者ではなく片方だけを持ち上げることを『片手落ち』と云う。」。 |
【手相学】 |
(私論.私見)