払い下げ郵政資産転売考 |
(最新見直し2009.6.13日)
2010.3.17日、会計検査院は、日本郵政(旧日本郵政公社)の保養・宿泊施設「かんぽの宿」や社宅などの不動産の売却後の保有状況などの報告書を参院議長に提出した。これによると公社時代に売却された628施設の8割が転売されており、「買い手は転売目的で購入していたことが推察される」と指摘している。報告書によると、公社は2007年度までの5年間に628施設を取得額の3分の1程度の計約1093億円で売却。転売は510施設に達し、うち295施設が2~6回転売されていた。 一例として、旧日本郵政公社は2007年4月1日、庶民に親しまれていた「かんぽの宿鳥取岩井」(鳥取県岩美郡岩見町岩井351)を、赤字を理由に売却した。これを東京都中央区銀座の(有)レッドスロープという不動産会社が「1万円」で購入し、6ヶ月後の07年9月20日、地元の社会福祉法人フォイボスに対し6000万円で売却している。同施設は現在老人ホームとして使用されている。 |
(私論.私見)