世阿弥履歴 |
更新日/2022(平成31.5.1栄和改元/栄和4)年.6.11日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「世阿弥履歴」を確認しておく。「古典作品一覧|日本を代表する主な古典文学まとめ」その他参照。 2005.3.22日、2006.7.10日再編集 れんだいこ拝 |
【世阿弥の生涯履歴】 |
風姿花伝を書いた世阿弥は、猿楽師である太夫観阿弥清次(たゆうかんあみきよつぐ)の長男として生まれました。幼名は鬼夜叉(おにやしゃ)と付けられましたが、たいそう美しい顔立ちだったそうです。早くから芸の才能を開花していった世阿弥でしたが、22歳の時に父が亡くなってしまいます。この難局の中でも激しい稽古と研究によって芸を磨き続け、一躍スターの座に登り詰めていきます。風姿花伝の1〜3巻まではこの頃(30代)に書かれたといわれています。その後40代になり、世阿弥の理解者であった足利義満が亡くなると、徐々に人気にも陰りがみえはじめます。60代になると世阿弥は家督を長男に譲り、自身は出家してしまいます。後年は禅宗に傾倒していった世阿弥でしたが、後にその長男も亡くなった事もあり一座は破滅。自身もなんらかの罪によって佐渡に流されてしまいます。その後の詳細はわかっていませんが、芸の道を極めた世阿弥の最期は、暗いものであったといわれています。 |
(私論.私見)