【「砂糖を一年間断った家族の話」逐条翻訳文】 |
Our Year of No Sugar: One Family’s Grand Adventure
By Everyday Health Guest Contributor
Published Apr 1, 2014
By Eve O. Schaub, Special to Everyday Health
|
砂糖断ち1年、或るファミリーの大冒険記
Everyday Health Guest Contributor社、2014年4月1日発行
著者Eve O. Schaub、 Special to Everyday Health |
Once upon a time, I was healthy; at least I thought I was. |
随分昔より私は健康でした。少なくとも、自分は健康だと思っていました。 |
Sure, I lacked enough energy to get me through the day, but with all the commercials on TV touting energy drinks for America’s tired masses, I always assumed I wasn’t the only one suffering. |
なるほど一日をやりくりするのに必要なエネルギーには欠けていましたが、アメリカの疲れた大衆向けのエナジードリンクがテレビCMで始終宣伝されており、それを観ながら、苦しんでいるのは私だけではないといつも思っていました。 |
And sure, everyone in my family dreaded the coming cold and flu season,
but again, I thought come January everyone develops some degree of germophobia. |
そして当然のごとく、家族の誰もが風邪やインフルエンザの季節の到来を心配していました。が、私はこの時も、1月は誰もがある程度の細菌恐怖症に悩まされるものだと思っていました。 |
At least, that’s what I thought until I heard some disturbing new information
about the effects of sugar. |
砂糖の影響についての不安にさせられる新しい情報を耳にするまでは、少なくともそう考えていました。 |
According to several experts, sugar is the thing that is making so many
Americans fat and sick. |
複数の専門家によれば、砂糖がこれほど多くのアメリカ人を肥満や病気にさせていると云うことです。 |
The more I thought about it the more this made sense to me — a lot of
sense. |
これについて考えるほど、意味がよくわかってきました。 |
One in seven Americans has metabolic syndrome. One in three Americans is obese. |
アメリカ人の7人に1人がメタボリック症候群を患い、3人に1人が肥満です。 |
The rate of diabetes is skyrocketing and cardiovascular disease is America’s
number one killer. |
糖尿病の率は急増し、心臓血管疾患は国内の死亡原因の一位になっています。 |
According to this theory, all of these maladies and more can be traced back to one large toxic presence in our diet… sugar. |
この説によれば、これら疾病のすべてやその他の疾患も、私たちの食生活の中で毒物として大きな顔をしている、砂糖に遡るということです。 |
A Bright Idea
|
素晴らしいアイディア |
I took all of this newfound knowledge and formulated an idea. |
私はこの新しく知った知識を全部取り込んで、或るアイディアを考え出しました。 |
I wanted to see how hard it would be to have our family — me, my husband,
and our two children (ages 6 and 11) — spend an entire year eating foods that contained no added sugar. |
私、夫、二人の子供(6歳と11歳)の私たちの家族が、砂糖が加えられていない食べ物だけで一年を過ごすことがどれだけ大変か、試してみたくなったのです。 |
We’d cut out anything with an added sweetener, be it table sugar, honey, molasses, maple syrup, agave or fruit juice. |
私たちは、砂糖やはちみつ、糖液、メープルシロップやアガベシロップ、フルーツジュースなどのあらゆる甘味料をすべて断ちました。 |
We also excluded anything made with fake sugar or sugar alcohols. |
また、砂糖の代替品や糖分の高いアルコールもすべて断ちました。 |
Unless the sweetness was attached to its original source (e.g., a piece
of fruit), we didn’t eat it. |
つまり、元の食べ物(果物など)に含まれている甘み以外は、口にしなかったのです。 |
Once we started looking we found sugar in the most amazing places: tortillas, sausages, chicken broth, salad dressing, cold cuts, crackers, mayonnaise, bacon, bread, and even baby food. |
砂糖がどの食べ物に含まれているのか調べ始めたところ、驚くような食品にまで砂糖が含まれていることが分かりました。トルティーヤ、ソーセージ、チキンスープストック、サラダドレッシング、コールドカット(スライスした冷製の調理済み肉)、クラッカー、マヨネーズ、ベーコン、パン、そしてベビーフードの中にも含まれていたのです! |
Why add all of this sugar? |
なぜ砂糖を加えるのでしょうか? |
To make these items more palatable, add shelf life, and make packaged food production ever cheaper.
|
それは食品の口当たりをよくし、長持ちさせ、パッキングされた加工食品をより安く製造するためです。 |
Call me crazy, but avoiding added sugar for a year struck me as a grand adventure. |
頭がおかしいと言われませうが、一年間、砂糖が添加されたものを避けると云う大冒険に乗り出しました。 |
I was curious as to what would happen. |
何が起こるのか興味津々でした。 |
I wanted to know how hard it would be, what interesting things could happen,
how my cooking and shopping would change. |
どれだけ大変か、どんな興味深いことが起こるのか、そして私の料理や買い物がどれだけ変わるか知りたかったのです。 |
After continuing my research, I was convinced removing sugar would make
us all healthier. |
リサーチを続けるにつれ、砂糖を取り除いた食生活によってずっと健康になれるだろうと確信するようになりました。 |
What I didn’t expect was how not eating sugar would make me feel better in a very real and tangible way. |
私が予想していなかったのは、砂糖を摂らないことで、非常に現実的で明白な形でずっと気分がよく感じるようになったということでした。 |
A Sugar-Free Year Later
|
砂糖断ちから1年が経って |
It was subtle, but noticeable; the longer I went on eating without added sugar, the better and more energetic I felt. |
砂糖を加えない食生活を長く続けるほど、より元気で気分がよくなったと感じました。繊細な変化でしたが、気がつかないでいられませんでした。 |
If I doubted the connection, something happened next which would prove
it to me: my husband’s birthday. |
たとえ私が砂糖断ちと元気さの関連性を疑っていたとしても、私の夫の誕生日の出来事では、その考えを変えることになったでしょう。 |
During our year of no sugar, one of the rules was that, as a family, we could have one actual sugar-containing dessert per month; if it was your birthday, you got to choose the dessert. |
砂糖断ちの一年の間、一つのルールがありました。それは家族として一ヶ月に一度、砂糖の含まれたデザートを食べることができ、自分の誕生日のある月は、自分の好きなデザートを選ぶことができる、というものでした。 |
By the time September rolled around we noticed our palates starting to change, and slowly, we began enjoying our monthly “treat” less and less. |
9月が近づいた頃には、私たちの味覚が変化し始めたことに気がつきました。そしてこの毎月の「ごほうび」の楽しみが徐々に、少しずつ減っていったことに気がついたのです。 |
But when we ate the decadent multi-layered banana cream pie my husband
had requested for his birthday celebration, I knew something new was happening.
|
しかし、夫が誕生日のお祝いに選んだ、退廃的に何層にも重なったバナナクリームパイを食べた時、何か新しいことが起きていることを知りました。 |
Not only did I not enjoy my slice of pie, I couldn’t even finish it. |
私は一切れのパイを楽しむことができなかったばかりか、最後まで食べ終えることができませんでした。 |
It tasted sickly sweet to my now sensitive palate. |
繊細になった私の味覚には、気持ちが悪いほど甘く感じたのです。 |
It actually made my teeth hurt. |
実際に私の歯が傷つけられたように感じました。 |
My head began to pound and my heart began to race; I felt awful. |
頭がガンガンし始め、心臓の鼓動が早くなり、気分が非常に悪くなりました。 |
It took a good hour lying on the couch holding my head before I began to recover. |
ソファーの上で頭を抱えて横になりましたが、回復するまでには軽く1時間はかかったのです。 |
“Geez,” I thought, “has sugar always made me feel bad, but because it
was everywhere, I just never noticed it before?” |
「なんてこと!」と私は思いました。いつも砂糖がこれだけ気分を悪くさせていたのに、砂糖が何にでも入っていたから、今まで気がつかなかっただけなの?!」 |
After our year of no sugar ended, I went back and counted the absences my kids had in school and compared them to those of previous years. |
砂糖断ちした一年が終わってから、私は一年を振り返ってみました。その中で子供の学校からの欠席数を数えて前年と比較しましたが、その変化は劇的なものでした。 |
The difference was dramatic. My older daughter, Greta, went from missing 15 days the year before to missing only two. |
上の娘のグレータは前年は15日間欠席していましたが、砂糖断ちの年は欠席は2日間だけだったのです。 |
Now that our year of no sugar is over, we’ll occasionally indulge, but the way we eat it is very different. |
砂糖断ちの一年が終わり、たまには甘いものも食べるようになりましたが、私たちの食生活は非常に違ったものになりました。 |
We appreciate sugar in drastically smaller amounts, avoid it in everyday foods (that it shouldn’t be in in the first place), and save dessert for truly special occasions. |
ごく少量でも砂糖をありがたく感じ、また毎日の食事では砂糖は避けています(砂糖など最初から摂るべきではないのですから)。そしてデザートは本当に特別な機会だけに抑えています。 |
My body seems to be thanking me for it. I don’t worry about running out of energy. |
私の身体は砂糖を摂っていないことに感謝しているようです。エネルギーが枯渇することを心配する必要がなくなりました。 |
And when flu season comes around I somehow no longer feel the urge to
go and hide with my children under the bed. |
そしてインフルエンザの季節が到来しても、子供たちをベッドの中に隠しておかなければという焦りを感じなくなったのです。 |
But if we do come down with something, our bodies are better equipped to fight it. |
しかし、身体に何かの異物が進入してきた時も、身体はそれに対抗する十分な備えができています。 |
We get sick less and get well faster. |
病気にかかりにくくなり、治るのも早くなりました。 |
Much to my surprise, after our no-sugar life, we all feel healthier and
stronger. |
とても驚いたことに、砂糖断ちの生活から、私たち家族全員が、より健康で且つ強く感じるようになりました。 |
And that is nothing to sneeze at. |
このことはくしゃみして無視するべきことではないでしょう。 |
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Eve O. Schaub is the author of Year of No Sugar: A Memoir. |
後記/Eve O. Schaub が「砂糖を一年間断った家族の話」の著者である。 |
She holds a BA and a BFA from Cornell University, and a MFA from the Rochester
Institute of Technology. |
彼女は、コーメル大学の BA とa BFAである。且つRochester Institute of TechnologyMFA である。 |
Her personal essays have been featured many times on the Albany,
New York, NPR station WAMC. |
彼女の個人的エッセイはAlbany, New York, NPR station WAMCで何度も採り上げられている。 |
You can join Schaub’s family and take your own Day of No Sugar Challenge on April 9, 2014. |
2014年4月9日、あなたも著者の家族と一緒に、砂糖断ちの日数チャレンジに参加することができます。 |
Read more stories of struggle, strength, and survival on Everyday Health’s My Health Story column.
|
闘い、強さの物語をもっと読みましょう。そして、私の健康物語コラムを読んで生き残りましょう。 |
Posted in: Diet and Nutrition
|
http://books.sourcebooks.com/nosugar/
その他の毎日の健康についての情報は、こちらから
http://www.everydayhealth.com/columns/my-health-story/ |
【「砂糖を一年間断った家族の話」逐条翻訳文】 |
砂糖断ち1年、或るファミリーの大冒険記
Everyday Health Guest Contributor社、2014年4月1日発行
著者Eve O. Schaub、 Special to Everyday Health |
随分昔より私は健康でした。少なくとも、自分は健康だと思っていました。 |
なるほど一日をやりくりするのに必要なエネルギーには欠けていましたが、アメリカでは疲れた大衆向けのエナジードリンクがテレビCMで始終宣伝されており、それを見ながら、苦しんでいるのは私だけではないといつも思っていました。 |
当然のごとく、家族の誰もが風邪やインフルエンザの季節の到来を心配していました。私はこの時も、1月は誰もがある程度の細菌恐怖症に悩まされるものだと思っていました。 |
砂糖の影響についての不安にさせられる新しい情報を耳にするまでは少なくともそう考えていました。 |
複数の専門家によれば砂糖が多くのアメリカ人を肥満や病気にさせていると云うことです。 |
これについて考えるほど、その意味がよくわかってきました。 |
アメリカ人の7人に1人がメタボリック症候群を患い、3人に1人が肥満です。 |
糖尿病の率は急増し、心臓血管疾患は国内の死亡原因の一位になっています。 |
この説によれば、これら疾病のすべてやその他の疾患も、私たちの食生活の中で毒物として大きな顔をしている、砂糖に遡るということです。 |
素晴らしいアイディア |
私はこの新しく知った知識を全部取り込んで、或るアイディアを考え出しました。 |
私、夫、二人の子供(6歳と11歳)の私たちの家族が、砂糖が加えられていない食べ物だけで一年を過ごすことがどれだけ大変か、試してみたくなったのです。 |
私たちは、砂糖やはちみつ、糖液、メープルシロップやアガベシロップ、フルーツジュースなどのあらゆる甘味料をすべて断ちました。 |
また、砂糖の代替品や糖分の高いアルコールもすべて断ちました。 |
つまり、元の食べ物(果物など)に含まれている甘み以外は、口にしなかったのです。 |
砂糖がどの食べ物に含まれているのか調べ始めたところ、驚くような食品にまで砂糖が含まれていることが分かりました。トルティーヤ、ソーセージ、チキンスープストック、サラダドレッシング、コールドカット(スライスした冷製の調理済み肉)、クラッカー、マヨネーズ、ベーコン、パン、そしてベビーフードの中にも含まれていたのです! |
なぜ砂糖を加えるのでしょうか? |
それは食品の口当たりをよくし、長持ちさせ、パッキングされた加工食品をより安く製造するためです。 |
気が変になったと云われましょうが、一年間、砂糖が添加されたものを避けると云う大冒険に乗り出しました。 |
何が起こるのか興味津々でした。 |
どれだけ大変か、どんな興味深いことが起こるのか、そして私の料理や買い物がどれだけ変わるか知りたかったのです。 |
リサーチを続けるにつれ、砂糖を取り除いた食生活によってずっと健康になれるだろうと確信するようになりました。 |
私が予想していなかったのは、砂糖を摂らないことで、非常に現実的で明白な形でずっと気分がよく感じるようになったということでした。 |
砂糖断ちから1年が経って |
砂糖を加えない食生活を長く続けるほど、より元気で気分がよくなったと感じました。繊細な変化でしたが、気がつかないでいられませんでした。 |
たとえ私が砂糖断ちと元気さの関連性を疑っていたとしても、私の夫の誕生日の出来事では、その考えを変えることになったでしょう。 |
砂糖断ちの一年の間、一つのルールがありました。それは家族として一ヶ月に一度、砂糖の含まれたデザートを食べることができ、自分の誕生日のある月は、自分の好きなデザートを選ぶことができる、というものでした。 |
9月が近づいた頃には、私たちの味覚が変化し始めたことに気がつきました。そしてこの毎月の「ごほうび」の楽しみが徐々に、少しずつ減っていったことに気がついたのです。 |
しかし、夫が誕生日のお祝いに選んだ、しつこいほどに何層にも重なったバナナクリームパイを食べた時、何か新しいことが起きていることを知りました。 |
私は一切れのパイを楽しむことができなかったばかりか、最後まで食べ終えることができませんでした。 |
繊細になった私の味覚には気持ちが悪いほど甘く感じたのです。 |
実際に私の歯が傷つけられたように感じました。 |
頭がガンガンし始め、心臓の鼓動が早くなり、気分が非常に悪くなりました。 |
ソファーの上で頭を抱えて横になりましたが、回復するまでに軽く1時間もかかったのです。 |
「なんてこと!」と私は思いました。いつも砂糖がこれだけ気分を悪くさせていたのに、砂糖が何にでも入っていたから今まで気がつかなかっただけなんだ?!」 |
砂糖断ちした一年が終わってから私は一年を振り返ってみました。その中で子供の学校からの欠席数を数えて前年と比較しました。その変化は劇的なものでした。 |
上の娘のグレータは前年は15日間欠席していましたが、砂糖断ちの年は欠席は2日間だけだったのです。 |
砂糖断ちの一年が終わり、たまには甘いものも食べるようになりましたが、私たちの食生活は非常に違ったものになりました。 |
ごく少量でも砂糖をありがたく感じ、また毎日の食事では砂糖は避けています(砂糖など最初から摂るべきではないのですから)。そしてデザートは本当に特別な機会だけに抑えています。 |
私の身体は砂糖を摂っていないことに感謝しているようです。エネルギー不足を心配する必要がなくなりました。 |
インフルエンザの季節が到来しても、子供たちをベッドの中に隠しておかなければという焦りを感じなくなったのです。 |
身体に何かの異物が進入してきた時も、身体はそれに対抗する十分な備えができています。 |
病気にかかりにくくなり、治るのも早くなりました。 |
とても驚いたことに、砂糖断ちの生活から、私たち家族全員が、より健康で且つ強く感じるようになりました。 |
このことはくしゃみして無視するべきことではないでしょう。 |
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後記/Eve O. Schaub が「砂糖を一年間断った家族の話」の著者です。 |
彼女は、コーメル大学の BA とa BFAである。且つRochester Institute of TechnologyMFA です。 |
彼女の個人的エッセイはAlbany, New York, NPR station WAMCで何度も採り上げられています。 |
2014年4月9日、あなたも著者の家族と一緒に、砂糖断ちの日数チャレンジに参加することができます。 |
闘い、強さの物語をもっと読みましょう。そして、私の健康物語コラムを読んで生き残りましょう。 |
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