議会主義理論

 (最新見直し2007.8.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)

 

 2006.11.2日 れんだいこ拝



【議会主義運動の考察】
 18729.15日のアムステルダムでのマルクスの講演。
 「合衆国やイギリスのように、労働者が平和的手段によって、その目的を達する望みのある国が存在することを、我々は否定しない。もし私が思い違えていないとすれば、オランダも同じ部類に属する」

 この発言は「議会主義路線」を望む者たちからしばしば引用されてきた。マルクスでさえ、平和革命の可能性を否定していないではないかと。これに対し、レーニンは、次のように答えている。
 「マルクスが、かって表明した平和革命の可能性に関する説は、資本主義の、自由にして平和な発展段階を背景にしたものであり、資本主義が帝国主義の段階に入ってからは、もうあてはまらぬ」。

 「レーニンの議会主義に対する態度」を示す次のような言説がある。
 「ブルジョア自由主義者と、ブルジョア急進主義者は、議会制度をもって、国事一般を行う自然にして唯一の、正常な合法的方法だとして見ているし、階級闘争と現代議会制度の階級的性格を否定するブルジョアジーは、議会制度がどのようなブルジョア的抑圧の武器であるかを、労働者が見ないように、また、議会制度の歴史的に制約された意義を、労働者が認識しないようにと、全力をあげ、あらゆる方法で、あらゆるきっかけを捉え、労働者に目隠しをかぶせようと努めているのである」(「社会民主党と選挙協定」1906年)
 概要「議会政治に共産主義者が参加する意義を、革命目的の達成という見地から見れば、きわめて従属的なものであるに過ぎぬ、と力説してやまず、議会政治を頭からボイコットする左翼小児病もいけないけれど、投票によって、階級闘争の根本的な諸問題を、解決できるかのような偏見を持つ者は、俗物的な小ブルジョア民主主義者にほかならぬ、とこきおろしている」(共産党インターナショナル第2回大会.1920年)。




(私論.私見)