第1章、労働価値論 |
(最新見直し2011.5.21日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、れんだいこの資本論ならぬ市場論の「第1章、労働価値論」を記述する。 2011.5.21日 れんだいこ拝 |
労働価値とは、或る生産物に費やした労働の市場的交換価値を云う。これには農産物、工業製品、文芸物、競技等々の種類を問わない。これらの生産に関わるものを総称して仮に「生産」と云い、流通に関わる労働を総称して仮に「流通」と云い、販売に関わる労働を総称して仮に「販売」と云い、創意工夫に関わる労働を総称して仮に「研究」と云う。労働価値とは、これら生産―流通―販売―研究過程に於いて、或る人が職業的に注いだ労働の社会的価値と云い換えても良い。一般に、労働の市場的交換価値と労働の社会的価値は等価とされる。市場経済の基礎を為すのは、この労働価値である。故に、最初に労働価値を採り上げねばならない。 労働価値は、或る生産物に費やした労働の量と質に関係する。一般的には量と質は比例するが、厳密には質が決定権を持っているように思われる。故に、熟練の技術が問われており、その巧みによって価値差が生じる。 価値差を判定するのは市場であり、市場を司る判定者が総合的に決めることになる。場合によっては競りの方法で決められることもある。 決められた労働価値の何割かが労働者に支払われる。労働者は貨幣で受け取り、自身の生活充足或いは家族を養う為に費消する。残りは企業、事業体が取得する。企業、事業体は、その存続の為に資金をプ―ルして有効に使う。これらの過程に所要の税が掛かり、その税を財源として公務員が養われる。社会は、こういう構図になっている。 |
(私論.私見)