関連著作本

 更新日/2017(平成29).5.19日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、サンカ研究書について確認しておく。日本史の裏の流れを知る為に必要と気がついたからである。「ウィキペディア・サンカ (民俗学)」、「サンカ(山窩)とは」、「51.戸籍を持たない「日本国民」~日本のジプシー「サンカ」 (1999.4.7)」、「家康サンカ説・八切史学概説・信長考・真書太閤記考、その他」、「サンカ(山窩)を考える」、「サンカについて語ろう」、「知ってた?日本史から忘れ去られた幻の古部族『サンカ』」等を参照しつつ、れんだいこ史観で纏める。今後、更に書き込みして行くことにする。

 2011.01.30日 れんだいこ拝


【参考文献】
 山窩に関する資料、書物として、三角寛、柳田国男、宮本常一、後藤興善、清水清一、喜田貞吉、荒井貢次郎、菊池山哉、八切止夫、田中勝也、佐治芳彦などの研究発表物がある。小説として、五木寛之の[風の王国]、[戒厳令の夜]があり、山窩と呼ばれていた人達の感性や魂が伝わってくる。[鳥の歌]は山窩の子孫とも思える主人公のひとりが、現在の中に自らのアイデンティティの確立を模索する姿を表現している。映画として、[瀬降り物語]がある。

 山人外伝資料(柳田国男)
 後藤興善の「又鬼と山窩」(1940年)
 柳田國男の「イタカ及びサンカ」(定本柳田国男集4 所収 1963 筑摩書房)、「山窩の人生」
 三角寛の「サンカの社会」(1965年、朝日新聞社)
 田中勝也の「倭と山窩」(1977.12月、新國民社)
 石井良助編「近世関東の被差別部落」(1978.9月、明石書店(1978/09))
 謎の竹内文書(佐治芳彦 徳間書店 1979)
 謎の神代文字(佐治芳彦 徳間書店 1979)
 サンカ研究 (田中勝也:著 1982 翠楊社)
 謎の上記(佐治芳彦 徳間書店 1987)
 謎の縄文列島(佐治芳彦 徳間書店 1989)
 沖浦和光の「竹の民俗誌」(1991.9月、岩波新書)
 礫川全次『サンカと説教強盗-闇と漂泊の民俗史』増補版、批評社、1994年12月。
 三浦寛子『父・三角寛-サンカ小説家の素顔』、現代書館、1998年9月。
 『彷書月刊』第17巻第3号 / 通巻第186号(特集=没後三〇年・三角寛の世界)、弘隆社、2001年2月。
 沖浦和光『幻の漂泊民・サンカ』、文藝春秋、2001年11月。(のち、文春文庫に収録、2004年11月刊。
 礫川全次『サンカ学入門』(『サンカ学叢書』第1巻)、批評社、2003年10月。「尾張サンカの研究」、「尾張サンカの研究」
 沖浦 和光「幻の漂泊民・サンカ」(文春文庫、 2004年)。
 飯尾恭之『サンカ・廻游する職能民たち-尾張サンカの研究-実証編』(『サンカ学叢書』第2巻)、批評社、2005年2月。
 飯尾恭之『サンカ・廻游する職能民たち-尾張サンカの研究-考察編』(『サンカ学叢書』第3巻)、批評社、2005年3月。
 『サンカ-幻の漂泊民を探して』(『Kawade道の手帖』)、河出書房新社、2005年6月
 筒井功『漂泊の民サンカを追って』、現代書館、2005年7月。
 礫川全次『サンカと三角寛-消えた漂泊民をめぐる謎』(『平凡社新書』294)、平凡社、2005年10月。
 利田敏『サンカの末裔を訪ねて-面談サンカ学-僕が出会った最後のサンカ』(『サンカ学叢書』第4巻)、批評社、2005年11月。
 2005年に講談社から発行された五木寛之著書の「サンカの民と被差別の世界」
 筒井功『サンカ社会の深層をさぐる』、現代書館、2006年10月。
 筒井功『サンカの真実 三角寛の虚構』(『文春新書』533)、文藝春秋、2006年10月。
 2006年に文芸春秋より出版された筒井功著書の「サンカの真実 三角寛の虚構」

 歴史民俗学20号 サンカの最新学  別冊総特集(歴史民俗学研究会編、批評社  三角寛ワールドを学問する)
  • サンカフォークロアの新たな視点をめぐって  ◎三角寛ワールドを学問する インタビュー・「尾張サンカの研究」 著者・飯尾恭之 (聞き手 ・礫川全次)― 6
  • 尾張サンカの研究(10) 飯尾恭之 ◎廻遊竹細工師「オタカラシュウ」の 面談・聞き書き・検証調査 ― 32
  • 長良川上流域のノアイについて 池田勇次 ― 50
  • 【コラム】ある在地型竹細工師の行商時持ち歩き小道具 飯尾恭之 ― 61
  • 八切止夫のサンカ五部作を読む 礫川全次 ― 64
  • 「最後のサンカ」 加藤今朝松一代記 利田敏 ― 80
  • 【新聞復刻】 山窩にみる原始の姿 神秘に覆れた生活 河北新報 ― 90
  • 異見 三角寛サンカ説とサンカの別称 立田浩之 ― 93
  • セブリサンカ"辰っあん"の作った箕とその周辺 堀場博 ― 106
  • 【コラム】サンカ文字の考察 飯尾恭之 ― 114
  • 熊野から見るサンカの世界  ◎ホームページkumanolifeを開設して 中元宏 ― 122
  • 三角寛と人生座 青木茂雄 ― 135
  • サンカに関する文献110  ◎リスト&解題 礫川全次+「歴史民俗学」編集部・編 ― 145
  • 「三角寛」に関する新資料報編 飯尾恭之 ― 155
  • 【復刻掲載】犯罪捜査参考資料より「山窩の研究」 ― 165  
  • インターネット・"サンカ" 案内 ◎ホームページに見るサンカ論 礫川全次 ― 197  雑誌紹介  ― 198  執筆者略歴 ― 200  編集後記 ― 202
三角寛サンカ選集 第一期 (全7巻)
現代書館  出版年月 2000年11月 より刊行

三角寛サンカ選集 第1巻 山窩物語     税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第2巻 裾野の山窩     税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第3巻 丹波の大親分    税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第4巻 犬娘お千代      税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第5巻 揺れる山の灯     税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第6巻 サンカ社会の研究  税込価格 5,250円
三角寛サンカ選集 第7巻 サンカの社会資料編 税込価格 4,725円
 三角寛サンカ選集 第二期(全8巻)
現代書館  出版年月 2004年11月 より刊行
 三角寛サンカ選集 第8巻 山窩が世に出るまで  税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第9巻 昭和妖婦伝       税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第10巻 山窩血笑記      税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第11巻 山窩の諜者      税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第12巻 帯解けお喜美     税込価格 2,940円
三角寛サンカ選集 第13巻 愛欲の女難      税込価格2,940 円
三角寛サンカ選集 第14巻 青蝿のお蝶      税込価格 2,940円
  三角寛サンカ選集 第14巻 人生坐大騒動顛末記 税込価格 3,675円
 八切止夫 著

サンカ生活体験記 作品社    (2003/05) 税込価格 2,940円
サンカいろははコトツ唄 作品社 (2003/07) 税込価格 2,940円
サンカ民俗学 作品社       (2003/08) 税込価格 2,940円
サンカの歴史 作品社       (2003/08) 税込価格 3,360円
引用・参考文献
『マージナル』1~10(現代書館)
矢切止夫の諸作品(日本シェル出版)
サンカ社会の研究]』三角寛(絶版、現代書館より復刊)
サンカ研究』田中勝也(新泉社)
山窩の生活』鷹野弥三郎(明石書店)
義経と山の民(サンカ)の陰謀』佐治芳彦(KKベストセラーズ)
又鬼と山窩』後藤興善(批評社)
サンカと説教強盗―闇と漂泊の民俗史』礫川全次(批評社)
柳田国男全集〈4〉「イタカ」及び「サンカ」』柳田国男(柳田国男全集〈4〉ちくま文庫)
遠野物語・山の人生』柳田国男(岩波文庫)
サンカの社会資料編』三角寛(現代書館)
非常民の性民俗』赤松啓介(明石書店)
非常民の民俗境界―村落社会の民俗と差別』赤松啓介(明石書店)
「山窩物語」井上清一「舫船」(同人誌)

小説
風の王国』五木寛之(新潮文庫)
戒厳令の夜 上 』五木寛之(新潮文庫)
鬼麿斬人剣』隆慶一郎(新潮文庫)

参考映像
『瀬降物語』『戒厳令の夜』

引用・参考URL
kumanolife

【参考サイト】

 ●インターネット・"サンカ" 案内 ◎ホームページに見るサンカ論 礫川全次 より

 礫川全次さんが、「歴史民俗学20号 サンカの最新学」の最後に、インターネット上に飛び交うサンカに関したホームページを解説と共に紹介してくれています。

 【活気あるれる熊野ライフ】

 数あるサンカ関係のホームページの中で、現在最も活気に満ちていると紹介して下さっています。

 【伝統の閼伽出甕】

 かなり早くからサンカについての論文を載せていた閼伽出甕(アカデミカ)サンカの論文があるのは【閼伽出甕別館】

 【在野精神を誇る野史研究会】 

 サンカについて言及しているホームページの内、代表的なものを三つあげよと言われれば、熊野ライフ、閼伽出甕のほかに、もうひとつ「野史研究会」をあげなくてはなるまい。これは松山大学の立田浩之先生が主宰するホームページである。 【野史呼び名辞典】

 【目森一喜氏のサンカ論】

 雑誌「GON !」 に載った目森一喜氏の論考「サンカ 幻の日本漂泊民を追え!」

 【毎日新聞「記者の目」 に見る「最後のサンカ」】

 2001年6月22日の毎日新聞(東京朝刊)に載った「サンカ」に関する記事

 【説教強盗異聞】

 サンカに関わるか否かはわからないが、サンカのホームページを開いているうちに説教強盗についても新しい情報を入手できたページ。ついでにもうひとつ 【「荒川の人・16 内海桂子―漫才師」】 礫川全次氏には「サンカと説教強盗」という著作があります。

 【「日月昭々」の「サンカ文字」】

 【「仲間の会」の「サンカ文字」】 【「大阪・東住吉区/長居公園・仲間の会HP」】

 【「山窩の女」】

 【杉浦清石の「最後の山窩」】

 【山田風太郎の「山窩まだら雲」】





(私論.私見)