かごめ歌の裏意味考

 更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5).4.23日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 関裕二氏の「かごめ歌の暗号 わらべ遊びに隠された古代史の闇」(東京書籍、2007.3月初版)以来、「かごめ歌」の裏意味が知られつつある。本サイトで、これを確認しておくことにする。「ウィキペディアかごめかごめ」その他を参照する。

 2008.4.8日 れんだいこ拝


【かごめ歌の裏意味考】
 かごめかごめのかごめ歌は、こどもの遊びの一つ(後ろの正面という呼び名もある)。または、その時に歌う歌。鬼は目を隠して中央に座り、その周りを他の子が輪になって歌を歌いながら回る。歌が終わった時に鬼は自分の真後ろ(つまり後ろの正面)に誰がいるのかを当てる。各地方で異なった歌詞が伝わっていたが、昭和初期に記録された千葉県野田市地方の歌が全国へと伝わり現在に至った。野田市が発祥地といわれることから、東武野田線の清水公園駅の前に「かごめの唄の碑」が建立されている。

 歌詞は地方によりやや異なるが定番は次の文句である。かごめ歌がいつごろから歌われていたのかは定かではない。
 かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる よあけのばんに つるとかめがすべった うしろのしょうめんだあれ」
 かごめかごめ  籠の中の鳥は  いついつ出やる 夜明けの晩に  鶴と亀と(が)滑った  後ろの正面だあれ?

 他にも次のように歌われている。
 かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に つるつる滑った 鍋の鍋の底抜け 底抜いてたもれ
 かごめかごめ 籠の中の鳥は いつもかつもお鳴きゃぁる(お鳴きやる) 八日の晩に 鶴と亀が滑ったとさ、ひと山 ふた山 み山 越えて ヤイトを すえて やれ 熱つ や(お灸を据えて、やれ熱や
 以下、それぞれの言葉の意味を詮索してみる。
 「かご」  「かご」は、通説は「竹で編まれた籠」と解する。「処刑場を囲んだ竹垣」を表しているとする説もある。

 「め」

 「め」は、通説は「目」と解する。「かごめ」は「籠の編み目」と受け取る。籠目の形は六角形で、六芒星と云われている。「女」と解する説もある。これによると、「籠の中の女」と受け取る。

 「かごめ」

 「かごめ」を一体に読み、「囲め」が訛ったものであり、かごめ遊びをする際に、皆で「囲め、囲め」と呼び合っていると解する説もある。同様な解釈で、「屈め」が訛ったものと解し、「屈め、屈め」と囃しているとする説もある。


 「籠の中の鳥」

  「籠の中の鳥」とは、字の通りの意と解する。当時の風俗から考えて鳥は鶏であると思われる。かごめ遊びの中で、オニとなった人を「籠の中の鳥」に喩えていることになる。「籠女説」では、胎児のことを指す。 異説として、「籠の中の鳥居」と解釈し、籠に囲まれた小さな鳥居、もしくは竹垣に囲まれた神社を表しているとの説もある。
 「いついつでやる」
 「いついつでやる」は、通説は「何時、何時、出会う」と解する。「何時になったら出会うの?」、「いつになったら出て来るの?」と疑問を投げかけていることになる。「何時、何時、出遣る」と解すれば、「何時になったら出て行くの?」叉は「何時になったら出て行けるの?」と疑問を投げかけていることになる。「出やる」の「やる」は西日本で、目下の者や愛玩動物に対して親しみを込めて使う敬語的語彙である。
 「よあけのばんに」
 「よあけのばんに」は、通説は「夜明けの晩」つまり「夜明けとも言える晩」と解し、午前4時前後の時間帯を指していることになる。「夜明けの番人」と解する説もある。

 「つるとかめが」  

 「つるとかめ」は、通説は長寿を表象する生物の「鶴」、「亀」と解する。異説として、この場合、鶴および亀はそれぞれそれに象徴される為政者(または建造物)を表しているとする説もある。広辞苑で「鶴亀」を調べると、「能の一。唐土の皇帝が春の節会の嘉例として月宮殿で鶴亀の舞を奏でさせ、自らも舞楽を舞う。月宮殿」とある。「月」にまつわる宮殿を指していることになる。
 「すべった」
 「すべった」は、通説は「滑った」と解する。縁起の良い象徴の二つが滑るということは、その事実関係のうちに何らかの凶兆もしくは吉兆を表している。裏意味として没落、死を表している。「統べた」と解する説もある。この場合、鶴および亀はそれぞれそれに象徴される為政者(または建造物)が「統治していた」と解する。いる。
 「うしろのしょうめん」
 「うしろのしょうめん」は、通説は「後ろの正面」と解する。真後ろを表している。

 「だあれ」

 「だあれ」は、通説は「誰」と解する。「真後ろにいるのは誰?」と問いている。

【「かごめ歌」の裏意味考その1】
 童歌「かごめかごめ」の謎解き「ずいずいずっころばしに秘められた暗喩が注目されている。歌詞の解釈は様々でミステリー染みてさえいる。これを確認する。ちなみに、「いろは歌」にも暗号が秘められており、いろは歌の47文字を7字ずつ区切ると、次のように表示できる。

 7文字目を経て読みすれば「とがなくてし」となる。これは「咎(罪)なくして死す」と読める。これが「いろは歌」の裏意味ということになる。「かごめ歌」には、これと同様の裏意味が秘められているという。「かごめ歌」をどう読み取るべきであろうか。奇説、珍説もあるが、れんだいこは、次のように読む。原義は、「かごめかごめ  籠の中の鳥は  いついつ出やる 夜明けの晩に  鶴と亀と(が)滑った  後ろの正面だあれ?」である。

 「かご」は「籠」であろう。「め」は「目」でも「女」でも良い。「籠の中の鳥」とは 幽閉された鳥と読む。「鳥」は何らかの表象であろう。「 いついつ出やる」とは、「何時ごろ出て来るのだろう」と問いかけていると読む。「夜明けの晩に」は、「晩の夜明け方」と読む。「鶴と亀」は、鶴亀が歴史的表象であり、鶴は、歴史上の物部氏の紋章を暗喩していると読む。亀は、歴史上の出雲王朝の紋章を表象していると読む。ちなみに、「島根縣大田市にある物部~社の~紋は『日負鶴』である。出雲大社の~紋は『二重龜甲に劍花菱六角』である。この両者を暗喩していると読む。「すべった」は、「統べる」と「滑る」が両義的に使われていると読む。即ち、「それまで支配していた物部氏と出雲王朝が滑った」と読む。「後ろの正面」とは、物部氏と出雲王朝を後継する正統者を意味していると解する。「だあれ」は「誰」の意で、その方はどなたでしょうと問いかけていることになる。

 つまり、物部氏と出雲王朝勢力は、子供のわらべ歌を通じて、いわば幼児教育的に物部氏と出雲王朝勢力の存在と現在に続く隠然とした力を語り継がせている。れんだいこはかく読む。

【「かごめ歌」の裏意味考その2】

 上説を確認せしめたのは、次の投稿文によってであった。これを転載しておく。「★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ55」の石工の都仙臺市氏の2009.2.1日付け投稿「鶴と龜が統べつた ― 物部と出雲と越の國」は次のように述べている。

 籠目籠目の歌詞の部分に「鶴と龜が統べつた」と云ふ部分がある。島根縣大田市にある物部~社の~紋は「日負鶴」である。出雲大社の~紋は「二重龜甲に劍花角」である。「物部と出雲が統べつた」と云ふ解釋が出來る。偶然であらうか。石見銀山が世界遺産に登録されたのは偶然であらうか。然も物部~社が側にある。物部氏と鑛山は非常に所縁があると云ふ。出雲大社と物部~社が比較的側にあるのは偶然であらうか。共に根の國にあるのは偶然であらうか。根の國と云ふ國の名も非常に意味深長である。
 
 原田武夫 [まもなく「内日本」マーケツトが熱くなる ]
http://www.asyura2.com/08/hasan59/msg/598.html
投稿者 新世紀人 日時 2008 年 11 月 13 日 14:30:44: uj2zhYZWUUp16

 原田武夫  日本經濟再編のカギを握るのは新潟だつた?
http://www.asyura2.com/09/senkyo58/msg/355.html
投稿者 新世紀人 日時 2009 年 1 月 21 日 00:16:52: uj2zhYZWUUp16
 
 糸魚川は翡翠の産地、新津は日本に於ける近代石油掘削發祥の地。今、瀬波沖邊りの日本海にはもともと一基あつたプラツトフオームの附近に新たにプラツトフオームが建設されてゐる。越の國から出羽の國にかけての日本海側の陸地及び海上には、石油、天然瓦斯、メタンハイドレート、各種貴金屬等の莫大な地下資源が、ほぼ手附かずの儘眠つてゐるのは確實(恐らくほぼ無盡藏と云へる程に存在するであらう金)なのであらう。(日本はかつて黄金の國「ジパング」と云はれてゐた。奥洲平泉は黄金で滿ち溢れてゐたと云ふ。越の國には佐渡金山が現にあつた。其れらの基に成つた金の鑛脈は全て掘り盡くしたのであらうか。恐らく實は日本は南アフリカや露西亞等足元にも及ばない程、世界最大の金の埋藏量を有する國であると思つてゐる。其れが越の國、出羽の國、陸奧の國、奥洲にほぼ輯中して存在してゐるのであらう。また、かつて新潟平野の田園風景の中に混じつて、石油汲み出し櫓が林立してゐた風景があつたやうだ。數年前迄は未だ僅かに幾つかの櫓が存在してゐた。其れは果たして全て汲み出し盡くしたのであらうか。だが然し、此の地下に眠る莫大な資源は必ずや周邊諸國との災いの基と成るであらう。最惡其れは戰爭を誘發する。そもそも火水(ひみつ)から火水(かみ)へ移行し眞の水素エネルギーを取り出す、常温核融合エネルギー、ゼロポイントフイールドからエネルギーを抽出する、カタカムナ超科學の時代へと踏み出さねば成らない此の現代に於いて、化石燃料エネルギーに依存する等と云ふ發想は馬鹿げてゐるとしか思へない。又、地下資源を取り出す事に據り、地下の地層に影響を與へ岩盤崩壞を誘發せしめる危險性を危惧せざるを得ない)だが然し、其れは此の周邊一帶の重要性のほんの一部にしか過ぎないと思つてゐる。私個人にとつて、實はそんな事などどうでも良い。越の國、出羽の國、陸奧の國、奥洲。私は此の越の國と東北周邊一帶にかけて、寧ろ靈的觀點に於いてこそ、今後非常に重要に成るやうに感じてゐる。今囘、平泉が世界遺産登録の選考から漏れた。此れは非常に意味深長である。未だ、靈的觀點に於いて其の時期では無いからであらう。平泉が世界遺産登録された時、其れが謂はば一つの合圖と成るのであらう。
  
 新潟に異常に多い物部所縁の~社

 物部氏ゆかりの~社monomap-higasi
 http://kamnavi.jp/mn/monomap-higasi.htm#niigata

 △ミラクル★マジカル☆EQUALJAPAN!▽ 物部魔方陣
 http://equaljapan.blog117.fc2.com/blog-category-11.html

 唐松~社
 http://www.genbu.net/data/dewa/karamatu_title.htm

 石見一宮 物部~社
 http://www7.ocn.ne.jp/~mononobe/

 出雲大社ホームページ
 http://www.izumooyashiro.or.jp/


 「★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ55」の石工の都仙臺市氏の2009.2.1日付け投稿「冬の大三角と冬のダイヤモンドと出雲大社」は次のように述べている。

 冬の大三角 出典: フリー百科事典『ウイキペデイア(Wikipedia)』 據り

 冬の大三角(ふゆのだいさんかく)とは、冬季に南東の空を見上げる事で確認が出來る星坐のうち、子犬坐のプロキオン・大犬坐のシリウス・オリオン坐のベテルギウスの三星から構成される三角形の事。形は正三角形に近く、三角形の中を淡い天の川が縱斷してゐる。

 また、シリウスから時計囘りにプロキオン、雙子坐のポルツクスとカストル、御者坐のカペラ、牡牛坐のアルデバラン、オリオン坐のリゲルと、七つの星を順に結ぶと大きなダイヤモンドの形と成る。此れを、冬のダイヤモンドと云ふ。ベテルギウスが此の内側に入つてをり、カストルを除く七星が一等星である。なお、カストルを除いた六星で冬のダイヤモンドと呼ぶ事も多い。
 
 出雲大社の~紋は「二重龜甲に劍花角」である。六角形である。心御柱は、三星に成つてゐる。三角形である。かつてあつた出雲大社の心御柱は三本束ねられてゐた。此れは、冬の大三角の三星を暗示してゐるのではないのか。そして出雲大社の~紋「二重龜甲に劍花角」は、冬のダイヤモンドの六星を暗示してゐるのではないのだらうか。






(私論.私見)