出雲王朝御代の酒、茶考

 更新日/2016.10.3日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「出雲王朝御代の酒、茶考」をものしておく。

 2013.07.16日 れんだいこ拝



【出雲王朝時代の風俗考、「飲」について】
 現代人もお茶、酒、焼酎を好むが、これらは原日本時代時代来の飲風景であるように思われる。お茶の種類も多く、それぞれの味と効用、常用茶と高級茶の別を楽しんでいる。地酒も然りで、各地のお国自慢的に醸造されている。これらも今に続く伝統ではなかろうか。お茶、酒の「つまみ」、「あて」、「お菓子」、「まんじゅう」の類も今よりは種類も多く相当に研究されていたのではなかろうか。

【出雲王朝時代の風俗考、お茶について】
 「いのちの出汁」のショウガに並ぶ世界一の医食同源和食料理の秘密をもう一つ。和食の煮物料理には水ではなく「ほうじ茶」を使って煮込むと素材の持つ本来の旨さがぐっと引き立ちます。しょうがと焙じ茶であなたの家の食卓が忽ち和の鉄人道場六三郎の賄い膳に早変わり。いやあ、和食って、ほんっとに世界一おいしくて健康に良い。お茶は江戸時代以前の病院も薬も金もない日本人庶民(我々のご先祖様)にとって唯一の薬でした。ご先祖様たちは赤ちゃんからお年寄りまでみんなお茶を飲んで自分の身体に親からもらって具備わった免疫力で病気と戦って生き延びてきたのです。お茶には万金丹ほどの効能がある。中でもいちばん顕著な効能はVitCの抗酸化作用とカテキンの殺菌殺ウイルス作用でしょう。お茶を飲めばO157などの大腸菌やインフルエンザウイルスを体内で分解解毒できるのです。焙じ茶(の麦茶割りや水割り:赤ちゃん用)や番茶や玄米茶を沸かして朝から晩までうがいしながら飲んでいればインフルエンザに罹らずに済みます。罹っても軽く済みます。ただしお茶はなまものだから沸かしたお茶は1~2日で使い残しは畑に捨てます。よって工場で作ったペットボトルに何ヶ月も保存料添加物まみれで封じて長期間売っている「お茶」は飲めば必ず病気になります。ああいう工場で作った毒は一切飲まないようにしてください。

【出雲王朝時代の風俗考、酒について】
 酒。歴史時代の日本酒は米を原料とするが、縄文時代の酒はいもとか果物とかを発酵させたものがあった。縄文前期の池内遺跡(秋田県大館市)からは、「植物繊維でくるまれたニワトコの果実の種」が発掘された。これは、植物繊維で果実を絞っていることを示唆し、縄文人が果実酒作っていたと考えられている。三内丸山遺跡からも、ヤマブドウ、サルナシ、ヤマグワ、キイチゴなど「酒造用」植物が発見されている。縄文人は多種多様な食料を拠り所として生活してきた。

【佐香神社(通称松尾神社)】
 佐香神社(通称松尾神社)(島根県出雲市小境町108、0853-67-0007、一畑電車一畑口駅下車 徒歩10分)が酒造り発祥の地と云われる。「出雲国風土記」に「百八十神等集い坐して、御厨をたてて給いて、酒を醸させ給いき。・・・・故、佐香といふ」とある。当地では室町時代からという特殊神事「濁酒祭」が続いている。今でも、年一石(180ℓ)の酒造が許可されており、10月13日の秋季例祭では、酒造りを祝い、参拝客に造りたてのどぶろくがふるまわれている。




(私論.私見)