高村光太郎の思想考

 (最新見直し2014.06.23日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、高村光太郎の思想を確認する。「ウィキペディア高村光太郎」、「高村光太郎のホームページ」その他を参照する。

 2014.06.23日 れんだいこ拝


【高村光太郎の思想考】
 「ねずさんの ひとりごと」の「文明の衝突」。
 高村光太郎が、真珠湾攻撃を寿いで詠んだ詩があります。「鮮明な冬」である。
 黒船以来の総決算の時が来た 民族の育ちがそれを可能にした 長い間こづきまわされながら なめられながら しぼられながら 仮装舞踏会まであえてしながら 彼らに学び得るかぎりを学び 彼らの力を隅から隅まで測量し 彼らのえげつなさを満喫したのだ 今こそ古にかへり 源にさかのぼり 一瀉千里の奔流となり得る日が来た われら民族の此の世に在るいわれが はじめて人の目に形となるのだ ひよどりが鳴いている 冬である 山茶花が散っている 冬である だが昨日は遠い昔であり 天然までが我にかえった鮮明な冬である






(私論.私見)