神拝詞(かみををろがむことば)

 更新日/2017(平成29).9.16日

 (れんだいこのショートメッセージ)

 2015.09.21日 れんだいこ拝


【「六月晦(みなづきつごもり)の大祓詞(おおはらへの言葉)」読み下し(れんだいこ編現代文)】
 「禊祓詞(みそぎはらへの言葉)」は、次の「大祓詞(おおはらへの言葉)」の前振りとして奏上される。「禊祓詞(はらへの言葉)」を受けて、「大祓詞(おおはらへの言葉)」が奏上される。以下、読みに合わせてれんだいこ式に仕分ける。
 前口上 祓詞(はらえのことば)
 かけまくもかしこき 皇御祖神(すめみおやかむ) いざなぎの大神
 筑紫の日向(ひむか)の
 橘の小戸(おど)の阿波岐原に
 御禊(みそぎ)祓へ給いし時に
 生(あ)れませる
 祓戸(はらえど)の大神たち
 諸々のまがごと 罪 穢れあらむをば
 祓へたまへ 清めたまへと
 まをすことの由(よし)
 天つ神 国つ神 八百万の神等(たち)共に
 天の班馬(ふちこま)の耳 振り立てて
 聞こしめせと 恐(かしこ)み恐み曰(もまを、申)す。 

 六月(みなづき)の晦(つごもりの)大祓(おほはらへ) 〔十二月もこれに准(なら)へ〕
 集侍(うごな)はれる親王(みこたち)
 諸王(おおきみたち)
 諸臣(まえつきみたち)
 百官(もものつかさ)の人たち
 諸(もろもろ)聞こしめせと宣(の)る。
 天皇(すめら)が朝廷(みかど)に仕(つか)え奉(たてまつ)る
 比礼(ひれ)挂(か)くる伴男(とものを)
 手襁(たすき)挂くる伴男
 靫(ゆぎ)負(お)ふ伴男
 剱(たち)佩(は)く伴男
 伴男の八十(やそ)伴男を始めて
 官官(つかさづかさ)に仕え奉る人等(ども)の
 過(あやま)ち犯しけむ雑雑(くさぐさ)の罪を
 今年(こぞ)の六月(みなづき)の晦(つごもり)の
 大祓(おおはらへ)に
 祓ひたまひ清めたまふことを
 諸(もろもろ)聞こしめせと宣る。

 神拝詞(かみををろがむことば)
 これの神床に鎮(しず)まります かけまくも畏(かしこ)き 天照らします皇大御神(すめおおみかみ) 霧島皇大神(すめおおかみ)(又は崇敬する祭神名)の大前にかしこみかしこみ曰(まも)さく 大神等(たち)の高く尊(とうと)き恩頼(みたまのふゆ)によりて 喪なく事なくあり経(ふ)る事を 喜び忝(かたじけ)なみ奉(まつ)りて 日に異(け)に拝(をろが)み奉る状(さま)を平らけく安らけく聞こし召して 今も往(ゆく)先も弥(いや)益益(ますます)に御霊(みたま)幸はへ給いて 内より起る災害(わざわい)なく外より入り来る禍事(まがごと)なく守護(まも)り給いて 各(おの)も天皇(すめらみこと)を仰ぎ奉り 直き正しき真心持ちて 神道(かみのみち)に違(たが)うことなく 身を修め 心を豊かにして 負(おい)持つ職業(つとめ)に勤しみ励ましめ給い 常に家内安全(やうちおだい)に 身体健康(みかこやか)に成し幸はい給いて 世の為人の為に 尽さしめ給へと かしこみかしこみ白す。

 祖霊拝詞(みおやのみたまををろがむことば)
 これの霊舎(みたまや)に斎(き)祀る歴代(みよ)の祖先(みおや)の霊等(みたまたち)の 御前に謹(つつし)み敬いて白さく 日に異(け)に蒙(こうむ)り奉る広き厚き御恵(みめぐみ)を喜び辱(かたじけ)なみ奉り 高く尊き家訓(みおしえ)の随(まにま)に 家族等(やからら) 己(おの)も己も身を慎み 負い持つ職業に勤しみ励み 心を協(あわ)せ睦び和みて敬い仕え奉り 拝み奉る状を平らけく安らけく聞こし召し諾(うづな)い給いて 子孫(うみのこ)の八十(やそ)続きに至るまで家門(いえかど)を称広(いやたか)に立ち栄えしめ給へと 謹み敬いも白す

【神を敬う生活の導きの詞】(「神拝詞」参照)
 神道は天地悠久の神ながらの大道であり。その気を涵養し養い、崇高なる精神を培う、太平を開く基(もとい)である。神慮を畏(かしこ)み、祖訓を継ぎ、道の精華を発揮し、人類の福祉を増進するを使命とす。ここに導きの詞を掲げて、向かうところを明らかにし、実践につとめることを信条とし、これを宣揚する。
一、神の恵みと恩に感謝する。
一、神道の祭祀に勤しむ。
一、大御心をいただきて睦み和らぐ。
一、明るき清き直き心をもって日々に処する。
一、神の御言(みこと)持ちとして世の為、人の為に奉仕する。
一、大御心をいただきて睦み和らぎ、世をつくり固め成す。
一、国の隆昌と世界の共存共栄に尽す。

【神ながら唱え詞】(「神拝詞」参照)
 天地(あめつち)の 遠つ御祖(みおや)の 万(よろづ)の恵みを 八百万(やおよろづ)の 産土(うぶすな)のはらからの 神の子たちの分け御霊(みたま) いただき持ちて 寄り来らむ 神祭り 我が産土(うぶすな)の 大神も 高天原(たかまのはら)の 神々も 導き給え 幸へ給へ 真幸く給へ

 大御祖(おおみおや) 万(よろづ)の神の祖神(おやがみ)の 天照らす 日の大神 いつき祀りて 高光る 日の大御子の 食す国を 千代に八千代に 斎(いつ)く祀らむ 桜花咲く 敷島の 大和の国の 山河を 中今の 今のうつつに 受け継いで 息子娘の 生みの子に 伝えて行かむ 神ながら 神の真道の まさ道を 信(うけが)い祀り 生きる身を 正しく直く 安らけく 明るく 清らけく 憂いなく 幸へ給へ 真幸く給へ 

 八十まがごとの 過ち犯す 罪咎を 奇しく妙なる 神直日(かんなおび) 大直日持て 見直しつ 聞き直しつ 祓へ清めて 我も我が子も 人皆も 草木も石も 飛ぶ鳥も よろづのものを 天地(あめつち)の 永遠(とわ)の命の懐に 抱かれて 御霊のふゆの 結びの神に 結ばれて 幸へ給へ 真幸く給へ 







(私論.私見)