石川達紘特捜部検事(後に名古屋高検検事長)

 更新日/2023(平成31.5.1栄和元/栄和5).5.17日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「石川達紘特捜部検事(後に名古屋高検検事長)」サイトをなぜ設けるのか。それは、ロッキード事件に見せた司法の政治的立ち回りがその後の司法の歪みを決定せしめた直接の契機となったと思うからである。その意味で、この時立ち働いた役者の振る舞いとその後の立身出世ぶりを徹底解析する必要がある。れんだいこはそう思う。

 2005.3.7日 れんだいこ拝 


【石川達紘元検事のお粗末考】
 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK255」の赤かぶ氏の2018 年 12 月 27日付投稿「検察OBは人を轢き殺し容疑を否認しても逮捕されないのか? ゴーンと対照的な“元特捜部長”への処分(リテラ)」参照。
 https://lite-ra.com/2018/12/ob.html
 
 2018.2.18日午前7時20分頃、東京地検検事正、名古屋高検検事長などを歴任した元検察幹部の石川達紘弁護士(78歳、神奈川県鎌倉市)(推定年収1億円のヤメ検)が運転する乗用車(トヨタの高級車「レクサス」)が、東京都港区白金6丁目の都道で、道路の路肩でいったん停車し、知人女性がトランクに荷物を入れている最中に車を急発進して暴走。反対車線から歩道に乗り上げ、ガードパイプをなぎ倒して、歩道を歩いていた男性(東京都足立区の自営業/堀内貴之さん、37歳)を跳ね、さらに道路脇の金物店に突っ込む交通事故を起こした。男性は車と店との間に挟まれて病院に搬送されたが死亡した。堀内さんは近くの病院に入院していて、コンビニ店で買い物をして帰る途中で、18日に退院する予定だった。石川弁護士も右足を骨折し病院に運ばれた。現場は片側1車線の見通しの良い直線で、停車位置から事故現場までの距離は200メートルほど。2.22日、タイヤのブレーキ部品に焼き付いた跡が残っていたことが捜査関係者への取材で分かった。ドライブレコーダーの映像などからは、衝突直前の時速が百数十キロに達していたとみられることも判明した。警視庁は、事故を起こした車は「パーキングブレーキ」と呼ばれる、いわゆるサイドブレーキがかかったまま、誤ってアクセルを踏み込んだことで急発進した可能性があるとみて捜査している。

 石川弁護士は、取調べに対し、「アクセルを踏んだ認識はない」と事実関係を認めず、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反の過失を頑として認めず、容疑を否認し続けた。結局、任意捜査に終始し、逮捕されないまま10カ月後になってようやく書類送検される結果で終わっている。本来であれば現場を所管する高輪警察署が担当するところ、異例なことに警視庁本庁が捜査に乗り出し交通捜査課が担当した。但し、事件そのものを不問に伏すことはできず、「イベントデータレコーダー」と呼ばれる車両情報の記録装置を時間をかけて解析した結果、ギアがドライブに入り、ブレーキ部品に摩擦で焼き付いた跡が残っていたことが判明した。さらに、事件車両を検査しシステムの欠陥や異常がないことも確認した。こうした作業を積み重ねて、石川氏がブレーキのかかった車のアクセルを踏み続けて100キロを超える速度を出せる状態にしたところで発進、暴走したことを立証し、この12月にようやく書類送検にこぎつけた。警視庁は送検にあたり起訴を意味する「厳重処分」を求める意見書を東京地検に送っている。

 この経緯は極めて異例。重大な事故や死亡事故を起こした場合、日本の司法手続き上は逮捕するのが一般的で、実刑判決を受けると交通刑務所に収監されるのが普通である。実際、主婦が死亡事故を起こして逮捕、収監され、家庭崩壊するケースなどザラにある。高齢者の場合には逮捕せず任意捜査が行われることもあるが、これは容疑を認め、かつ本人も重傷を負っていたというケースが多い。石川氏は容疑を否認し続けており、これまでの日本の警察のやり方なら逮捕は免れない。実際、20163年、集団登校中の児童の列に軽トラックごと突っ込み、小学1年生を死亡させた事故では87歳の運転男性が逮捕されている。さらに問題視すべき点がある。石川氏の場合、追跡報道が一切ない。特捜検察の交通事故といえば、後に特捜部長に就任することになる検事が東名高速で横転事故を起こしたことがある。同乗者に怪我を負わせたため、業務上過失傷害容疑で略式起訴され、罰金刑を受けるほどの事故だったにもかかわらず、発生直後、一度も報道されることはなかった。微罪や別件逮捕で延々拘束され続けている容疑者や被告が大量にいる一方で、人命を奪いながら事実関係を徹底否認し、逮捕を免れ続けた検察OBがいる。そのことをマスコミは報道しようともしない。この現実を如何せん。

 ところで、石川氏は、かの「ロッキード事件」の捜査に関わっている人物である。1989年に東京地検特捜部長に就任。以降、検察幹部として「東京佐川急便事件」で金丸信・自民党副総裁や、「ゼネコン汚職事件」で中村喜四郎元建設相の逮捕に関わったほか、野村証券などの「四大証券事件」では次々と社長、会長の身柄を取り、「大蔵省接待汚職」に至っては新井将敬衆院議員の逮捕許諾請求を国会の場でやってのけた(新井議員は直後に自殺)。事ほどさように「逮捕」にこだわり、名実ともに“特捜検察の鬼”の名をとどろかせた人物でもある。
コメント
4. 2018年12月28日 12:21:50 : HNGE6lbHuY : HXv9127_Qew[17] 報告

https://blog.goo.ne.jp/bnbn1645/e/92319999597e154052607202916cda54
 元東京地検特捜部長の石川達紘弁護士(79)の乗用車、衝突直前の速度百数十キロか
 2018年11月24日 衝突直前の速度百数十キロか 11/23(金) 2:00配信 共同通信

 >○米国の国益を損なう者は検察に抹殺される “My Name is“TABOO” 2011/06/14
https://blogs.yahoo.co.jp/roor6akio/63978332.html
 排米的政策や米国債の処分に言及した大平正芳、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三、鈴木宗男、中川昭一などの政治家は失脚もしくは不審死を遂げた。他方で、在任中の僅か2年の間にドル建準備金を50兆円ちかくも積み上げ小泉純一郎は、離任後は経団連政策研究会に天下りしている。

5. 2018年12月28日 13:06:19 : vVRz31X8Jw : 8vPXcnP8KaQ[34] 報告

>経団連と東レは朝鮮人 崔定征 通名 榊原定征に乗っ取られた! 消費税増税と法人税減税 血税泥棒 國賊 パソナ竹中平蔵 ハニートラップの舘 仁風林 小野寺五典 米倉弘昌とモンサント
 http://blog.livedoor.jp/matrix_zero1/archives/2115315.html

 2023.5.15日、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は、2018.2月に東京都港区で車を暴走させ歩行者の男性(当時37歳)をはねて死亡させた事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反に問われた元東京地検特捜部長で弁護士の石川達紘被告(84)の上告審判決が下され、無罪を主張していた石川被告の上告を棄却する決定を出した。石川被告を禁錮3年、執行猶予5年の有罪とした1、2審判決が確定する。

 小法廷は「上告理由に当たらない」とだけ述べた。裁判官5人全員一致の判断。弁護士法は禁錮以上の刑に処せられた者は資格を有しないと規定しており、石川被告は弁護士資格を喪失する。弁護側は1、2審とも「アクセルペダルを踏んでいない。車の不具合が原因だ」と主張した。しかし、1審・東京地裁判決(21年2月)は、事故後の車両検査で異常がなかったことから、誤ってアクセルペダルを踏み込んだことが原因だと認定。2審・東京高裁判決(22年12月)も車の不具合を否定し、弁護側の控訴を棄却した。1、2審判決によると、被告は18年2月18日午前7時20分ごろ、路上に乗用車を停車させようとした際に誤ってアクセルペダルを踏み、時速100キロ超で暴走。約320メートル先の歩道に乗り上げ、歩いていた足立区の男性をはねて死亡させた。
 (毎日新聞/遠藤浩二「元東京地検特捜部長、有罪確定へ 暴走死亡事故 最高裁が上告棄却」参照)







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