太田龍、ベンジャミン・フルフォードの指摘考

 (最新見直し2009.11.16日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍、ベンジャミン・フルフォードの指摘を確認しておく。


【太田龍の指摘】
 太田龍は次のように述べている。「★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ48」のXL氏の2007.4.2日付け投稿「日本民族抹殺作戦の中核、「山本正」に視線を集中すべき。-太田龍の時事寸評」を転載する。

 http://www.pavc.ne.jp/~ryu/ 太田龍の時事寸評

 ユダヤイルミナティサタニスト世界権力のエージェントとして、三十年以上。三極委員会日本支部事務局長格、日本民族抹殺作戦の中核、「山本正」に視線を集中すべき。

 平成十九年(二〇〇七年)三月三十一日(土)(第二千四回)

 現代日本に、「黒幕」は存在するのか? もちろん、存在する。しかし、この「黒幕」は、敗戦前、また戦前の日本の「黒幕」とは、全く異質である。

 敗戦後、現在まで、日本は、米国(イルミナティサタニスト世界権力)の占領下にある。但し、一九五二年四月二十八日、サンフランシスコ講和條約が発効したあと、米国(イルミナティ)の日本占領は、目に見えないかたちに 移行した。一九五二年四月二十八日以降現在までの五十五年間。この五十五年間は、次の三つの局面に区分され得る。

 (1)米CIAが、日本人の中に、強固なエージェントを確立して、そのエージェントを通じて、米CIAが日本占領の主力部隊として作戦する時期。これは、一九七二年までつづく。

 (2)一九七二年、田中角栄政権が登場すると、ただちに米国(ユダヤイルミナティサタニスト世界権力)は、第四次対日侵略戦争を開始した。そして、この対日侵略戦争に参加する、日本人の組織が作られた。それが、日米欧三極委員会内の日本委員会、である。この三極委員会内日本委員会の事務局長格が「山本正」である。

 (3)一九九〇年代、ユダヤイルミナティの第五次対日侵略戦争が開始された。ここでは、三極委員会内の日本支部は、ユダヤイルミナティの「代官」として、日本民族滅亡、日本亡国作戦の手先として、行動し始める。

 (2)項と(3)項の時期を通じて日本の黒幕の一人が、この三十年以上、三極委員会の日本事務局長格であり続ける「山本正」である。この「山本正」と言う人物の名前は、日本人一億二千万人殆んど誰ひとり、知らない。しかし、この人物こそ、米国(ユダヤイルミナティ)の日本民族抹殺戦争に於ける、「黒幕」の一人である。この人物は、一応戸籍上は日本人ではあろうが、本質は、グローバリスト、ワンワールドの一味である。

 しかし、この「山本正」はまた、日本人の上層権力エリート階級の中に強固に根を張っている、或る種の「秘密結社」的機能を有する日本人カトリック教徒陣営の一味でもある。

 ユダヤイルミナティサタニスト世界権力の一味、として、日本民族抹殺、日本絶滅戦争に於ける日本人部隊の主力は、「トヨタ」を頂点とするいはゆる多国籍企業である。そして、それらの主力企業は、この三十年間に、完全に三極委員会に組織された。広い意味では、これらの企業(財界)が、日本の黒幕であろう。

 にも拘わらず、 これらの「企業」にこだわると、真相は見えなくなる。「山本正」に視線を集中すべきなのだ。(了)


【ベンジャミン・フルフォードの指摘】

 ベンジャミン・フルフォード氏の「テロ世界戦争と日本の行方」(211ページ)を引用転載しておく。

 「ロッキード事件の本当の賄賂先は、中曽根なのだ。ロッキード社のコーチャン社長が、裏金を払ったことははっきりしている。それが、丸紅・児玉ルートで、3億6千万円あった。これも事実だ。そしてこのうちの一番大きな金額は、中曽根に渡っているのである。このことは『田中角栄の真実』の中に書かれている。児玉は、河野一郎の後継者としての中曽根を買いつつけた。ところが、中曽根は、旧内務官僚仲間たちとともに、自分たちで直接、アメリカの極東地区(リージョン)のCIAの責任者たちとの連絡網をつくり、旧勢力としての児玉誉士夫らが、アメリカにお払い箱にされるのを見守ったのち、その後釜に座った。この中曽根の傍らに、ナベツネ(読売新聞社会長の渡辺恒雄)がいる。彼らが、日本におけるグローバリストの受け皿の本体(本隊)ということにもなる。世界反共政治体制の極東におけるメンバーとして」。

 「角栄なら日本をどう変えるか」の「ロックフェラーに睨まれたニクソンと角栄」(154ページ)を引用転載しておく。
 「布施健(ふせたけし)検事総長は、アメリカから送られてきた三千ぺージにもおよぶロッキード資料を一心に読みふけったという。マスコミはそれを美談としてあげつらった。正義への執念というのである。だが、アメリカからそれが到着した日、マスコミが空港や検察庁に殺到して大騒ぎになった"ロッキード資料"は、正義とは何の縁もない、アメリカ財界のただの内輸もめレポートだった。

 それもそのはずである。ロッキード事件の原点であるチャーチ委員会は、ガルフ、テキサコ、ロッキードなどアメリカ西南部のメロン財閥を中心にした新興財閥を叩くためのロックフェラー財閥に代表される東部エスタブリッシュメントの謀略劇だったからである。西南部の新興勢力をバックに大統領になったニクソンを第一幕のウオーターゲート事件で辞任に追い込み、多国籍企業委員会が暴露する"ロッキード不正送金疑惑"で息の根を止めるというのが、東部財閥の雄たるロックフェラー財閥が書いたシナリオだった。

 と ころがどういう風の吹きまわしか、キッシンジャーから「反ユダヤ的」と指弾された角栄が第二のターゲットとなってゆく。ロックフェラーにとってチャーチ委員会は、ニクソンと自主資源外交を展開する反米的な角栄を"一石二鳥"で打ち落とせる絶好の舞台仕立てとなったのである。アメリカの財閥は、石油帝国の異名をもつロックフェラー、旧財閥と呼ばれるモルガンと巨大化学工業のデュポンのほかにアルミニュームの独占で知られるメロン財閥の四つに分かれている。最大のロックフェラーは、石油メジャーを一手に牛耳るほか、政界やマスコミ、文化・社会事業の分野でとびぬけた力をもつ”政商”としても知られる」。

 「角栄なら日本をどう変えるか」(162〜164ページ)を引用転載しておく。

 「ロッキード事件は、ウオーターゲート事件から二年後の昭和五十一年の二月四日、米国上院外交委員会の多国籍企業小委員会(チャーチ委員会)の公聴会で、ロッキード社の会計担当者ウィリアム・フィレンドリーが、同社が新たに開発したエアバス「トライスター」1011型機」を売り込む際、裏帳簿を利用して日本、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、スウェーデン、トルコなどに合計四十八億円の賄賂を供与したと証言したことから発覚した。日本にかんしては、ロッキード社の工ージェントと名指しされた児玉誉士夫をつうじて複数の政府高官に多額の賄賂が渡ったとされた。

 ウオーターゲート事件をはるかにしのぐ大疑獄事件ではないか。アメリカ政府は震えあがった。ロッキード社は同盟国に各種軍用機を輸出しているアメリカ最大の航空会社であり、軍産複合体の要である。軍用機の売り込みには、これまでホワイトハウスや政府高官が軍産複合体をとおして密接にかかわってきた。民問機の売り込みに四十八億円の裏金が使われたのなら、戦闘機や哨戒機の売り込みにどれほどの工作資金が支払われたか、はかり知れない。

 非合法的な手段をもちいて外国や同盟国へ旅客機や軍用機を売りつけてきたロッキード社の不正を追及するチャーチ委員会が、トライスター疑惑のつぎにP3C対潜哨戒機などの軍用機に言及すれば、アメリカ政府は、窮地に陥ったはずである。軍部と癒着しているアメリカ政界から、多くの逮捕者がでることも予想された。(中略)

 とくに慌てたのはフォード大統領だった。フォードは軍やCIA、FBIにつながりのつよい軍産複合体の大ボスである。チャーチの告発を封じなければ共和党と民主党東部エスタブリッシュメントと西部新興財閥の対立どころか、冷戦をたたかっているアメリカとその同盟国の"ソ連囲い込み"戦略に致命的なヒビ割れがはいる。軍用機の売り込みにかかる秘密工作やその工作にかかわる人脈、仕組みが暴露されると、NATOや日米安保条約体制にまで影響がでかねなかった。

 しかも、ロッキード事件を摘発しようとしている多国籍企業委員会のチャーチ上院議員は「チリ政変・アジェンデ暗殺計画」にからむCIAの「外国指導者暗殺計画の調査報告書」を公表した上院の情報活動調査特別委員会で委員長だった危険人物である。反CIAの急先鋒とも目されていた。将来の大統領候補ともいわれるチャーチの狙いが、フォード大統領にあるのは明らかだった。フォードはCIAとの癒着を指摘されてきた謀略好きの男である。チャーチにとってこれほど格好の標的はなかったろう」。

 「角栄なら日本をどう変えるか」の「チャーチの矛先を日本へ転じたキッシンジャー」(166〜168ページ)を引用転載しておく。

 「ところが、チャーチがつけた火は意外な方向へむかう。P3C対潜哨戒機の不正工作を視野にいれたロッキード疑惑は、日本の元首相の関与が疑われるトライスターの裏金工作へと巧妙にすりかえられてゆくのだ。それがコーチャン証言である。アメリカでロッキード事件がいっこうに問題にならず、日本で大騒動になったからくりがこれである。民間機輸出の裏金工作などにアメリカ人は関心をもたない。

暗躍したのはキッシンジャーだった。チャーチの糾弾がロッキードのP3C哨戒機などの軍用機に飛び火すると、日米の安保体制をゆるがしかねないと懸念したキッシンジャーは、国内問題を国外問題へすりかえたのである。
一九七六年の六月二十七、二十八日の両日、プェルトリコで開かれた先進国首脳会議に出席した三木首相は、三十日、フォード大統領に呼びつけられてワシントンヘはいった。ロッキード事件の対処について話し合うためである。会談内容は明らかにされていないが、テーマは@同事件を防衛問題(P3C対戦哨戒機)へ発展させないことAトライスター疑惑解明のため、アメリカ側はコーチャン、クラッターらの嘱託尋問の延言を日本の裁判所に提供する用意があるの二点だった。トライスター疑惑には、児玉誉士夫や小佐野賢治の名がでている。政府高官のなかに角栄がふくまれていた。このとき、すでに角栄に謀略の罠が投げかけられていたのである」。








(私論.私見)