秋元衆院議員事情聴取考

 更新日/2019(平成31→5.1栄和元).12.10日

 (れんだいこのショートメッセージ)


 2006.4.29日 れんだいこ拝


 2019.12.9日、毎日新聞記事「秋元衆院議員、元秘書周辺を外為法違反容疑で捜索 任意で事情聴く 東京地検」。

 海外からの現金を届け出なく持ち込んだ疑いがあるとして、東京地検特捜部が、国土交通省などで副大臣を務めた自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の元政策秘書と元私設秘書の自宅などを外為法違反容疑の関係先として家宅捜索したことが判明した。特捜部は2人から任意で事情を聴いているとみられ、資金の流れの解明を目指す模様だ。家宅捜索は7日に始まり、8日未明まで続いたという。

 外為法は100万円相当を超える額を国外から持ち込む際には税関に届け出るよう定めている。

 元政策秘書は2000年代前半に小林興起・元衆院議員の秘書を秋元氏とともに務めた。08年ごろに秋元氏の公設秘書となり、16年ごろには政策秘書となった。昨年秋ごろに病気を理由に退職したが、それまでは企業からの陳情などの対外的な対応を事務所内で一手に引き受け、「秋元氏の右腕」(秋元氏の元秘書)と評されていた。

 関係者への取材や法人登記簿によると、元政策秘書は、秋元氏が落選中だった11年に芸能タレントの育成などを目的にした会社を東京都内に設立し、17年まで代表を務めた。その後に代表は秋元氏の元私設秘書に交代したが、秋元氏自身も一時、顧問を務めていた。

 秋元氏は04年の参院選に比例代表で出馬し、全国で2番目に多い票を集めて初当選した。再選を目指した10年の参院選で落選したが、12年の衆院選で比例復活して国政に復帰した。17年10月の衆院選で3選を果たし、環境省や内閣府の副大臣も務めた。現在は党の国会対策副委員長。

 秋元氏は9日、報道陣の取材に「捜索の事実関係は確認できていない。顧問を務めていた会社にやましい資金の移動はない。(そのほかの不正に携わったことも)ない。(元政策秘書と最後に連絡を取ったのは)今年の夏ごろ」と話した。【遠山和宏、金寿英、志村一也】

  2019.12.9日、毎日新聞記事「<不透明な資金移動か>秋元司衆院議員の関係会社を捜索 元政策秘書が設立 不透明な資金移動か 東京地検」。
 国土交通省などで副大臣を務めた自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=が関係する東京都内の企業に対し、東京地検特捜部が家宅捜索を行っていたことが、関係者への取材で判明した。関係者によると、同社には、架空の契約に基づいて現金が流れていたなどの疑いがあるとされ、特捜部が本格捜査を検討しているとみられる。

 関係者によると、捜索は7日に始まり、8日未明まで続いたという。

 同社は、秋元氏の秘書だった男性が代表を務めている。関係者によると、複数の企業とコンサルティング契約を結んでいたとされるが、契約が架空だった可能性があるほか、金融機関の融資に関連する不透明な資金移動に関係していた疑いもあるという。特捜部は、複数の関係者から事情を聴いていた。

 法人登記簿によると、同社は芸能タレントの育成などを目的に、秋元氏の政策秘書を長年務めた男性が代表となり2011年に設立された。17年まで秋元氏の妻が監査役を務め、同年からは秋元氏の別の元秘書が代表となっていた。登記上の本店の住所も一時は「秋元司後援会」と同じだった。秋元氏の「関連会社等報告書」によると、14年4月1日時点では秋元氏自らが顧問を務めていた。

 秋元氏は小林興起・元衆院議員の秘書を経て04年に参院選に出馬して初当選。再選を目指した10年の参院選で落選したが、12年の衆院選で比例復活して国政に復帰した。17年10月の衆院選でも東京15区から出馬して3選を果たし、環境省や内閣府の副大臣も務めた。【遠山和宏、金寿英、志村一也】








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