「角栄の一日スケジュール」考

 (最新見直し2005.9.13日)

 角栄は、1年365日、止むを得ない事情を除きほぼ毎日「超人的スケジュールの一日」をこなしていた。れんだいこは、爪の垢でも煎じて飲ませて貰わにゃならんか。

 朝5時過ぎ起床。テレビのニュースを観る。民放とNHK。各局の「最新にして検定の一番甘い」朝一番のニュースを確認した後で、新聞7紙全てを斜め読み。興味を持った見出しに食い入り、後は素っ飛ばして7紙読み上げるのにほぼ20分。

(私論.私見)

 「朝5時過ぎ起床」つうことは夜更かししてないということだな。れんだいこには仕事柄できないなぁ。角栄は宴会には出ても早く帰ったということだな。

  
 「瞬間的な入浴」を済ました後、7時に朝食。食事はしっかりとる。
(私論.私見)

 理想的な生活してるな。

 母屋から事務所に移動し、午前中一杯陳情を受ける。それぞれ約5分から10分の間に、来訪者を捌く。平均来訪者数500人。全員と面談した後に昼食。
(私論.私見)

 陳情政治つうのは、考えてみたら民主政治の基本だな。法と法の利害利害の隙間を調整するつうのは代議士以外にはできない、つうか存在理由でもあるんだな。利権ばかりで陳情受けてるつうのではないんだが。ここが分からずいちゃもんつけてる者が居るけど、なぁにもわかっちゃいねえつうことだな。それにしても、「平均来訪者数500人」つうのはたまげる。そこまで働かなくても良いと思うけど。

 昼食を一緒にとるつうのも素晴らしい。それだけ人間通なんだな角栄どんは。
 
 午後は、行政レベルの政治活動をこなす。佐藤昭子がいる事務所に必ず顔を出し、面会者に応対。
(私論.私見) 

 ほんに頭が下がります。

 夕方、オールドパーの水割りを溜飲。夜はめったに酒席に出ない。接待の場に出ても10時までに帰宅。
(私論.私見) 

 ほんに頭が下がります。

 夫人手製の塩辛いチャーハンを二人前平らげて就寝。
(私論.私見) 

 ほんに頭が下がります。

 毎夜、夜中の12時頃目を覚ます。夜中のこの時間を使って、用事を片付ける。資料、書類、手紙、報告書、秘書達のメモ、官僚からの打診、極秘資料等々に目を通し、その日のものはその日のうちに素早く処理する。一段落済ませて再度就寝。
(私論.私見) 

 ほんに頭が下がります。誰だ、この角栄はんの悪口言うものは。エエカゲン二センカイ。

 専属カメラマンの山本氏の角栄論」には次のように記されている。
 明け方四時頃、隣室からウオーっ吼え声が する。角さん流の目覚ましだった。大声を出すことではっきり目覚めた角さんは布団のなかにくるまったまま枕元の資料や書類に目を通 して朝一番で指令をだす。寝る前に鋭く研がれた赤鉛筆の芯はみん なが起き出す頃すべて丸くなっている。
(私論.私見) 

 2005.1.11日 れんだいこ拝




(私論.私見)