「日本のマスコミは、司法、立法、行政の三権と並ぶ第四権力だ」。 |
「日本のマスコミには問題が多い。世の中の本当の仕組みや現実を知らず、人間の矛盾に満ちた実態に目が届いてこない。血の出るようなシャバの苦労も経験せずに、残薄な知識と狭い視野のままで、世の中や人様をなで斬りにして憚らない。日本の最高の頭脳があれだけ集まって記事を書いても、景気がよくなるとか悪くなるとかと云う、たった一つの問題にさえ結論がでたことはない」。 |
「新聞で信頼できるものが三つある。死亡記事に株の値段、それにテレビの案内欄だ。この三つにウソはない」(「新聞記事で読まれているのは三つだけだ。株の値段と訃報、それにテレビ番組。一番読まれないのが社説」)。 |
「テレビは世論ではない。新聞も世論ではない。世論とは選挙だ。選挙の結果が世論だ」。 |
「決断力は、情報力によって支えられる。単なる直感だけでは、見通しを誤る。新聞代が月2、3千円というのは安い。あれだけの情報が詰まっているのだから、1万円でも安いものだ」。
*角栄は毎日、新聞6紙全部に目を通していた。早坂秘書は、「あの人ほど、丹念に新聞を見る人もいない」と証言している。 |
「やはり懐に入ってもマムシはマムシだ。隙を見せれば噛みつく。気が抜けない」。 |
「決断力は情報力によって支えられる。単なる直感だけでは見通しを誤る。新聞代が月2、3千円というのは安い。あれだけの情報が詰まっているのだから、1万円でも安いものだ」。 |
「オレは新聞の一面、二面は読まない。あれは物事をよく知らない人たちが、自分でも何を書いているのか、実はよくわからないで書いている記事が多い。だから、それを読まされる人たちはますます政治のことがわからなくなる。そういうバカな記事に毎日、付き合っていられるほど人生は長くない。だから、オレは読まないんだ」。 |
「俺の悪口を書いている者も、日本国民の一人だ。それで暮らしていけるなら、それも結構じゃないか。日本は平和な国だよ」。
*田中角栄を批判する報道について聞かれて際の弁。田中の懐の深さを示す発言である。 |