ユダヤ問題(近・現代編)その2

 更新日/2023(平成31.5.1栄和/令和5).3.15日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「ユダヤ問題(近・現代編)その2」を学ぶ。

 2004.2.12日再編集 れんだいこ拝


ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝1 ― 「成りすまし・内部乗っ取り」の系譜
 ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝1 ― 「成りすまし・内部乗っ取り」の系譜」。
 ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝1 ― 「成りすまし・内部乗っ取り」の系譜
 今回は少し脱線です。

 ベンジャミン・フルフォード氏はこのところ「ハザールマフィア」の呼称で統一していますが、ある時期まではその「ハザールマフィア」を、一般ユダヤ人と区別するため「サバタイ派」「サバタイ・マフィア」と呼称していました。「サバタイ(シャブタイ)派」とは「サバタイ-フランキスト」の意味です。サバタイとフランクの名が冠されているのです。日本ではほとんど知られていないこのサバタイとフランクとは? 初回に記したように、ユダヤ問題の本質は「成りすまし」にあると見ています。ユダヤ民族の歴史自体が「成りすまし」から始まっているからです。そして近・現代における「成りすまし」そして内部からの「乗っ取り」の本家といえるのがサバタイ・ツヴィとヤコブ・フランクです。 今回は話の筋から本編に掲載できなかったユダヤ問題の超重要人物と見なすべきこの二人とその影響などを外伝として見ていきます。(seiryuu)

————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝1 ― 「成りすまし・内部乗っ取り」の系譜

「背信のメシア」サバタイ・ツヴィ(1626-76)


もともと歴史的に祖国を失ったユダヤ教徒は自分たちユダヤ民族を導き解放する「メシア」を、その到来を待望してきました。メシアには「祭司のメシア」「王のメシア」があり、更にその上の存在の「預言者」によって構成されることになります。(ナザレのイエス、イエス・キリストは自らをメシアであると自認していました。ただしユダヤ教徒はそうとは認めなかったのです。このあたりの詳しく深いことは、映像配信・宗教学講座「新約聖書」(155回157回あたり)をご視聴ください。

迫害続く中世のユダヤ人社会ではメシアの到来を待望し「カバラ思想」が多く研究され隆盛となっていました。「メシア運動」と「カバラ」は密接で切り離せないとのこと。そして「カバラによれば、天国に秘め置かれている“メシア(救世主)の魂”が地上に“人の子”として現れ、全ユダヤ人を救済するのは、地上の悪が絶頂に達したとき」(「ヘブライの館2」)とされ、ユダヤ人逹は「その時」が近いと感じていたのです。


16世紀には欧州が「終末思想」に覆われました。そしてカバラ思想がユダヤ社会の支配的思想になっていた17世紀、トルコにサバタイ・ツヴィ(1626-76)」が誕生します。日付は奇しくもソロモン神殿崩壊の日にちでした。重度の躁鬱病者であったサバタイは、神秘体験を通し自分がメシアであることを自覚します。(ただしユダヤ社会は認めず奇人扱い)。

一方、早熟の天才で神秘的な資質も備えたカバラ学者ナタンはユダヤ社会の厚い信頼を得ていました。

ある日ナタンは「神秘体験によって、ガザにメシアが現れるという神の啓示を受けたと確信・・・啓示に従って、ガザでサバタイ・ツヴィと出会ったナタンは、彼こそ預言されていたメシアだと、ただちに直感した。と同時に、自分はメシアの到来を告げる“先駆けの預言者”エリアの再来だと確信した。」(「ヘブライの館2」)。

運命的出会いの1665年に「預言者」ナタンはサバタイを「メシアだ」と宣言。疑問視しいぶかる正統ユダヤ教徒逹を尻目に多数のユダヤ人の信頼を得たサバタイは「ユダヤの王」として振舞います。彼をメシアと信奉する信徒は、トルコ国内だけで何十万人にも達したようです。ユダヤ史上空前のメシア運動の展開です。しかしこの熱狂トルコ政府は危険視し、メシア運動は大きな転機を迎えます。

サバタイはトルコ君主の前で「死か?イスラムへ棄教改宗か?」の選択を厳しく迫られたのです。サバタイはあっさりと「棄教改宗」を選びます。信者への決定的“裏切り行為”です。しかしこの裏切りは“崇高行為”に化かされます。逆にサバタイは更に神秘的メシアへと昇格、多くの熱狂的な信者を獲得し、ユダヤ人の間に大ムーブメントを起こします。

ナタンはサバタイの裏切りを「強大な悪魔を撃ち倒すために、メシアが犠牲となって悪魔の懐深くに飛びこんだのだ。」としたのです。このアイディアは、ユダヤ教から屈辱的に改宗した者(マラーノ)たちに希望と言い訳を与えてくれるものでもあったのです。サバタイは、敵対する勢力に、味方だと「成りすまし」侵入し、内部から腐らせて崩壊にいたらせ「乗っ取る」戦法 を説いたわけです。

このサバタイの運動は、結果「表向きの改宗者を数多くつくりだした。ある者はイスラムに改宗し、またある者はカトリックに改宗していった。」のでもあります。

(続きはこちらから)

「サタニスト・メシア」ヤコブ・フランク(1726-91)


「成りすまし、内部乗っ取り」のサバタイ主義は正統ユダヤ教徒からは眉をひそめる存在でもありました。サバタイは伝統的ユダヤ律法の破壊行為をしばしば行ったからです。特にサバタイ自身が幼少期にひどい性的暴力を受けた影響でか性的倒錯があったようです。これは本来のユダヤ教には受け入れられないものです。

ヤコブ・フランク [Public Domain]

この成りすましと律法無視のサバタイ主義を受け継ぎ、更に破滅的攻撃性を附加した人物います。ヤコブ・フランク(1726-1791)です。ヤコブ・フランクは当時ポーランド領、現在のウクライナ、(つまり旧ハザール領でハザール改宗ユダヤ人たちがポーランド領内に「国家内国家」を形成していたところに誕生します。

しかし、より正確には、彼の誕生地はガリチア地域だったようで、旧ハザール領内ではなくハザールの隣接地域でした。

「ヘブライの館2」のガリチア情報を読むと東ガリチアの町ドロゴビッチは東欧では黒海沿岸都市オデッサに並ぶ(ハザール)ユダヤの中心地であったようで、ガリチア地域が非常に重要な場所であったことがわかります。

サバタイ派と合流したフランキストたち悪魔主義「サバタイ-フランキスト」のもともとの本拠地がここだったようです。ここから「サバタイ-フランキスト」の活動が旧ハザール領を始め、欧州、米国、イスラエルと世界各地に広がったと見てとれるでしょう。

さて、そのヤコブ・フランクについては少なくて同じような情報となっています。日本では研究されていないようです。情報から彼について先ず特筆すべきは、「サバタイ主義の父を持ち、自らがサバタイの生まれ変わりであり、メシアであると主張したのがヤコブ・フランク。彼は有力者を取り込むため自分の美しい妻を差し出し共有物とした。彼と彼の信奉者(フランキスト)では性的堕落(特に妻を交換する乱交、近親相姦)は、家族と社会機構を破壊する手段として奨励された。」です。

これは元々のユダヤ教とは真逆の指向性であり悪魔儀式そのものです。当然、彼と彼の信奉者(フランキスト)は正統派ユダヤ教のラビから破門されます。彼らは「ユダヤ教」を自称するのですが「偽ユダヤ」に他なりません。

ヤコブ・フランクが提唱し社会運動を起こしたメシア運動「フランキズム」とは、「この世の悪や不幸を人為的に頂点にまで満たして、この世を破壊し尽し、世界王(メシア)を到来させる」との思想だったようです。フランキストにとってはこの世界の全て、倫理道徳、宗教、家族、政府等々全てが憎悪と破壊の対象です。破壊すべき対象にはキリスト教やイスラム教もありますがそれ以上の憎悪の対象が「正統ユダヤ教」なのです。ヤコブ・フランクのメシア運動がアナーキズム、シオニズム、革命共産主義、ワンワールド、ニューワールドオーダー等へと形を変えて繋がっていくのです。

悪魔教の彼らフランキストが非常に厄介なのはそのステルス隠密性にあります。ヤコブ・フランク一派はサバタイに習いキリスト教に改宗しています。無論偽装改宗で「成りすまし、腐敗、乗っ取り」が目的のはずです。

彼らは普段は自分の正体をおくびにも出さず“誠実敬虔な”「ユダヤ教徒」「キリスト教徒」「イスラム教徒」また常識人として振る舞います。そうやっていて内部から徐々に浸食、もしくは突然凶暴な牙をだす「見えないところから攻撃」を常とします。人心を荒廃させ争いを絶やさせないことが彼らには善なる行為となるのです。フランキストは政治・経済・軍事・宗教・メディア・教育等どこにでも入り込み隠密裏に支配するのです。


サバタイ-フランキストの支援者ロスチャイルド家


正統派ユダヤ教のラビから破門されたにも関わらず、現在フランキストたちは「改革派ユダヤ教」と名称を変え、ユダヤ教の中で一大勢力となっています。「改革派」としてフランキストを売り出して支援を行ってきたのがロスチャイルド家のようです。


もちろんフランキストはユダヤ教だけで無くどこにでも入り込んでいるのですが、彼らは初代当主マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(1744- 1812)からの付き合いのようです。ロスチャイルド初代当主は金細工師として東欧、ポーランドからロシアへとも出向いておりその頃からヤコブ・フランクとの親交があった模様です。初代当主はヤコブ・フランクが一時経済難でドイツに滞在していたとき金銭援助をしていたとの情報があります。また、ある組織設立に共同出資したとの話もありますが・・・。

米国出向のロスチャイルド家の代理人マネージャーであるジェイコブ・シフもちろん改革派ユダヤ教徒でフランキストとされます。ジェイコブ・シフはモルガン家、ビルド家、ドレクセル家という当時の三大有力者と提携し、ウォール街の銀行連合を形成したFRB設立の陰の立役者です。またADL設立もシフの仕事によります。更に「ジョン・D・ロックフェラーのスタンダード・オイル社、エドワード・R・ハリマンの鉄道、アンドリュー・カーネギーの鉄鋼帝国に融資、巨大財閥に育成しています。」それだけではありません。ロシアのユダヤ革命のトロッキーら首謀者に巨大融資を行い「ロシア乗っ取り」も成功させています。そのジェイコブ・シフがフランキストなのです。

シフの援助や低利融資を受けた人間や組織がフランキストと無関係と考えるならばよほど思考力や想像力を欠いていると言わねばならないでしょう。見分けは困難ですが彼らがフランキストかどうかは、証拠を云々よりも彼らの行為を冷静につぶさに観察すれば答えはおのずと出ているように感じます。

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第7話 ― ソビエト連邦 大惨事の社会実験(上)
 日、「ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第7話 ― ソビエト連邦 大惨事の社会実験(上)
 2013年1月、プーチン大統領はモスクワの国立スキニアソン図書館で列席したユダヤの有力者たちを前に次のように語っています。「最初のソ連政府メンバーの80~85%はユダヤ人だった。」「誤ったイデオロギー的考えにとらわれたそれらのユダヤ人たちは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教やその他の宗教の信者たちを逮捕し、抑圧した。」
 100年前の1917年11月「10月革命」が起こりその後の闘争を経て1922年にソビエト連邦が発足します。この一連の動きをロシア大統領自身が「ユダヤ人による革命政府だ」と言外に明らかに示しているのです。いやもっと正確にはその革命を実行したユダヤ人は「既成宗教全て、ユダヤ教をも否定迫害した」と語り、革命ユダヤ人はユダヤ教徒つまりユダヤ人でもないとの認識を示しているのです。
 ロシアの転覆とソ連の樹立とは、世界政府樹立における最大の敵と目された帝政ロシアの打倒転覆、同時に世界統一政府下における人民統制の仕組みの社会実験、それもいわば密室状態にしておいての実験でしょう。「偽ユダヤ」の計画と指示、「ハザールマフィア」の実行によるものです。
 私自身調べてみて驚愕と震撼を受けたのですが、10月革命の1917年からスターリンが死去した1953年の約35年間、旧ソ連の民たち、ロシア人ウクライナ人たち、ハザール人らも恐るべき凄惨な苦痛苦難の歴史をその身奥深くに刻み込むことになるのでした。ソ連発足これは大惨事の社会実験でした。(seiryuu)
 ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第7話 ― ソビエト連邦 大惨事の社会実験(上)
 フランキスト(悪魔主義)が建設、支配したソ連
 1815年のウイーン会議から数えて100年余に渡ったロシア転覆工作、その仕上げ1917年の10月革命は「ユダヤ革命」だと示していましたが、より正確には「フランキスト革命」と呼ぶべきでしょう。

外伝1で紹介したヤコブ・フランクは18世紀に当時ポーランド領で旧ハザール領の隣接地域ガリチアに誕生します。父親はサバタイ主義、これは国家内国家を形成していたポーランドハザールユダヤ人社会の中に既にサバタイ運動の拠点がいくつかあったこと示します。

ガリチア地域を始めとしたそれら拠点を中心にヤコブ一派はサバタイ主義を更に凶悪凶暴にしたメシア運動フランキズムを展開したと見て良いでしょう。フランキズムこれはステルスサタニズム運動であって、悪魔主義のフランキストはすでに同じハザール人であっても改宗ユダヤ人とは決して呼称できません。一般ハザールユダヤ人とは区別すべきです。

ロシアは18世紀末のポーランド分割にて単なる改宗ユダヤのハザール人だけでなく悪魔主義に変質した危険なフランキスト・ハザール人らもその領内に取り込んでしまっていたのです。彼らが工作員としてロシア一般社会やハザールユダヤ人の中に潜り込み「皇帝暗殺計画」「ポグロム煽動」「シオニズム」「革命運動」等に従事していたと見るべきでしょう。

その裏で世界政府樹立のためロシア転覆を計画しフランキスト・ハザール人らにその指示と援助をした国際金融銀行家、彼らもフランキストであり悪魔主義者です。従ってロシア転覆は全てがフランキストの計画と実行によるので「10月革命」は「フランキスト革命」とするのが正確だと認識するのです。

ただし同じ悪魔主義の魔でも使役する側と使役される側がいます。魔を使役する側の悪魔の国際金融銀行家を「偽ユダヤ」使役される側の魔のフランキスト・ハザール人たちを「ハザールマフィア」と呼称することにします。歴史の表舞台というか教科書に載っているレーニン、トロッキー、スターリン、そしてヒットラーたちは使役される側で使い魔と見て良いでしょう。偽ユダヤは歴史の表舞台、教科書に載ることはないのです。

ヨシフ・スターリン [Public Domain]


1922年に発足し、ハザールマフィア間の内ゲバで勝利し独裁者となったスターリンが治めたとされるソ連、このソ連を共産主義イデオロギー国家と一般には教えますが本質を外しています。フランキストつまり悪魔主義が建設した国家がソ連です。悪魔主義者の行動原理は怨念憎悪の狂気と恐怖です。

当然ソ連は怨念憎悪が渦巻く恐怖政治となりそこに民は巻き込まれます。新たに収容所が次々と建設され、その所長にはほとんどがユダヤ人(正確にはフランキスト・ハザール人でしょう)が就任し無数の民が続々と収容され強制労働、拷問、虐殺されたのです。人民監視・密告が制度義務化された超警察国家です。その全てがいわば密室内で行われたことです。秘密警察機構その狂気と恐怖こそが初期ソ連を統治したのです。

極言すると共産主義思想とかイデオロギーなどとは実は強欲の権力支配権争いをごまかす、とってつけた上面の飾りに過ぎません。

(続きはこちらから)

イワノフ氏の語る初期ソ連の支配体制



一般にはグルジア出身の独裁者とされたヨシフ・スターリン(1878-1953年)、彼は隠れハザールユダヤ人との説が根強いです。ロスチャイルド家の息子との説もあります。ただし元ソ連外交官イワノフ氏はこの独裁者共産党書記長スターリンを、その側近で1930年代ソ連NO2の地位にあった共産党書記ラーザリ・カガノビッチ(1893 – 1991年)が終始操っていたとします。カガノビッチの妹がスターリンの3番目の妻でもありました。

イワノフ氏によれば怪物カガノビッチはハザール帝国の皇帝であるカガン直系の子孫であり、彼がロシアにハザールの国家内国家を現出させ、そのハザールユダヤ国家を支配したとのこと。ハザールによるロシアの内部乗っ取りです。そしてその方法は共産党を表向きの形式にして実態は裏組織である秘密警察の国家保安省(後の国家保安委員会=KGB)にて統制支配したと語ります。

「国家保安省の幹部のすべてがユダヤ人だった。トップだけではなく、中間層も下層も、ほとんどがユダヤ人で占められていた。」と。

この国家保安省内にあってやがてその全権掌握したのがカガノビッチの従兄弟ラヴレンチー・ベリヤ(1899-1953年)です。ハザールユダヤ人(母親)とのハーフのベリヤは極めて危険な男でした。婦女子に対する性暴力を含め無数の人民が彼の毒牙にかかり収容所送りにされ命を落としています。ベリヤは影の如くスターリンと常に共にあったのですがそうやって忠実な部下を装いながら実はスターリンを監視していたようです。

カガノビッチとベリヤの主従関係は「ハザール王国では宗教的権威をもつカガン(皇帝)実際の政務を行うビャク(執行者)。・・・ハザール王国の再現であった。一般に「スターリンの独裁」とよくいわれるが、事実はハザール人のハザール王国の指導者による独裁だった」。

「カガノビッチは、ベリヤすなわち国家保安省を通して、ロシア=ハザール国家を支配していった。」としています。

初期ソ連の支配者スターリン、カガノビッチ、ベリヤ、いずれにしても彼らの狂気と恐怖に彩られたその行為を見る限り、彼らはフランキスト悪魔主義者と見ざるを得ないのです。地球上世界、広大なソ連に彼らは破壊に次ぐ破壊行為にて地獄を現出させました。


計画飢餓による大虐殺、ホロドモール


初期ソ連の支配者の彼らはロシアの宗教(ロシア正教会)や伝統文化等全て破壊していきます。

とりわけ憎悪の対象とされたのが土地所有の農民です。彼らは勤勉な農民でした。しかし支配者から土地所有の農民は富農であり富農は人民の敵とされたのです。支配者たちはコルホーズ(集団農場)ソホーズ(国営農場)創設の改革政策の名称で、農民から土地を収奪したのです。

先祖伝来の土地を奪われる農民は抗います。その農民1000万人は銃殺もしくはシベリア送りにされたとのこと。伝統農業システムの完全破壊です。農業システムが破壊された旧ロシア領では幾度も飢饉に襲われ多数の人民が餓死に追いやれました。更に悲劇が襲います。

ソ連の構成国となっていた豊かな穀倉地帯であるウクライナ、1932年の冬から1933年の初夏にかけてこのウクライナで莫大な餓死者が出ます。その数少なく見積もって500万人以上、1000万人との説もあります。通りのいたるところに餓死者の死体が放置され歩行者から気にもとめられなくなっていたようです。余りの餓死者の数に感覚が麻痺し正確な数字さえ出せないのです。

この莫大な餓死は人為的計画的なもので明らかな大量人民虐殺です。ホロドモールと呼ばれます。いい加減なホロコーストなどとは規模内容において比較にもなりません。

豊かな穀倉地帯ウクライナで生産される小麦は外貨獲得のための貴重な資源とされ輸出に回されたのです。ソ連では小麦を主にフランスへ輸出し外貨で鉄鋼産業を育てる政策がとられたのです。生産者の農民たちが飢餓に陥ってもお構いなしです。飢えた農民が政府や集団農場に無断で自分が生産した小麦を手にすると「人民の財を奪った」とされ、軍隊によって処罰されたのです。妊婦でも子供でも。農民たちはなすすべも無く枯れ木が倒れるが如くに餓死していったのです。奪いに奪って破壊する文字通りの地獄です。

誰がこの地獄を現出させたのか? ウクライナに出向いてこの政策、計画飢餓殺人を直接指導したのがカガノビッチ、その人です。カガノビッチは穀物貿易の主任者でもありました。現在のウクライナとロシアの関係を見る上でこのホロドモールのことは無視できないでしょう。ウクライナ人民にとりホロドモールの歴史経験はウクライナの民族としての身体の奥深くに、民族としての遺伝子に刻み込まれていると思われるからです。

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第8話 ― ソビエト連邦 大惨事の社会実験(下)
 
 安倍ぴょんについて浜矩子立命館大学教授が面白い論評をしています。いわく先の選挙も大勝「安倍一強」とされるが「弱虫政権である」と。自信が無く弱虫でゆとりが無く肝が据わっていない、だから虚勢を張る。怖いものだらけ「一弱の怯え」が実態。怯えが、過激でなりふり構わぬあらぬ行動を取らせると。その通りでしょう。

 「ハザール・マフィア」そして「偽ユダヤ」でさえも安倍ぴょんと似た部分があります。無論彼らは頭も力も能力も肝もあります。しかし悲しい習性があります。権力欲や支配欲等の野心の塊である彼ら、ロシアの乗っ取りは成功し世界統一政府も完全に視野に入ってきた、こうなるとキングの座を巡る争いが必ずそれぞれのレベルで巻き起こります。ロシア王は誰か?世界王は誰か?と。
 野心の裏には劣等感の恐怖心がセットとしてあります。その劣等感の恐怖心がハザール・マフィア同士での暗殺合戦を呼びます。偽ユダヤ同士でも支配権争いがあったように見えます。自身の恐怖が呼ぶ争いが自滅を招きます。その意味で頭が良いのに彼らは全体としては「愚か」だともいえます。
 ただ問題はマフィア同士のみの争いならいいのですが国家や世界のトップに立つものが「愚か」だと民衆が巻き込まれ大惨事になるのです。それと頭が良く能力の高い「愚か」と頭が悪く無能力の「愚か」、どちらがコワイかといえば案外後者かもしれません。前者は「見えています」後者は何も「見えてない」のです。どちらがとんでもない行動に出るでしょう? 
 スターリンはもしかするとかなり地頭が悪かったかもしれません。無論安倍ぴょんほどではないでしょうが。安倍ぴょん長期政権の秘密は地頭の悪さと無能力にあるかもしれません。ソ連は凄惨な大惨事でした。日本もこれ以上惨事を招かないように・・・(seiryuu)
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第8話 ― ソビエト連邦 大惨事の社会実験(下)

ロシアにおけるマフィアの暗闘



ホロドモールとして現出された凄惨な地獄、しかしそれさえも次々現出された地獄の一部に過ぎません。10月革命で実権を握ったハザール・マフィア逹、彼らが最初に行ったことはロシア皇帝一家暗殺もありますが、レーニン政権下で従わない者は農民、キリスト教徒、知識人、全て排除と殺害。数年で1000万人以上の殺害ともされます。攻撃の刃は外にも内にも向きます。

当の恐怖の支配者となったレーニン、しかし早々に暗殺攻撃を受けます。命はとりとめたもののこの際の傷が原因でレーニンは死去。ハザール・マフィアの中でキングの座を巡る暗闘は延々と続いていたのです。ハザール・マフィアで革命の指導者であったトロツキー、カーメネフ、ジノヴィエフ、ラデック、マルトフ逹彼らはどうだったか? 亡命先で49歳にて結核で孤独に死去したマルトフ以外全員が他殺されます。暗殺、銃殺、収容所での虐殺です。革命の実行者いわば一方の主役の彼らその末路は全て惨めで憐れでした。彼らは現出させた地獄の君臨者のつもり、しかし現実には地獄の囚人としての末路を迎えたわけです。

内ゲバは指導者間だけではありません。イワノフ氏は語ります。

「1920~30年代、アメリカやドイツからやって来た共産主義者のユダヤ人たちと、ロシアにいた150万人のユダヤ教徒との間に、激烈な闘争が巻き起こった・・・レーニンやトロツキーたちとともに来た人々は、この戦いでほとんど消えてしまった。革命政府の中心にあった者たちは、ほとんど殺されてしまった。

こうしたハザール・マフィア間の抗争の裏には「偽ユダヤ」間での抗争もあったように見えます。100年余に渡りロシア転覆を裏で主導してきたのはロスチャイルド家です。しかしロシア転覆に成功しても結果的には世界帝王の座は得られませんでした。第二次世界大戦後はシフを通じ育成したはずのロックフェラー家がロスチャイルド家に伍する力を得たように見えるのです。実態は定かではありませんがロスチャイルド家の思惑が外れたのは間違いないでしょう。

ヨシフ・スターリン [Public Domain]


ロシアでマフィア間の暗闘を制したはずのスターリン、滑稽なほどに恐怖心の塊だった彼は粛清の嵐を吹かせます。秘密警察がフル回転し誰彼とも構わなく収容所送りです。スターリンはロスチャイルド家の息子との情報もある反面、バックにはロックフェラー家がついていたとの情報もあります。そういった彼の動きはトリッキーでした。カガノビッチ、更にその背後の存在に操られてはいたのでしょう。しかし最後はその操りに叛旗を翻した模様で、仲間だった筈のハザール・マフィア全て「シベリアのビロビジャンに送ろうとし」その矢先に死去します。

イワノフ氏によると影の如くに常に共にあったカガノビッチの従兄弟ベリヤによる毒殺とのこと。確かにそのようで、こうなると革命の指導者支配者ほぼ全てが他殺されたことになります。

(続きはこちらから)

指導者スターリンが招いた戦争の大悲劇


スターリン政権下、第二次世界大戦が起こされ、条約は破棄されてソ連とドイツの戦争となります。この第二次世界大戦で最大の死者を出したのはどこの国かご存知でしょうか?

敗戦国の日本、ドイツでは無いのです。戦勝国とされるソ連です。兵士と民間合わせて2000万人以上の死者です。これは日本の死者310万人の約7倍、ドイツに比べても約3倍と飛び抜けた数字です。ソ連はドイツとの戦闘に敗戦を重ね首都モスクワまで攻め込まれています。なぜここまで敗戦を重ねたか?

もともとは精強を誇っていたソ連赤軍でした。ところがヒットラーの策略もあったようですが、何と軍トップの元帥を始め軍の幹部のほとんどが粛正の対象とされて殺害されていたのです。軍司令部という頭を失ったソ連赤軍はドイツ軍に一方的に屠られていったのです。これも「愚かな」指導者が国のトップに立つことで引き起こされた大悲劇の一つです。

フランキストにとってはたとえ味方であっても「勝れた人間」は敵なのです。自分の地位を脅かしかねないとの自らが持つ恐怖が味方をも憎悪と破壊の対象とさせるのです。また、粛正した側も粛正で殺害されます。1936年から1938年まで政治警察・秘密警察であるNKVDの長だったニコライ・エジョフがそうです。彼は天文学的な数の人民を虐殺しますが自らも粛清対象にされて処刑されます。エジョフの後任となったベリヤの命によって処刑されたのです。


さて、軍の頭を失いドイツ軍に国土を蹂躙され大ピンチに陥ったソ連でした。しかし粛正を免れ成長をとげていた、勝れた軍人が残っていました。ゲオルギー・ジューコフ(1896 - 1974年)です。蹂躙された祖国の大危機に彼が元帥に就任します。そして軍を率いてモスクワ戦線でドイツ軍を敗走にいたらせたのです。スターリンは戦勝国の指導者となったわけです。それで自信を深めたのか、スターリンが真の独裁者になろうと動き始めた矢先にベリヤの魔手にかかり毒殺。スターリンの死、これにてカガノビッチそしてその右腕ベリヤによるソ連の完全統治となります。ハザール帝国の恐怖の再来です。


大惨事の社会実験にピリオド


絶望的状況でした。「1953年、カガノビッチは当時のソ連の全権を掌握した。このとき、ロシアは本当のユダヤ国家になってしまったのである。ロシアのユダヤ人とアメリカのユダヤ人たちはこうした事態を大いに喜んだ。なぜならば、ロシアのユダヤ人もアメリカのユダヤ人も、いずれもアシュケナジー・ユダヤ人という同胞であり、すっきりと手を組むことができるからだった。ユダヤ人たちはソ連とアメリカという2つのユダヤ国家が力を合わせれば、全世界を支配できると考えた。当時の誰がこのような陰謀を阻止できただろうか。その当時、国家保安省のエージェントはあらゆるところにいた。そして、密告が制度として国民の義務となっていた。当時のロシア人は、こうしたユダヤのネットワークには、何らの抵抗するすべをもたなかった。」(イワノフ氏)

・・・しかし奇跡は起きました。本当に。「1953年6月26日、モスクワ郊外でジューコフ元帥は陸上演習を行っていた。この演習の途中で、ジューコフ元帥は突然、自ら戦車部隊二個師団を率いてモスクワ市内に入り、国家保安省本部に向かって進撃を始めたのである。国家保安省はこの動きをまったく感知していなかった。そのため、ジューコフはあっという間に国家保安省本部の占拠に成功することができたのであった。ジューコフ元帥はまずベリヤを逮捕た。そしてその次にカガノビッチらを逮捕した。

これはまったく異例の事態であった。ロシア人の民族性からすると、こうした過激な反発行動に出ることはあり得ないことであった。しかしジューコフは、誰にも相談せずに、自らの判断で直ちに戦車部隊二個師団を動かし、モスクワに入って国家保安省本部を乗っ取ったのである。」(イワノフ氏)。

ベリヤは処刑、ハザール・マフィアも一掃されここからソ連は新しい政府として再スタートできたのです。ソ連人民そして世界人民にとっても奇跡の出来事です。

凄惨を極めた大惨事の社会実験にピリオドが打たれたのです。1917年の10月革命から1953年ジューコフ元帥によるカガノビッチ逮捕までの約35年間、戦争、餓死、銃殺処刑、収容所での虐殺と獄死これらの悲劇の犠牲者は7000万人にも登るとの情報もあります。正確な数字はいずれ出てくるでしょうが、ソ連の発足は無数の人民の血にまみれた狂気と恐怖に支配された大惨事でした。フランキスト悪魔主義者には自分たち以外は全てゴイムです。彼らが支配する世界とはどういうものか、その姿を歴史は示しています。

【 】
 日、「ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第9話 ― 人造国家イスラエルの3つの顔」。
 今回からしばらくイスラエルを中心にユダヤ問題を見ていきます。

 第二次世界大戦はファシズム全体主義の日本、ドイツ、イタリアの三国同盟いわば悪の主軸国と自由と民主主義の米国、英国、フランスなどの正義の連合国との戦いであり自由と民主を掲げる連合国の勝利に終わった。このような文脈で歴史教科書、映画マスコミなどによって世界民衆に伝えられています。
 その文脈の中では、「長く差別迫害を受けてきたユダヤ人たちは大戦中にはナチスドイツによるホロコーストの大虐殺迫害を受けた。しかしそれを乗り越えユダヤ人の避難地にして中東で唯一の民主主義国家イスラエルを見事に建国した」と語られます。「ナチスドイツの魔手ホロコーストをユダヤ人がさんざん苦労し知恵を絞り危機一髪で難を逃れ“約束の地”イスラエルに遂に到達できた。」このような話の映画がハリウッドで数多く制作され世界各地で上映されてきました。
 この文脈に従うならばイスラエルとはヒューマニズムあふれる「理想国家」でしょう。しかし私たちはイスラエルがアラブ諸国と常に紛争を繰り返してきたこと、パレスチナ人を迫害し続けていることをニュースで耳にもします。「差別迫害に苦しんだユダヤ人がなぜ他国の民を差別迫害するのだ? どうなっているのだ?」私たち一般民衆は首を傾げてきました。私たちはイスラエルの中身がどうなっているのか? その本当の姿はどうなのか?を知りません。
 世界民衆には映画などで正義の理想国家イスラエルを見せても、その本当の姿は伝えてこなかったのです。先に結論だけ示します。イスラエルは初期ソビエト連邦と同様のフランキスト(悪魔主義)国家です。ソ連と全く同様に「偽ユダヤ」の計画と指示、「ハザールマフィア」実行建国による人造国家がイスラエルです。(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第9話 ― 人造国家イスラエルの3つの顔

プロパガンダ国家イスラエル


pixabay [CC0]


イスラエルに居住したジャック・バーンシュタイン氏は1985年に著した『人種主義・マルクス主義イスラエルでの、米国ユダヤ人の人生』の冒頭に「1948年にイスラエルが国家となる前に、世界中のユダヤ人社会は、イスラエルが全てのユダヤ人の祖国である、迫害されるユダヤ人にとっての避難所である、真の民主主義国であり聖書の預言の成就であるという、シオニストのプロパガンダに満たされていた。」と語ります。

つまり「理想国家イスラエル」とは、ここでは「偽ユダヤ」と呼称しているシオニストによるプロパガンダで全くの虚偽であると明言しているのです。そして現在もそうでしょうが、イスラエルに居住しているユダヤ人のほとんど多数がこのプロパガンダに乗せられ移住してきた「カモ」たちであること、そしてジャック・バーンシュタイン氏自身がその「カモ」だったと語ります。

この100年間にも渡りイスラエルの建国とその存立によってパレスチナ人を始めとする無数のアラブ人民は虐殺と略奪に晒されて夥しい血を流し続けてきました。しかし犠牲者はアラブ人民に限られたのではなくイスラエル居住の一般ユダヤ人も一定の被害者であったという側面も確実にあるわけです。

プロパガンダによって世界民衆にイスラエルを巡る真実は隠され続けてきました。通信社や大手マスコミそしてハリウッドなどの映画会社、これらは全て「偽ユダヤ」の所有する企業です。そしてあらゆる国々の歴史教科書はこれも「偽ユダヤ」が所有するADLなどの「ユダヤ人権団体」の監視と統制のもとに置かれてきたのです。いくらでも好き放題に「偽ユダヤ」はプロパガンダをまき散らすことができてそれを実行させてきたのです。

教科書等ではイスラエルは民主主義国家です。つまりソ連など共産主義国家とは「水と油」の関係となります。またホロコーストでユダヤ人を大量虐殺したナチス・ドイツとは「不倶戴天の敵」となります。更にもう一点、人種差別に苦しんできたユダヤ人が建てた国家のイスラエルは人種差別のない福祉国家となります。

これら非共産主義、ファシズム否定の人種差別を克服した民主国家がイスラエルとの像、この像が全くのプロパガンダの虚像であることをジャック・バーンシュタイン氏は明かします。

(続きはこちらから)

イスラエルの3つの顔


PublicDomainPictures & pixabay [CC0] 1 & 2


ジャック・バーンシュタイン氏はイスラエルには3つの顔があると語ります。即ち①民主主義、②共産主義、③ナチス・ファシズムです。

このうち①民主主義は見せかけのプロパガンダの顔とします。イスラエルの本当の顔は、「イスラエルに移住してシオニスト運動をコントロールし1948年の初頭以来イスラエル政府を支配してきたのは、(アシュケナジ)の社会主義/共産主義(ボルシェヴィキ)ユダヤ人集団の一部である」。

ドイツではエリートのアシュケナジ・シオニスト・ユダヤ人たちがヒトラーのゲシュタポに密着して働き、下層階級のドイツ・ユダヤ人を迫害して強制収用所に送ったのである。現在イスラエルに住んでいるこれらのエリート・シオニスト・ユダヤ人たちは、強くナチ・スタイルの訓練を受けておりそれを好んでいるのだが、イスラエルに多くのファシズム的な要素を植えつけている。」つまり「イスラエルを支配するのはこの共産主義とナチ・スタイル・ファシズムの二つの顔なのである。」と明かしています。

思い出して頂きたいのですが、ロシアで1881年皇帝暗殺をきっかけに沿岸都市オデッサを中心にポグロムの嵐が吹き荒れ、革命・共産運動と同時にシオニズム運動がスタートしているのです。偽ユダヤの計画による運動です。1882年にハザールつまりアシュケナジ・ユダヤ人がロシアからパレスチナに移住開始しています。これがパレスチナへの入植の最初の具体的なシオニズム運動の始まりです。ロシアからハザール(アシュケナジ)ユダヤ人が移住することでイスラエルが国家の形を取り始めるのです。

ロシアからの移住ですからイスラエルではソ連のシステムが一緒に導入されます。イスラエルのキブツとはソ連の共同農園システムの焼き直しです。ハザールマフィアがイスラエルの支配者となるのは当然なのです。キブツは共産村とも和訳されます。

国家を形成するのに最低限必要なのは国土と国民です。パレスチナの地に大量の欧州のユダヤ人を続々と送り込んだのがナチスドイツです。ナチスドイツとイスラエルの支配層は敵対関係にあったのではありません。密接な協力関係にあったのです。

イスラエル建国、その誕生の主体は主にロシアに在住していたハザールマフィアを頭としたハザール(アシュケナジ)・ユダヤ人逹で、建国の強力な支援者がナチスドイツだったのです。第6話に記したように、革命・共産主義とナチス・ファシズムそしてシオニズム、この3つは全くの同根でロスチャイルド家を筆頭とする偽ユダヤの計画と出資によって生みだされたものなのです。

またこの3つは偽ユダヤのフランキズム即ち悪魔主義思想から生みだされた運動です。従ってこの関係はフランキズムを枝分かれさせ共産主義、ファシズム、シオニズムの3つのマスクを被せたものだとの表現がいいかもしれません。


警察国家イスラエル


イスラエルには本当の顔として共産主義とファシズムの顔があるのですが、裏にもう一つの顔もあります。初期ソ連が秘密警察で統治されたと同様に警察国家の顔です。共産主義、ファシズム、警察国家これがイスラエルの3つの顔です。

バーンシュタイン氏はその経験を語ります。「ナチスドイツ同様に、イスラエルのあらゆる人々は・・・身分証明証を携帯することが義務化されている。・・・ある日、身分証明証を持って出るのを忘れて・・・私は警察署に連れて行かれた。・・・警察署で私は、妻に身分証明証を警察署まで持ってきてもらうことを許してくれるように頼んだ。刑事は2時間だけを許可した。・・・もし彼女の到着が遅れたら、私は身分証明証不携帯の罪で(裁判無しに)16日間も拘置所に放り込まれるところだった。」。

また“ガドナ”という組織は「ゲシュタポ同様に、彼らはシオニストが支配するイスラエルのマルクス主義/ファシスト政府に反対して行動するあるいは声を上げる者を誰でも弾圧する」と明かします。

更に「ある日私はテルアヴィヴの喫茶店に入った。席がいっぱいで私は一つだけ空いた席に座ることになった。このテーブルにはモロッコ出身の5人のセファラディ・ユダヤ人が座っていた。彼らは私がヘブライ語を勉強している最中であることを知り、私の勉強を手伝ってくれていた。そのときである。青い目のナチ・タイプの警察官が喫茶店に入ってきたのだ。彼は私に「この“Kooshim”どもから離れろ。」と命令した。

“Kooshim”というのはヘブライ語で「黒んぼ」"Niggers"の意味である。私は答えた。「食事を食べ終わったあとで。」その警察官は携帯のピストルを抜いて言った。「動け!今すぐに!」。「言うことを聞いた方がいい。」喫茶店の店主が私に注意して、私は立ち上がった。警官は私の側に立って私の顔にピストルを突きつけ、そして命令した。「お前のコーヒーとパンを床に捨てろ。」拳銃を突きつけられては逆らうすべも無かった。私はコーヒーとパンを床に捨てた。

・・・後になって、私が幸運だったことを知った。その警官は、もしその気があったのなら、私を逮捕することが出来たのだ。そして彼はいい加減なイスラエルの法律のもとで私を撃ち殺すことすら出来たかもしれない。」。

この明かされた事実はイスラエルが警察国家であることを示すと同時に、より本質的にはイスラエルを支配しているのが強烈な「人種差別思想」であることを示しています。正体は自分たち以外を全てゴイムと見るフランキズムです。

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第5話 ― 概観 偽ユダヤ(下)
 先に見解を示す意味で世界潮流の概観、「世界統一政府」樹立に向けた巨大な潮流が、19世紀の終わりから地球世界を飲み込んでいたとの見解を前回から記しています。
 その視点から「世界統一政府」樹立には最終段階としては①(世界統一)通貨、②(世界統一)言語、③(世界統一)宗教、この三つが成立させられたら強固な支配体制の「世界統一政府」が完成するであろうこと。またその前段階としては①大国を牛耳り操作、②世界機関の設立、③人民統制の仕組みの実験、④世界統一政府の実験モデルケース、が必要であろう事を指摘し、①大国を牛耳り操作、と②世界機関の設立については簡単にですが前回に記述しています。
 今回は③人民統制の仕組みの実験、④世界統一政府の実験モデルケースに触れて、最後に「偽ユダヤ」に対する見解を示したいと考えています。(今回も資料年表をご参照の上お付き合い下さい)(seiryuu)
 ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第5話 ― 概観 偽ユダヤ(下)
 人民統制の仕組みの実験 革命・共産主義とナチス・ファシズム
少し調べると、戦争とは「民衆に対し意図的な人心コントロールの仕込みがなされ、そのコントロールを具現化する仕組を準備しておいて、表向きの美名の元、実際には銀行家のために起こされるものだ。」と、つくづく実感させられます。戦争は銀行家に財力権力支配力と莫大な利益を与えるのです。

第1次世界大戦を利用して彼らは間髪を入れず「国際連盟」そして「王立国際問題研究所(RIIA)」「外交問題評議会(CFR)」を設置しました。これらは彼らの野望成就のため、即ち「世界統一政府」樹立、そしてその体制下で民衆を統制コントロールするため設置した機関に他ならないでしょう。付け加えると第2次世界大戦後間髪を置かず設置された国連も本当の目的は同様でしょう。

もちろんこういった機関設置の目的を彼らは「世界平和のため」としています。こういう表向き美しい言葉には注意が必要で、中身を吟味しなければ容易に騙されます。それにしても上手な言いまわしをするものです。違う視点から見れば、確かに「世界平和のため」と言えなくも無いのです。

つまり彼らの主張するその「世界平和」の内容はこんな感じではないでしょうか。「絶対君主が君臨、大衆を奴隷として完全管理で搾取する。管理搾取される大衆は怨嗟の声を上げただけで極刑。従ってうめき声すらもあげられない世界。」。これはこれで確かに戦争どころか争いも無く静かな世界です。平和と言えなくも無いです。もちろん大衆には苦痛の極みです。ところが支配者にしては理想世界の「世界平和」なのです。

さて、何事もその実現のためには実験が必要です。世界統一政府下における人民統制の仕組み、その大規模な実験が、革命・共産主義、そしてナチス・ファシズムでしょう。「そんなバカな!両者は互いに敵対する関係ではないか!」との声があがりそうです。

確かに革命・共産主義のソ連とナチス・ファシズムのドイツは独ソ戦争を行っています。しかしこの両者は同根、同一の根から出てきているのです。ポグロムの前からロシアでの革命を仕込みリード支援してきたのはジェイコブ・シフを代表とする「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちです。マルクスの共産党宣言が出たのが1848年です。彼らはずっと以前から共産主義国家群設立の準備をしていたのです。また、1920年に結党したナチス、その首魁ヒットラーを育て支援してきたのも主に米国在住の「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちです。ブッシュ家に至っては大戦中もナチスに繋がり支援していたのです。同根である革命・共産主義とナチス・ファシズムはスタイルも同じです。「独裁者もしくは極少数エリートが大衆を完全管理する体制。」です。

「シオニスト・イスラエルからの内部告発」でジャック・バーンシュタイン氏は「ファシズムの共産主義に対する関係については多くの混乱がある。ファシズムは《国家》社会主義(NATIONAL socialism)なのだ。共産主義は《国際》社会主義(INTERNATIONAL socialism)である。」と指摘しています。

両者は基本的に同質のものです。革命・共産主義そしてナチス・ファシズム誕生の本来目的は銀行家たちの計画と投資による「独裁による人民統制」の壮大な実験と見てとれるのです。(続きはこちらから)
 世界統一政府の実験モデルケース パレスチナのイスラエル建国
実は人民統制の仕組みの実験は革命・共産主義とナチス・ファシズム以外にもう一つあります。シオニズムです。シオニズムとは「首都エルサレム「シオンの丘に帰ろう」を合い言葉とするユダヤ人運動」「世界で放浪し迫害を受け続けたユダヤ人のための国家を建設してユダヤ人を救済する自由民主主義の運動」。このように表向きにはなっています。しかしやはり実態は全く違います。

実際にイスラエルに在住していたジャック・バーンシュタイン氏は人工国家イスラエルが共産主義とナチス・ファシズムの国だと告発しています。今回は紙面の都合上詳しくは触れませんが、革命・共産主義とナチス・ファシズムそしてシオニズムは全くの同根です。全て「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちが計画し資金が出され生みだされています。三者はそれぞれが敵対する関係とされていますが、むしろ補完関係にあると見なければ実態がつかめません。

事実、シオニズムはロシアが運動の発祥地でロシアでの革命・共産主義運動とセットとなって同時に展開を始めているのです。「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」たちの仕込みと準備、資金援助の元にハザールユダヤ人たちが実際の運動を始めたのです。またナチスドイツの働き無しにはパレスチナでのイスラエル建国達成は無かったのです。

それにしても「シオンの丘に帰ろう」とは珍妙なフレーズです。シオニズムはハザールユダヤ人が始め運動の主体者でもあります。しかし「帰ろう」と言っても当然ハザールユダヤ人の故郷はシオンの丘などではありません。パレスチナの地にも何の由来もありません。インチキフレーズです。

元ソ連外交官イワノフ氏は次のように喝破しています。「シオニズムとは、ユダヤ教徒が自分たちの宗教本部であるエルサレム(シオン)を中心として、自分たちこそ世界を支配しなければならないとする思想である。」つまり世界を支配するために建国されたのがイスラエルだというわけです。

人工国家イスラエルは全体の目的として世界統一政府の実験モデルケースとして作られたのです。ただし「ユダヤ教徒が世界支配」と表記すると誤解されやすいです。「タルムードユダヤ教徒が世界支配」の表記ならほぼ正確でしょう。支配者となるべくその計画と準備と資金提供してきたのが「偽ユダヤ」「国際金融銀行家」と見るべきでしょう。イスラエルの実験は継続中です。そして実験の最終段階の具体的達成こそが秘められた真の建国の目的なのでしょうが、このことは稿を改めていずれ・・・。
 偽ユダヤ
 私の見解を示します。「いわゆるユダヤ国際金融銀行家」と「いわゆるユダヤ」と表記をしてきました。ユダヤ人というわけでないとの意味です。「偽ユダヤ」の表記が適切かもしれません。私はハザールユダヤ人つまりアシュケナジが偽ユダヤだと呼ぶつもりはないのです。アシュケナジユダヤのほとんどがその血統はハザールに由来していてアブラハムの血族子孫ではないでしょう。

しかしユダヤ人をどう規定するかは彼らの問題です。ユダヤ教徒をユダヤ人とするならそれはそれで私たちが文句をいうことではありません。それでは偽ユダヤとは何者なのか? 非ユダヤ教徒は非ユダヤ人の筈です。本来のユダヤ教を全く信奉していないのにユダヤ人に「成りすます」者たちがいます。(ユダヤ教を全く信奉していませんが「タルムード」と「ヨハネの黙示録」は信奉しているでしょう。)その中にユダヤ人の顔を装ってアシュケナジであれスファラディであれユダヤ人の迫害犠牲を最大限に利用してきた者たちがいます。彼らが偽ユダヤです。

ユダヤ人たちの中に紛れ込んでユダヤ人を自称する彼ら。彼らが計算の上ロシア皇帝の暗殺を命じて反ユダヤ感情を煽り、煽動させ集団ユダヤ人迫害ポグロムを続出させた。そのポグロムを最大限に利用したのが彼らです。

彼らの特徴は自らが計画し実行させてユダヤ人迫害を作っているのに、自らがその被害者でユダヤ人被害者の代表のような顔をするのです。そうやってユダヤ人権団体を設立し、ユダヤ迫害などしていない一般民衆や政治家を監視して圧力をかけます。

また慈善事業主のような顔をして自らの野望を遂行するのです。自らの野望成就のためなのですが、ユダヤ人救済を謳って、シオニズム運動を起こさせたのが彼らです。ナチスドイツと協力しユダヤ人の夥しい迫害と犠牲を利用して実験国家イスラエルを建国させたのが彼ら偽ユダヤです。

彼らはユダヤ人でもどこ人でもなく無国籍人です。なぜなら彼らは統一世界政府の支配者を自認しているのです。超越者として各国は制する対象なのであって国家に属すなど露にも考えていないでしょう。

彼らは「成りすまし」つまり「化ける」のを常套手段としています。なぜなら彼らはオカルト魔術に傾倒していて、オカルト魔術の要は「化ける」ことだからです。オカルト魔術のサタニストそれが彼らです。別名ざっくりとイルミナティ(要皆血?)とも。また仮面を被り陰で策謀を働かすのでユダヤ秘教のカバラにちなみカバールと呼ばれる。こう理解しています。

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第10話 ― 人種差別国家イスラエル

 イスラエルの命運が“風前の灯火”となっているようです。中東で戦争と迫害を繰り返しパレスチナの人々始めアラブの民衆を殺害し土地を奪い領土を拡張してきたのがイスラエルです。そして全くアラブ人たちの人権を認めてこなかったのがイスラエルです。
 そのイスラエルと基本的に同盟関係にあるのは米国とサウジアラビアそしてもとはトルコもでした。また近年シリア侵害の包囲網をひいてきたカタールなど湾岸有志連合もイスラエルと歩調を合わせてきたと見て良いでしょう。しかし既に同盟を解除していたトルコは敵対関係だったロシアサイドにつきました。有志連合のカタールは離反し、現在のサウジアラビアは未曾有の大粛正のあの大混乱です。また肝心の米国自体もトランプが大統領になりこれまでとは様相が異なってきています。イスラエルは中東で完全に孤立となったのです。
 この孤立を招いたのはいうまでもなくイスラエルの「人種差別」意識です。この意識が「神から選ばれた選民」意識に由来するのかどうかは定かではありませんが、差別意識が他民族への攻撃暴力とつながりその反動が今返ってきているのです。
 しかし、イスラエルの人種差別は他民族に向けられるだけでないのです。差別は同民族の筈の自国民一般ユダヤ人にも強く激しく向けられているのです。イスラエルを建てた同じ存在がフランス革命を起こさせ人権宣言にて「自由と平等」を高らかに掲げさせてはいますが、実際の所は人権宣言を掲げさせた支配者の彼らは民衆の自由も平等も全く認めてはいないのです。
(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第10話 ― 人種差別国家イスラエル

イスラエル国内における差別の実態


『人種主義・マルクス主義イスラエルでの、米国ユダヤ人の人生』を著したジャック・バーンシュタイン氏はハザール王国にそのルーツを持ちここではハザール・ユダヤ人と呼称してきた米国生まれのアシュケナジ・ユダヤ人です。アシュケナジ・ユダヤとハザール・ユダヤは同じ意味です。

前回の最後に見たようにその白色のアシュケナジ(ハザール)ユダヤ人のバーンシュタイン氏が有色のスファラディック・ユダヤ人たちと喫茶店で同席し会話していただけで警官に見とがめられ「“黒んぼ”から離れよ」と警官から命令され、その命令に即座には従わなかった、それだけで警官から銃を突きつけられ下手をすると射殺されかねなかった体験としての事実、これはイスラエルが自国民衆の自由を縛り上げる超警察国家であることを示します。

そして同時にイスラエル国内において同じユダヤ人に分類されながらもアシュケナジとスファラディックとの間に深刻な差別が存在していることを示します。アシュケナジの警官がスファラディックを“黒んぼ”と呼んでいるのです。深刻な不平等です。スファラディック・ユダヤ人がイスラエル国内で二等国民として様々な差別を受けているレポートは種々あります。居住地職業等様々な不当な扱いを受けています。

「イスラエルはユダヤ人の“避難所”“天国”」とのシオニストが発するプロバガンダのカモの一人となったバーンシュタイン氏の受難はイスラエル到着からそう日を置かず始まります。バーンシュタイン氏はイスラエル到着早々にある女性に“一目惚れ”し求愛した結果イスラエル到着の4ヶ月後に結婚に至ります。その結婚相手でバーンシュタイン氏が“ジヴァ”と呼ぶ女性がスファラディック・ユダヤ人だったのです。それでバーンシュタイン氏も差別の対象となり様々の不当な体験を受けることで、バーンシュタイン氏は「ありのままのイスラエル」を広く深く認識していくことになるのでした。

さてイスラエル国内ではスファラディは二等国民です。しかし当然その下の三等国民が存在します。イスラム教徒キリスト教徒などのアラブ人たち異民族がそうです。そうするとイスラエルでは一等国民がアシュケナジ(ハザール)ユダヤ人、二等国民がスファラディック・ユダヤ人、三等国民は異民族、この差別構造になりそうですが違います。


アシュケナジ・ユダヤ人の間にも差別構造があるのです。バーンシュタイン氏は結婚前「イスラエルに到着した直後から数多くの中傷が私に集中した」「私は何度もこう言われた。「国に帰れ!」「俺たちはお前たちのお金は欲しいが、お前たちはいらない。」と語ります。

移住してきた同じアシュケナジ・ユダヤ人でも欧州からの移住者が上位で米国の移住者は下位に扱われるのです。ところが米国からの移住者でも優遇されるものもいたのです。共産党員のアシュケナジ・ユダヤ人です。

(続きはこちらから)

イスラエル国内の被差別迫害の由来


アシュケナジ(ハザール)ユダヤ人同士の差別と迫害の事実、私自身このシリーズの当初はこれが理解できなかったのです。この差別と迫害の由来がどこにあるのか首を傾げ続けていたのです。

旧ハザール領の沿岸都市オデッサを中心に起きたポグロム、これを工作員として煽動し実行に導いたのはアシュケナジ・ユダヤ人です。ところが無論その煽動で迫害被害を受けたのも全てアシュケナジ・ユダヤ人なのです。

この構図は欧州におけるユダヤ人の差別迫害も同様です。ナチス・ドイツの人種差別政策によりユダヤ人は海外追放されるも米国などには受け入れられずさまよい、財産を没収され、収容所に収監され強制労働を課されます。その収容所で腸チフス等の伝染病や栄養失調の餓死などで多くのユダヤ人が命を落とします。この幾多の犠牲となったユダヤ人の中にも多くのアシュケナジ・ユダヤ人が当然含まれています。

ところがこのナチスの差別迫害に協力してきたのはエリートアシュケナジ・ユダヤ人なのです。差別迫害の張本人の彼らは同朋の筈のユダヤ人の犠牲を最大限利用してイスラエル建国にこぎ着けたのです。彼らは今でもユダヤ人の犠牲を利用しているし更なる犠牲をつくり利用しようとも計画してきたのです。

差別迫害しそれを利用するアシュケナジ・ユダヤ人、それに対し差別迫害を受け利用されるアシュケナジ・ユダヤ人、この両者のグループ分け線引きがどうなっているか疑問が解けなかったのです。

外伝1で紹介したサバタイ・ツヴィとヤコブ・フランク、彼らを正面おいて認識していくことで初めて先の疑問が解けたのです。

アシュケナジというかハザール人の中に改宗したユダヤ教を捨てフランキストに転向変質した者たちいたのです。彼らがエリートユダヤ?人となり元々は同朋のアシュケナジ・ユダヤ人をも差別迫害しその犠牲を利用してきたのでした。

フランキスト・ハザール人は自らがユダヤ教を捨てつまりユダヤ人であることを放棄した悪魔主義者です。従って既にユダヤ人ではないです。それにも関わらずユダヤ人を偽装しています。それでここでは区別のためハザールマフィアと呼称しています。


イスラエル階層社会の差別構造



イスラエルでは一般には一等国民とされるアシュケナジの上にハザールマフィアが君臨しているのです。このハザールマフィアとアシュケナジとの断絶差別こそが実は大きいのです。支配層と被支配層の分岐がここにあるからです。そしてさらに細かく検証するとハザールマフィアの中にも階層があるようです。

この資料の中でモサド暗殺チーム隊長だったアフナーは、「しょせんイスラエルを支配しているのはガリチア人…」とつぶやいています。

ソ連が秘密警察にて統治されていた事実から見るとモサドはイスラエルの上級支配層組織でしょう。その暗殺部隊の隊長の言葉です。これはイスラエルを支配するハザールマフィアの中でもトップとはガリチア出身のハザールマフィアであることを示唆しています。

そしてガリチア地方とはヤコブ・フランクの出身地です。つまりフランキストの元々の本拠地がここガリチアにあったのです。このガリチアから悪魔主義メシア運動フランキズムが各地に飛び火していったと見られます。その飛び火したフランキストの大きな拠点の一つがオデッサでありましょう。

このオデッサからは革命・共産運動の主役の一人であるトロッキーが輩出されています。更にはテロ暴力組織、後のイスラエル軍となるハガナー等を創設した本当の「シオニズム運動の父」と評価すべきウラジミール・セヴォ・ジャボチンスキーもこのオデッサの出身なのです。

既に指摘していますように革命・共産主義もシオニズムもそしてナチス・ファシズムも本質はフランキズムの分流と見るべきなのです。「思想だイデオロギーだ」と騒ぎますがそれは外見の装飾(謎の経典を参照)でフランキズムにそのようなマスクを被せたに過ぎません。本質の事実としてどれも実行していることは皆同じで単純です。即ち「騙し、殺し、盗む」これだけです。

以上のようにイスラエルがフランキストのシオニズム運動で建国されたことを鑑みるとイスラエル国内のハザールマフィアの階層は次のような順位になると推察できます。①本家本流ガリチア出身フランキスト、②フランキズム分流ロシア出身革命・共産主義フランキスト、③フランキズム分流ドイツ出身ナチス・ファシズムフランキスト。

以上が支配層となるハザールマイアの位階です。そしてこの下に来るのが、準支配層もしくは見習い支配層とも呼ぶべき層で米国や南米等の共産党員またはファシストです。この下に被支配層として順番に1,アシュケナジ・ユダヤ人、2,スファラディック・ユダヤ人、3,異民族、と続きます。

これがイスラエルの差別構造で、異民族は当然で、一般アシュケナジ・ユダヤ人でさえもゴイムなのです。

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第11話 ― テロリスト国家イスラエル

 米国内の喧噪が続き911テロの真相の開示が停止されたままです。しかし既に911テロの実行者その背後はネオコンが支配した米国自身、そしてイスラエルとサウジアラビア、この三国同盟があるのは公然の秘密というか半ば常識となってもいます。
 アルカイダ、そしてそのタグを付け替え、イスラム国、ISとか名乗るダーイッシュがサウジアラビアから出てきた者たちで、米国のCIAが支援訓練等を施したこと、そしてイスラムを名乗るダーイッシュが、イスラエルには決して害を及ばさないことは度々指摘されたことです。
 既にヒラリー・クリントンが「私達がアルカイダを作った」と白状していますが、サウジアラビアもダーイッシュについて自白もしています。

Pars todayの2016年4月24日
イギリスの新聞フィナンシャルタイムズがアメリカのケリー国務長官に関する記事において発表し、「サウジアラビアはケリー長官に対し、ISISはサウジによって育成されたこと、これはCIA・アメリカ中央情報局にとっても周知の事実であることを伝えた」と報じました。

 明らかに米国とサウジはテロ支援国ともいえますがイスラエルに関しては支援国どころかテロの老舗本舗です。「ハザールマフィア」の呼称は誇張や比喩では無く、そうとしか表現ができないのが事実なのです。
(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第11話 ― テロリスト国家イスラエル

「イスラエル建国の父」ロスチャイルド家



広瀬隆氏は著書『赤い盾』の中で、全てのシオニズム組織団体にロスチャイルド家がその長として就任している事実を明かしています。「イスラエル建国の父」ロスチャイルド家抜きにイスラエルの存立は無かったのです。

初期シオニズム運動、アシュケナジ(ハザール)ユダヤ人逹の入植の消息は「ヘブライの館2」によると次のような具合です。
パレスチナへの入植活動には、当然、多くの資金が必要とされた。しかし、それは心配する必要がなかった。

なぜなら、パレスチナで活動していたユダヤ人たちに、「匿名の寄贈者」というサインの付いた「小切手」が送られていたからだ。

この膨大な資金によって、続々とユダヤ人たちがパレスチナに入植し、その金によって住宅、学校、農業地を購入することができたのである。またその資金援助によって、その地で採れるあらゆる農作物が当時の世界市場よりも高く買われ、全収穫物が毎年買い付けられるということが行われた。

後にこの「匿名の寄贈者」の正体は、フランス・ロスチャイルド家のエドモンド・ロスチャイルドであったことが公にされた。フランスとロンドンの両ロスチャイルド家は、1878年以来、パレスチナの土地を買収し続けてきたのだ)。

アシュケナジユダヤ人の最初の入植はロシア皇帝暗殺後の1882年からですが、その5年前から既にロスチャイルド家は計画と準備を進めており、シオニズム運動が開始されたのです。しかし現実として国土確保のため土地購入には限度がありました。

「イスラエルが建国を宣言した1948年までに、これらのユダヤ侵略者たちは土地の所有を増加させていたが、しかし《それでもなお(パレスチナ全土の)6%に満たなかった。》」(ジャック・バーンシュタイン氏)。

パレスチナ人がその居住してきた土地、自らの国土を売ることを拒否したのです。そこでハザールマフィアたちは自分たちが熟達している手段に訴えることにしました。テロです。現在にまで続く大規模な「集団押し入り殺人強盗」の連続です。


公表されたデイル・ヤシン村の襲撃


(左)イツハク・シャミル [CC BY-SA] (右)メナヘム・ベギン [Public Domain]


パレスチナ人への最初の大規模テロ、それは一方的な「建国宣言」の前1948年4月9日に起こされました。後のイスラエル首相メナヘム・ベギン率いる「イルグン」と、同じくイスラエル首相となるイツハック・シャミル率いる「シュテルン(別名レヒ、スターンギャング)」の両ユダヤテロ組織123名が、まだ寝静まっていたデイル・ヤシン村を総攻撃。無抵抗の254人の男女、子供までが無差別に虐殺されたのです。


この頃アラブ人とユダヤ人の抗争が激化していました。その中ハザールマフィアはパレスチナ人村落の完全破壊のプランを立てており、初代首相となるダビッド・ベングリオンの指令のもと、中立を表明していたデイル・ヤシン村を突如襲撃したのです。実行ギャング団たちは遺体の焼却等にて虐殺行為の隠蔽を図りますが、到着した赤十字に知られて世界に公表されたのです。

(続きはこちらから)
生き残り者の証言、パレスチナの1948年4月14日、15日、16日付公文書「犯罪捜査課調査報告書」(文書番号179/110/17/GS)で知ることができる。その中で、イギリスの査問官リチャード・キャトリン副監察長官はこう述べている。

「この供述の記録がなかなか進まないのは、女性たちがヒステリー状態にあり、供述中何度も泣き崩れたためでもある。しかし、襲撃したユダヤ人たちによって、数多くの性的暴行が行われたことは疑いがない。多くの女子学生がレイプされ、惨殺された。・・・多くの幼児が切り刻まれて殺された。・・・イヤリングを盗るために耳を切り取られた女性もいた。」

(『ユダヤロスチャイルド 世界冷酷支配年表』アンドリュー・ヒッチコック著)

生き残った村民に血だらけの服のままエルサレムまでの「勝利の行進」をさせる一方、ギャングたちは「スピーカーを取り付けたトラックに乗って、パレスチナの道から道へと繰り出し、パレスチナ人に対して、もし立ち退かないのならデイル・ヤシンで起こったことがお前たちにも起こるぞ、と脅迫して回った。」(ジャック・バーンシュタイン氏)

結果その凶暴さへの恐怖でパニックになったパレスチナ民衆は土地をおっぽり逃げ出しました。同年5月14日独立宣言が出された時点で「すでに40万人のパレスチナ難民が発生していたのである。」(「ヘブライの館2」)
この虐殺事件を指揮したメナヘム・ベギンは「もしデイル・ヤシンの勝利がなければ、イスラエルの国は生まれなかっただろう」と言っている。

1948年にイスラエル共和国が建国される以前、パレスチナの15の地区に475の村があった(これはかなりの数の移動するアラブ部族の居住地区は含まれていない。それは村とは見なされなかった)のだが、1948年以降、385を下回らない村、つまり、もとあった村の4分の3が、イスラエル当局によって完全に破壊され、わずか90の村が残っただけである。

そして、特に重要な点は、パレスチナの村々が破壊されたのは、戦争によるものではなく、1948年の第1次中東戦争が終わってしばらくたってから、本格的に開始されたという事実である。また、パレスチナ住民の追放と村の破壊は、驚くことに、現在まで延々と続いているという事実である。


国連委任統治下パレスチナにおけるイスラエルの一方的な建国宣言


ハザールマフィアのテロの対象はアラブ人だけでありません。1946年英国委任統治下のエルサレムの伝統あるキング・ダビデ・ホテルが爆破され、91名の死者46名の負傷者という英国委任統治下での最大の大惨事が発生。爆破テロを実行したのはやはりメナヘム・ベギンの「イルグン」、指令したのはダビッド・ベングリオン。イスラエル独立に慎重な姿勢の英国の勢力への「報復」と英国軍部が押収したユダヤテロ組織の資料の「隠滅」が目的です。

このテロで英国から懸賞金の掛かった「お尋ね者」となったメナヘム・ベギンはインタビューに応じ「私は世界のテロリズムの父だ」と胸を張ったとのこと。彼は後にノーベル平和賞を受賞します。

手に負えなくなった英国は委任統治を国際連合に委譲します。その1947年11月29日、「国連総会でパレスチナ分割勧告案を可決。賛成33、反対13、棄権10。イギリスは棄権に回り、決議の結果、人口で3分の1、所有地で6%を持つに過ぎなかったユダヤ人が、パレスチナの56.5%の土地を獲得。エルサレムは国際管理下に置かれる」。

信じがたい採択勧告案、米国の強い圧力があったとのこと。無論この勧告案はアラブ人たちが承認など決してできないものです。同年12月5日「アラブ諸国からなるアラブ連盟、国連決議に反発。「アラブ解放軍」を組織して戦争準備に入る。アメリカはアラブ諸国への武器輸出を禁止」の事態へと発展。このような状況下、ハザールマフィアはパレスチナ村落完全破壊のプランのもと、その一つとして1948年4月デイル・ヤシン村襲撃テロを実行に移したのでした。


そしてまだパレスチナ分割案が紛糾している最中の同年5月14日にテルアビブで独立国家「イスラエル」の建国を一方的に宣言するのです。(米国そしてソ連は独立を承認しますが)アラブ諸国は了承できるはずも無く、奪われた領土回復のため翌日にアラブ連盟は宣戦を布告、ここに第一次中東戦争が勃発。

開戦当初は戦闘員と装備の差は圧倒的で戦況はイスラエルに不利でしたが徹底した抗戦を続けます。その中、国連が幾度も停戦調停に入ります。これがイスラエルにとって功を奏します。停戦中にイスラエルはバラバラのテロ集団をまとめて国防軍に整えました。米国そして秘かにソ連などからも最新兵器が送られ外国からの応援軍も加わり戦力を飛躍的に高めアラブ連合軍を撃破していくのでした。

結果はイスラエル軍の圧勝に終わり国連勧告案を遙かに上回る領地を手にしたのです。またこの戦争中、国連パレスチナ調停官ベルナドッテ伯がエルサレムで暗殺されます。犯人は「シュテルン」のイツハック・シャミルです。彼の「シュテルン」は1944年11月6日に英国中東担当相モイン卿も暗殺してもいるのです。




(私論.私見)