緒論 |
(最新見直し2012.04.06日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
「緒論」を転載しておく。 2012.04.06日 れんだいこ拝 |
緒論 歴史によりて惹起せられた総ての人種問題や宗教問題の中、ユダヤ人問題ほど恒久的な一般的な、そして解決至難な問題は未だかってなかった。我らが如何に遠き過去に溯って見ても、ユダヤ人が他の民族間に散住し始めて以来、彼らがその存在する所の国民との間に、絶えず悲惨極まる流血の闘争が続けられた。彼らのこの散住は、ローマ帝国の軍隊が、彼らをしてその祖国を棄てて世界の各所に離散せしめたいわゆる「散居の時代」と呼称せらるる時代より遙かに古いのである。現代に於てこのユダヤ人とキリスト教徒及び回々教徒との間の闘争が、外観上幾分その激化性を緩和されし如く見えるのは、畢竟(ひっきょう)ユダヤ人が過去に於て、公然憚かかるところなく赤裸々に露(むき)出していた極端な邪悪の念を、今日巧みにカムフラージュしているからだ。故に各国民の治安、物質的安定、宗教の自由もしくは社会機構の堅実性を撹乱せんとする脅威の蔭に、猛悪極むる毒蛇がトグロを巻いているが如き、ユダヤ人の潜在するのを見出すのである。 実際、ユダヤ人は社会的もしくは個人的生活の根本破壊を惹起して動乱の巷と化さしむべく、これに適する財政制度を作り上げて、各民族存在の経済機構を変革せしめた。そして全世界の覇権を握るべく、且つキリスト教に対する宿怨を晴らさんとして、各国に紛争を誘起せしめた。ユダヤ人はこれらの目的を達成せんが為に、自国民中より煽動者たる理論家を出し、これによって世界至る所に集産主義の思潮を伝播して、国家社会なる大建築に火を放ったのである。これら煽動者や火つけ人足の名を挙れば、ドイツに於けるカール・マルクス、ラッセリ、ジンゲル、オーストリヤに於けるネイマエル、アドレル、ハルトマエル、デンマークに於けるジェマス・コエン、ルーマニヤに於けるドブルジャンヌ・ヘレア、北米に於けるコン、サムエル・ゴンベルス、リオンらの如きである。フランスも十二人のユダヤ人によりて寄附された78万フランクを基金として連合社会党の機関紙ルマニテを発行している。さらに又全世界に於ける有力な新聞雑誌及報道機関は殆んどユダヤ人の経営であり、その編集長の7割はユダヤ人である。 また、全世界に於ける文学及び芸、美術の各方面に亘り美風、習慣、公聴の頽廃を誘導する総ての計画の舞台裏にも必ずユダヤ人の魔手が動いているのである。なお世界の何れを問わず、ユダヤ人の存在する国家には敏腕なるスパイを配置している。そして過去幾世紀に亘って組織的に行われつつある、大規模な堕落と破壊の工作は、今日に至るまで未だ解決し得られざる疑問として我らの前に横たわっている。かかるユダヤ民の破壊的工作について、我らが研究に着手するに当り、自ら脳裡に浮かびくる問題である。 現在に於ける事実も、また過去に於ける歴史も、我らの憧憬するところの理想に凡そ縁遠きこのユダヤ人……憎悪の外に偉大なるものを解せず、掠奪の外に勇気を知らず、彼らの周囲に横溢(おういつ)する汚濁の外に満足を感じ得ざるこのユダヤ人は、とにもかくにも神の摂理が彼らから選ばれたる神の民を作り出すが為に、全世界の国民の間から選抜したる初代ユダヤ人の直系的子孫である彼らが、救世主それ自身を十字架にかけ、しかも釘づけにしたのみならず、今更に迫害しつつある信徒の奉ずるメッシャ(ヘブライ語の救世主)の宗教は、世界の総ての民族中、ただ独り「約束」(救世主を降さるゝ神の約束)を与えられたる彼らの遠き昔の祖先を、将来の希望を以って養いつつあった宗教である。ヨハネ伝8章に次の句がある。「神はかくの如き優遇を他の国民に与えざりき。またかくの如くにその裁きを現わさざりき」。いかにして金が鉛に化したのであらう? いかにして神の選び給いし民が咀われたる民に変わり果てたのであろう? 幾世紀の間救世主を待望しつつ空虚な日を送っていたユダヤ人が、救世主の現わるゝや、いかにしてこれを十字架に釘づけにしたのであらう? 昔彼らの祖先モーゼは、シナイ山で愛と正義の約束の左の十戒を受けた。「一、唯一の神たるエホバの外は他の神を崇拝すべからず。一、聖日を記憶せよ。一、六日間働け。一、七日目の聖日は休め。神は六日を費して世界の萬物を造り、七日目に休み給えり。一、殺す勿れ。一、盗む勿れ。一、虚言する勿れ。一、汝の父と母とを尊敬せよ。一、他の物を欲する勿れ。一、姦する勿れ」。 しかるにその子孫は、今日我らの指導の原理となり、そしてタルムード(ユダヤ人の處世を教え、彼らが金科玉条として遵守している経典)と称せらるゝ憎悪と、残虐と、掠奪との法律をもってすることができたらう。これが最も正確なる資料によってタルムードとその教義とを、受け容るゝことによって生ずる結果との研究に着手するよりも、先に是非とも闡明(せんめい)せねばならぬ問題である。即ち、我らは、イスラエル民の堕落が如何にして生じたか、またこの堕落がユダヤ人の人種的特性に如何なる地盤を見出したか、いかなる政治的原動力がユダヤ人をしてその使命に対する反逆を敢てせしめ、その極、先づ神人なる救世主を殺害せしめ、爾後キリスト教に対する宿命的な永久の闘争を継続するに至らしめたかを明らかにせねばならぬ。かくして始めて、我らは二千年の久しきにわたって転回しつつある、世界的政治運動の中心をなす難解の謎をとく鍵を見出し得るのである。 |
(私論.私見)