「タルムードの中身その1、処世訓」 |
更新日/2017(平成29).9.29日
(れんだいこのショートメッセージ) | ||||
昔からイスラエルにある諺に 「申し立ての根拠が弱いときには、大声を出すに限る」というのがある。タルムードの処世訓はその類の智恵の辞典である。学ぶべきものもあれば、聞き流すだけでよいものもある。
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【タルムード珠玉の処世訓】 | ||||||||||||||||||||
ラビー・トケイヤーの自賛するタルムードは全部で19巻(2700ページを超えるユダヤ教の聖典)あるらしいが一般に公刊されていない。その「タルムードの中の珠玉の処世訓」を列挙しておく。「ユダヤの世界観 タルムード的人間」、「タルムード名言集」、「ユダヤの教え(タルムード学)」、2015年12月25日「ユダヤ人が世界一優秀な理由wwwww」等々で知ることができるが、処世訓、家族訓、ビジネス訓、富豪訓、世間観、社会観、政治観等々諸々の分野における「ユダヤの知恵」を開陳している。
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ユダヤ人の子供は、幼い頃から次のような格言を繰り返し聞かされる。 ・もし、本と服を汚したら、まず本から拭きなさい ・学んだことを復習するのは、覚えるためではない。何回も復習するうちに、新しい発見があるからだ。 ・100回復習するのと、101回復習するのとでは、その間に大きな違いがある。 ・恥ずかしがる人は、よい生徒にはなれない。人はどん欲に学ばなければならない。 ・もし、目の前に突然、天使が現れて「トラ(教典)」のすべての教えを瞬時に身につけさせようと言っても、私は断ろう。人にとって学ぶ過程こそ、結果よりも重要だからだ。人は努力を通じてのみ、報いられる。 |
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勉強について ・1日勉強しなければ、それを取り戻すのに2日かかる。 ・恥ずかしがる人は、よい生徒にはなれない。人はどん欲に学ばなければならない。 ・学んだことを復習するのは、覚えるためではない。何回も復習するうちに、新しい発見があるからだ。 ・1つの庭を手入れするほうが、多くの庭を持ってほったらかしにするよりはよい。1つの庭を持つ人は鳥を食べることができるが、多くの庭を持つ人は鳥に食べられてしまう。 ・最も大切な事は、学習ではなく、実行である。 ・出逢った人すべてから、何かを学べる人が最も賢い。 ・偉人を過大に評価してはならない。同じように、小人を過小に評価してはならない。 ・私たちは権威ある先人たちの教えから多くのことを学ぶべきだが、といって背に大量の本を積んだロバになってはならない。 ・自分の肩書きを人に教えようとする人間は、すでに自分の人格を傷つけている。 ・人間は、20年かかって覚えたことを、2年で忘れることができる。 |
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ユダヤの格言より 賢人になる七つの条件 自分より賢い人がいるときは沈黙。人の話の腰を折らない。答えるときにあわてない。常に的を射た質問をし、筋道だった答えをする。まずしなければならないことから手を付け、後回しにできるものは最後にする。自分が知らないときはそれを認める。真実を認める。 知識について 知識は水に似ている。高いところから低いところへ流れる。人が生きている限り、奪うことが出来ないものがある。それは知識である。耳と耳の間に、最大の資産がある。あなたが知識を増やさないということは、実は知識を減らしていることになる。知識は浅いとすぐ失われる。 |
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教育について 子供は幼いときは厳しくしかり、大きくなったらしかるな。幼い子供は厳しくしつけるべきだが、子供が怯えるようなことがあってはならない。 |
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書籍について 本のない家は,魂を欠いた体のようなものだ。もし、本と服を汚したら、まず本から拭きなさい。もし生活が貧しくて物を売らなければならないとしたらまず金、宝石、家、土地を売りなさい。最後まで売ってはいけないのは本である。旅の途中で故郷の町の人々が知らないような本に出会ったら、必ずその本を買い求め、故郷に持ち帰りなさい。 |
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金について 金は道具である、道具に支配される者などいない。 だから、道具はできるだけ多く持っている方がいい。富は要塞であり、貧苦は廃虚である。金は、本質以外のモノなら何でも買える。すべて金で買うことができるが、知性だけは買うことができない。 金をなくしても、何も失わない。誇りをなくせば、多くを失う。 勇気をなくせば、すべてを失う。金のために結婚する女には不良の子が育つ。 |
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その他 貧乏人と病人の忠告にはいつも真意がある。小さな穴は、大きな船を沈めてしまう。利害関係ができたときにはじめて、友人かどうかが分かる。人は仕事がないと政治に関わり始める。 |
(私論.私見)