1 |
【偶像崇拝禁止の定め】 |
銀の神々も金の神々も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神、わたしは熱情の神である。私を否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、私を愛し、私の戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。 |
2 |
【祭壇の定め】 |
私のために土の祭壇を造り、焼き尽くす献げ物、和解の献げ物、羊、牛をその上にささげなさい。私の名の唱えられるすべての場所において、私はあなたがたに臨み、あなたがたを祝福する。しかし、もし私のために石の祭壇を造るなら、切り石で築いてはならない。のみを当てると、石が汚されるからである。あなたがたは、階段を用いて祭壇に登ってはならない。あなたがたの隠し
所があらわにならないためである。 |
3 |
【奴隷の取扱いの定め】 |
奴隷は、7年目には自由の身にしなさい。男でも女でも独り身で買ったのなら独り身のまま、自由の身にしなければならない。夫婦であったのなら、夫婦のまま自由の身で去らせなさい。 |
4 |
【嫁の取扱いの定め】 |
娘の奴隷を他人に売ることはできない。息子の嫁には、実の娘同様に等しく扱いなさい。息子が別の女を嫁としても、生活のすべての面で差別してはならない。 |
5 |
【刑罰の定め】 |
父や母を殺すのは勿論、父や母への恨み、傷害は死をもって償う。奴隷を酷使し打って死なせた場合、罰せられる。妊娠している女奴隷を酷使し流産させた場合、罰を与える。命には命を、目には目を、歯には歯を、火傷(やけど)には火傷を、傷には傷をもって償う。
|
6 |
【賠償の定め】 |
牛が角で人を殺した場合、その牛は殺さなくてはならない。その肉は食べてはならない。自分が飼う牛が兇暴であることが族長に警告されていたのに。聞き入れないで起ったことであれば、牛の所有者も又死刑。賠償金で償う場合には、被害者側の要求額を速やかに受け入れ支払う。
殺された者が奴隷の場合、銀30シェケルを支払う。牛一頭盗んだ者は、牛五頭で償わなければならない。羊一匹は、羊四匹で償う。償う力の無い者は、身を売って償う。
自分の家畜が他人の畑を荒らし作物を食べてしまった場合、自分の畑の作物が最も豊かな時期に、被害にあった者の家畜に食べさす。 火事で害を与えた場合、火を出した者が誠意を持って償う。
他人に金銀を預けてそれが盗られ、その盗人が捕らえられた場合、盗人は2倍にして償う。盗人が捕らえられない場合、金銀を預かった者は神の前で自分は盗っていないと誓う。 |
7 |
【結納の定め】 |
処女を誘惑して肉体的に関係したならば、必ず結納金を払って妻としなければならない。彼女の父親が拒んだ場合、結納金に相当するだけのものを、銀で支払わなければならない。 |
8 |
【その他死罪の定め】 |
女呪術師は生かしておいてはならない。全て獣姦する者は死罪。 |
9 |
【臨時雇用労務者の定め】 |
臨時雇用労務者を虐げてはならない。あなた達は臨時雇用労務者の気持ちを知っているはずである。 |
10 |
【その他してはならないことの定め】 |
未亡人や孤児を苦しめてはならない。神をののしってはならない。又、あんなたがたの上にある者を悪く言ってはならない。あなたの敵対する者の家畜が迷っているのに出会ったら、連れ戻さなければならない。 |
11 |
【利子の定め】 |
貧しい者に金を貸す場合、彼らに対して高利貸しになってはならない。彼から利子を取ってはならない。 |
12 |
【法廷の定め】 |
根拠の無い噂を流して法廷を煩わすようなことはしてはならない。悪人に加担して不法を引き起こす証人となってはならない。多数者に追随して悪を行ってはならない。法廷の争いに於いて、多数者に追随して証言し、判決を曲げてはならない。弱い者の訴訟に於いても曲げて庇ってはならない。訴訟に於いて、乏しい人の判決を曲げてはならない。偽りの発言を避けねばならない。罪無き人、正しい人を殺してはならない。私は、悪人を、正しいとすることはないからである。 |
13 |
【賄賂の定め】 |
賄賂を取ってはならない。賄賂は目の開いている者の目を見えなくし、正しい人の言い分を歪めるからである。 |
14 |
【休耕の定め】 |
。6年間耕作した土地は、7年目には休ませて休耕地としなければならない。 |
15 |
【安息日の定め】 |
6日の間仕事をしたら、7日目には仕事を休まなければならない。七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。元気を回復するためである。安息日には、あなたたちの住まいのどこででも火をたいてはならない。六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを創造し、七日目に御業をやめて憩われたからである。主は安息日を祝福して聖別されたのである。最も厳かな安息日を守りなさい。それは、あなたたちにとって聖なる日である。それを汚す者は必ず死刑に処せられる。だれでもこの日に仕事をする者は、民の中から断たれる。イスラエルの人々は安息日を守り、それを代々にわたって永遠の契約としなさい。これは、永遠にわたしとイスラエルの人々との間のしるしである。 |
|
あなたの豊かな収穫とぶどう酒の奉献を遅らせてはならない。あなたの初子をわたしにささげねばならない。 |