聖書の申命記譚 |
(最新見直し2006.12.29日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ホントの意味での「ユダヤ人の絶滅」と、ニセの意味での「ユダヤ人の絶滅」 07:01あなたが行って所有する土地に、あなたの神、主があなたを導き入れ、多くの民、すなわちあなたにまさる数と力を持つ七つの民、ヘト人、ギルガシ人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人をあなたの前から追い払い、 07:03彼らと縁組みをし、あなたの娘をその息子に嫁がせたり、娘をあなたの息子の嫁に迎えたりしてはならない。
07:04あなたの息子を引き離してわたしに背かせ、彼らはついに他の神々に仕えるようになり、主の怒りがあなたたちに対して燃え、主はあなたを速やかに滅ぼされるからである。
07:05あなたのなすべきことは、彼らの祭壇を倒し、石柱を砕き、アシェラの像を粉々にし、偶像を火で焼き払うことである。
http://www.fsinet.or.jp/~yoyoue/bible/deu.htm#05007001
(※3)ホントの意味での「ユダヤ人の絶滅」
『タルムード入門1』より
p.35:(紀元前)722年にはイスラエル10部族からなる北王国がアッシリア軍によって撃破され、捕虜として連れ去られた住民は、その大多数が、行きついたできで同化されてしまったという事情がこの民族的危機を一段と切実なものとした。
p.39:(エズラの方針は)ユダヤ人は、その宗旨によってのみならず、その生活態度においても隣人と違っていなけれはならない、というのであった。その礼拝の様式も違えば、家庭生活も違う、また、日常生活のごくありふれた事柄に関しても、彼のユダヤ人たることをつねに印象づけるような要素がなくてはならない。・・この視点が十分に把握されているのでない限りは、ラビたちの物の考え方、彼らの行動様式、また彼らの聖書解釈の方法を理解できる望みは皆無である。
つまり、隣人たちと異なる存在であり続けること、異物であり続けることによって、同化を防ぎ、そのことによって民族を維持する、という方針。従って、異物として排斥されることは当然予想されることであり、それを当然のこととして、うまく利用していこうという知恵を発達させてきた。
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(私論.私見)
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