ハロウィン考その2、ユダ邪の悪魔教秘儀としてのハロウィン

 更新日/2022(平成31.5.1栄和/令和4).8.21日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「ハロウィン考その2、ユダ邪の悪魔教秘儀としてのハロウィン」をしておく。

 2014.06.13日 れんだいこ拝


【ハロウィン考】
 ハロウィン、あるいはハロウィーン (Halloween, Hallowe'en) はヨーロッパを起源とする民族行事で、カトリックの諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)に行われる。諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった。ケルト人の行う収穫感謝祭が、カトリックを信仰する他民族の間にも非宗教的な行事として浸透していったものとされている。由来と歴史的経緯からアングロ・サクソン系諸国で盛大に行われるが、キリスト教の広まるところであれば必ず祝われるという訳ではなく、むしろ地域は限定的である。31日の夜、カボチャ(本来はカブ)をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン (Jack-o'-lantern) 」を作り、魔女やお化けに仮装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 悪戯かご馳走か)」と唱える。ちなみに、ハロウィンから131日後が3月11日。131は、9番目のオイラー素数で1つ前は113である。また、回文数であり回文素数でもある。数字を入れ替えた113と311もまた素数である。 

 日本は至誠至純、清浄を尊ぶ精神を持つ神国であり、「ハロウィーンの起源はドルイド教の残酷な生贄儀式」であり、そのような祭りでこの国を穢してはなりません。汚れ(けがれ・よごれ)は洗えば落ちるが、穢れ(けがれ)は洗っても落ちない。
 「★阿修羅♪ > 社会問題9」のてんさい(い) 氏の2014 年 11 月 01 日付投稿「ハロウィン-日本に入り込んできた暗黒魔王の祝祭 ハロウィンは子供の生贄を大魔王にささげる夜 以前は精神的に有害なので禁止」。
 https://twitter.com/tokaiama/status/528282878472245248
 http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-3160.html
 今日は、古代ケルトにルーツを持つハロウィン(サムハイン祭)の日。クリスマス同様、誰をお祝いしているのかを知ったら、血の気が引くかもしれません。誰のために祝っているのか、実は誰も知らない。化け物仮装行列、ハロウィンが今年も日本各地で盛況でした。規模は年々大きくなるばかりで、人々の潜在的なパフォーマンス願望やメタファー願望が「何か」を引き寄せています。

 国内最大のハロウィンは、毎年、神奈川県川崎市で行われているハロウィン・パレード。第18回目を迎える今年(10月26日)は、主宰者側の発表によると、仮装した人2500人、沿道の見物人を含めると11万人だったとか。でも、ただ歩いているだけです。(動画) 川崎駅東口以外でも、フジテレビがお台場で売れないタレントをかき集めて「T-SPOOK 東京ハロウィンパーティー」(10月25日)を開催、もちろん、あのディズニーでも毎年、恒例のイベントとなっています。毎年、10月下旬は、もう日本中がハロウィン、ハロウィン。いつ頃から、こんな風になってしまったのでしょうか。しかし、ハロウィーンを祝うほとんどの人々は、それらが実際に何を祝っているか、まったく知らないのです。これは、驚くべきことです。大丈夫なのか、ニッポン。なぜ急激に、ここまでハロウィンが全国に普及してしまったのか・・・それは主催者の大元を探る必要があります。綿密な計画性を感じます。ハロウィンのような、仮装して外面が別人になると、急に解放される日本人にとって、もっとも馴染みやすいフェスティバルなのでしょう。「青信号、みんなで渡れば怖くない」です。

 ハロウィンの本場は、もちろんアメリカです。今年、アメリカ人のおよそ70パーセントがハロウィーン祭典に、なんらかの形で参加したといいます。しかし、彼らは、ハロウィンが何千年もの昔から続く悪魔的催事で、そのルーツが異教徒にあることを知りません。彼らは、あくまで豊穣を祝う祝祭だと思い込んでいるのです。悪魔を祝う催事は他にもたくさんあります。イースター、バレンタイン・デー、そして、なんとクリスマスも・・・まったく馬鹿げたことです。自分から進んで魂の自殺現場に向かう人々。これらを最初に仕掛けたグループは、いわゆる「アンチ・キリスト」の人々です。それは、グノーシス主義者であり秘密結社です。彼らの洗脳方法は非常に巧妙なので、人々が簡単に騙されてしまうほど無知だとしても許容されるでしょう。しかし、問題は、自分たちが参加している祝祭イベントが、いったい何を、誰を祝っているのか知ろうとしないことです。これは無知ではありません。思考力を奪われてしまった証拠です。それは、「憑依」されてしまったからです。

 このフェスティバルは、近年、悪魔崇拝者である仕掛け人が「ハロウィーン」と名付けたことによってその正体が覆い隠されてしまいましたが、かつて知られていたのは「サムハイン祭(Samhain)」です。ハロウィンとは、サムハイン祭のことなのです。サムハイン祭はキリスト生誕以前にルーツを持つ祝祭で、最も初期のアイルランド文学の中で言及されています。古代ケルト人は、サムハイン祭のときには、心霊世界と私たちの現実世界との間にある幕が引き上げられ、死者の霊魂が、生きとし生ける者たちと自由に混じわることができる時であると信じていました。また、ハロウィンのベル(Bel)、あるいは、クロム(Chrom)として知られている死者の主(死神)を称えるための日でもあったのです。ベル(Bel)は、バアル神(Baal)との類似点があることに注目です。Baalは、いろい名前を変えてはいますが、暗黒世界の魔王のことです。だから、ハロウィンは、悪魔の大魔王をお祝いする祝祭なのです。

 ジャック・オ・ランタン(jack-o’-lantern)や、トリック・オア・トリート(子供達が仮装をして各家庭を回り、「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」と言ってお菓子をもらうこと)、ハロウィン用の衣装などは、古代ケルトの慣習に根差しています。初期のアメリカの多くの地域では、ハロウィーンは非常に精神的に有害なので、禁止されていたのです。しかし、今日、ほとんどのアメリカ人は、それを祝うことに関してなんら抵抗しなくなってしまいました。習慣とは恐ろしいものです。マスメディアによる長年の洗脳がこうも簡単に人々を思考を奪ってしまうのですから。そして、それは日本にも完全に根付いたのです。もっとも、アメリカ人にしても、日本人にしても、ハロウィーンは、アイデアをふんだんに盛り込んだ気味の悪い衣装に身を包み、ある者は、ここぞばかり盛装し、キャンディーを食べて、パーティーに出席する、実に楽しい時間でしかないのです。自分たちが、何に駆り出されているのかなど、興味がないのです。一般の無知な人々が、単純にハロウィンを楽しみ、無自覚のまま悪魔崇拝に引き込まれている脇では、ハロウィンを真剣に受け止めている者たちがいます。当然、日本にもいます。それは魔術崇拝者です。彼らにとって、ハロウィンは、1年のうちでもっとも重要な時間なのです。

 ローマ・カトリックによってハロウィンは現代に生き延びた

 さて、ハロウィンの本当の正体-サムハイン祭についての手身近に説明しておきましょう。以下は、wicca.comからの引用です。

 サムハイン(SOW-in, SAH-vin, or SAM-hayneと発音する)は、「季夏(夏の終わる頃)」を意味しています。そして、三番目の「最後の収穫」の意味です。その年の暗い冬の半分は、このサバト(魔女のお祭り)から始まるのです。それは10月31日に一般に祝われます。しかし、いくつかの伝統では11月1日に開催されることを好みます。ハロウィンは、毎年訪れる二つの「霊的な夜」のうちの一つです。他方はベルテーン(Beltane)祭と言います。ベルテーンとは「ベルの火」という意味です。 ベルとは、バアル神のことで、ユダヤ・キリスト教では「悪神」とされている神です。ハロウィンは、時間と空間の現世的な法則が一時的に停止する魔法のインターバル(合間)のことです。また、そのとき、両方の世界の間を仕切っているベールが捲り上げられます。このときには、霊の世界と現界の仕切りが取り払われて、先祖やこの世を去った愛する人と交信することができるようになります。というのは、そうした霊は、サマーランド(霊の上層階)に向かう道すがら、この現界を旅するからです。ハロウィンは幽冥の神秘を学び、老婆(Crone)と彼女の年老いた配偶者(Consort)としてシンボライズされた「暗黒の母」と「暗黒の父」を敬う時です。もともとは、ケルトの国々で、霊魂のために祭壇と戸口の上り段に食物をお供えすることによって祝う「死者の祝宴」のことです。今日でも、開業医の多くが、その伝統を踏襲しています。先祖やこの世を去った愛する人の霊魂を家に導く手助けになるよう、ろうそくを1本ずつ、窓に立てます。“目に見えない来客”が座れるように、椅子をテーブルや囲炉裏の近くに置きます。失われた魂、あるいは、子孫を残すことができなくなった魂を慰めるために、リンゴが道端や歩道に沿って埋められていました。野菜のカブは、そうした魂を保護するかのように、くりぬかれたり刻まれます。というのは、これは魔法の夜、カオスを象徴するからです。

 ハロウィンの夜は、いたずら好きの霊魂は、疑うことを知らない人間たちに悪さをしようと活発に動き回りまります。だから、暗くなってから旅をすることは薦められなかったのです。人々は、そうした悪さをする霊魂を騙すために、幽霊のように白い衣に身を包んだり、藁で仮装したり、男女逆の装いをしたりしました。古代ケルトでは、幽界から未成仏霊が出てくるところなどは、日本のお盆でも、おキツネが出てくるところと重なります。

 なぜ、キリスト教から見れば異教徒の祝祭であるサムハイン祭が、世界中でお祝いされる「ハロウィーン」として定着したのでしょうか。7世紀前半に、グレゴリウス1世として知られていたローマカトリックの教皇は、カトリック教の布教を継続して行えるようにするための最良のアプローチ法は、既存の異教徒の祝日や慣習をキリスト教化することであると決めたのです。キリスト教徒が、サムハイン祭のような「異教徒の祝日」を一掃しようと努力した結果、キリスト教徒は異教徒の文化・形式の中に大きな転換をもたらすことに成功したようです。西暦601年に、グレゴリウス1世は、彼が転換しようとした異教徒たちの従来の信条や慣習に関わっている宣教師たちに、かの有名な勅令を発布しました。ローマ教皇は、在来の民族の慣習や信条を消そうとするのではなく、それらを利用するように彼の宣教師たちに命じたのです。一群の人々が木を切るより木を崇拝したならば、ローマ教皇は、その木をキリストに捧げ、かつ、その木を崇拝し続けることが許されるように彼らに助言したのです。

 ハロウィンは子供の生贄をささげる夜

 万聖節(All Saints Day または、All Hallows Day)という既存のカトリックの祝祭は、サムハイン祭と同時に移されました。それで結局、「Hallow(神聖な)+eve(前夜)」は、ハロウィンとして知られることになったのです。しかし、古代のケルトの伝統の多くは消えることなく、そのまま温存されたのです。ほとんどの人々は、ハロウィンの暗い世界を知ることなく、豊穣を祝っています。これらの古代の伝統のうちのいくつかには、人身御供が含まれていることも知らずに。以下は、オカルトの専門家、ビル・シュネーバレン(Bill Schnoebelen)が、ドルイド僧が毎年この時期にやってきたことである、と言っていることです。ドルイド僧はベル(バアル神のことか)あるいはクロム(Chrom)といった名前で呼ばれた太陽神を崇拝していました。ドルイド僧は、太陽神が10月31日に死に、その後、死の王国、アンウィン(Anwynn)に行ったと信じています。サムハイン祭の目的は、太陽神の復帰に保険をかけることでした。それかせ「生贄」です。魔女さえ、サムハイン祭には人間の犠牲が含まれていることを認めています。動物と人間の血液の両方が、サムハイン祭におて、ベルを生き返らせるために必要であると考えられています。人間の血液は、死の王国、Anwynnの門を開くと考えられ、夜に向けて霊を解き放つと信じられていたのです。こうしたことから、10月31日は、幽霊に関係するようになったのです。

 これは、単に歴史とは言えないものです。サムハイン祭は、異教徒によって、いまだに祝われており、彼らの「宗教のカレンダー」では、もっとも厳粛なセレモニーになっているのです。もちろん、このことを教示しているのはビル・シュネーバレンだけではありません。実際、ナショナル・ジオグラフィックの1977年5月の記事には、ハロウィンとは、「最初に生まれた子供が犠牲として捧げられる」時のことであると認められていると書かれています。つまり、ハロウィンとは、今日、アメリカ人の大半が祝っているような陽気で明るい祝祭などではないのです。他のハロウィンの伝統もまた、古代ケルトのドルイドの慣習に根差しています。因みに、ドルイドの生贄の儀式は凄惨を極めるものであったことは、よく知られていることです。たとえば、ジャック・オ・ランタンが、どこから来たのか。ここに、ビル・シュネーバレンの解説があります。アメリカでは、カボチャが使われていますが、ヨーロッパでは、多くの場合(野菜の)カブ、あるいはその中のろうそくを入れた髑髏が使われています。カボチャやカブを切り込んで作る恐ろしい顔は、その祝祭の夜、非力な悪魔を追い出す神、サムハインを表しています。ジャック・オ・ランタンの中の灯りは、「妖精の火」、あるいは「鬼火」を記号化したものです。これは夜じゅう徘徊する道に迷った魂であると考えられました。コスチュームを着て盛装し、トリック・オア・トリートに出かける伝統は、これもまたドルイドから来ているものです。以下はCBN.comにポストされた記事からの抜粋です。

 たとえば、古代のドルイドでは、「家々の周りに群がると考えられていた幽霊は、御馳走が並べられたテーブルに迎え入れられた、とあります。祝宴の終わりには、仮面をかぶり、コスチュームを着た死者の魂を代表する村人が、村の周辺を行進しながら幽霊たちを遠くに連れていく」という話があります。先に述べたように、ハロウィンとは、いたずら好きな悪霊が、自由に徘徊する夜のことであると考えられていました。現代のポルターガイスト伝説のように、いたずらを働く霊は、生きものたちをからかうので、それで、コスチュームを着ることによって彼らから「隠れる」ことは有利だと考えたのです。マスクとコスチュームは、幽霊を脅して追い払うか、あるいは幽霊に見つからないようにするために着用されました。アイルランドでは、ハロウィーンの日没後は幽霊と霊魂が歩き回ると考えられました。彼らは、霊魂を寄せ付けないように、ロウソクやランプを点けたのです。また、彼らが外出するときは、霊魂を怖がらせたり、霊魂が人間と分からないようにするために、コスチュームやマスクを着けて出かけたのです。こんなこと迷信さ。「私には関係ない」と言うかも知れません。しかし、関係なくても入ってきてしまうのです。

 悪魔崇拝者にして有名なオカルト著述家として知られているアントン・ラヴェイが書いた「サタニック・バイブル」の96ページに、このように書かれています。「自分の誕生日後、二つの大きな悪魔の祝日は、ヴァルプルギスの夜(Walpurgisnacht:4月30日の夜)と、ハロウィンである」。事実、アントン・ラヴェイは、1966年4月30日のヴァルプルギスの夜に、カリフォルニア州サンフランシスコに「悪魔教会」を設立しました。ラヴェイは1997年に死去するまで教会の司祭長を務めたのです。コルナ(corna)という指でつくる、あるロックミュージシャンなどが、よくやっているハンドサイン。これは、動物の「角」を表しています。それは、悪魔のバフォメットをかたどったシンボリズムとも言われています。悪魔崇拝者であることを表明するときのサインです。もっとも分かりやすいは、ディズニーが日本の子供たちの夏休みに合わせた映画「Maleficent」のアンジェリーナ・ジョリー演じる悪魔。これこそが、バフォメットです。アンジーは、日本の子供たちに対するサタニズムの布教を請け負ったのです。親は、もっと敏感にならなければならない。下の動画は、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のアナハイム市のディズニーランド。このお土産物店の中に、バフォメットをかたどったものが、いくつかあります。見つけられますか?

 ディズニー?ディズニーはサタニズムのオカルト磁場です。コルナは、1960年代に、アントン・ラヴェイによって広められた悪魔崇拝のマークであることは、世界中の多くの人の知るところとなっています。

 mag20141030-8.jpg 悪魔教会でコルナを普及させるアントン・ラヴェイ

 このように、本人が知っていようが、そうでなかろうが、サタニズムは、そっと忍び込んでくるのです。すると、その人間たちは、サタニズムの布教者として使われることになります。要するに、ハロウィンの参加者も、サタニズムの布教に駆り出されている、ということです。滑稽でもあり、なんとも悲しいことです。まだ、ほとんどの人が、ハロウィンが精霊と触れ合うための夜であると本当に信じているのです。ハロウィンの夜、人々は知らないうちに魔界と接触していることになるのです。とにもかくにも、子供にゾンビや吸血鬼の格好をさせて、お祭りだなどと騒いでいる大人たちは、頭がおかしいか、商売のためにやっているか、どちらかだということです。


 01. 2014年11月01日 13:24:58 : b5JdkWvGxs

 ハロウィンとロシア 2011-10-18 01:32:27

 最近、街中はハロウィン一色ですね。いつの間にこんなに浸透したんだろー(謎)まあ日本人はお祭り好きですし、カボチャの売れ行きも伸びるならいいんじゃね?…などと思ったりしています。そんな私も余ったカボチャの処理に困ってカボチャクッキーを焼いてみたとです。 そんなハロウィンはもともとはケルト人のお祭り。 カトリックの諸聖人の日の前夜祭とケルト人の収穫感謝祭が融合したものなんですね。とはいえ仮装したりTrick and Treat!したりするのは主としてアングロサクソン系の国々で、そもそもカトリックのお祭りというわけではないんだけども。

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 ケルト人の1年は11月1日から始まります。となると年末は10月31日。ハロウィンの日ですね。この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていました。これらから身を守るために仮面をかぶり、魔除けの焚き火を炊き、かぶ(後にカボチャ)でつくったランタンに火をともし、悪霊を怖がらせて追い払ったそうです。これがお化けの仮装をして、ジャック・オー・ランタンを飾る由来だそうですね。

 ロシアではどうかというと、帝政ロシア時代には「異教のお祭り」ということですでに正教会によって禁じられていたそうです。ロシアで知られるようになったのはソ連崩壊後だとか。私がモスクワで暮らしていた2005年あたりは、まだハロウィンのお祭りはあまり浸透していませんでした。ある留学生がおもしろ半分でジャック・オー・ランタンを作って寮の廊下に飾っていたところ、敬虔な正教徒である寮の管理人さんに、Сатанизм!(悪魔崇拝!) と罵られていましたから、正教を信じる方たちにとってはやはり拒否反応があるようです。現在は大都市の若者の中で祝われることも多く、ディスコやクラブなどではハロウィンパーティが行われるそうです。ホールをオレンジと黒の配色にしたり、ジャック・オー・ランタンが飾られたり、ハロウィンの仮装をした客には入場料の割引や無料ドリンクがふるまわれます。でもそういったハロウィンの催しはまだ公に浸透しているわけではなくて、地域によってはハロウィン禁止の通達が出たりしているそうです。日本に近いウラジオストクなどの極東地域や保養地のソチなどでは比較的普及している一方、チュメニではゾンビパレードが中止。ベルゴロド、ノヴォシビルスク、カレリアなどハロウィンに不快感を示している地域も少なくないようです。まあ、多くのロシア人にとってはクラブへ行ったり友人と酒を飲む口実として、イベントのような形に捉えられているみたいですけどね。
 http://ameblo.jp/lm116416/entry-11051406217.html

 アンケートに見るハロウィンとロシア
 http://ameblo.jp/lm116416/entry-11393681189.html

 ロシアとハロウィン~ハロウィンは死の祭り? 2013-11-01 01:46:01

 今日、10月31日はハロウィンでした。店頭にはジャック・オー・ランタンハロウィンのグッズなども並び、駅前には仮装している人も見られました。私自身はハロウィンを祝ったりはしないのですが、コンビニでハロウィン仕様のカボチャのスイーツを買う程度はしましたねー。日本でもハロウィンは年々浸透してきているようですが、皆さんは祝いますか?元はケルト人のお祭りであるハロウィン。英語圏の国々をはじめ、近年では非英語圏の国々や日本でも知られるようになってきましたね。でもロシアではハロウィンはほとんど浸透していません。毎年この時期になると、あの手この手でハロウィンを阻止しようという動きがありますが、今年も例外ではないようです。

 「それは死のプロパガンダ」

 オムスク州教育省は、ハロウィンが「死と過激な雰囲気」をプロパガンダするとして、学校にハロウィンを祝うことを差し控えるように求めた。オムスク州教育省は、ハロウィンが「過激な雰囲気をプロパガンダしている」とし、学校に祝わないように求めた。この問題に関して、オムスクの役人たちにロシア正教会も賛同している。 オムスク州教育省は、ハロウィン祭をテーマにした行事を廃止する手段をとるよう、学校に求めた。「オムスク州の教育機関では、過激な雰囲気をプロパガンダするような祭を行わない」―このような通達が、セルゲイ・アレクセーエフ教育長の署名入りでオムスク教育省の公式サイトに掲載された。書面の作成者たちは、ロシア教育アカデミー教育イノベーション研究所へのリンクを添えて、「ハロウィン祭は学習・養育のプロセスとそれに参加する者たちにネガティブな結果をもたらす」と主張している。とりわけ、「神秘主義的内容が祭に含まれており、死を崇拝するような一定のプロパガンダが存在し、その具現が児童の心理的、精神・道徳的健康に壊滅的な影響を与えうる」と、文書には述べられている。アレクセーエフ教育長自身からはコメントが得られなかったが、イリヤ・クリリチ報道官が本紙の質問に答えた。イニシアチブを取ったのは、社会団体「オムスク保護者会」だと彼は明らかにした。「私たちは市立教育機関にハロウィン祭を差し控えるよう勧め、求めました。もちろん、私たちはいかなる制裁もしません。それぞれの学校が自ら決めることです。私たちは、こういった大規模の議論が起こったことを嬉しく思います。オムスク州教育省宛に『オムスク保護者会』から手紙が届いたのです。私たちはそれに対して反応しないわけにもいきませんし、そういう権利ももっていません。そのほかに、愛国教育、精神・道徳教育の一連の行事で私たちのパートナーでもあるのです。『過激主義の温床』についてはというと、これは私たちのそもそもの動機ではありません。これは『オムスク保護者会』が、ある教育イノベーション研究所の調査を根拠としたものです。ですから、文書の中で、私たちは『オムスク保護者会』を引用し、彼らの情報を元にして私たちは決定を行ったのです。どこから『過激主義』という単語をもってきたのかは知りません」―このようにクリリチ報道官は明かした。クリリチ報道官が明らかにしたように、正教会の全ての指導者が教育省の勧めを支持している。「ハロウィンは宗教的、神秘主義的性格を有しており、死のプロパガンダがそこにはあるのです。こういうカボチャとか表面の金ピカモールによってカムフラージュされているのです」―このように彼は語っている。 リペツクのニコン府主教もオムスクの役所に賛同している。この聖職者は10月29日にリペツクの役人たちに問い合わせ、学童たちを異教の祭や儀式から守るように依頼した。リペツク府主教は、「州や市のいくつかの学校で、マースレニッツァやハロウィンといった異教の祭や儀式が行われている」ことに心を痛めているのだ。「不浄な勢力と戯れる中で、まさに不浄な勢力が勝っているのです。だから、実際に人々にはこれが面白いかのように―無邪気で陽気なように思われるのです。 不浄な勢力はそうは思っていませんし、必ずあなたを『あざ笑う』ことでしょう。それは喜ぶべきことではありません」―と、教会・社会関係宗教会議課代表のフセヴォロド・チャプリン長司祭はリア・ノーボスチ通信社に語った。

 ハロウィンとの闘いは、新生ロシアにおいてすでに長年の歴史を持っている。毎年、10月の最後の数日、全国的に正教会や愛国者団体は「万聖節」に無関心ではいられない。例えば、昨年には、クラスノダール教育科学省が課外行事でそれに言及することを禁じる、という同様の通達を出した。クバンの役人たちも地方の教育施設でハロウィンを祝わないように求めた。なぜならそれが「生徒の心理的、精神的・道徳的健康に有害」だからだ。2011年、カレリア教育省はハロウィンに「死の崇拝あるいは死に対する愚弄、死と悪霊の権化」を見て取った。 モスクワ教育省が本紙に伝えたところによると、首都の学校にそのような通達があるかどうかは明らかではないが、10年前には、モスクワの学校では「万聖節」を祝わないよう伝えられた。 「もちろん、これはわが国のマナーの原則を破壊するものです。ハロウィンは流行りのお祭りで、グローバル化の結果であり、それを巻き戻すことはできないでしょう。ハロウィンの禁止は、生徒と学校をいっそう疎遠にするでしょう。生徒は学校が彼らにとって他人の家のように思っているのです。つまり、ハロウィンは流行っているので、別の場所に集まり祝うようになるでしょう。私はこのような指導には否定的です。現実的な問題以外を、それぞれが必要以上に気にしているのです。なぜこれが地方の教育関係の役人を不安にさせているのでしょうか。おそらく、そういった指導を行うような人々は、実際に彼らが悪影響と戦うために呼び出されたと思っているのでしょう。彼らはきっとハロウィンを知ったばかりなのでしょう。それが彼らにとって何やら縁のないもので、親しみのない、怖いもので、若者たちの間に不道徳な衝動を起こさせると思っているのでしょう」―このように、宗教学者のニコライ・シャブロフ氏は確信している。 ハロウィンは10月31日、カトリックの万聖節の前日に祝われる:ハロウィンは公的な休日ではないが、英語圏で伝統的に祝われている。20世紀末から、ハロウィンはヨーロッパの非英語圏の国々の大部分、ロシアや旧ソ連圏でも流行し始めた。ハロウィンの主なシンボルはいわゆるジャック・ランタンである。これは不気味な薄笑いを浮かべた顔をくり抜いたカボチャの姿をしており、カボチャの内部には火をつけたろうそくが置かれるのである。 記事にあるように、ロシアではハロウィンは浸透していないどころか、むしろ、死のプロパガンダ!悪霊! などとさえ呼ばれているようです(;´Д`)ちなみに、ロシアの世論調査によれば、ハロウィンを知っているし、祝う・・・6%ハロウィンを知っているけれど、祝わない・・・71%ハロウィンを知らない・・・23%との結果でした。
 http://ameblo.jp/lm116416/entry-11661835306.html








(私論.私見)