「指導者論」、「独裁政治論」、「暴力とテロリズム」に関する記述一覧

【「指導者論」に関する記述一覧】
 盲人が盲人を導けば奈落に落ちこむのは必然である。大衆から選ばれた何人かが天才的な賢者であったとしても所詮成り上がり者のこととて、政治の何たるかの真の理解に達しておらず、そういう指導者が指導すれば全国民を滅亡の淵に落としこむのは必然である。

 幼児時代から特別の方式によって訓練された者だけが、政治の秘訣つまり政治の基本を成り立たせているイロハ(ABC)を理解することができる。(プロトコール1)

 盲目的な大衆の手が我々の指導の手から離れないようにするためには、時々彼らの中に入って直接交流を図らなければならない。実際に我々自身が行えなければ、とにかく最も信頼の置ける兄弟を通じて行う必要がある。我々だけが唯一の権威者となった時には、我々はそれこそ市場のような所で直接呼びかけるだろう。また、我々が目指す方向に彼らを向けさせるように政治に関わる問題を指導してやるだろう。(プロトコール9)

【「独裁政治論」に関する記述一覧】
 国家を見渡して全体を適切に要素化させ、これらを機関として纏め上げるといったような、大規模かつ明確な諸計画を念入りに練れるのは独裁支配者だけである。このことから、どんな国でも申し分ない統治形態は、一人の責任ある人間の手に全機能を集中したものであるという明白な結論が得られる。

 文明は絶対専制の他には有り得ない。大衆によってではなく彼らを指導する絶対的な独裁によって政策が遂行されるでなければ、文明は維持できない。(プロトコール1)
 我々は、進歩こそがすべてのゴイムに理性の支配をもたらすだろうと強調してきた。しかし、我々の専制は一分の隙もない独裁である。それがいかに、炯眼厳格な方法によってあらゆる不満を鎮圧し、すべての制度慣習のリベラリズムを麻痺させるかを知るだろう。 (プロトコール3)
 いかなる事情にせよ、我々は彼らと権力を分け合うことはありえない。我々が全権力を掌握した時から如何なる理由でも絶対に彼らに権力のお裾分けをしない、と思い知らせなければならない。そうすれば、彼らは恐怖のあまり眼を閉じて、事態の成行きを最後まで見守るほかはないであろう。(プロトコール11)

【「暴力とテロリズム」に関する記述一覧】
 暴力とテロリズムは最良の支配方法である。 悪い本能をもった人間の数は、善い人間の数をはるかにしのぐ。……かれらを統治するには、学者ふぜいの論議によってではなく、暴力とテロリズムによって達成することが最良の方法である。(プロトコール1)
 われわれはゴイムから生命を奪うことに関心を寄せている。 われわれは,労働者にわが戦列・・社会主義者,無政府主義者,共産主義者・・に加わるよう提案し,振りかかる圧迫からかれらを救出する救世主を買って出る.われわれは,われらがメーソン員が言われなく唱えた(人類団結という)兄弟の定めどおりに,一貫して主義者たちを支援している.貴族は,法律によって労働者が提供する労働の恩恵を受け,労働者たちがよく食べ,健康で,強壮であるかどうかに関心を払っていた.われわれは全く反対のこと・・劣化,ゴイムから生命を奪うこと・・に関心を寄せている.(プロトコール3)
 全土に騒乱と混乱と敵愾心を起こさなければならない。 ヨーロッパ全土、また、ヨーロッパとの関係を通じて他の大陸にも、われわれは騒乱と混乱と敵愾心を起こさなければならない。そのことは、われわれにとっては二重の利益がある。(プロトコール7)
 われわれから生れるものはすべてを巻き込み行く恐怖である。 われわれから生れるもの,それはすべてを巻き込み行く恐怖である.帝政復興主義者,煽動家,社会主義者,共産主義者,あらゆる種類のユートピア夢想家といったあらゆる意見,あらゆる主義の人物たちがわれわれの用を勤めている.われわれはかれらを利用して,あらゆる労役を課している.かれらの一人一人が,権威の最後の残党まで叩き潰さんがために,現在秩序を転覆させることに燃え上がっている.これらの行動により,全世界の国々が拷問を受けている.各国政府はもう止めてくれと手すり足すりし,平和のためならどんなことでも代償に出すからという気になっている.だが,われわれは,かれらが心底からわれらに服従し,率直にわれらの国際的超政権を受け入れるまでは,平和を与えるわけには行かない。(プロトコール9)
  • 破壊と支配

  • われわれは仮面をつけている。 ゴイムに真相をさとられないようにするために,われわれは仮面をつけて,われらの経済学説が精力的に宣伝する偉大な政治経済原理のもと,いかにも労働者階級に役立つかのように情熱を傾けて説き伏せるだろう.<六>
  • いつの時代でも人民は言論と行動とを混同してきた。 いつの時代でも世間の人民は,個人も同様であるが,言論と行動とを混同してきた.競技場で見ることに満足しているが,約束されたことが実行されているかどうかを考えてみようとする者はめったにいなくて,もっぱらショーを見るだけで満足している..そこでわれわれは,人民の利益が進歩に向っていると声高く証明するショー団体を作るだろう.<五>
  • 人民は反対≠ニいうものを喜ぶ。 愚にもつかぬものではあっても反対とか批判とかはありうるし,うわべのことにしか理性の力が働かない人民は,反対ということを喜ぶものである.かかる場合に,健全で論理的な精神が,道理の通った助言や議論の助けをかりてうまく大衆を導く希望をもてるのだろうか?もっぱらあさはかな情熱,つまらない信念,習慣,伝統,感傷的な理論だけに囚われている間違いだらけの人々は党派根性にとらわれる.そうなると,完全に理の通った議論を基にしたどんな合意をも妨げる.<一>
  • 群衆や個人を支配する技術はわれわれにある。 巧妙に仕組まれた学説と詭弁により,社会生活の制約やその他ありとあらゆる方便により,あるいは,ゴイムにはまるで解らない手段を動員して群集や個々人を支配する技術は,他の技術と相並んでわれらが支配の中枢である専門家がもともと手中にしていたものである.分析,観察,精緻な計算に育てられ,この種の熟練技術に関してはわれわれには肩を並べる者がいないこと,練り上げられた政治行動と固い結束のどちらかではわれわれの競争相手がいないのと同じである.いるといえば,イエズス会だけはわれわれと比べられるだろうが,われわれは無分別な群集の目には見える組織として存在するとは信じられないように工夫してきた.その裏でわれわれは終始一貫秘密の組織を維持し続けてきた.<五>
  • ほどなく混乱と破綻があまねく広がるであろう。 権力を追い求める者たちを煽動して権力を誤用させるため,われわれは,すべての勢力を相対立させ,独立を得ようとする自由主義傾向を鼓吹するように仕向けてきた.この目的に向って,われわれはどんな形の企てでも指嗾教唆し,あらゆる政党に戦闘準備させ,どんな野望の目的をも権威に対して向けるようにさせた.国家というものを,われわれは混乱した問題の大群が争乱する競技場と化せしめたのである……ほどなく,混乱と破綻があまねく広がるであろう.<三>
  • 秩序破壊の跡にイスラエル王が王座に就く。神に選ばれた者≠ヘ,理性ならぬ本能によって,また人間性ならぬ獣性によって動くばかげた力を粉砕すべく天から下される.この力は今は自由の原理という仮面をつけて略奪とあらゆる種類の暴力をはたらき凱歌を挙げているが,この力が秩序破壊の跡にイスラエル王を王座に据えるのである.だが,かれらの役割は王が王国に入ったその瞬間に終る.王国の路からは,その残骸の一片すらも残さないように一掃される必要がある.<二十三>
  • 宗教的・人種的憎悪によって対立反目応報を繰り返させる。 われわれは,ゴイムを宗教的・人種的憎悪によって個人も国民も対立反目応報を繰り返すように仕組んだ.このことを過去二千年にわたって営々と積み重ねてきたので,手が付けられないほど劇しいものになっている.これが,われらに腕を振り上げたとしても,支持してくれる国はどこにもただの一国もない理由である.われわれに対抗する同盟を結べば自分が不利になることを,どの国も肝に銘じているからである.<五>
  • 自分がどこにいるのか見当がとれない有様にさせることが秘訣である。 統治に成功するのに必要な第二の秘訣は……広い範囲にわたり国民の欠点,習慣,情欲,市民生活の状態を増殖させ混沌に陥れ,その中にあっては自分がどこにいるのか見当がとれない有様にさせると,その結果,人民相互の理解ができなくなる.これこそ別の意味でわれらにとっては有利なこととなる.すなわち,諸党派の中に軋轢の種子を蒔き,まだわれわれに従わおうとしない集団を撹乱し,どの程度のものであれわれわれの仕事を妨害するような個人の企てに対して片っ端から気勢をそぐことになるのである.<五>
  • 個人の企てはまたとなく危険である。 個人の企てほどまたとなく危険なものはない.その裏に天才があろうものなら,このような企ては,われわれが軋轢の種子を蒔いた人民何百万人にも勝る力を持つのである.<五>
  • 非難によって大衆を意気阻喪させよ。 われわれの役員会が採択している原理に次のことがある.非難によって大衆を意気阻喪させること,抵抗心をかき立てるまじめな思考をさせないようにすること,心の力を空理空論の論争にそらさせること.<五>
  • 創意は直ちに摘みとれ。 われわれはゴイム社会の教育を指導する際には,かれらが何か創意を示す徴候があれば,いつでも気力を失って絶望してしまうように仕向けなければならない.自由奔放な活動というものは,別の自由奔放さに出会うと無力になる傾向がある.衝突すると,容易ならぬ精神的打撃,失望,意気消沈が起こる.これらありとあらゆる手段を駆使して,われわれはゴイムを疲労困憊させたあげく,国境を越えた現実の力をわれわれに提供せざるをえなくするだろう.<五>
  • われらの手中にある武器は,貧欲,復讐,憎悪と果てしなき野望である。 しかるべき時に,われわれは法律を作り,裁判と宣告を行う.われわれは生殺与奪を実行する.われわれは全軍の先頭にあって,指導者の軍馬にまたがる.われわれは意志の力で支配する.なぜならば,かつて権力を握っていた党派の残党も,今やわれわれに屈伏しわれわれの掌中にあるのである.われらの手中にある武器は,貧欲,容赦なき復讐,憎悪と敵意に燃える,果てしなき野望である.<九>
  • 武器は貧困と嫉妬と憎悪である。 飢えが引き起こす貧困と嫉妬と憎悪によって,われわれは群集を動かし,かれらの手を使ってわれらが行く手を阻む者すべてを掃討するであろう.全世界王が王冠を戴く時が至れば,同じ方法を用いて障害となるものをことごとく一掃するであろう.<三>
  • 人民を武装解除させることは戦争に赴かせることよりも重要である。 今日では,人民を武装解除させることは,戦争に赴かせることよりも重要である.さらに重要なことは,われわれの都合からいえば,人民の焔を抑えることよりも燃え上らせることである.さらに重要なことは,他人の考えを根絶するよりは,その考えをすばやく掴みとりわれわれに都合がよいように翻案することである.<五>
  • 物欲は独創性を麻痺させる効果がある。 われわれの勝利をいっそう容易ならしめた事実がある.好ましい人物たちとの関係を保つことによって,われわれは常に人間の心の琴線に触れ,金銭欲に,貪欲に,人間のあくことをを知らない物質的欲望に働きかけた.言うまでもなく,これら人間の弱点のひとつひとつには,独創性を麻痺させる効果がある.この弱点のゆえに,かれらの行為に金を出してくれる人間に,自分の意志の最終決定をゆだねるのである.<一>
  • われわれは奢侈に対するあくなき欲望をつのらせるだろう。 ゴイムの産業を完全に滅亡させるには,投機の助けを借りて,われわれがゴイムの間で盛んにしてきた奢侈,何もかもを呑み込んでしまう奢侈に対するあくなき欲望をつのらせるだろう.しかしながら,われわれは労働者には好都合にならない程度に賃金の上昇をはかるだろう.同時に,農業や家畜飼育が駄目になったから上がるのだという理由を付けて,生活必需品の価格をあげるだろう.われわれはさらに進んで,労働者を混乱浸し酒漬けにし,それに加えるに,ゴイムの頭の良い者たちをすべてこの世から根絶すべくあらゆる処置を講じ,生産の根源力を巧みに深く蝕むだろう.<六>
  • ゴイムの若者たちをこうやって堕落させた。 われわれは,ゴイムの若者たちに,われわれには嘘と解っている主義や学説を注入することによって,かれらを翻弄し困惑させ堕落させてきた.<九>
  • 他人よりも優位に立とうとする闘争は……。 他人よりも優位に立とうとする激烈な闘争と,経済生活に加えられた打撃とは,薄情冷酷きわまりないな社会を生み出すだろう……社会は,政治・宗教など高度のものに対する反発を強めるだろう.<四>
  • 自分個人が第一という考えを全員に植え込む。 自分個人が第一という考えを全員に植え込むことによって,ゴイムの家族主義や家庭教育尊重心を粉砕し,癖のある考え方の人間は引き離して一掃してしまう.<十>
  • 思考力を人間から切り離すことは極めて有益な手段である。 思考力を人間から切り離すということは,過去長い時間をかけて,われわれが導入してきた極めて有益な手段である.思考力を抑制する手段はすでに,いわゆる実物教育[百貨店は万国博におけるデモンストレーションを指す]という方法で実行されている.この方法によりゴイムは,目に見えるものだけを頼りにして理解し,物を考えない従順な動物にさせられている……フランスでは,われわれの最良の代理人であるブルジョアジー諸氏が,すでに実物教育の新しい計画を実地に移している.<十六>
  • ゴイムの心から神の摂理と霊魂なるものを引き離す。 われわれは信仰という信仰をむしばみ,ゴイムの心から神の摂理と霊魂なるものを引き離し,代わりに損得勘定と物欲を入れることが絶対不可欠なのである.<四>
  • キリスト教が完全に破壊されるのはここ数年のうちに過ぎなくなった。 今や日一日と,世界の人民に対するかれら[ゴイム僧侶]の影響力は低下しつつある.信教の自由ということが至る所で喧伝されたので,今やキリスト教が完全に破壊されるのはここ数年のうちに過ぎなくなった.ほかの宗教に至っては,骨抜きにするのは更に容易であるが,今この問題を論ずるのは時期尚早であると思う.われわれは聖職者重視の教権主義や聖職者たちの力を,以前かれらが華やかなりし頃に持っていたのとは比べものにならないほど狭い枠に押し込めるであろう.<十七>
  • われわれは法王庁の擁護者を装って進み出る。 決定的に法王庁を破壊する時が来れは,見えざる手の指が各国民に法王庁を指さすであろう.しかしながら,国民がそれに襲いかかろうとしたら,あたかも過度の流血を防がんとするかのように,われわれは法王庁の擁護者を装って進み出る.この転換によって,われわれはかれらの深奥にまで足を踏み入れ,間違いなくかの最強部を腐食し切るまでは二度と出て来ないであろう.<十七>
  • われわれの王国ではわれらの宗教以外いかなる宗教の存在も許さない。 われわれが王国を築く時は,われらの唯一神宗教以外いかなる宗教の存在も許さない.われわれの運命は選民としてのわれわれの地位によりその唯一神と結びつき,そのわれわれの運命は神を通じて世界の運命と結び付いているのである.ゆえに,われわれ以外のあらゆる形態の宗教を一掃する.<十四>





(私論.私見)