【「フリーメイソン」に関する記述一覧】

 (最新見直し2007.10.12日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 「シオンの議定書」には、「フリーメイソン」に関する記述があり、これを一覧する。かなりの分量で言及しているところを見れば、それだけ重視しているということであろう。ととりあえず黙って耳を傾けてみよう。現在ではもっとはるかに進んでいようからして古典的言及として受け止めればよいように思われる。

 もう一つ。「シオンの議定書」に於ける「フリーメイソン」に関する記述は、これがイルミナティーの立場から書かれた事を示唆している。そういう意味である種客観的記述になっていることも注目される。

 2005.2.14日 れんだいこ拝


 「プロトコール3」で、「シオンの議定書」は「フリーメイソン」について次のように述べている。
 我々は、労働者に我が戦列即ち社会主義者、無政府主義者、共産主義者に加わるよう提案し、振りかかる圧迫からかれらを救出する救世主を買って出る。我々は、我らがフリーメーソン員が標榜した「人類団結という兄弟的友愛」の定め通りに、一貫して主義者たちを支援している。(プロトコール3)
 ここで、「フリーメイソンと社会主義者、無政府主義者、共産主義者の親疎性」が語られている。フリーメーソンは、「人類団結という兄弟的友愛」を標榜しつつ社会主義者、無政府主義者、共産主義者の活動を支援することが明らかにされている。これを逆から云えば、社会主義者、無政府主義者、共産主義者は、その運動の隊列にフリーメイソンが別目的で混入してきていることを存知ているのだろうかということになる。
 
 フランス革命を想起していただきたい。それを「大革命」と名付けたのは我々であった。その準備が秘密裡に行われたことを、我々は熟知している。あの革命は全面的に我らの手で遂行した一大事業であった。(プロトコール3)
 何と、フランス革命は、フリーメイソンが仕掛けた一大事業としての革命であった、と云う。これは拝聴しておこう。
 「プロトコール4」で、「フリーメイソン」の秘密活動について次のように述べている。
 この独裁は、合法的に公明正大な専制というものではなくて、目には見えず密かに姿を隠しているものだが、それだからといって弱体という訳ではない。それは種々の手先の庇護の下に楽屋で地味に働く秘密組織が活躍するからである。

 その活動は幕の蔭であらゆる代理人の背後で働くだけに、手きびしいことでも平気でやる。それら代理人たちは交代するので、不当に襲われないばかりか、秘密の勢力を効果的に助けている。しばしば交代するおかげで、長期活動の報酬が節減できるのである。
 次に、「フリーメイソン」に非ユダヤ人を加盟させておく意義について次のように述べている。
 それでは誰が、何者が、そんな見えない政権を樹立できるのか。

 ここにこそ我々の特徴がある。非ユダヤ人即ち外部の者を入れてあるフリーメーソン員は、本当の秘密政権を隠蔽する屏風であり、目的を分からなくする仮面となる。我が勢力の活動計画やその本当の所在は常に、人民には全く謎に包まれたままにしている。
 何と、「フリーメイソン」の真の活動目的を知られないようにする為に非ユダヤ人フリーメイソンを屏風の衝立にすると云う。
 「プロトコール11」で、「フリーメイソン・ロッジ」について次のように述べている。
 基本的には、我々が作った秘密結社のフリーメーソン、かの家畜畜生ゴイムが存在を知らず、知ってもその目的を考えてもみなかったフリーメーソンを作ったことが役立った。ゴイム御一同様の目を晦ませるべく、我々がフリーメーソン・ロッジ[結社の集会所・支部のことだが〝小屋〟の意味もある]の〝見世物〟一座に彼らを惹きつけておいたのである。
 「プロトコール15」で、「用済みになった際のフリーメイソンの措置」について次のように述べている。
 世界各地に同時にクーデターを勃発させ、遂に決定的に我らが王国に突入し、現存する政府という政府が誰の目にも没落したことが明らかになった時から我々の時代が始まる。だが、これにはまだ相当の歳月、恐らくまるまる一世紀を要するだろう。

 しかし、我々の権力が確立した暁には、如何なる陰謀の類もわれわれに対して企てられないように、これを監視し、我々の王国到来に反対しいやしくも武器を執る(手にする)者は一人たりとも容赦なく殺戮する。新しく秘密結社を設ける者も同様に死をもって処する。

 我々が認めている現存秘密結社は、役立つものも役立ったことのあるものも、全て一律に解散させ、その会員は欧州から遥か離れた大陸へ追放する。あまりにも事情をよく知り過ぎたゴイムのフリーメーソン員にも同断の処置を執る。何らかの理由でこの処置を執らなかった者に対しても、追放の恐怖で脅迫しておく。我々の支配の中心地である欧州からは、全ての秘密結社及びその構成員を追放に処する法律を作成し公布する。

 次に、「フリーメイソンの組織活動」について次のように述べている。

 前述のように秘密結社はいずれ潰されるのであるが、我々の王国を実現するまでの期間は、我々は正反対のことを行う。フリーメーソン支部を世界各国にどしどし増設し、そこへ名士になりそうな人物、現に名士である人物を引き入れる。それというのも、それら支部は重要な情報収集機関であり、情報を流す出口でもあるからである。

 フリーメーソンの全支部は、我々だけが承知していて他には絶対に誰も知らない中央管理機構の下に置く。その機構を構成するのは、我らの学織あるユダヤ長老たちである。支部には代表者がいるが、彼らは上記のメーソンの真の管理機構を覆い隠すために置かれるものであり、標語や計画は蔭の管理機構から発せられるのである。

 これらの支部に、革命的分子やリベラル分子をすべて集めてしっかり結び合わせる。この中には社会の全階層が含まれるのである。極秘の政治計画なるものも我々は熟知しているし、計画が立てられたその日のうちに我らの指導部の手に入手される。国際警察や各国警察の代理人はほとんどこれら支部に参加しているが、彼らは不法な者に対して特殊な措置を講じるのみならず、我々の活動を隠蔽し、しかも不平不満を起こさせる口実を提供してくれるので、我々にとってはかけがえのない存在である。

 次に、「フリーメイソン」に加盟する人士の気質性向について次のように分析している。
 秘密結社に喜んで入ってくるのは、世渡りがうまく出世第一主義で、一般人の中では軽薄に属する人物が多いので、彼らを御して我々が仕組んだことを片付けさせるのは、さして苦労のいることではない。その世界で何かゴタゴタめいた事が起こったとすれば、あまりにも強固になった団結を破るべく我々が少々撹乱しなければならなかった場合である。

 次に、「フリーメイソンの指揮系統」について次のように述べている。
 だが、計画遂行の中心には、これ以上信頼できる人物はいないという我らの下僕が先頭に立っている。我々だけがフリーメーソンの活動を指導し、他の誰にも当らせないのは、極めて当然のことである。ゴイムに至っては無知蒙昧であって、どこへ行くべきか、活動の一つ一つの最終目的は何であるかを知っているのは、我々だけだからである。ゴイムは、通常、彼らの考えを実行する際に、やたらと自分の説に固執し、自説の一時的満足にしか頭が回らない。しかも、その自説たるや、我々が彼らに吹き込んだものであって、本当に自分が考え出したものではないことに気が付きもしない。

 再び、「フリーメイソン」に加盟する人士の気質性向について次のように分析している。
 ゴイムは、物好きからか、あるいは、大きなパイに一口あずかる手段としてフリーメーソンに入ってくる。中には、実現不可能な根も葉もない夢想を実現させるために、耳よりな情報を仕入れようとして入ってくる者もいる。彼らは成功と拍手喝采に飢えているが、をの成功や拍手喝采こそは、我々が気前よく振る舞ってやっているのである。

 我々がそういう大盤振舞いをするのは、彼らが持っている鼻持ちならぬ自惚れを利用するためである。その自惚れというのは何が原因かというと、自身が口に出している思想は絶対的に自分のものてあり、借り物などということはありえないと自信満々で、我々が示唆したことを丸呑みにする傾向に起因する。諸氏の想像を越えることであるが、ゴイムの最も賢い者を無邪気に自惚れさせたり、ちょっとした不首尾で意気消沈させたりするのは、いともたやすいことである。

 同時に、拍手が止まったに違ぎないといった些細な不成功であっても彼らは簡単に落ち込みもするし、次の機会には成功させてやると言えば、すぐ奴隷のように卑屈になってくる。際立って我々は計画を実行さえできれば成功不成功を問わないのに、際立ってゴイは成功さえすれば計画はどうなっても構わない。このような彼らの心理のおかげで、我々は大いにやすやすと思うがままにかれらを操れる。彼らは見た目には虎だが中味は羊であって、風が通り抜けて行く頭の持主なのである。我々は彼らに〝集産主義〟という一種の思想のおもちゃをあてがって、個性の違いをそのおもちゃに吸収同化させてやった。  

 彼らは、このおもちゃが最も重要な自然の法則を真向うから冒涜するものであることを、一度も考えたことがなかったし、これから先も考えようともしないだろう。 天地創造の初めから、自然は明白な個性の違いを弁えさせるべく、あれとこれとを違うように作ったのである。

 次に、「用済みになった際のフリーメイソンの措置」について再び次のように述べている。
 何びとも避けられない終局は死である。どうせ避けられないものならば、新秩序の建設者である我々よりも、建設の邪魔をする人間に早く回してやった方がよろしい。我々は、同胞のほかには誰も気付かないように、本人自身でさえも死刑宣告されたことが判らないように巧みにフリーメーソンを処刑する。必要とあれば全員あたかも自然死のごとく息を引き取るのである。

 我々の同胞は、そのことが解っていても、あえて抗議はしない。かような方法を用いて、我々はフリーメーソンの中から作戦計画に敵対する者を根こぎにしてきたのである。我々はゴイムにはリベラリズムを説くけれども、同時に一方では、我が民や我らの代理人たちにはひたすら鉄の規律でもって恭順に服させる。
 留意すべきは、意図的処刑、テロを正当化していることであろう。なお、組織原則として「鉄の規律」につい言及している。




(私論.私見)