ネオ・シオニストの「大イスラエル共栄圏計画」について

 (れんだいこのショートメッセージ)
 「2001.9.11日の米国の主要施設への同時多発テロ」以来、米英ユ同盟の戦争政策が満展開されている。主犯「ビン・ラディン」、黒幕「タリバン政権」という口実でのアフガニスタン攻略戦、続く、真の黒幕「フセイン政権」という口実でのイラク攻略戦へと経過してきている。この口実をノー天気に信じてお調子こいているのが我がマスコミである。しかし、ここにきて「シオニストの大イスラエル共栄圏計画」がクローズアップされつつある。今や、イスラエルが用意周到な世界支配計画に基づいて相当長期の世界最終戦争に乗り出してきている、というのが「シオニストの大イスラエル共栄圏計画」である。我らはこれをどう知るべきか。何事も、「己を知り敵を知らざれば危し」であろうから。

 この方面で撞鐘乱打し続けているのが太田龍氏である。
「週間日本新聞」「太田龍の時事寸評」はこの方面の最高の知識宝庫となっている。これを学びながられんだいこ的に要点整理してみたい。こう思うようになったのは、上述の「2001.9.11日の米国の主要施設への同時多発テロ」、アフガニスタン攻略戦、イラク攻略戦、この間のイスラエル軍のパレスチナでの蛮行、ハマス指導者への徹底テロなどの動きを見るうちに、イスラエル極右シオニスト達の狂人的意思を感じ取ったからである。太田龍氏の言辞が奇説ではなく、真実「シオニストの大イスラエル共栄圏計画」が存在する事を思うようになったからである。そこで、れんだいこが得心行くようにこの問題を考察していく事にする。

 2004.4.17日 れんだいこ拝


【「米英ユ連合による新イラク構想計画」について】

 エジプトの高級週刊誌、アル・オスブーが2003年11月10日号で掲載した、ムスタファー・バクリー記者の報告。この重大な情報はアラブ、イスラム諸国、特にイラクに隣接する諸国に伝えられた。その内容とは、米英ユ・シオニストは、エジプトのナイル河からイラクのユーフラテス河までまたがる「大イスラエル国家」を建設しようとしている。これがシオニストの宿願であり、イラクで先取り的に「理想国家」を建設しようとしている、というものである。以下、これを考察し、れんだいこ風に要約する。

 イラク平定計画の指揮はシャロン、イスラエル首相個人が執っている。

 既に、アメリカとイスラエルの両諜報機関(CIAとモサド)は戦略的協力協定を締結している。これに基づき、アメリカ−イスラエル委員会が発足しており、モサドは、アメリカパスポートを持たせた諜報部員をイラク国内に侵入させている。そのグループが担う最も重大な任務は、イラクの土地取得に関する情報、所有者や彼らの出身、家族情報、経済的・社会的状況、また直面する可能性のある治安上の問題点の収集である。これらのグループは、多数のイラク人、特に土地の売却を望み国外に移住を希望する実業家、また土地売却を容易に説得できそうな者たちの名簿の作成を完了した。購入可能な土地の実見、評価、及び安全地帯の調査、非安全地帯からの距離、並びに売買方法を協定している。

 かつてサダム・フセイン元大統領政権は、外国人に土地を売却することを禁じていた。そこで、アメリカによって任命された暫定統治評議会が、設立後真っ先に採択した決議は、この旧法を廃止して、外国人への土地購入の門戸を開いたことである。イラクの連合軍の総督たる暫定行政当局(CPA)のポール・ブレマー文民行政官は旧法廃止に重要な役割を果たした。これらの土地を購入するのは、別の国籍を持つイラクのユダヤ人かアメリカのユダヤ人、或いはアラブのユダヤ人、モサドの手先の外国人やパレスチナ人たちである。モサドは、およそ100人のパレスチナ人などに働きかけ、実際にイラクの不動産を購入させたとの情報が流布している。
 
 イスラエル側との調整委員会のアメリカ側責任者、ヒラーツ・フォード将軍は、最近開かれた会議で、「ユダヤ人のためにこの地域に第二国家を設立することは全アメリカ人の連帯と支持を強化するであろう。それによりこの地域の緊張を緩和し、イラクのユダヤ人の全ての土地は、米軍撤退後でも米軍の直接的な保護を受けられる」と強調した。 

 今や、CIA、イスラエル首相府、CPA文民行政官事務所、その他諸々の軍事複合体が形成されている。
 
 クルド人対策。イスラエルこそイラク北部にクルド人国家を建設するという彼らの夢実現に力を貸すことが出来る唯一の国であると強調している。トルコ対策。トルコも、この計画に従いイラクでの不動産購入に、重要な役割を演じることになっている。

 イスラエルは、この計画を達成するために、トルコとクルド人との間に合意点を如何にして見出すのであろうか? 情報によるとイスラエルは、クルド人がユダヤ人居住地をクルディスタン(クルド人の土地の意)内の中規模面積の土地に割り振ることを承認することの見返りに、クルド人に強力な軍隊を作り、この軍隊に必要な軍備を整え外敵から保護する約束をしたという。
 
 情報によるとイスラエルは、第一段階でこの地域にユダヤ人20万人を居住させ開発を推進するという。シャロン首相の複数の書簡によると、これらのユダヤ人は、イラク北部で特別な地位を持つことは無い。彼らが求めるのは、彼らの土地や不動産に対する内部の攻撃から保護されることが全てである。同時にイスラエルは、元来クルド国家の土地を外部からの攻撃から保護する保障をするというものだ。
 
  シャロン首相はクルド人指導者たちに宛てた書簡で、「ユダヤ人は基本的に被保護者の立場から、クルド国家を守ろうとする。またこの土地は、第一の祖国なのであるからユダヤ人は防衛するし、開発の発展に努める」と約束している。
 
 シャロン首相は、イラク北部に入植が予定されている20万のユダヤ人からなる第一団は、学術の分野や実務面で、或いは組織運営の面で、有能で著名な者で構成されると約束した。その主要な目的は、全ての科学技術の成果を取り入れる近代国家を建設するというものだ。首相は、この国家が米英のような近代文明のモデルとなるよう期待する。
 
 「治安と彼らの共通利益を守る軍隊は、ユダヤ人とクルド人の連合の指揮下に置かれる連合軍となる」
 
 このようなユダヤ人のイラクの不動産を求めての侵入に対して、イラク人は警戒心を強め、「外国人に土地を売ることはユダヤ人やその一味にイラク全土を売り渡す第一歩だ」として、彼らに土地を売らないよう呼掛けている。
 
 現在この目的のためにイラク国内に3つのユダヤ人機関が置かれている。
 
 その一つは、”ボード海外移住エジェンシー”で、アブドッラシード・アルミフターフという名前の以前はアメリカ在住のイラク人が代表をしている。彼はイーパックの要員と言われている。
 
 第二の機関、”世界の国家は眼前にエージェンシー”は、アル・ハムーディー・アブドルアミールという元英国に居住していたイラク人が代表である。この男はイスラエルの対外諜報機関、モサドの要員と言われている。
 
 第三の機関は、”国籍インターナショナル・エジェンシー”である。
 
 これら3機関はお互いに協力して、イラクの若者たちを海外移住させるために、条件の良い仕事を通常の半額の手数料で斡旋している。移住先の国籍取得のほかにも、住んでいる住居の売却や新天地での住居の世話も手がける。
 
 これまでのところ、カナダとオランダ、デンマークが最も移住先として多い。
 
 イラン人たちがこの計画を嗅ぎ付け、シーア派教徒たちに、イラクの不動産、中でもスンナ派教徒たちやシーア派以外の者が所有する不動産、を購入するよう大々的なキャンペーンを張った。この措置はイラクのシーア派聖地を守るために執られたものだ。イランは、イラクの土地を購入するため世界中のシーア派教徒たちから集められた巨額の寄付金のほかに、この事業に5千万ドル近くを投入したといわれている。
 
 各種情報を総合すると、ここ2−3週間でシーア派は、土地取得に関して、特に強力な競争相手のいない土地では大成功を収めた。イランに協力するシーア派のグループは、困窮者はお金がどうしても必要なので、ユダヤ人などの外国人への土地の売却を止める呼掛けに一部の者が応じなくなった後には特に、イスラエルの危険性に対抗するため、ユダヤ人ともイラク北部の土地や住居購入で競争しようとした。
 
 土地購入の手続きは、一切秘密に行われる。ユダヤ人の代理人たちは、不動産の売り手とは地域の外で会い、そこで法律手続きが完了する。
 
 情報によるとイラクの若者約2500人がユダヤ機関の手でヨーロッパ諸国への移住が完了した。また、イラクの1000家族以上がこれらのユダヤ機関の勧誘に応じ、イラクの土地を手放した。不動産を購入したユダヤ人の新しい所有者は、一切そこには顔を出さず、購入した家屋にイスラエル製の鍵をかけておくだけだ。購入した土地には塀が設けられる。米軍による警護の下に、イラク人に賃貸される場合もある。
 
 不動産の警護を頼まれた米軍の将兵は、「イラクの抵抗勢力からもろに標的にされ、危険が増す」との理由で嫌がった。
 
 どうやら、この地域での第二イスラエル国家樹立を2007年か2008年に発表するというアメリカとイスラエルの合意があるようだ。
 
 トルコに関しては、アメリカがクルド人に分離或いは独立国家を、イラク北部に設立するいかなる機会も与えないよう求めてきた。トルコ一国だけでも1200万人のクルド人が住んでおり、トルコの安全保障の点で重大な脅威となるからである。
 
 恐らくトルコがクルド国家建設に反対する立場こそが、トルコとイスラエルの関係が緊張している原因であろう。トルコは最近シャロンが予定していたトルコ訪問を断っているし、他にも関係進展を阻害することが起きている。トルコは、イラク旧政権下で接収された15万人のユダヤ系クルド人の資産をイスラエルが回復したがっていることに、遺憾の意を示した。トルコは、イスラエルの直接監督の下にイラク北部に建設を準備している小国家が、トルコ南部の治安を脅かし、ひいてはトルコ南部の土地をから北部に向けて侵食を開始しかねない新国家建設の道を開くことになると恐れている。






(私論.私見)


『亜空間通信』842号(2004/07/31)
【「シャロンの本音は大イスラエル創設」シラク仏大統領発言と「反ユダヤ」墓荒し
の真偽に要注意】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※

 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
 
 本日、阿修羅戦争57掲示板に、以下の投稿が出現し、議論が始まった。まさに、典
型的な事態の発生である。以下は、その抜粋である。
 
1)------------------------------------------------------------ 
仏週刊誌:シラク仏大統領が「シャロン首相の本音は“大イスラエル”創設にあり」
と発言(日刊べリタ)
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/1218.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 7 月 31 日 04:21:34:ieVyGVASbNhvI
仏週刊誌:シラク仏大統領が「シャロン首相の本音は“大イスラエル”創設にあり」
と発言
【東京29日=齊藤力二朗】イスラエルのシャロン首相がフランス在住のユダヤ人に
イスラエルへの移住を促したことで両国の関係が悪化している中、フランスの高級週
刊誌のカナール・アンシェネが、「シャロン首相の本音はパレスチナ人を追放して
“大イスラエル”創設することだ」とシラク大統領が発言したとする記事を掲載した。
29日付のネット紙イスラム・メモが同誌から引いて報じた。...
[後略]
2)------------------------------------------------------------
在仏ユダヤ人退避勧告と分離壁問題(極東ブログ)
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/1219.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 7 月 31 日 04:31:08:ieVyGVASbNhvI
(回答先: 仏週刊誌:シラク仏大統領が「シャロン首相の本音は“大イスラエル”創
設にあり」と発言(日刊べリタ) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 7 月 31 日
04:21:34)
[中略]
 背景にはフランスで起きているユダヤ人への墓荒らしの問題がある。遺体を焼いて
しまう日本人には墓荒らしの感覚はわかりづらいかもしれない。
[中略]
 仏内務省によると、仏国内で起きた墓地荒らしなどの反ユダヤ主義犯罪は今年前半
で132件を数え、早くも03年全体の127件を超えた。在仏ユダヤ人団体による
と、イスラエルへの移住は02年に急増し、03年も前年並みの約2300人が仏を
離れている。
[後略]
3)------------------------------------------------------------
シラクとシャロンの対立
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/1229.html
投稿者 さすれば 日時 2004 年 7 月 31 日 12:02:20:reQxnNwQ2shuM
(回答先: 在仏ユダヤ人退避勧告と分離壁問題(極東ブログ) 投稿者 エンセン 日時
2004 年 7 月 31 日 04:31:08)
[中略]
全世界のユダヤ機関が、各国における“反ユダヤ主義”の動きや事件を監視、調査し
ており、毎年その件数を発表している。その調査によるとフランスは毎年トップだ。
ことに先月以来、フランスのアルザス地方でユダヤ人の墓に対する破壊や荒らしが相
次ぎ、その数30件以上。墓石にペンキでナチスのカギ十字のマークや、悪魔の印で
ある「666」と書かれたりしたのもあった。7月9日に、22歳の女が「お前はユ
ダヤ人だ!」と怒鳴られて襲われたとして検察局に駆け込んだ事件があり、4日後に
狂言だと分かったが、この女は「ユダヤ人の墓荒らしの記事を読んで思いついた」と
告白している。
[後略]
------------------------------------------------------------
 私自身、木村愛二は、今から6年前、1998年1月、拙訳『偽イスラエル政治神話』の
著者、ガロディが被告の刑事裁判を傍聴し、ガロディ自身とも会うために、パリに行っ
た。地中海の対岸、アルジェリアなどを植民地にしていたフランスには、いかにアラ
ブ人が多いかを実感した。
 
 その一方、イスラエル支持のユダヤ人も多い。だから、アラブ・イスラエルの対立
は、フランスの国内問題でもある。
 
 しかし、ことは単純ではない。上記の「墓荒し」の紛争には、以下のごとく、シオ
ニストのでっち上げがある。要注意である。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-27.html
『偽イスラエル政治神話』(その27)

3章:諸神話の政治的利用(その4)
2節:フランスのイスラエル=シオニスト・ロビー(その1)
《フランスには、イスラエル支持の強力なロビーが存在し、とりわけ情報の分野に強
い影響力を持っている》(ドゥ・ゴール将軍)
 フランスでは、ただ一人、ドゥ・ゴール将軍だけが、あえて、こう明言した。《フ
ランスには、イスラエル支持の強力なロビーが存在し、とりわけ情報の分野に強い影
響力を持っている。こう断言すると、何時でも、悪評を立てられる。しかし、この断
言には、実際に、常に重要な真実の一部が含まれている》(「偏ったイスラエル支持」
『パリジャン・リベレ』88・2・29掲載記事)
 以後、フランス共和国の大統領候補者の誰一人として、所属政党の如何を問わず、
ミシェル・ロカールからジャック・シラクに至るまで、ミッテランは言うに及ばず、
メディアによる封土授与を得るためのイスラエル参勤交替を怠らなかった。
[中略]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-28.html
3章:諸神話の政治的利用(その4)
2節:(その2)
[悪辣な法律に潜むフランス人全体の奴隷化]
[中略]
[反ユダヤ主義の妖怪で世論を煽る常套手段]

 従来と同様に、シオニストは常に、反ユダヤ主義の妖怪を持ち出しては煽り立て、
イスラエルに対する絶え間ない脅威が存在しているのだから、イスラエルには援助が
必要なのだと、世間に信じ込ませ続けている。イスラエルの不当な請求に仮面を被せ
るためには、新しい挑発行為を重ねる努力も怠らない。手口は、いつも似たようなも
のである。[レバノン侵略で]サブラとシャティラの虐殺が起きた時、作家のタハル・
ベン・ジェロームは、つぎのように記した。
《別の場所で同時に発生することが、何度も繰り返されると、ついには重要な兆候と
して理解されるようになる。現在、人々は、ヨーロッパにおける反ユダヤ主義的な暴
行事件が何に奉仕し、その種の犯罪が誰の得になるのかを良く知っている。それは今、
パレスチナやレバノンの民間人の住民に対する計画的な虐殺を、巧みに隠蔽する役割
を果たしている。この種の暴行事件が、ベイルートでの流血の惨事に、あるいは先行
し、あるいは続いて起き、あるいは同時に発生していることが確認できる。
[中略]
[カルパントラ事件の“モンタージュ”と沈黙]

 この種の策略の内でも、最も新しいメディア利用の実例が、カルパントラ事件であ
る。
 一九九〇年五月、カルパントラのユダヤ人墓地で、墓が荒らされた。遺体の一つが
串刺しにされた上で、別の墓に移されていた。
 内務大臣のピエール・ジョクスは、直ちに声明を発した。
《このような“人種主義的憎悪”に満ちた犯罪を犯した人物については、警察の捜査
が必要ないほど明らかである》
 ところが、五年も経って、何十人もの捜査官が掛かりっきりだったというのに、検
察官も、警察官も、いまだに誰一人として、この卑しむべき行為を犯した人物につい
て、正確に語ることができないのである。
 確かなことは、ユダヤ人墓地が荒らされことと、その後に、“モンタージュ”が行
われたということである。なぜなら、数日後に、問題のジェルモン氏の遺体が、串刺
しにはされてなかったことを、捜査官が確認したからである。そこでさらに問うべき
であろう。誰が、そして、何のために、“モンタージュ”をしたのだろうか? “モ
ンタージュ”された報道は、事件の恐怖を増幅し、世間の憎悪を煽り立てたが、その
結果として、誰が得をしたのだろうか?
 ティミショアラでは、遺体置き場から遺体を運び出して、写真を撮るという手口が
使われた。その写真が世界中に報道され、大量虐殺と称された事件に対する怒りと憎
しみを駆り立てた。
 評論誌、『エスプリ』の前編集長、ジャン・マリー・ドムナフは、『ル・モンド』
の一九九〇年一〇月三一日号に「カルパントラに関しての沈黙」と題する一文を寄せ
た。
《カルパントラのユダヤ人墓地での冒涜的行為の発生以後、すでに六か月が過ぎた。
……六か月経ってもまだ、誰が犯人だったのか分からない。しかも、さらに不安な実
情がある。というのは、活字メディアも、音声・映像メディアも、当時はこぞって、
この忌むべき事件をスキャンダルに仕立て上げ、何十万人もの街頭デモに火を付け、
世界中にフランスの汚名を轟かせたにもかかわらず、以後は、捜査状況を継続して追
及せずに、沈黙を守っているからである。国会議員の誰一人として、道徳的または知
的な問題の権威の誰一人として、政府当局を詰問していない。カルパントラ事件は、
どうやら決定的に、誰が犯人なのか、実際にどんなことが起きたのか、まるで分から
ないままに、この国の暗い伝説の一つになってしまったようだ。誰しもが、今後、カ
ルパントラについて語ることができず、または、あえて語ろうともしなくなるであろ
う》
 ジャン=マリー・ドメナフが告発した奇妙な“カルパントラに関しての沈黙”は、
事件発生当初のメディアの大騒ぎ振りとは、実に対照的である。
 一九九〇年五月一四日のデモに関して言うと、警察発表で八万人、主催者発表で二
〇万人が、パリの街頭をデモ行進した。ノートルダム寺院の大鐘が、このデモ行進を
称えて鳴り響いた。
 だが実際には、誰一人として、カルパントラの卑しむべき行為の仕掛け人を知らな
かったのである。そうだとすれば、一体、皆は、誰に対して抗議をしていたのだろう
か?
 誰に対して? 事件の捜査によってのみ、その名を語り得るのだが、捜査当局は何
も語っていない。
 それでは、誰が得をしたのだろうか?
 この疑問への解答は明白である。デモ行進の先頭には、イスラエルの国旗が、輝か
しく翻っていたのである。
 この奇妙な“国民共同戦線”によるデモ行進の真中で、ジョルジュ・マルシェ[共
産党書記長]は、これ見よがしにフランソワ・レオタール[共和党党首]と握手して
いた。このデモ行進と握手は、結果として、相手が誰であろうとも、すべての国際法
の上にイスラエルを置こうとする教義に疑問を投げ掛ける者に対しては、全世界規模
の攻撃を加えることを許すものであった。大法師のシトルクは、演説の中で、このデ
モ行進の意味を定義していたが、つぎのようなことまで大声で語ったのである。
《余計な発言を放置してはならない。“見直し論者”の教授たちや、無責任な政治家
に、教訓を与えなければならない。》(『ル・メリディオナル』90・5・14)
 カルパントラの卑しむべき事件の真相に関しては、まるで結論が出ていないのだが、
実は、捜査官に対して示唆されたすべての手掛かりの内、たった一つだけ排除された
事実がある。ところが、この、ある人物に命ぜられた沈黙こそが、実は、最も真実に
立脚した手掛かりだったのである。
 その人物こそが、最も必要かつ不可欠な証人となり得たのであるが、なぜ彼に対し
て、沈黙を守ることが命令されたのであろうか?
《カルパントラのユダヤ教会堂の守衛で、墓地の鍵を預かっているクハナ氏は、フェ
リクス・ジェルモン氏の遺体の第一発見者の一人であるが、われわれと話すことを拒
んでいる。〈たとえ、あんたが警視総監だろうとも、私は、何も話すなという命令を
受けている〉。長老会議の議長が、彼の発言を禁止したのである。〈彼がテレヴィに
余計なことを話すかもしれないからだ〉というのが、フレディ・ハダド博士による弁
明である。彼自身も、あの卑しむべき事件を思い出させないように沈黙を守っている。
アマル法師の対応振りも、まったく同様である》(『ヴァル・マタン・マガジン』95・
4・15)
 なぜ、カルパントラの法師は、墓を再び神聖にする儀式を行わなおうとしないのか
という問いに対して、《私の仕事ではない!》と答えたのだろうか? なぜ長老会議
の議長は、《いかなる理由もない!》と答え、なぜ市長は、《誰からも要求されてい
ない》(以上、同前『ヴァル・マタン・マガジン』95・4・15)と答えたのだろうか?
 なぜ、どのフランスの日刊紙も、……そっくりそのままだった……前例を、思い出
さなかったのだろうか?
 実は、一九八四年三月二日の夜中にも、まったく同じやり方の“墓荒らし”が、テ
ル・アヴィヴ近郊のリスホン・レツィオンにあるイスラエル人の墓地で行われていた
のである。そこでは、一人の女性の遺体が掘り出され、ユダヤ人墓地の外に捨てられ
ていた。この時も同様に、世界中のユダヤ人社会全体が、“野蛮な反ユダヤ主義の行
為”であるという声明を発した。数日後、イスラエル警察による捜査の結果、この下
劣な行為の真の意味が明らかになった。
 カルパントラと同じように見苦しい扱いを受けた遺体の主は、テレサ・エンゲロヴ
ィッツ夫人で、ユダヤ人の妻だったが、キリスト教徒の血筋だった。ユダヤ教徒の統
一主義者たちは、彼女の遺体がユダヤ人墓地に存在することは、墓地の純潔を汚すこ
とになると考えており、すでにリスホン・レツィオンのラビが、その発掘を請求して
いたのだった。
 なぜ、どのフランスの日刊紙も、この類似点を、思い出さなかったのだろうか? 
ジェルモン氏は、その遺体が、同じように夜中に掘り出され、串刺しという陰惨な
“モンタージュ”の対象とされたのだが、彼も同じく、キリスト教徒と結婚していた
ので“有罪”だったのである。だから、彼の遺体は、その隣の、同じくカトリック教
徒と結婚していたので有罪だったエンマ・ウルマ夫人の墓に、移されたのである。
 なぜ、誰も、イスラエルで起きたことを、思い出さなかったのだろうか? イスラ
エルでは、彼らが建国する以前のパレスチナは“荒れ地”だったということを、イス
ラエル人に信じ込ませるために、ブルドーザーで、何百ものパレスチナ人の町が、家
も、塀も、墓地も、墓も含めて、すべて破壊されたのである(前出『イスラエル国家
の人種主義』)。
 エルサレムのヘブライ大学で、“民主主義の日”の翌日、ユダヤ人の学生たちが、
正しい質問を提出した。
《エルサレムのアルゴン通りとテル・アヴィヴのヒルトン・ホテルが、破壊されたイ
スラム教徒の墓地の跡に作られることを知っていながら、なぜ、あなた方は抗議をし
ないのか?》(『イスラエル社会主義組織の学生たち/マッペン』)
 [中略]
 http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-35.html
 訳者解説(その3)
[中略]
(以下は、パリ地裁ガロディ裁判の傍聴取材の部分抜粋)
 特に親しくなり、二度も自宅に招待され、フランス人の妻、キャリーの手料理によ
る世界三大珍味、トリュフまで振る舞ってくれたパレスチナ人のインターネット活動
家、バジル・アブエイドとの「遭遇」は、私の人生でも最大の曲がり角の一つとなる
経験であった。[中略]
 カルパントラの件は、バジルに聞くと、やはり現地では有名な話で、名乗り出た
「チンピラ」が有罪で投獄されはしたが、誰も警察の処置を信じていないそうである。
[後略]
------------------------------------------------------------

 以上。

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シオニスト・ユダヤ人たちが、今、着々と進めている大イスラエル帝国の建設

By richardkoshimizu

アメリカを支配しているのはユダヤ人です。そのユダヤ社会の頂点に立つのは、「普通の非ユダヤ・アメリカ人からは、代表的なWASPであり、敬虔な福音派信徒であると勘違いされ、一方でユダヤ人社会の中では、隠れユダヤ人の頭目であることが暗黙のうちに了解されている」大富豪、ロックフェラーです。(参考RJ)現在の当主は、デービッド・ロックフェラー氏(左の写真)です。

そのロックフェラーが後援して、二代続けて大統領に押し上げたのが、強いユダヤ人疑惑のあるブッシュ親子です。(参考BJ)「ブッシュ・ロックフェラー一味」としばしば呼ばれる、この連合関係が、自ら仕掛けた911内部犯行を口実にして、全く合理性のないアフガンとイラクへの侵略戦争を遂行したのです。

アフガン侵攻の目的は、ロックフェラーが支配する石油と麻薬という二つの産業の利権を奪い取ることであると同時に、アシュケナジ・ユダヤ人のための「ユダヤの故地、ハザール汗国の旧領土の奪還」でもあったのです。(別途解説します。)一方で、イラクの侵略は、世界最大の埋蔵量が期待されるイラクの石油をロックフェラーが奪取すること以外に、もうひとつ、実現すればシオニストユダヤ人全体が狂喜乱舞する目的がありました。それは、聖書の予言の実現であり、大イスラエルの建設なのです。

旧約聖書の創世記にこんな記述があります。

Genesis 15 18 : On that day the LORD made a covenant with Abram and said, "To your descendants I give this land, from the river of Egypt to the great river, the Euphrates--  


エジプトの川、つまりナイル川から、ユーフラテス川までをユダヤ人に与える。そう、神がユダヤと契約した。
聖書には、ユダヤが中東に広大な帝国を建設すると予言されているのです。狂信的なユダヤ教徒、つまり、シオニストは、聖書の予言の実現に血道を上げます。ユーフラテス川とは、イラクの中ほどを流れる大河です。今、その大河の周辺にユダヤ人が群がっています。相場の三倍の高値で、北部イラクの土地を買い漁っています。イラク侵略戦争後、アメリカの送り込んだ暫定占領当局が最初に行った改革は、「イラクの土地を外国人が購入することができる」ようすることでした。ユダヤ人のために。(参考KJ)

途端に、アメリカとイスラエルの二重国籍を持ったユダヤ人が米軍の軍装を着て、大挙して入ってきました。数年前までイラク北部に在住していていたユダヤ系クルド人が、戻ってきました。彼らは、クルド人地区を中心に次々と土地を手に入れていく。イラクの戦後の治安は最悪で、爆弾テロが連日多発しています。失業率も8割を超える惨状で、とても落ち着いて国民生活が送れる状態ではありません。地主さんたちも、嫌気がさしています。そこへ、相場の三倍の条件を提示されて、土地を売って国外へ出て行く人たちが相次いでいます。(参考MB)ユダヤ人が土地を手に入れるためには、治安は悪くなくてはいけない。経済は破綻状態でなければいけないのです。

自爆テロが多発していますが、イラクの土地のほしいユダヤ人にとっては、ありがたい事です。怯えたイラク人の地主は、ユダヤ人の差し出した土地売買契約書にサインして、さっさと、国外へ脱出します。自爆テロを偽装した自動車爆弾は、イスラエルのモサドの得意技です。捕まえて殺したイスラム教徒の死体を運転席に縛りつけ、遠隔操作で突入・爆破します。そして、ユダヤに支配されたメディアに「自爆テロ」と報じさせます。治安が悪くて得をするのは、シオニスト・ユダヤ人なのです。

そして、過去には15万人いたユダヤ系クルド人が、イスラエルから帰還する計画も進んでいます。北部イラクの土地をアメリカのユダヤ人が、札びらを切って、手に入れ、そこに、ユダヤ系のイラク人が住む。「小さなユダヤ国家」が今まさに誕生しようとしています。創世記の予言では、大イスラエルの東端は、ユーフラテス川ということになっています。この小さなユダヤ国家が、その東端部分に見事に合致します。

こうなってくると、ユダヤ人が抑えたイラク北部のクルド人地域は、イラクから分離独立させてしまったほうが、ユダヤ国家として機能させられます。そのためには、イラクの国内勢力が分裂して、抗争、内乱状態に陥ってくれたほうが、ユダヤ人にはありがたい。新しい政権の元でイラクがひとつにまとまってしまっては困るのです。ユダヤさんたちの暗躍のおかげで、2005年1月の国民議会選挙は、シーア派の独占の結果に終わりました。スンニ派のほとんどは、選挙をボイコットしてしまいました。これでいいのです。シーア派とスンニ派が今後対立し、内戦が起こり、(というか、ユダヤが内戦をけしかけ)、結果的にクルド人地区を分離独立させる計画があるのではないでしょうか?そのためには、爆弾テロが多発し、治安を悪化させなければならない。毎日報道される自爆テロの何割かが.....モサドなどのユダヤ謀略機関の仕業であっても少しも奇異ではありません。そろそろ、イラクが今後、複数の国家に分裂するのではと、観測する人たちが出てきました。ユダヤ権力の周辺にいる人たちが、それを口にし始めたようです。

そして、国家分裂を促進する目的で、ブッシュも動き出しました。早期にイラクから米軍を撤退させるというのです。(参考IT)治安が安定していない状態で米軍がいなくなれば、間違いなく、内戦状態になります。内戦状態を創出するために、ブッシュは兵を引くのです。実に馬鹿馬鹿しいことに、ブッシュの黒幕であるロックフェラーが主宰する外交評議会(CFR)が、イラクを三分割すべきだと主張しているのです。(参考CF)ふざけた話です。クルド地区がほしいから、ブッシュに命じて兵を引かせるのです。どうしようもない強欲ユダヤ人です。 副大統領のチェニーもイラクからの撤退を口にし始めました。「一日も長くイラクにとどまりたくない」のだそうです。(参考IH)早いところ内戦を悪化させて国家分裂を促進したいのでしょう。ユダヤがクルドの土地を盗むために。

大イスラエル建設の先頭に立つ、ユダヤ人・ロックフェラーは 、勿論、実利も見逃しません。クルド人地区のキルクークでは大規模な油田が見つかっています。ユダヤ国家を建設するという名目で、ユダヤ社会の協力を取り付け、自分は自分で、クルド地区の石油を独り占めにする算段でしょう。際限なく貪欲ですから。 土地が手に入れば、その下の石油もユダヤ人のものです。ロックフェラーの手先が、今、舌なめづりしながら、キルクークあたりを徘徊しているのです。

ニューヨークのウォール街のユダヤ人たちは、「大イスラエル実現」のために、イラク侵略を企図したのです。911を含め、すべてがユダヤの遠大なる計画の通り進んできているのです。ブッシュ以前にも、ユダヤ人たちは、この試みの一端を見せてくれました。ホワイト・ハウスの研修生、ユダヤ人、モニカ・ルインスキーは、ダイナマイト・ボディーでクリントンを誘惑しました。モニカの下半身攻撃の罠に掛かったクリントンを、早速、ネオコン・ボスのユダヤ・シオニスト、ビル・クリストルやシオニストメディア王、マードックが、メディアを使って攻め立てました。ついで、ユダヤの所有する大手メディア、NYTやWPがクリントン攻撃戦に参戦しました。そして、シオニストたちは連名で、クリントンに書簡を送り、イラク攻撃を迫ったのです。下半身ネタで窮地に追い込まれたクリントンは、ユダヤ人の要求に屈して、イラクを空爆したのです。大イスラエル計画は、そのときに既に始まっていたのです。なんのことはない。モニカ・ルインスキーは、要するにモサドの工作員だったのです。

さて、そうなると、大イスラエル帝国建設に、どうしても不可欠なのは、「シリア」を手に入れることです。

ブッシュが次に攻撃するのは、シリアかイランか?とよく話題にされます。なぜ、シリアなのか?シリアは、ブッシュ政権から、イラクのフセイン一派を保護しているとか、テロリストをイラクに送り込んでいるとか、ありとあらゆる難癖をつけられています。(参考BS)さらには、「シリアの大量破壊兵器疑惑」をブッシュ政権のユダヤ人閣僚、ボルトン国務次官がでっち上げ、シリア攻撃の材料にしています。(参考SW)勿論イラク同様に濡れ衣です。ユダヤがシリアに仕掛けた言い掛りです。ブッシュは、イラクについで、シリアも武力攻撃で政権を打倒すると示唆しています。

要するに、シオニストたちは、シリアがほしいのです。シリアを侵略する口実がほしいのです。大イスラエル建設に不可欠な部分、シリアをユダヤの傭兵、アメリカ軍によって占領したいのです。

ブッシュは、シオニスト・ユダヤ人たちが用意した、開票結果を改竄できる電子投票機のおかげで、大統領の座を二度盗み取ることに成功しました。あと、4年の間、ブッシュは選挙を気にせずに、ユダヤ人の望むことは、何でもできるのです。(参考YK)

ブッシュは、創世記の予言を現実のものとするために、またまた、卑怯な行動に出るでしょう。ロックフェラーを21世紀のダビデ王とするために、ブッシュは、最後のご奉公に専念するでしょう。ユダヤの歴史にデービッドの名前を残すために。

↑旧約聖書、創世記の記述に基づく、大イスラエルの領土

参考RJ
ブッシュの黒幕=隠れユダヤ人ロックフェラーが、911内部犯行の首謀者
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/rockyuda.htm

参考KJ
その3.イスラエルによるヤシン暗殺テロから服喪を明けたパレスチナ 2004/3/27
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/2004/016.htm
イスラエルはアメリカ軍のイラク攻撃・占領作戦で重要な中核を占め、現在は、民間が中心となって、旧クルド自治区・キルクークを中心に土地の収用や買収を活発に行っており、中東の石油支配にも攻勢をかけている。

参考MB
米とイスラエルがイラクに新ユダヤ国家建設を計画 2003年11月10日号(エジプト週刊誌アル・オスブー)ムスタファー・バクリー
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/mustafa_bakry.html
この報告にはいささかも誇張は無い。この重大な情報はアラブ、イスラム諸国、特にイラクに隣接する諸国に伝えられた。シオニストとアメリカが第2のユダヤ人国家を建設するというものだが、今回は、エジプトのナイル河イラクのユーフラテス河までまたがる「大イスラエル国家」建設というシオニストの宿願をイラクで実現しようというものである。

参考IT
イラク新政権望むなら撤退=米大統領が初表明2005年01月29日(土)
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050129/050128161845.jo9wy2h1.html?C=S

【ワシントン28日】ブッシュ米大統領(写真)は、ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、30日のイラク国民議会選を経て樹立される移行政権が要請するなら、同国駐留米軍を撤退させる用意があることを明らかにした。ブッシュ大統領がイラク駐留軍撤退の可能性に言及したのは始めて。 ブッシュ大統領はこの中で、「イラクの指導者の大半は、少なくともイラク軍が自力で戦える能力を整えるまでの期間、連合軍の存在が必要であることを理解しているようだ」と指摘し、イラク移行政権が米軍に対し、「占領軍」ではなく「支援者」として駐留継続を要請するだろうとの見通しを示した。

参考CF
世界大戦の予感
2003年11月27日  田中 宇
http://tanakanews.com/d1127iraq.htm

アメリカの中道派の総本山ともいうべきシンクタンク「外交評議会」から「イラクを3分割すべきだ」という提案が出てきた。
イラクはシーア派(人口の60%、主にイラク南部・中部に在住)、スンニ派(15%、主にイラク中部)、クルド人(20%、主にイラク北部)という3つの系統の人々から主に成り立っているが、政治権力や軍事力は以前から少数派のスンニ派が握っており、フセイン政権もスンニ派政権だった。米軍にゲリラ攻撃を加えているのもスンニ派の勢力である。そのため、反米傾向が少ない北部のクルド人地域と、南部のシーア派地域を分離して自治を与え、先に安定させるべきだ、というのが3分割提案の要点である。
中部のスンニ派地域では今後さらにゲリラ戦の激化が予測されるので、米軍単独ではなく、国連の傘の下で(米軍を中心とした)国際軍に再編し、ゲリラを掃討する計画だ。
イラクが建国された1921年からフセイン政権まで、イラクを統治していたスンニ派勢力の最大の財源は石油だったが、イラクの石油は北部のクルド人地域と南部のシーア派地域に集中しており、中部のスンニ派地域にはほとんど石油がない。そのため、南北を先に分離させれば、スンニ派勢力は財源を失い、弱体化してゲリラ戦を続行できなくなる。だからイラクを3分割すればイラクの戦闘は早く終わる、と提案されている。

イラク分裂は中東全体の崩壊につながる」 田中宇氏
2004年01月28日10時10分
アメリカが
イラクから急いで撤退しようとしているが、アメリカ撤退後、イラクは内戦に陥るか、クルド人地域が他の地域から独立して分裂する可能性が大きくなっている。そんな中、エジプトのムバラク大統領の側近が「イラク分裂は中東全体の崩壊につながる」と警告を発した。

エジプトの大統領政治顧問であるオサマ・アルバズは最近の講演で「エジプトは
イラクを分割しようとするあらゆる試みに反対する。イラクが分割されれば、周辺諸国の分離独立運動を煽り、中東全域の情勢を悪化させる。これは、アラブ世界の崩壊につながりかねない。悪影響が全世界に広がるだろう」と述べた。
Iraqs break-up may trigger collapse of Arab world: Egypt
http://jang.com.pk/thenews/jan2004-daily/27-01-2004/world/w9.htm
彼の発言からは、以前の記事で紹介した「
イラク3分割案」がアメリカによって検討され続けていることがうかがえる。
http://tanakanews.com/d1127iraq.htm

参考IH
1日も長くイラクに留まりたくない=米副大統領 (時事通信)
 【ワシントン6日】チェイニー米副大統領(写真)は6日、FOXテレビのインタビュー番組で、「米国はイラクに必要以上に1日たりとも長くとどまるつもりはない」と強調したが、「米軍の撤収はイラク軍が治安の任務を引き継げるかどうかに掛かっている」との考えを示した。同副大統領は、イラクで半世紀ぶりに自由な選挙が行われてから1週間経過したことを受け、「イラク人は政府を形成するだろう。これはイラクの文化に影響するもので、米国のイラク版ではない」と強調。「ただ現時点では、米軍はイラクに留まる」と述べた。

副大統領は「われわれは任務を完成し、機能するイラク政府を形成し、イラクが治安を維持できる軍事力を持てば、撤収するだろう。必要よりも1日も長く留まる願望はない」と語った。イスラム教スンニ派の指導者が5日に、米軍の撤収の日程がはっきりするなら、新憲法の起草に参加すると表明した。

これについて副大統領は「米軍の撤収は、政治的な妥協の一部として今決める人為的な日程ではなく、任務が完了する時期という観点から考えるべきものだ」との見解を示した。 米国は現在の約15万人の駐留軍のうち、少なくとも年内は約13万5000人を維持する計画だ。また同盟軍も約2万人駐留している。〔AFP=時事〕 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__976279/detail

参考BJ
ブッシュが隠れユダヤ人であると疑わせる数々の傍証
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/bushjew.htm

参考BS
「ならず者」がシリアを脅迫し、北朝鮮にも強硬姿勢で臨む

http://osaka.catholic.jp/sinapis/overseas/tokimeta/weekly_t/030420-1.html

ブッシュ
大統領は11日、「シリアはバース党のメンバーやフセイン大統領の家族や将軍らに安全な避難場所を提供すべきではない」とシリアを批判し、イラク政府高官の亡命受け入れなどに応じないよう強く警告した。シリアは開戦前、仏独ロ中の大国以外で、国連安保理協議でイラクへの武力行使に強く反対した国であり、開戦後も米英軍の正当性のない戦争に明確に反対し、アラブの義勇兵がシリア経由で参戦したり、イラクの亡命者を受け入れた可能性があるとして、ブッシュ政権が一番敵視している国。新保守主義のリーダー、ウォルフォウィッツ国防副長官は9日、「もしこのまま続けるなら、わが国の政策を考えなければならない」とイラクに次ぐ武力攻撃による政権打倒を示唆する発言をしている。ブッシュ政権がシリアを「悪の枢軸」並に敵視しているのは、シリアがイラク同様、アラブ社会主義的なバース党の一党独裁体制をとり、レバノンなどからイスラム教シーア派組織ヒズボラなどの自爆攻撃要員を送り込んでいると見ているからである。これに対してシリアのシャラ外相は12日、「シリアは一貫してイラク国民のための戦争に反対してきた。戦争を防ぐためにベストを尽くした。シリアがフセイン政権幹部を保護しているというなら、証拠を見せてみろ。何も見せられないじゃないか」と激しくブッシュ政権を非難し、「アメリカは悪意に満ちたゲームをシリアに仕向けている」と怒りをあらわにしたが、アメリカがシリアを攻撃しているのは、イスラエルを擁護するためでもある。

参考SW
シリアの大量破壊兵器開発と「新しい悪の枢軸」
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/468.html
月5日のシリア空爆の後、この数日、シリアとイスラエルの関係が今までより悪化してきている。
http://story.news.yahoo.com/fc?cid=34&tmpl=fc&in=World&cat=Syria
シリア空爆の1週間ほど前になると思うが、米下院外交委員会でボルトン国務次官が安全保障上の「ならず者国家」として、シリアを北朝鮮、イラン、リビアとともに挙げ、特にシリアに時間を割いて詳細に言及したそうだ(9月30日付けワシントンタイムズ)。
http://www.washtimes.com/op-ed/20030929-090653-2022r.htm
これを踏まえてワシントンタイムズの記者は、(イラク戦争後)アメリカ政府はイランや北朝鮮とともにシリアを、「新しい悪の枢軸」国として加える明確な動きがあると書いている。 ボルトンは独裁政治のアサド政権が警戒すべき情勢になってきたのは、6カ月前(イラク戦争後)からだと言う。以下彼の報告の主要なもの。

シリアの二つの脅威は大量破壊兵器開発とテロリズムへの支援。シリアの核兵器プログラムは民生目的の名目でロシアが援助している。これは軍事目的へ応用可能。さらにワシントンは、シリアが生物兵器の開発を継続していて、サリンやVX神経ガスといった化学兵器を保有しており、数百の弾道ミサイルの一部に化学弾頭を装着させているという疑惑を持っているが、その弾道ミサイルの開発はイランが援助していると見ている。長距離ミサイル「スカッドD」は北朝鮮の協力で開発したが、周辺国のイラクの大部分、ヨルダン、トルコを射程範囲に収める。

参考YK
▲ユダヤ人ケリーはブッシュに勝たせるために起用された当て馬

http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/yudakeri.htm

●新聞もテレビも真実を伝えない時代に生きるために
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/sinbunterebiiranaiyo.htm
元祖■ブッシュ親子の自作自演テロ第68部■本家@親子丼BBS
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2092/1098501393/l100
911とオウム事件HP群
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/kok_website/iriguchi.htm