西岡昌紀「最近の小林よしのり」

 更新日/2016.12.13日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、西岡昌紀「最近の小林よしのり」を転載しておく。

 2016.12.13日 れんだいこ拝


【西岡昌紀「最近の小林よしのり」】
 「★阿修羅♪ > 議論30 」の西岡昌紀氏の2010 年 7 月 21日付投稿「最近の小林よしのり」
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1542934282&owner_id=6445842
 西岡昌紀 http://nishiokamasanori.cocolog-nifty.com/blog/
 政治に関して言へば、私は、「右」でも「左」でもない積もりです。例えば、私は、憲法9条については改正論者ですが、原子力発電には反対です。或いは、中東問題ではパレスチナ人の側に立つ者ですが、北朝鮮に対しては強硬な立場を取る者です。この様に、日本で「右」とか「左」とかされる分類では、自分の考え方はどちらにも当てはまらないので、この時代遅れの分類(「右」と「左」)のいずれかを名乗る事は、しない事にして居ます。

 ただし、私は、言論の自由を尊重する事では徹底した人間である積もりです。ですから、人権擁護法の類の法律には絶対反対ですし、同時に、天皇についての言論に関して、タブーを設ける様な姿勢にも絶対反対です。天皇であろうと、「慰安婦」であろうと、「ガス室」であろうと、「地球温暖化」であろうと、とにかく、この世に疑ってはならない物などあってはならないと言ふのが、私の信条です。又、アメリカであろうと中国であろうと、或いは、天皇であろうと部落解放同盟であろうと、この世に批判してはいけない物が有る等とは思ひません。「批判してはいけない物」が存在する社会などまっぴらです。そう言ふ社会が到来する事に私は、絶対に反対です。その様に、自分が疑った物を疑ふ自由を、或いは、自分が批判したい物を批判する自由をお互いに認め合った上で、対話する事こそが、私が至上の価値とする物です。ですから、私は、どんなに意見の違ふ人とでも、意見が違ふと言ふだけで対話を放棄する事はしません。

 礼儀を守らない人や、暴力に訴える人を別とすれば、私は、いかに意見が違ふ人とでも、交流する事にして居ます。ですから、人間関係の上でも、私は、「右」にも「左」にも属して居ませんし、実際、私の友人、知人には、「右」の人も居れば、「左」の人も居ます。そんな私ですが、それでも、人が、私を「右」と見なしたり「左」と見なしたりする事が有るのは、仕方が無い事だと思って居ます。(本当にどちらでもない積もりですが、あえてどちらかを選ぶとしたら、意外に思ふ方も多いと思ひますが、「左」と見なされる方が嬉しいかも知れません。)


 そうお断りした上で書こうと思ったのは、前置きが長く成りましたが、最近の『サピオ』における小林よしのりの発言はなかなか面白いな、と思って居ます。彼(小林よしのり)とは、過去に

は色々有りましたが(笑)、最近の彼の(自称)「保守」批判は、実に痛快です。

(「過去の色々」についてはこれらのサイトをお読み下さい)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%9D%E3%83%
BC%E3%83%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6


http://www.amazon.co.jp/%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E3%81%8C%E6%95%99
%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%82%88%E3%81%97%E3
%81%AE%E3%82%8A-%E3%83%AD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%83%E3%8
2%AF%E3%82%B9/dp/4795200696/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1279703499&sr=1-1

 産経新聞や『正論』に書いてある事をオウムの様に繰り返し言ったり書いたりして居る(自称)「保守」の人達に、私は、本当にウンザリして居ます。

 私は、皇室の話には、正直なところ余り関心が有りませんが、皇室に関する小林よしのりの(自称)「保守」批判には、非常な説得力が有るし、皇室の事に限らず、自分たちと少しでも違ふ事を言ふ人間には、すぐに「反日」とか「サヨク」とか言った決まり文句を投げつけて、激しい言葉で攻撃をする(自称)「保守」の人間たちが、私は、本当に、社民党や朝鮮総連と同じくらいに大嫌いなのです。その意味で、今、小林よしのりが『サピオ』で展開して居る「保守」論壇への批判を読むのは、本当に痛快です。次の『サピオ』を読むのが、本当に楽しみです。







(私論.私見)