ヘンリー・メイコウの「イルミナティ/世界を強奪したカルト」その1

 (最新見直し2015.07.11日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「ヘンリー・メイコウの『イルミナティ/世界を強奪したカルト』その1」を検証する。

 2006.1.14日 れんだいこ拝


【太田龍のヘンリー・メイコウ論及び著書「イルミナティ 世界を強奪したカルト」論】
 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「№29、監訳者解説ーーー太田龍」を転載する。
 本書の著者ヘンリー・メイコウはカナダ在住の同化主義的ユダヤ人として育ったという。凡そ現代ユダヤ人にとっては以下の三つの立場が可能である。一、自分が住んでいる社会、民族、国家、文化、宗教などに同化すること。二、イエス・キリストを信ずること。三、同化主義を拒否し同化しないことを主義とする。同化しないということは必然的にタルムード主義、カバラ主義という立場をとることを意味する。このような同化主義者として出発したヘンリー・メイコウはまず、イルミナティの謀略としてのフェミニズムのペテンという重要問題に取り組んだ。メイコウが反イルミナティのウエブサイトを立ち上げてほぼ毎週1回公表し始めたのは筆者の記憶では2000年代初頭のことである。従って、合計四百ないし四百数十篇の反イルミナチイのニューズレターが公開されている。本書「イルミナチイ/世界を強奪したカルト」(2009年)には、そこから厳選した必読論文40篇が収録されている。なお、メイコウの野心作「フェミニズムと新世界秩序」(2007年)にもほぼ同数が収められている。

 メイコウはごく初期の段階で「シオン長老の議定書」の研究、調査に集中した。議定書は20世紀初頭ロシア官憲によって暴露されたのち、1911年、ロシア共産革命が開始されると、それは偽書か、裏書か、激しい論争の的となつた。しかし、そんなことはどうでもいいお話である。本当の問題はその執筆者、その講師、その講演者、それは誰かということで、今日に至るまで、多くの人物がその候補者として指名された。しかし、それらの候補者は全世界の人々を納得させることはできなかった。本書でメイコウは、この問題にズバリとした回答を与えた。メイコウの見方は以下の通り。

 まず第一に、「シオン長老の議定書」の講演者は、ロスチャイルド家の一員でなければならない。第二に、彼は英国ロスチャイルド家第二代ライオネル・ロスチャイルドでなければならない。英国ロスチャイルド家は18世紀末英国に上陸した。ライオネル・ロスチャイルドは19世紀初めに生まれ1870年代まで現役で活動した。事実上ライオネル・ロスチャイルドはイルミナティの最高首脳だったのである。メイコウが明記した定義によれば、「シオン長老」とはイルミナテイの奥の院のことである。イルミナティは特定の任務をエージェントに委任する。イルミナティは無数の走狗を使い捨てのコマとして利用する。最後は4番日のゴイムである。ゴイムとは羊人間であり、家畜人間である。これがイルミナティの支配構造である。イルミナティのメンバー及びその幹部候補生が地球人口の0・1%と仮定すれば、それは約600万人となる。この数が正確かどうかは筆者には確証がない。1%と仮定すれば6000万人となり、それでは余りにも多すぎるという印象を与える。

 フリッツ・スプリングマイヤーの未完の大著「イルミナテイ、トラウマベースドマインドコントロールスレイブ」(筆者の手作りコピー版を頒布中である)によれば、「アメリカは二百数十万人のイルミナテイ精神的奴隷を訓練済みである」という。しかし、イルミナテイによって完全にマインドコントロールされた奴隷は、どんな関係に立つのであろうか。それは難しい問題である。イルミナチイは、約600万人(0.1%)の中枢およびその候補生、約3000万人(0.5%)のエージェント、約12億人(20%)の走狗、約48億人(80%)のゴイム、羊人間、家畜人間に分かれる。イルミナチイのエージェントが0.5%としても、これはかなりの数ではないだろうか。そんなに有能なエージェントが3000万人も存在するのだろうか。この間題について、メイコウは、「レッド・シンフォニー(赤い交響曲)」を重視している。「赤い交響曲」とは「ラコフスキー調書」のことである。

 ラコフスキーとは多年にわたるベテランのコミンテルン活動家である。1930年代、スターリンによってトロッキー派として裁判にかけられ粛清された。しかし、GPU(ゲーベーウ:Gosudarstvennoye Politicheskoye Upravlenie)取調官に対する尋問の中でラコフスキーは、スターリンに対する取引を企図した。このGPU尋問調書は通訳官によってそのほぼ完全な写し記録が作成され、のちに西側に持ち出され、フランスの白系ロシア人の新聞に公表された。これは英語にも翻訳された。また、永淵一郎による日本語訳が存在している。この永淵訳は「ロックフエラー帝国の陰謀」に附録として収録されている。きわめて長文のものである。ずいぶん前のこと、日本人のあるプロの翻訳家が「ラコフスキー調書は信憑性のない偽書である」と発言したのを聞いて、私は、日本の斯界におけるプロの翻訳家がとてつもなく低劣であることを確認した。要するに、ラコフスキーは、共産主義革命家としてではなく、イルミナテイによって使い捨てにされる走狗でもなく、イルミナテイのまぎれもないエージェントとして、イルミナテイの中枢としての中央銀行カルテルのエージェントの位置付けで、スターリンをヒトラーに対する戦争に誘導したのである。ここには、イルミナテイにとってのエージェントの役割と資格が明確に定義されている。

 こんな高度な芸の出来る人物が3000万人も存在するかどうかはなはだ疑問である。これに反して、イルミナチイの走狗はあっさりと使い捨てにされる。しかも大量に使い捨てにされる。実際中国共産党は、中国人民を使い捨てにした。さらにスターリン政権も6000万人の走狗を使い捨てにした。イルミナティについての理解の要点は、エージェントと走狗、これを決してごっちゃにしないことである。この区別を明確に認識できないものはイルミナティについて何も知らないことを意味する。「日本はイルミナティサタニスト世界権力によって占領されている」というふうな言い方を我々は常用する。現代日本に果たして、イルミナティのエージェントのレベルの人物が存在するだろうか。明治以降現在まで、イルミナティのエージェントとして活動した日本人は少なくとも一人存在した。それは、あの有名なゾルゲ・スパイ事件の尾崎秀実である。このことについては誰も異議を申し立てるものはいないだろう。これに対して、イルミナチイの走狗についてはどうか。イルミナテイ問題のもっとも重要な事項は走狗についての理解である。筆者は、現代日本の代表的なイルミナテイの走狗として、とりあえず次の5名を挙げた。[1]中丸薫、[2]ベンジャミン・フルフォード、[3]副島隆彦、[4]安部芳裕、[5]鬼塚英昭。以上の5名である。筆者の理解によれば、走狗は骨を一本放り投げると死に物狂いで走る。走狗にとっては、自分がイルミナテイのご主人さまによってそのように骨を投げてくれること自体が誇りであり、自慢であり、使い捨てにされるということ自体がとてつもなく名誉である。こういうふうに見ると、我々は走狗としてのイルミナテイを適切に定義し、観察することができるであろう。しかし仮定によれば、地球人類のうち約20%は走狗である。これは膨大な数である。この人たちの役割は人類支配にとって無視できない。メイコウは、イルミナチイの内実は中央銀行カルテルであるという。そして、そのような方向へと地球人類全体を持っていくためには、彼らイルミナテイは約20%(12億人)の走狗を動かさなければならない。意図した方向に走狗の大軍を動かすために、彼らには何が必要とされるであろうか。彼らは、私利私欲を原理とするイルミナテイというカルトが、走狗自身の立場であり、思想であるというふうに思い込ませなければならない。この思い込みは、タルムードであり、カバラである。メイコウが「イルミナテイとは世界をハイジャックしたカルトである」というとき、それはこのことを意味するのである。つまり、自分自身の利己主義的原理とイルミナテイの原理とを同一視するよう持ってゆかなければならないのだ。イルミナテイの四つの構造のうち、こういう仕事ができるのは走狗だけである。現代日本に生きる我々も、このイルミナテイの走狗たる人物の言行を注視していかなければならない。

 平成21年4月21日記 太田龍

【ヘンリー・メイコウ著書「イルミナティ 世界を強奪したカルト」その1】
 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「01、世界を強奪したカルト、イルミナティとは何か」を転載しておく。
 世界を強奪したカルト、イルミナティとは何か

 これが映画のプロットなら、あり得ない話として絶対に却下されるはずだ。私たちを支配する指導者たちは知性や実績で選ばれているのではない。人々の信頼を勝ち獲たものの、その信頼を裏切ろうとしている。現在の地位を与えられているのはそのためだ。
私たちの指導者は、世界金融とマスコミを支配する少人数の悪魔崇拝カルト集団狂信的銀行家とフリーメイソンに選ばれた人間たちだ。彼らは、この国際的カルト集団の新参会員でしかない。そしてこの集団の名はイルミナティだ。彼らは高笑いする。「我々は、政府の姿をした茶番劇を仕組み、群集のなかから選んだ操り人形を大統領に据え、支配者とした」。多くの指導者が、人身御供、乱交、小児性愛、レイプ、拷問、殺人を含むゾッとするようなオカルト的儀式に溺れた結果、彼らの言いなりにならざるを得なくなる。

 
イルミナティの目標は、人類を堕落させ、身体的奴隷とまではいかなくとも、精神的奴隷にすることだ。彼らの影響力は、まるで癌細胞のように社会全体に広がっている。見たところ善意の集団に見える組織(慈善団体や教会)や、シオニズム、共産主義、社会主義、自由主義、新保守主義といったほとんどの政治運動を堕落させている。私たちの社会が、やつれた顔で陳腐な言葉を繰り返し、悪を撒き散らす無情な指導者たちに支配されているように感じられるのは、このためだ。私たちは現在、邪悪な攻撃を受けている。私たちは皆な騙されつづけてきた。過去の歴史と現在起きていることは彼らの計画の段階でしかない。文化の大半はプロパガンダだ。国家や立法府は舞台装置でしかない。彼は人類に対する憎悪に突き動かされ、分裂、堕落、戦争を引き起こし、人類に秘密の戦争を仕掛けている。無辜の民を悪魔の生賛としてささげているのだ。

 イルミナティはすべての宗教と社会制度を堕落させてきた。これらには、「神に選ばれた民」と自負する集団も含まれる。実際、この集団の指導者たちは邪悪な統治において重要な役割を果たしている。にもかかわらず、「選ばれた民」が誤った方向に導かれ、裏切られているとの批判が生まれると必ず「人種差別だ」との反論が返ってくる。抵抗を無効化するには非常に賢い手段だ。このように、史上最も急を要する課題が「偏見」として片づけられてしまっているのだ。そして「選ばれた民」は、邪悪で嘘つきな指導者たちの駒、スケープゴート、人間の盾でありつづけている。
イルミナテイの悪意は、防犯用の赤外線ビームよろしく、通過してからしか気づかれない。通過した者は、扉を静かに閉ざされ、影響力のある立場から遠ざけられる。それでもしがみつこうとすると、中傷されたり破産させられたりする。ときには殺されることすらある。将来的には、真実を語る者や反対者たちは融資や商取引から疎外されていくだろう。人類が彼らの暴挙にいとも簡単に陥ってしまっているのは驚きだ。社会的成功は、この邪悪な陰謀を、意図的であれ無意識であれ、黙認できるかによって決まる。西側の人間は視野を狭められ、指導者不在、無気力な状態に陥っている。私たちは、物質面、技術面では偉大な功績を残しているが、文化面、精神面では疲弊し、束縛されているのだ。本書は人類史上最悪最凶の権力組織、イルミナテイの正体を暴く、類い稀な一冊である。どうか真実に目を覚ましていただきたい。そして自分自身で考えるための糧としていただきたい。

 カナダ・マニトバ州ウイニペグにて ヘンリー・メイコウ

【ヘンリー・メイコウ著書「イルミナティ 世界を強奪したカルト」その2】
 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「02、人類はサタニストに支配されている」を転載する。
 「ユダヤ人の陰謀」 なるものは実在するのか

 先日、アラン・スタングが司会を務めるインターネットのラジオ番組で、「ユダヤ人の陰謀なるものは本当に存在するのか」と尋ねられた。ユダヤ人、イユズス会、ヴアチカン、フリーメイソンを非難するEメールが数多く届くらしい。私はこの質問に対して、
「世界を征服する動機と手段の両方を持つ唯一の集団は中央銀行カルテルのみだ」と答えた。細分化された集団の頂点にはカバラを信仰するユダヤ人とフリーメイソンが君臨している。シオニズム、フリーメイソン、ユダヤ人団体、帝国主義、イユズス会、ヴアチカン、情報機関、マスコミなどが彼らの下に位置する細分化された組織だ。「動機」は、公的金融(政府の貨幣製造)に対する、何ものにも代えがたい詐欺的な独占を維持するためだ。いかなる国家も独自の紙幣を発行したり、銀行家が無から生み出す「融資」を債務不履行にしたりしないために彼らは「世界政府」を必要としているのだ。「手段」はもちろん彼らのカルテル・ネットワークから注ぎ込まれる無限の富だ。この富のおかげで、彼らは政府、マスコミ、教育その他諸々を支配している。社会的成功を収めている人間は皆な彼らの操り人形か、自覚せずとも彼らの計画に沿った行動をとっている。シオニズム、フリーメイソン、共産主義、社会主義、M15及びM16その他のネットワークを通じて、彼らは隠れた支配を実行しているのだ。「イルミニズム」という世界的専制思想は、ユダヤ教の神秘主義思想カバラから生まれている。カバラでは、人(即ち銀行家)が神になり代わり、真実を定義し直すことができると説いている。

 1770年頃、マイヤー・ロスチャイルド率いる銀行家のシンジケートが、社会を破壊させる目的で悪魔主義的カルト「イルミナテイ」を発足させた。この分野の信頼できる研究者イーデイス・スター・ミラーによると、このシンジケートには、ダニュル・イチッヒ、フリードランダー、ゴールドシユミット、モーゼス・モカッタといったユダヤ人金融家が含まれていた(「オカルト神権政治」(Occult Theocracy、)。
ミラーは、イルミナテイ(共産主義と新世界秩序)の目的を次のように暴く。彼らは、キリスト教、君主国家、(彼らの世界政府構想あるいは「国際主義」に好意的な)国民国家の破壊、同性愛や乱交の普及による家族の絆や結婚の廃絶、相続や私有財産の廃止、「一視同仁」即ち「多様性」という偽りの大義に基づく集団としてのアイデンティティーの廃止、これらを目指しているのだ。もちろん、彼らはこうした情報をひた隠しにしている。カナダ・ユダヤ人協会は、私のウエブサイトからユダヤ人に関する記述を削除するように、カナダの「人権保護」審議会に申し立てをした。これを受けてカナダ人権保護審議会(CHRC)は、私の記述を調査するための裁判を2008年9月に起こした。起訴理由は、私が「憎悪」を推進しているとの使い古されたものだ。私は、この一件によって私の発言がすべて実証されたと捉えている。私はイザヤ、エゼキュル、エレミア、アモスらのような偉大な預言者ではないが、彼らもユダヤ人の「優位性」を批判しており、今日であれば私と同じ目に遭っていただろう。

 カナダ・ユダヤ人協会は、ユダヤ人の計画が乗っ取られていることをユダヤ人に知られたくないと思っている。ユダヤ民族の優位性を説く思想は、本来は道徳を守るために選ばれた「聖なる民」の思想なのだが、この邪悪な集団によって自らを神に代わる選民とするものに歪められてしまった。銀行家たちはユダヤ教の救世主信仰を、自分たちの物質的、精神的、文化的覇権を確固たるものにするための手段にしてしまったのだ。ユダヤ教は(共産主義とシオニズムと共に)、ユダヤ人、そしてユダヤ人を通じてすべての民族を支配するための制度(システム)なのだ。人々は、気づかないうちにいつの間にか世界政府の圧政に組み込まれてしまう。「シオン長老の議定書」には、彼らの合言葉は「カと偽り」だと記されている。「偽り」とは、彼らの「魔法」であるごまかしだ(議定書第1議定)。部外者である銀行家が財布のひもを握ると、必然的に国家はこれら銀行家と同義になる。国家とは名ばかりの存在で、「大衆」を操るための彼らの計略なのだ。これが、共産主義新世界秩序(N W O)の「偽り」の顔の裏に隠された真実だ。これは、人々が声を上げて糾弾できない史上初の圧政でもある。なぜなら、真実を口にした者は「反ユダヤ主義者」、「差別主義者」、「憎悪者」のレッテルを張られてしまうからだ。しかし信じてもらいたい。憎悪を抱いているのは完全にカバラ側だ。この計略は、少数による策謀のためにユダヤ人全体が非難されることで完結する。マフィアの悪行を理由にイタリア人全体が非難されるようなものだ。ユダヤ人全体を非難することで疑惑が証明され、ロスチャイルド家は目前の邪魔者を追い払うことができるのだ。考えてみればおかしな話だ。イタリア人がアル・カポネと組織犯罪を擁護するなど考えられない。組織化されたユダヤ民族主義は「反ユダヤ主義」と「憎悪」を呪いの言葉として利用している。この呪文を聞くと人々は縮みあがってしまう。呪縛から解放されるためには、私たちは胸を張って反ユダヤ主義を掲げ、新世界秩序推進に多大な役割を果たすユダヤ人(および隠れユダヤ人)に抵抗する姿勢を示さなければならない(だからといって大虐殺(ホロコースト)を容認、擁護しているのではない)。そうすることで反ユダヤ主義は、特定のユダヤ人(及び非ユダヤ人)イルミナテイの操り人形や政策に対する正当な政治運動(人種差別運動では断じてない)となるのだ。
 私にとってユダヤ人であることの意味

 私にとって、ユダヤ人であることは精神、心情、血筋、文化を意味する。私は神が道徳性を内在させている存在だと強く信じている。そして人類の目的と使命は、この道徳性を表明することだと考える。但し、他者には自分が善と信ずることを押しっけようとは思わない。しかし、各自がそれぞれの信条を持つ社会では、何が真実で何が正しいか、あるいは何が美しいかの基準は常に議論の的だ。私は同化したユダヤ人だ。私はユダヤ人である前に人類の一員であると考えている。次に帰属する国の一員であると考える。ユダヤ人であるとの認識は、そのあとに来る。私はユダヤ教の教育を受けているわけでもなく、日常的にユダヤ人とつき合ってもいない。今のところ、十戒と旧約聖書の一部を除けばユダヤ教に関心はない。「あなたがたは、その実で彼らを見分ける」(マタイ伝、7章16節)とイエスは説いている。その反面、キリストが説く愛の福音が社会を啓蒙したことは認める。人類の最初の精神的成長は、自分よりも他者を優先し、(ユダヤ人だけでなく)すべての人々が兄弟であると認めることだ。

 イスラエル・シヤハク教授は、著書「ユダヤの歴史、ユダヤの宗教/三千年の重み」(1994年)のなかで、ユダヤ教は宗教ではないとの私の疑念を証明してくれた。教授は次のように説いている。「従来のユダヤ教において、信仰と信念(国粋主義的信念を除く)は非常に小さな役割しか果たさない。もっとも重要とされているのは儀式的行為そのものであり、行為のもととなる信念や行為の意味ではない」。次に私は、ユダヤ教が旧約聖書の教えをタルムードとカバラでほとんど覆しているとの結論にいたった。タルムードとカバラを読んだことがあるユダヤ人は非常に少ない。読んでいれば、タルムードが非ユダヤ人への憎悪と軽蔑に満ちた書であると気づくはずだ。そしてカバラが、近代の魔術、占星術、数霊術、タロット、黒魔術、両性具有、セックス崇拝、そして大半のニュー・エイジ運動のもととなっているとわかるはずだ。カバラは、善と悪がひとつであり、黒と白が同じものであると説いているのだ。カバラを信奉するユダヤ人は、仲間内では次のようなジョークを飛ばしている。「正統派ユダヤ人が三人の応募者の採用面接にあたった。そこで彼らに、『2+2は何になるか』と尋ねた。一人は『4』、もう一人は『22』と答えた。二人とも退出させられた。三人目は、『あなたが望むものになります』と答えた。彼は採用された」。これこそ、まさに私たちが直面している新世界秩序NWOの理論だ。彼らは自己の利益のために真実を再構築しようとしているのだ。

 カバラは、世界を呑み込んだセックス崇拝信仰の大元だ。カバラを信仰するユダヤ人にとって、夫婦間のセックスは安息日に行なわなければいけない儀式だ。肉体的欲望は、「神への愛を増幅させる」とされ、性交は「神と一体となる手段」とされる(もちろんこれはデタラメだ。週に7日間「主」に仕えることで、神と一体になれるのだ。セックスとは、食欲と同じ自然の本能であり、聖なる行為ではない)。

 西洋文明は、神への信仰(=上昇)から悪魔信仰(=下降)へと弧を描いて移り変わってしまつた。弧の頂点は、いわゆる「啓蒙主義」と呼ばれた、金融資本家たちが神に成り代わることができると判断した時代だ。悪魔主義者たちが使った典型的な手段は、道徳的暗黒時代への落下を光、曙と偽ることだ(バラク・オバマのロゴもその一つだ)。テックス・マーズは著書「コーデックス・マジカ」(Codex Magica)の中でカバラの教えについて次のように記している。「聖なるヘビこそが真の神であり、人が行なうすべての悪は、錬金術を通じて魔法のように正義に変えられる。悪魔こそが主である。悪魔こそが唯一の真の神である。これが、カバラの教えの本質だ」。

 私は、カバラがポスト・キリスト教時代の青写真だと疑っている。現在の世の中が、メディアが垂れ流す神秘主義、ポルノ、暴力と恐怖で溢れているのはそのためだ。私は若かりし頃、ユダヤ人が根拠もなく憎悪され続けたと教えられた(指導部がユダヤ人を操作支配する常套手段だ)。私は祖父母をホロコーストで亡くした。両親はナチス時代のヨーロッパで非ユダヤ人のふりをして過ごした。イスラエルは何世紀にも渡る迫害に対する答えだと教わった。私は、アメリカで暮らすユダヤ人同胞たちのコミュニティーが小さく脆弱であると思っていた。しかし現在は、反ユダヤ主義にはより複雑で多様な原因があると気づいた。中でも主たる理由は殆どのユダヤ人に知られていない。ユダヤ教には至上主義と支配思想が含まれているのだ。イルミナテイのユダヤ人指導部は自らを神と捉えている。レオン・トロッキーは1923年にモスクワで5000人の赤軍の前で神を裁いた。彼は数々の恥ずべき行為を挙げ、神に対する欠席裁判を行なったのだ(ベルリン日報、1923年5月1日付)。ジユーイッシユ・ワールド紙は1883年2月9日に次のように発表した。「ユダヤ教の偉大な理想は全世界にユダヤ教の教えを浸透させることであり、国家間の普遍的人類愛とは実際はより大規模なユダヤ教を実現させ、異なる人種や宗教を解消することだ」。これは新世界秩序WNOにおいて重要な考えだ。中央銀行家の拠りどころとなり、彼らに対する非難を回避させる手段となるからだ。自分が所属する民族集団や宗教が、密かに悪のために利用されているとしたら、その集団や宗教から離れたほうがよい。さもなければ全責任を取らされるはめになる。このアドバイスはユダヤ人のみならず、ほぼすべての人に当てはまる。ユダヤ民族の一員として私は問いたい。ユダヤ教の神は普遍的な道徳秩序を体現しているのか。それとも原始的な部族的エグレゴア(すなわち集団心理の投影)を表わしているだけなのか。現在のユダヤ教のエグレゴアは悪魔なのか? 私たちは、危機に近づきつつあるのかもしれない。ユダヤ人団体と彼らに協力するフリーメイソンは、聖書の終末予言に基づくシナリオに従っている(シナリオ自体を彼らが執筆あるいは修正した可能性がある)。この筋書きには、第三次世界大戦とユダヤ人の3分の2を含む全人類の大量虐殺が含まれる。新世界秩序は、廃墟のなかから生まれることになっているのだ。人類は暗黒時代に突入しょうとしている。新世界秩序が成立すれば、反ユダヤ主義が拡大するのは必須だ。だから今こそユダヤ人は目を覚まし、立ち向かわなければならないのだ。今立ち上がっても誰も賞賛してはくれないだろう。むしろ軽蔑されるだけだ。しかし反ユダヤ主義が蔓延してからでは、いくらユダヤ人が守りを固めても手遅れだ。

 最後に二つの無関係の事柄を述べる。多くのユダヤ人が、イエスが説いた愛情深い神の概念から遠ざけられている。彼らは形而上学的に追放された人間だ。彼らは、愛を「得る」には人並み以上に頑張らなければいけないと感じている。愛に飢えた心を埋めるために過食する女性のように彼らは金と権力を求める。極端な例では、(ロスチャイルド家のような)無限の富と権力ヘの欲求、すべてを所有し支配しようとする願望は、悪魔の支配を象徴している。私はかつて普通の生活を満喫できるキリスト教徒に不信感を抱いていた。平凡で健全であることが、くだらなくてつまらないことに思えたのだ。私は自分の人生を正当化し、人生の意味を見いだそうとしていた。当時は、神の愛に基づいて生きれば、人生の本来の意味が見いだせると気づかなかったのだ。
最後にひとつ。自分が何を求めているのかわからなければ、真実は見つからない。人類が悪魔主義者サタニストに支配されているという真実を、はっきりと証明するのは難しい。しかし私はこれが、人類が陥っている泥沼に対するもっとも納得のいく説明だと本書の記事を通じて示してみせる。

【ヘンリー・メイコウ著書「イルミナティ 世界を強奪したカルト」その3】
 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「03、世界を乗っ取った狂信的カルト」を転載する。
 次の発言をしたのは誰か? 「戦争を煽るよりも、この国のユダヤ人グループは戦争に反対するべきだ。というのも、戦争の影響を真っ先に受けるのは彼らだからだ。この国の最大の危機は、映画、マスコミ、ラジオ、政府を牛耳る彼らの巨大な影響力だ」。これは、チャールズ・リンドバーグが1941年9月11日にアイオワ州の州都・デモインで発言した内容だ。そのちょうど60年後、世界貿易センターが同時多発テロの標的となった。この事件は、イルミナテイ、シオニスト、モサドがさらなる戦争を生み出すために仕掛けた自作自演のテロだ。シオニストらは、第一次世界大戦の裏でも糸を引いていた。彼らは、イギリスがトルコからパキスタンを奪うことを条件に、アメリカを参戦させるとの取引をしたのだ。歴史が繰り返されるのは、あらかじめそう決められた脚本に沿っているからだ。ロスチヤイルドの銀行シンジケートは、西洋文明を破壊するなどとは宣言しなかった。単に行動を起こし、実現しただけだ。ロスチャイルド家は選挙が行なわれるたびに、自分たちがユダヤ民族を代表していると主張してきた。200年以上もの間、ロスチャイルド家はユダヤ人グループやフリーメイソンを利用し、世界政府による圧政を実現するための戦争を生み出してきた。彼らの手下であるユダヤ人たちもそれを認めている。例えば、イスラエルのハアレツ紙は2003年5月4日付の記事で次の様に述べている。「イラク戦争は、新保守派(ネオコン)の知識人25名によって画策された。彼らは、ブッシュ大統領を歴史の流れを変えるように仕向けた。ほとんどがユダヤ人、ほとんどが知識人だ。部分的なリストを挙げると、リチヤード・パール、ポール・ウォルフオウイツツ、ダグラス●フェイス、ウイリアム・クリストル、エリオット・エイブラムス、チャールズ・クラウトハマーなどだ」(アリ・シヤヴイツト記者「白人が背負うもの」)。

 ジユゼッペ・マッツイーニに宛てた1871年8月15日付けの手紙のなかで、アメリカ・フリーメイソンの大物アルパート・バイクは「三つの世界大戦」を予言している。最初の二つはすでに予言通り実現している。第三次世界大戦については次のように記されている。「第三次世界大戦は、イルミナチイのエージェントが創り出す政治的シオニストとイスラム社会指導者たちの対立を利用して引き起こされなければならない。戦争は、イスラム(=ムスリム・アラブ世界)と政治的シオニズム(=イスラエル国家)が互いに破壊しあうように仕組まれなければならない。その間他の国家は再びこの間題で分裂し、物理的、道徳的、精神的、経済的に完全に疲弊するまで争わざるを得なくなる。(従って各国は)ようやく公にされた悪魔(ルシフアー)の教義を受け入れざるを得なくなる」(http://.threeworldwars.com/albert-pike2.htm参照)。

 ペルシャ湾、東欧、コーカサス地方を舞台に、ロシア、中国、イラン対アメリカ、EU、イスラエルによる核戦争が画策される。ロスチャイルド家が両陣営を操る。ユダヤ人ー私たちすベてーは、西洋文明を消滅させる大規模なチェス・ゲームの駒でしかない。そして廃墟のなかから、新世界株序NWOが建設させる。宇宙的な次元で見ると、人類を乗っ取り、サタンとその信奉者たちの奴隷とするのが彼らの計画だ。イラクにおける大失敗を経験した現在でも、シオニストたちは性懲りもなくイランヘの攻撃を画策してロビー活動を進めている。シオニズムはイルミナテイ結社によって支配されている。イルミナティ結社は、何代もつづく悪魔主義者である世襲ファミリーの集団と、ロスチャイルド家およびヨーロッパの貴族で構成される。彼らは金、婚姻、フリーメイソン(すなわちカバラ)によって結びついている。この狂信的教団(カルト)は、本書で後述する悪魔主義(サタニズム)、ユダヤ教、サバティアン・フランキスト運動から生まれている。
イルミナチイは非ユダヤ人(ゴイム)を軽蔑する姿勢を見せながら、他の世襲悪魔主義者たちと戦略的に婚姻関係を結んでいる。権力、富、文化を独占し、精神的、科学的発展を妨げようとする。彼らは、新封建的世界株序を創り上げ、人類を奴隷にしようとしているのだ。私たちが「歴史」と呼ぶものは茶番劇だ。人類の経験の大半は、彼らが教育やマスコミを通じて植えつけた産物でしかない。私たちの政治的・社会的態度は与えられたものだ。例えば現在行なわれているのは、結婚と家庭を崩壊させ、人生の意味を淫行のなかに見いださせようとする全面攻撃だ。
 フリーメイソンと融合したイルミナティ

 「メリー・アン」は有名な元イルミナテイメンバーだ。彼女は、教団の由来が古代バビロンとバベルの塔の時代にまでさかのぼると聞かされたそうだ(バベルの塔が現在のEU議会の建物と似通っているのは偶然ではない)。カバラ信者は、天国まで届く塔を建設しようとして神に阻まれたときから、主に対する何世紀にもわたる復讐を決意し、主の創造物を乗っ取ると誓ったのだ。カバラ信者は比較的少なかったため、金、すなわち経済的支配を通じて世の中を征服しようとした。下着を決して取り替えず、洋服の乱れを一切許さない正統派ユダヤ教徒であるアムシェル・マイヤー・ロスチャイルドは、1773年、12人の著名なユダヤ人銀行家を招集した。彼らは「自由、友愛、平等」という偽の約束を餌にして計画を改良した。「平等」の名の下に私有財産の奪取と自由および家族の崩壊を求める1848年の「共産党宣言」には彼らの邪悪な計画が反映されている。

 1776年、彼らはアダム・ヴアイスハウプトを任命してイルミナテイを再組織させた。この秘密組織は1782年にフリーメイソンと融合した。アンドレ・クリリエンコは、「非ユダヤ人を意識的、あるいは無意識にユダヤ人に協力させるために」フリーメイソンが利用されたとしている。
17世紀から20世紀にかけて起きた革命とそれぞれの恐怖政治の裏にも、カバラ信者の銀行家たちが控えていた。彼らは歴史を通じて、常に人類に対する邪悪な復讐を遂げようとしてきた。彼らは金融を詐欺的な方法で独占し(貨幣を創出する権利を政府から奪った)、世界を支配する手段とした。彼らは無から貨幣を創り出すため、自らを神だととらえている。この状況は、ユダヤ教のメシア信仰やカバラの予言とうまくかみ合う。彼らが自分たちの金儲けにユダヤ人の同胞や非ユダヤ人フリーメイソンを参加させているのは、もっぱら自分たちの邪悪な計画に協力させるためである。
 メンター

 ビル・クリントンの師であり、イルミナチイのメンバーでもあるジョージタウン大学のキヤロル・キグリー教授は、有名なスピーチで中央銀行制度について次のように述べている。「(中央銀行制度は)各国の政治システムを支配できる世界制度を構築するための手段でしかない」(「悲劇と希望」(Tragedy and Hope、1966年)。イルミナチイはヨーロッパとアメリカ、そしてほぼ全世界のエスタブリッシユメントを支配している。彼らは人類に秘密の戦争を仕掛け、私たちを暴政(即ち「世界政府」)に従わせようとしている。両方の陣営とマスコミの指導者を支配することで、すべての大戦を引き起こし、その結果を決めている。数々の革命、恐慌、そして最近では9・11及び「テロとの戦い」の首謀者でもある。「テロとの戦い」とは、新たな戦争と政治的混乱の口実でしかない。ユダヤ人グループは、彼らの一手段でしかない。ユダヤ人哲学者オスカー・レヴイは1920年、「近代ヨーロッパにおける出来事で、ユダヤ人にたどりつかないものはほとんどない。ユダヤ的要素は、共産主義と資本主義の双方にとって、世界を物質的、精神的に崩壊させるための原動力となっている」と述べた。レヴイは、革命的な大混乱を引き起こそうとする「ユダヤ教の強烈な理想主義」を非難する。「これら革命的ユダヤ人は自分たちが何をしているのかわかっていない。彼らは、意識的な悪事を働いているのではなく無意識に罪を犯している。だからといって彼らに罪がないと言っているのでは決してない」(ジョージ・ビット,リヴアーズへの序文「ロシア革命の世界的な意味」(World Significance of the Russian Revolution)。本書は、ユダヤ人がイルミナテイにどのように利用されているかについても詳述していく。フリーメイソンがどのように利用されているかについて書けば、もう一冊できあがる。これに関しジェームズ・ワードナー博士著「非神聖同盟」(Unholy Aliaces、1996年)をお勧めする。私は、イエズス会も重要な役割を果たしたと疑っているが、この件に関しては精査する時間がなかった。そこで、必読図書であるユリック・ジョン・フエルプスの「ヴアチカンの殺し屋」(Vatican Assassins)をお勧めする。イルミナテイの陰謀はいたるところに広まっていて、社会的に重要なあらゆる機関に浸透しており、何百万人もの非ユダヤ人を巻き込んでいると強調しておきたい。
 反ユダヤ主義と「役に立つ愚か者」

 いかなる宗教を信仰していても、あるいは信仰を持たない者であっても、私はすべての人間が創造主と直接つながっていると信じている。私たちは皆な己のなかに「主」の活力を宿しているのだ。私は民族性や宗教、人種ではなく、内なる神の存在にどう反応するかによってその人を判断する。ほとんどのユダヤ人がイルミナチイの計画などまるで知らない。彼らもまた他の人々同様に操られ陥れられているのだ。例えばアメリカの国民は、彼らが納める税金を通じて全員がイラク戦争に加担させられている。しかし一般のアメリカ人はイラク戦争開戦に関して何も意見を述べられなかった。アメリカ政府がアメリカ人の意見を代表していないのと同じように、ユダヤ人団体が私達を代表しているわけではない。両者ともイルミナチイの銀行家たちに乗っ取られているのだ。イルミナテイは一般のユダヤ人を隠れ蓑にしている。しかし世界を乗っ取ったこの狂信的教団はロスチャイルド家が支配し、ロンドンに拠点を置くカバラ信者の銀行家やフリーメイソンたちで構成される秘密集団なのだ。彼らは大企業(とりわけ金融、石油、防衛、製薬、メディアにおけるカルテル)、政府、マスコミ、秘密結社、情報機関、軍、司法、教会、基金、シンクタンク、NGO、教育を巧みに操ることで世界を支配している。ロンドンのチヤタム・ハウス(英王立国際間題研究所=RIIA)とニューヨークのプラット・ハウス(外交問題評議会=CFR)は主要な二つの支配機関だ。イルミナチイの権力はいたるところにはびこつているにもかかわらず大衆は存在すら知らないのだ。

 最近の出来事としては、イルミナテイ出身のユダヤ人女性ドリーン・ドタンがYou-tubeに動画を投稿し、ロスチャイルド家とウォーバーグ家から非難を浴びせられるのに疲れたと述べている。 しかしほとんどのユダヤ人が、この勇敢なユダヤ人女性とは違い、この問題に無関心のままだ。アルパート・リンダーマン教授は、ユダヤ人が「自分たちの過去、あるいは自分たちに向けられた憎悪に関係する過去の状況について本当は理解したくないのだ」と述べている(「エサウの涙/現代の反ユダヤ主義とユダヤ人の台頭」(Esau's Tears:Modern Anti-Semitism and the Rise of the Jews、1997年)。一般のユダヤ人は、自分がかかわる事業が自分に有利に働いている限り、その事業について理解しょうとは思わない。私が知る限り、ほとんどのユダヤ人がこのような意見だ。しかし、2008年9月に受け取った英国籍のユダヤ人からのEメールは嬉しい例外だった。「こんにちは。興味深いウエブサイトをありがとうございます。私もあなたと同じくユダヤ人の家系です。そのため、『ユダヤ人の陰謀』云々について知ったときは当然のことながらゾツとしました。しかしあなたのウエブサイトでは問題がわかりやすく説かれている。まずこの点にっいて感謝します。また、『シオン長老の議定書』の正当性を主張する人々にありがちな憎悪を撒き散らす行為をしていないことに関しても感謝します。さようなら、シヤローム」。

 何ごともお金なしでは動かない。イルミナティは、自分たちの好きな人間には資金を援助する。たいていの人が、全体像を知らないまま「うまくやっていくために」従う。人々は、物質的利益をもたらしてくれる思想や集団を本能的に受け入れる。これが、レーニンが言うところの「役に立つ愚か者」だ。大衆は「金を払う者に従い、注意を払うことに慣れている。我々はこの方法で、我々の手下の誘導なしには一歩も動かない盲目的で巨大なカを作り上げる。人々は、自分の収入や地位、その他のあらゆる恩恵が体制の指導者に左右されると知れば、体制に従うようになる」(「シオン長老の議定書」第10議定)。ほとんどの国家、集団、宗教が利用されており、ユダヤ人も例外ではない(本書第Ⅲ部「ハウス報告書 アメリカは王権金融植民地だ」を読めば、彼らの支配がはぼすべての組織、ボーイスカウトやYMCAにまで及んでいることがわかる)。「反ユダヤ主義」のお決まりの攻撃パターンは人々にイルミナテイの陰謀を知らせないことだ。誰も、ホロコーストを認め、擁護などしていない。これは、反対の声を黙らせる作戦なのだ。問題の本質は、金融、権力、文化、富の独占だ。銀行家たちは自分たちの覇権と、サバティアン・フランキスト・イルミナチイ教団にしか興味がない。これは、一般のユダヤ人の思考では断じてない。ユダヤ人指導者たちは、「反ユダヤ主義」 にいかなる正統性をも認めない。流れを変えるつもりがないからだ。従って、反ユダヤ主義は「偏見」によってもたらされていると主張する。ユダヤ人団体(ネオコン、シオニスト、ブナイブリス)は、ネズミを飲み込むヘビと同じ認識を持っている。彼らは、ネズミがあげる断末魔の叫びを「憎悪」と決めつけているのだ。私たちは瀕死のネズミであるにもかかわらず、ヘビの認識を受け入れるように日々洗脳されているのだ。「異教徒たちの心を手に入れる計画は既に考えてある。我々が授けた眼鏡を通じて物事を見ながら…彼らはみな近づいてくる」(「シオン長老の議定書」第12議定)。
 タルムードとカバラ、その本質とは何か

 ユダヤ教は乗っ取られた。本来のユダヤ教は、神を普遍的な道徳カとするモーゼの見解に基づいている。私は、このユダヤ教のみが私自身の宗教だとみなしている。私は常に、人生は行き当たりばつたりの無意味なものではなく、道徳的で精神的な先天的法則に従っていると直感してきた。この考えに基づき、日々の道徳的ジレンマを主題にしたゲーム「スクラプルズ」を1984年に考案した。現代のユダヤ教はタルムードに基づいている。そのタルムードは、紀元前586年のバビロン捕囚から1040年の間の、「賢者」(パリサイ人)の教えに基づいている。一般論として、タルムードはモーセの精神を否定し、旧約聖書の上に立つ。イエスはモーゼの精神を受け継いでいる。彼はモーセの教えを信じないユダヤ人を咎めた。「あなたたちは、モーゼを信じたのであれば、私をも信じたはずだ。モーセは私について書いているからである」(ヨハネによる福音書、5章46節)。イエスはパリサイ人を偽善者、嘘つき、「マムシの末裔」と呼んだ。そして彼らが、「神の掟を捨てて、人間の言い伝えを固く守っている」と言った(マルコによる福音書、7章6~8節)。さらに、「あなたたちは、悪魔である父から出た者であって、その父の欲望を満たしたいと思っている」(ヨハネによる福音書、8章44節)と言って、悪魔を崇拝する彼らを糾弾した。

 
エリザベス・デイリング(1894~1966)は、1931年にソビエトを訪れた勇敢なキリスト教徒だ。彼女のソ連訪問は、20年間にわたる研究のもととなり、ユダヤ教がもっともひた隠しにしてきた秘密を暴いた。即ちユダヤ人至上主義と、非ユダヤ人、とりわけキリスト教徒に対する憎悪だ(「ユダヤ教 現代における影響」(The Jewish Religion:Its Influence Today、1964年)。私がこれから記す内容は非常に不快でショッキングかもしれない。デイリングの結論を紹介するのは気が進まない。しかし、彼女の結論は真実であり、無視するには重要すぎると私は判断した。悪魔は前任者を裏切り、堕落させることで目的を達成するものだ。デイリングは、タルムードがユダヤ人至上主義に基づいていると指摘したのだ。「非ユダヤ人(ゴイム)は動物と同列に扱われ、いかなる所有権も法的権利も持たない。タルムードは『異教徒に乳を与えよ』と教えているが、そのことによってユダヤ人の利益を脅かしてはいけない。要約すると、タルムードの教えは、非ユダヤ人に対する根拠のない憎悪と偏見に基づいているのだ」。タルムードの特徴は、「猥喪のうえにさらに猥喪を重ねている点、抜け道を前提とするような法律の制定、残虐性に対する喜び、窃盗・殺人・ソドミー・偽証・子や親の扱いに関する聖書の道徳的指導に反する教え、キリスト・キリスト教徒・キリスト教会のあらゆる側面に対する常道を逸した憎悪」だ。タルムードは、聖母マリアを「売春婦」や「姦婦」と呼び、イエスを「パリサイ派ユダヤ教を汚した」嫌疑で十字架に掛けられた「非嫡子」、「性的倒錯者」とする。イエスに与えられた罰は、脇の下まで糞のなかに埋めたのちの絞首刑だ。地獄に落とされたキリスト教徒は、「煮えたぎる糞便」によって罰せられる。

 
ユダヤ教は神を道徳的カとするモーゼの見解を受けつけない。基本的な教義は、「神とは『エンソフ』とよばれる自然の本質で、いかなる特性もなく、誰の目にも見えないものだ。それは無神論である……」。いわゆるユダヤ教とは、バビロニア時代のパリサイ派タルムードでしかない。その根底にあるのは、粗野な異教信仰、汎神論的無神論、何世紀にもわたって捏造されたあらゆる異教信仰の集合体だ。(マルクスの)弁証法的唯物論のように、この非常に古い悪魔崇拝に与えられた新たな定義は、かつての異教信仰をわずかに粉飾しただけのものだ。タルムードは間違いなく、反ユダヤ主義に貢献している。デイリングは次のように記している。「タルムードの教えから生まれる姿勢は、あらゆる時代のあらゆる国で、非ユダヤ人を憤慨させてきた。しかしこの憤りは、常にユダヤ人によって『ユダヤ人に対する迫害』とされてた」。2006年にイデイツシユ語に関する本を著わしたマイケル・ウエックスは、デイリングの発見を裏づけている。「ユダヤ人はキリスト教文明と単に相容れないのではなく、完全に見下しているのだ」(「根っからの不満屋」(Born to Kvetch)。現在、タルムードを知っているユダヤ人は全体の一割もいないだろう。とりあえず私は絶対にその1割に含まれない。しかし指導部の姿勢はタルムードの教えに影響されている。人類友愛と他者を優先せよとの教えのどこに、パリサイ人は過ちがあるというのか。答えはこうだ。この教えは、パリサイ人の特別な主張を否定しているのだ。パリサイ人は、神の座をキリストと争っている。ここに、タルムードがキリストを憎悪する理由がある。

 ユダヤ教のもう一つの主な経典(かつフリーメイソンの主要教本)がカバラだ。デイリングは次のように指摘する。「ユダヤ教カバラは、悪の不在と人の神格化を説くことで、現代の様々な『主義』の源となつている」。カバラは、男女の神の性的統合を通じて普遍的調和が達成されるとする。「下の性的興奮が上の性的興奮を誘発する」と説いているのだ。この考えは、イルミナチイのセックス信仰の根拠となっており、ペニスと腰を象徴するイルミナテイのシンボル、円のなかに描かれた点に反映されている。また、イルミナティに同性愛者と小児性愛者が多いのも、カバラの影響だ。カバラは、人が神を支配し、創造には破壊が必要だと説く。一神教ではない。女性の本質である「聖なる娘」を汚さないためにはサタン(「非異教徒の神」)への生贅も必要だと説く。カッティング・エッジのデヴイツド・ペイは、カバラが現代の西洋における神秘思想と神秘主義の要になっていると指摘する。カバラは「啓発された者〔イルミナチィの長老たち〕」が拠りどころとする思想であり、カバラを信仰しないユダヤ人を敵視している。白魔術師であろうが、黒魔術師であろうが、神秘主義者が拠りどころとするのはカバラなのだ。キリスト反対者はユダヤ教カバラに基づく神秘主義を実行している。従って、「憎むべき破壊者」が聖なる場所に立ち、地上のユダヤ人を根絶やしにしようとする姿は、ユダヤ教カバラを主たる拠りどころとするキリスト反対者であることは皮肉である。実はヒトラーのオカルト思想もカバラを根拠としていた。従って、ユダヤ人は、世界史上二度も、この強烈な矛盾に驚かされることになる。
 ユダヤ教が宗教であるはずがない

 ユダヤ教は策略だと主張する人々がいる。批評家ハロルド・ローゼンタールもその一人だ。「ユダヤ人は初期の時代、世界に存在を示そうと模索するなかで人種的要素で注目を集めようとした。宗教の姿を借りることほど効果的且つ疑いを招かない方法はないと思われたのだ」。個人的には、ユダヤ人は民族集団あるいは人種集団だと私はとらえている。タルムードに基づくユダヤ教は宗教ではなく民族的信条だ。ユダヤ教の祝日は歴史的出来事の祭日だ。宗教とは神を知り、従うことだ。神の本質は道徳性、即ち善である。キリストは神は愛だと説いた。神とは普遍的な存在だ。しかしユダヤ教の神はパリサイ派ユダヤ人指導者たちの野望の化身でしかない。普遍的な道徳的秩序を体現するものではない。ユダヤ教の神はユダヤ人、とりわけユダヤ人指導者に仕えているのであり、その他の人々は無視している。タルムードに基づくユダヤ教は、富、権力、あるいは欲望を否定しない。また永還の命を重視しない。唯物論的で自然主義的であり、非ユダヤ人を人間以下の存在とみなしている。タルムードに基づくユダヤ教は全体主義のモデルでもある。生活のあらゆる側面を規制する複雑な法体系を強いることで、ユダヤ人を非ユダヤ人から孤立させている。ラビたちは、罰金、暴力、死、追放を利用することでユダヤ教を徹底させた。プラトンの政治哲学を適用することで、ユダヤ教は全体主義の先駆けとなり、凡そ1780年頃までユダヤ人を縛りつけていた。ユダヤ教のこうした全体主義的傾向は、私の言論活動を妨害しようとする姿勢に如実に表われている。共産主義新世界秩序はタルムード的圧政への回帰を表わしている。ジョン・ビーテイーは次のように指摘している。「タルムードには1万2000以上の規則がある。そのためマルクス主義の統制は受け入れられやすかった。タルムードを説くラビと同じく、ハザール人政治家も独裁的権力を振るったからだ」(「アメリカを覆う鉄のカーテン」(Iron Curtain over America、1953年)。ゴールドウイン・スミス教授はタルムードを次のように評する。「法律主義、形式主義、儀式尊重主義、決議論の宝庫。タルムードほど自発的な良心、原則への信頼、文字による福音よりも精神性の重視に反するものはない」(「時事問題に関するエッセー」(Essays on Questions of the Day)所収「ユダヤ人問題」(The Jewish Question、1894年)。しかし私は、ユダヤ教の精神的伝統すべてを否定しているのではない。価値ある真実も数多く見いだせると考えている。他の人々と同じく、ユダヤ人も魂を通じて神と直接つながっていると考えるからだ。私が言いたいのは、邪悪な信仰の隠れ蓑として善が利用されている点だ。私たちはこの事実に気づかなければいけない。何もユダヤ人が邪悪だと言っているのではない。ユダヤ人団体が、故意あるいは無意識に長期的な悪魔崇拝計画に加担させられていると言いたいのである。
 『悪魔とユダヤ人』 に見る蔑視の系譜

 ユダヤ出版協会は1943年に「悪魔とユダヤ人」(The Devil and the Jews)という書を発行した。著者のジョシェア・トラクテンバーグ教授は、中世を通じてユダヤ人が悪魔の手下だと考えられていた点に疑問を抱いた。当時のユダヤ人は、キリスト教文明と人類を破壊しょうとしていると考えられていた。ユダヤ人は医術、薬、毒、化粧品、媚薬、魔術、錬金術、占星術と結びつけられ、高利貸し、詐欺師、冒涜者、不信心者、異端者とみなされていた。「キリスト教世界では、ユダヤ人は必ず異端者とみなされた。ユダヤ人は教会分理論を煽っていると疑われ、人々はこの異端思想を『ユダヤ教化』と呼んだ。ユダヤ人はどこへ行っても、一般のキリスト教徒を真の信仰から遠ざけようとする邪悪な存在とみなされていた」。トラクテンバーグ教授はキリスト教会の教えを非難しているが、ユダヤ人蔑視の傾向はキリスト教以前から明らかに存在している。アフリカとキプロスにおけるユダヤ人による異教徒虐殺について述べたあと、エドワード・ギボンはローマ帝国がユダヤ人に激しい憎悪を燃やしたと記している。ギボンは、ユダヤ人を「ローマ政府のみならず、人類を脅かす執念深い敵」だと糾弾した(「ローマ帝国衰亡史」第14章)。古代ローマの歴史家タキトウスは、「ユダヤ人はあらゆる民族の敵だ」と語っている(「歴史」5巻5章)。風刺詩人ユウエナリスは、有名な詩の中で、「ユダヤ人はユダヤ人でなければ旅人に道を教えず、のどが渇いた人間を泉に案内しない」と語っている。ゴールドウイン・スミス教授は次のように指摘した。「ユダヤ人の性格、習慣、性質には反感をもたれる要素は一切ないと主張する場合、ロシア人やキリスト教会のみならず、人類全般に狂信的な備見の罪があるとしなければならない」(「ユダヤ人間題」1984年)。

 ウインストン・チャーチルは、ユダヤ人銀行家に仕える前にこのように述べた。「キリストの福音と反キリストの福音は、まるで同じ人々から生まれているようだ。そしてこの神秘的で謎の民族は、神と悪魔双方の至高の使命のために選ばれたかのようである」(「ユダヤ民族の魂の戦い」(The Struggle for the Soul of the Jewish Peopole)、1920年2月8日)。オスカー・レヴイは次のように記している。「我々〔ユダヤ人〕はこれまで、世界の救世主然とした態度をとり、『救世主』を名乗りさえしてきたが、今日の我々は世界の惑乱者、破壊者、先導者、死刑執行人でしかない」。「我々は人類を新たな楽園に導くと約束したが、新たな地獄に導いただけだった。道徳的進歩を筆頭に、進歩などなかった。我々の倫理性が、真の進歩を妨げてきただけでなく、さらに酷いことに、崩壊したこの世の中の将来的な再生、自然な再建をあらゆる面で阻んでいるのだ。私は今の世の中の陰惨さに身震いせざるを得ない。その陰惨さを生み出した精神的犯人を知っているだけに、なおさら背筋が寒くなる」(「ロシア革命の世界的な意味」)。私は何も楽しんで、これらの記述を並べ立てているわけではない。だがユダヤ人は、自らの由来を精査しないかぎりいつまでも危険にさらされ、非難され続けるのだ。私は多くのユダヤ人が温厚で、才能もあり、誠実な人々だと思っている。だが私自身は、ユダヤ人の複雑な歴史を詳しく調べ、ユダヤ人から距離を置くことで解放された。私は独りではない。多くのユダヤ人が大挙してユダヤ人団体を脱退することに何の後ろめたさも感じていない。2001年の調査によると、推定500万とされるユダヤ系アメリカ人の25%が別の信仰を抱いている。別の25%のユダヤ系は自らを「世俗」に属するとしている。従って、ユダヤ教を宗教として信仰するユダヤ系アメリカ人は全体の50%だ。ユダヤ系アメリカ人の半数が異なる宗教、人種と結婚し、その4分の3が別の宗教で子供を育てている(ジユーイッシユ・ウイーク紙、2001年2月*日付)。
 宗教のふりをした秘密結社

 ユダヤ教のみならず、フリーメイソン、シオニズムと共産主義(いずれもフリーメイソン機関)の組織モデルは秘密結社だと思われる。基本的に、指導部が理想的な目標を掲げてメンバーを欺き、これを操る。堕落可能で(脅すことができる)人間のみが真の計画に受け入れられ、出世を許される。このモデルは、現在では世界全体に当てはまる。「成功者」のほとんどは悪魔に魂を売った者だ。「私に仕えよ。そうすれば世界を汝に与えよう」というわけだ。このユダヤ教観は「シオン長老の議定書」に裏づけられている。「我々の真の目的は決して議論されない。なぜなら組織の人間が秘密を洩らすことは絶対になく、我々以外の人間は決して全体像を知り得ないからだ」(第14議定)。(「シオン長老の議定書」は新世界秩序NWOの青写真であり、歴史と現代の出来事を理解するうえで鍵となる資料だ。本書では、後ほどこの議定書と「捏造」説について詳しく検証する)。

 宗教と神秘学の専門家イーデイス・スター・ミラーは、ユダヤ教が「宗教のふりをした秘密結社」であり、「ユダヤ教を典礼とする教派」だとする。ユダヤ教とすべての秘密結社の真の目的は、人々を騙して超大金持ちの計略を推し進めることだとミラーは言う。「表向きの目標に関係なく、たいていの秘密組織が公表する主張は皆な同じ目的に向かっている。即ち政治、経済、知的権力を一握りの人々に集中させることだ。この秘密小集団のメンバーはそれぞれ今日の世界における国際的な一分野を物質的、精神的に支配している」(ミラー「オカルト神権政治」)。フラグイアン・ブルニュは、ユダヤ教とフリーメイソンは、政治権力を確保し、徐々に「人々の考えを自分たちの秘密の教義に向かわせる」ことを目標にしていると分析した(「オカルト神権政治」)。ユダヤ教の隠された目標はフリーメイソンが目指すものと同じなのだ。

 ローマ教皇レオ13世は回勅「フマメム・ジエメス」(1884年)の中で、フリーメイソンの究極の目的について次のように述べている。「(彼らの目的は)キリスト教がもたらした世界の宗教的、道徳的株序を完全に根絶やしにすることだ。即ち社会の新たな構造の基礎と法律は、純粋な自然主義に基づいて設計されるということだ」。レオ13世は次のようにも述べている。「フリーメイソンは常に革命を象徴する。現行の世の中とは逆の社会を作り上げ、その目的はオカルト的大君主制を社会にもたらすことであり、唯一の目標は神と教会に宣戦布告することだ」(ド・ボンサン「フリーメイソンとヴアチカン」(Freemasonry and the Vatican)。フリーメイソンに関するある専門家は、次のように述べている。「(フリーメイソンは)破壊活動に利用できる人々をつかまえ、テストし、選ぶための網の役割を果たしてきた。革命指導部は可能な限り、無害な団体を隠れ蓑とし、無意識の無実の人々を自分たちの手下にする」(ミス・トッダード「蛇の痕跡」(The trail of the Serpent)。彼女の指摘は、イルミナテイの創設者アダム・ヴアイスハウプトによって裏づけられている。「(フリーメイソンの)ロッジは我々の苗床となる。任務に適さない者はロッジに留め置かれる。そのままロッジ内の階級を進むが、その先にある上位の目標は一切知らされない」(ウエブスター「世界秘密結社」)。さらに都合良いことに、これらの「間抜けな人間」あるいは「役に立つ愚か者」たちの利点は、外部の批判に反撃してくれることだ。無知な人間は騙されていると気づかずに、自分の貴重なアイデンティティーにしがみつくからだ。彼らは苦い現実を味わうよりも、心地よい嘘に浸っていたいのだ。こうしてサタンは自らの責任を果たす。

 ホロコーストは、ユダヤ人を騙してパレスチナを占領させ、「祖国」を建国するのに利用された。イスラエルの真の役割は、ワン・ワールド政府の圧政下で、ロスチャイルド家の首都となることだ。この目的を知った場合、何人のユダヤ人が自分たちの財産と命を懸けただろうか(本書第Ⅳ部「シオニズムとホロコースト」参照)。偽りこそがサタンの手段だ。イルミナテイは文字通りサタンの手下だ。彼らの目標は、人々を陥れたのち、罪をすべてなすりつけることだ。果たしてこの真実を一般のユダヤ人やフリーメイソンに伝える価値はあるのか。もちろんない。真実を知れば彼らは皆な離反するだろう。彼らが真実に気づく頃は、もはや手遅れだろう。ユダヤ人は、自分たちの歴史と宗教について無知のままの状態に置かれている。1世紀から19世紀の間に、ユダヤ教の歴史に関する本は一冊も書かれていない。その後出版を許され、意見を主張できたのはユダヤ教擁護者のみだ。ノーマン・フインケルシユタインのような反体制派ユダヤ人は影響力のある立場から引きずり降ろされてしまう。同時に、一般のユダヤ人は心地よい自己像(セルフ・イメージ)を与えられる。彼らは、ユダヤ人が嫌われるのはユダヤ人指導者がキリスト教を攻撃し、新世界秩序という全体主義体制を築こうとしているからではなく、ユダヤ民族が他の人種よりも高度な知識と技術を持ち、社会正義に貢献しているからだと教え込まれているのだ。
 不満を抱く人間が世界征服ゲームの手駒となる

 「ユダヤ人とその世界的影響力に関する過去および現在における問題は、あらゆる事柄の根幹に関わっている」とオスカー・レヴイは語る(「ロシア革命の世界的な意味」)。現代史には、ユダヤ教カバラ信者の銀行家と、フリーメイソン、共産主義、シオニズム、自由主義、フェミニズム、社会主義その他を通じて彼らが選抜した人物による、キリスト教文明の転覆劇が列挙されている。カバラ主義者の銀行家は神になろうともくろんでいるのだ。そのため彼らは神を拒絶し、教会を破壊しょうとする。そして「世俗化」が進む現在の社会は、さらなる暗黒時代への移行期間にすぎない。キリスト教には一度として勝ち目はなかった。キリスト教は人々に精神的な完成を目指すように説いてきたが、ユダヤ教は富こそが神の思し召しだと説いた。真の宗教がみなそうであるように、キリスト教は精神的な教義だ。キリスト教は二つの秩序を想定している。一つは、魂と永還の生命に結びついた、道徳的(超俗的あるいは精神的)な高次の秩序。もう一つは、現世と肉体と結びついた、物質的あるいは本能的な低次の秩序だ。すべての真の宗教の本質は、低次の現世の秩序(拝金、欲望、権力)を守らせ、より高い精神性(真実、美、平和、調和、正義)へと人類を導くことだ。禁欲主義者が売春宿を経営するなどあり得ないように、敬虔なキリスト教徒は金儲けのために売買する商人にはなれない。敬虔なキリスト教徒は富の邪神ではなく、神に仕えたいと願う。ユダヤ人はこの隙間を嬉々として埋め、ほどなくして多くの商業分野を支配するようになつた(ヴエルナー・ゾンバルト「ユダヤ人と経済生活」)。このように、キリスト教(と文明と文化)が肉体的欲望を抑制するよう求めるのに対し、ユダヤ教は多くの場合、自制を抑圧的で不健全だとする。多くのユダヤ人が肉体的欲求や機能を容認する自然主義を好む傾向があるようだ。「汝の意思することを行なえ」はイルミナチイの合言葉だ。「情熱の求めるままにあらゆることを見境なく行なうことができれば我々は常に幸せでいられる。良心は自然の声ではない。偏見の声でしかない」とサド侯爵は記している。私は、サド侯爵がユダヤ人だったのではと疑っている。魂と肉体の葛藤は明らかに普遍的な問題だ。身勝手さはユダヤ人組織だけの特徴ではない。しかしイルミナテイが支配するメディアと教育がサド侯爵の意見を正当化した。ちょうど「シオン長老の議定書」が「我々がダーウィン主義、マルクス主義、ニーチエ主義を成功に導いた」と自慢したのと同じだ。

 レオン・ド・ボンサンが指摘するように、ユダヤ人は常に「不信心の博士」、信仰の敵、反抗者の拠りどころであった(「ユダヤ教とヴアチカン」)。私たちが切望する対象は過大評価されており、私たちの欲求を満たしてはくれない。なぜなら私たちの渇望は精神的なものだからだ。イルミナテイは明らかにこのことをよく理解している。イルミナテイ内部の人間であるハロルド・ローゼンタールは、彼らがどのようにして悪魔の所業を意識的に行なつているのかを説明している。「お前たちは、満足感など得られない無価値の安物を私たちに与えられていると決して気づかない。お前たちは一つ手に入れて消費するが満たされない。そこで我々は新たにもう一つ与える。我々は、お前たちが再び内に目を向けて真の充足感を得られないように、我々が無限に備えている表面的な娯楽を与えつづける。こうしてお前たちは我々が処方する薬に依存するようになり、我々はお前たちを完全に支配するようになる……。人々が決して満たされないように、獲得と買収を目的とする我々の思想に転向させた。不満を抱えた人間は、我々の世界征服ゲームの手駒となる。このように、お前たちは決して満たされることなく常に求めるようになる。自らの外に幸せを求めるようになると、お前たちは進んで我々の僕となる」。1949年生まれの私は、社会が急速に金銭を中心とした考え方になっていると気づいた。私が若い頃は、株式市場や不動産投機は現在ほど広くは普及していなかった。投資信託は非常に高度な事業だと考えられていた。しかし今日では、一般の人々が株式市場に張りつき、多くがデイトレーデイングを行なっている。不動産業では、経済が崩壊する最近まで「ハウス・フリッピング」(住宅コロガシ)が流行していた。
 権力・金銭・セックスの欲望は悪魔への信仰

 キリスト教徒が永遠の命を選んだのに対して、ユダヤ教は地上と現世を選んだ。ユダヤ教パリサイ派はこの世を楽園にすると決めたー自分たちにとっての楽園だ。彼らは、自分たちが神になると決めたのだ。このように神を否定し、その地位を奪おうとする姿勢を、私は「悪魔的」だと定義する。これには、自然で善なるもの(男女間の愛、母と子の愛、すなわち真のフェミニズム)の否定と、他者を傷つけ従属させようとする欲求も含まれる。無限の愛に代わる邪悪な欲求、つまりは無限の権力、金銭、セックスヘの欲求は、神ではなく悪魔への信仰を表わす。そして新世界秩序の裏にある動機は邪悪、その一語だ。フリーメイソンの指導者アルパート・バイクは、フリーメイソンがサタンを崇拝していると認めた。「サタンの真の名は、ヤハウエの逆だ。というのも、サタンは黒い神ではなく、神を否定する存在だからだ。そして案内役はルシファーだ!暗黒の神の名にしては奇妙で謎めいている。ルシファーが朝の息子とは! 彼が光を掲げて道案内をしているのだ……本当のことだ!」(「道徳と教義」(Morals and Dogma)。

 フラグイアン・ベルニュは、ユダヤ教は信者に神の民であるというよりも、ユダヤ人が神=民だと説いている。「パリサイ人は、正統派ユダヤ人の法律に記されている全世界支配への約束を、モーゼの神による諸国家支配とは異なるものとしている。パリサイ人は、ユダヤ人が世界を物質的に支配すると解釈している」(「ユダヤ人とタルムード」(Les Juifes et Le Talmud、1913年)。1928年6月1日のルヴユ・ド・パリ誌に掲載された、カール・マルクスに宛てたバルーチ・レヴイの有名な書簡には過激な表現がある。又、彼の書簡を読むと社会主義と共産主義が権力と財産を奪うための手段でしかないことも見えてくる。「集合体としてのユダヤ民族は自らの救世主となる。救世主による全世界の支配は、人種の統合と国境の撤廃によって達成される。栄えある世界共和国が出現しイスラエルの息子たちが指導者となる。我々は大衆を支配する術を知っている。プロレタリアートの勝利を通じて、すべての国家の政府は徐々にユダヤのものとなる。すべての私有財産はイスラエルの王子たちの所有物となる。彼らはあらゆる国家の富を手に入れる。こうして、救世主の時代が到来したとき、ユダヤ人は世界のすべての民族の財産を手中に収めるとするタルムードの約束が実現する」。アメリカ共産党全国委員会の元メンバー、ベラ・ドツド女史は、モスクワと連絡を取る際に問題が起きた場合、ウォルドーフ・タワーに住む三人の裕福な資本家うちの一人と接触を図るよう指示されたと証言した。ドツドにとって驚きだったのは、モスクワが、彼らが出す指示をすべて承認したことだ。三人の男の名を明かすように求められた際、彼女は生命の危険があるとして答えるのを拒否した。ただ、誰が共産主義を究極的に支配しているのかと問われた際は、単純に「サタン」と答えている。
 イスラエル・シヤミルが語るユダヤ教の実相

 ユダヤ教からキリスト教に改宗したイスラエル人、イスラエル・シヤミルは、ユダヤ教が、キリストに代わってユダヤ人が神と人との仲介役になるよう説いていると警告している。ユダヤ人は、この計画に乗るのか乗らないのかの決断を個人として下さなければならない(「パルデス」(Pardes、2005)。ユダヤ教は、魂の救済の代わりにユダヤ教のメシア信仰(ユダヤ教が唱えるところの人間主義的な「地上の楽園」の建設)、キリストの受難の代わりにホロコーストを置こうとする。だからこそホロコーストは、第二次世界大戦で命を落とした総計6000万人の犠牲者よりも重視されるのだ。シヤミルは次のように語る。「イスラエルは、自らの精神的指導の下に世界を統合しょうとしている。神の神殿は…ユダヤ教が支配する世界の中心地であるエルサレムに建設され、すべての国家は神殿に賛辞を送る。諸国家は、イスラエルに仕えることで神に奉仕する」。シヤミルはまた、ユダヤ人が神格化された場合、物質的利益と官能的快楽のみが神となると指摘する。「ユダヤ教の文献では、エルサレムとイスラエルが神聖さを独占するには、諸国家およびイスラエル以外の世界の非神格化が必要だと記されている。教会もモスクもなくなり、キリスト教司祭もイスラム教ラビもいなくなる。こうして世界は、俗悪な獣、国家、彼らの羊飼いであるユダヤ人が暮らす俗悪な砂漠と化す」。「小さなことから始まる。(キリスト教の)宗教的象徴が学校や公共の場から排除される。しかし我々の魂は、この精神的な降伏をユダヤ教の勝利と受け取る」。「ユダヤ教の世界は一歩一歩確実に建設されている。非ユダヤ人の教育水準と精神的生活の低下に、その影響が現われている。アメリカの映画は観客を堕落させている。ユダヤ教の精神が完全に勝利するのは、無教養な人間に庇められた非ユダヤ教徒がユダヤ人の手に接吻し、ユダヤ人の指導をありがたく受け入れるときだ」。いわゆる「啓蒙主義」(「光を掲げる者」ルシフアーのためにある言葉)とは、実際には神が人類に用意した計画の否定であり、人間の傲慢さをたたえる無謀な主張なのだ。私たちはこの邪悪な哲学によって神・自然・真実を否定するユダヤ=フリーメイソン的唯我論の世界にますます引き込まれている。ユダヤ人の大半は、上記の情報に対して「本当か?」と問うのではなく、「ユダヤ人にとって好ましくないのでは?」と反応するだろう。現代の自己中心主義的な社会において、これが真実の基準となりつつあるのだ。
 人類全員がユダヤ人化してしまった

 ユダヤ人歴史家ユリ・スレズキンは近代化が私たち全員をユダヤ人にしてしまったと指摘する。近代主義とは、自らを神とした結果生まれた機能不全だ。現代の人間は、神と社会から疎外され、実は同時に自分自身からも疎外された異端、アンチ・ヒーローであるユダヤ人なのだ。現代人は、真実からほど速い、自ら作り上げた現実に生きている。ハリウッド女優ミア・フアローは、現代人の姿を神経症的でセックスに取り憑かれたウデイ・アレンに重ねる。「ウデイは、自らがほとんど創り出し、管理する世界にとどまりながら、自らが下した決断に基づいて暮らしていた。彼は他の存在を認知しなかった。他者を自分の風景の一部としてしか認識せず、自分にもたらす価値のみで評価した。従って彼は共感することができず、誰に対しても何に対しても倫理的責任を感じなかった」(ミア・ファロー「捨てられていくもの」(What Falls Away)。私たちは自己中心主義的世界に生きている。現代のユダヤ=フリーメイソン文化は主観的真実を高め、普遍的価値(即ち一般的な人間的経験。人が人であることに喜びを感じること)を遠ざけている。私たちの文化は取るに足らない事柄と無価値なもので溢れている。「隣りのサインフエルド」は非常に良くできたコメディー番組ではあったが、内容に関してはまったく「無意味」なものだった。同時に身勝手さと自己陶酔をテーマにした作品でもあった。新世界秩序NWOは他の支配体制と同じく、客観的真実を受けつけない。彼らは、自分たちが人類を精神的、心理的、肉体的に隷属させようとしていると認めるわけにはいかないのだ。そこで、真実そのものを無効にしようとする。真実を知ることはできない、真実とは主観的なものだ。だが彼らは、真実とは人によって様々な解釈があり、本当のことは誰にもわからないと、人々に信じこませようとする。歴史のなかでユダヤ人団体は、非常に破壊的な役割を果たしてきた。彼らイルミナチイは人類を乗っ取り、人類の発展を阻害することで神の意思を覆し(「ロゴス」(Logos)、創造の先天的意図、理由、目的)、サタンの手下として働いてきたのだ。「革命」の隠れた本当の意味は、神を覆し、イルミナテイ(すなわち中央銀行家、ユダヤ人団体、フリーメイソン)の自己利益を体現するルシファーに置き換えることだ。その他の意味はすべて見せかけだ。この事実は、キリスト教徒ラコフスキーに対するKGBの調書で裏づけられている。「キリスト教は我々の唯一の真の敵だ。資本主義国家の政治的経済的現象はすべてキリスト教がもたらしたものに過ぎないからだ」と彼は述べている(詳細は後述する)。平和は「反革命的」である。なぜなら戦争こそが革命をもたらすからだ。このようにしてユダヤ人団体は、フリーメイソンという執行部隊を通じて、人種・宗教(神)・国家・家族に基づく個人及び社会のアイデンティティーを常に破壊してきた。彼らは戦争(イラクとアフガニスタンにおける戦争、今後はイランと第三次世界大戦が起こり得る)、革命、分裂、腐敗をもたらし、機能不全と混乱を常態化させようとしてきた。
 ハリウッド映画界を冒すルシファーの病巣

 これらの行為はすべて、キリスト教が掲げる有益で自然な秩序が堕落した偽善的なものであると主張するためであり、ユダヤ教の神、即ち共産主義、社会主義、そして彼らの最新の実験である新世界秩序が、キリスト教の秩序に取って代わらなければいけないと証明したいのだ。その結果ユダヤ人は、ジエンダーや結婚の概念を混乱させ、乱交、ポルノグラフイー、同性愛、妊娠中絶を推進するなど、率先してキリスト教の道徳観を破壊し、機能不全を生み出している。私のようなまともなユダヤ人は悔しい思いをしなければならないのだ。例えば近年フランスでは、50歳のユダヤ人歌手とその思春期の娘が近親相姦を当たり前のように歌うビデオクリップが登場している。元仏首相でユダヤ人のレオン・ブルム(1872~1950)は1907年に次のように述べている。「兄弟姉妹が恋人になるのはよくある自然なことだ」(「結婚」(Marriage、1907年)。フリーメイソン出身の革命家ジユゼッペ・マッツイーニは、「我々は支配するために堕落させる」と述べている。

 今日の映画で道徳的模範を示す作品はほとんどない。誠実で役に立つ内容のものはほんの少数だ。ユダヤ人が関わるハリウッド映画は下品、暴力的、下劣なものが多すぎる(もちろん2007年に公開されたジユリー・ティモア監督の「アクロス・ザ・ユニバース」のような素晴らしい例外もある)。映画監督で脚本家のジャツド・アパトウは最近、自身の作品を象徴するスピーチを行なった。彼は、10歳の娘が「お尻セックス」に対する異常な興味を示していること、娘の腰、娘のふくらみかけた胸、マスターベーションに対する自身の興味、灰色になりかけている自分の陰毛について語った。スピーチが終わると、彼の作品のスター俳優セス・ローゲンが登場した。ローゲンもユダヤ人だ。彼は自分の自慰習慣について話したあと、自身の葦丸についてひとしきり語った。二人は映画会社の重役たちと付き合いがあるため、幼稚なホームムービーであっても世界的な配給とメディアによる賞賛を受けることができたのだ。この気分が悪くなるような演説について、マイケル・ボスナー(彼はまともなユダヤ人だ)は次のように書いている。「彼らの話を聞いていて、作品の中でセックスはまるで関係ないような印象を受けた。二人ともセックスについて何も意見を述べなかった。たとえセックスの話が出たとしても、二人から興味深い発言はなかっただろう」(グローブ・アンド・メール紙、2008年7月21日付)。彼らのような映画製作者は自分たちが素晴らしいと思っている。彼らは、社会にわずかに残されている人間の尊厳、純粋さ、品位を踏みにじることが洗練された行為だと勘違いしているのだ。彼らは常に「抑圧」と戦っており、あらゆる性的欲求に興じ、自分たちのお漏らしについて子供のように自慢する。大の大人がなぜ、このような猥喪行為を勇敢で啓発的なものだと主張するのか。彼らはそうすることで、慣習、即ち人間の尊厳や品格を舷めているだけでなく、神を嘲っているのだ。というのも、彼らが意識的あるいは無意識に神として崇めるのは、自然で精神的な本質的株序への反抗を象徴するルシフアーだからだ。ユダヤ人団体の姿は、歩調が合わずに行進する兵士を思い起こさせる。他の兵士たちに注意されても、彼は金とメディアのカを使って、逆に周りの兵士たちのほうが間違っていると図々しく説得してしまう。この話を宇宙レベルに引き上げたものが新世界秩序(ニュー・ワールド・オーダー)だ。
 世界の歴史はバイク予言の通りに進行している

 キリストの礫刑は、愛、真実、善、美といった絶対的な精神的理想に基づく神聖な株序の拒否を象徴する。神とは、これらの理想が私たちにとって自明である精神的存在だ。私たちは、これらの理想を表現するために地上に遣わされている。キリストが神であるかはわからないが、少なくとも神と神の理想を体現していると私は思う。キリストは、すべての人間に自分を見倣うよぅに説いている。神とは現実だ。私たちは真実からそれるたびに現実から逸脱し、絶滅の危機にさらされていくのだ。食欲とセックスが人間の肉体的欲求であることは皆な知っている。同じように、私たちの魂は精神的理想を求め、神を欲している。このことは、私たちに魂が宿っていること、実際には私たち自身が魂であることを証明している。しかしその魂が信じられなければ、決して魂の声に耳を傾けることはできない。精神的理想が究極の現実であると理解できなければ、その理想を真剣に受け止めることは決してできないのだ。新世界株序は、神を引きずり降ろし、その座にサタンを据えようとする試みだ。黒を白とし、悪を善と主張する体制だ。少数が利益を得てその他大勢を隷属させるための、偽りの現実を作り上げる体制なのだ。現代を生きる人間は、誰一人として礫刑の責任を負わされるべきではない。しかしキリストが示した精神的秩序を乱す行為には責任を問わなければならない。

 ユダヤ人はバブルを生きている。自分たちが素晴らしい民族であり、根拠のない迫害を受けていると信じこまされているのだ。ユダヤ人社会は、規制されていない自己批判をほとんど受けつけない。西洋社会は、ユダヤ人社会のような閉ざされた社会に急速になりつつある。真の自己批判とは、自己嫌悪ではない。繁栄と生存に不可欠な行為だ。ユダヤ人は、新世界秩序におけるユダヤ人団体の役割について真実を知らされていない。シオニズム(アメリカ、EU、イスラエル)が攻撃の一方であり、反ユダヤ主義(ロシア、中国、イラン)がもう一方の旗手だ。私はイルミナチイの銀行家が、両陣営が互いに破壊しあうよう企んでいるとにらんでいる。集団自殺するといわれる小動物レミングのように、私たちは自ら崩壊に走ってはいけない。新世界秩序の主な動機は、政治的、人種的、あるいは秘伝的なものなのか。三つとも互いに補完しあう重要な要素だが、私は「赤い交響曲」(レッド・シンフォニー)に基づき、権力(政治的動機)を第一に据える(「赤い交響曲」文書の詳細は本書で後述する)。

 イルミナチイ「内部の人間」(インサイダー)であるチャイム・ラコフスキーは1937年に次のように述べている。「(銀行家が)自ら創出する無限の金を支配しているからといって、彼らの野望がそこでとどまるわけではない。銀行家たちは権力、それも最大最高の権力を握りたいとの邪悪な衝動に駆られている。彼らは、史上前例のない『完全な権力の機関』として共産主義体制を実現させた。既に国家や世俗政府を部分的に支配している人間が、完全な支配をもくろんでいると人々は気づいているだろうか。この完全支配こそが、彼らが唯一まだ達成していない目標だと気づかなければならない」。イルミナテイを創設したのはユダヤ人だが、イルミナテイは非イルミナテイ・ユダヤ人、ユダヤ教のメシア信仰、フリーメイソンをすべて利用して、この目標を達成しようとしている。ルイス・マーシャルは有名な書簡(1918年9月26日)の中で次のように述べている。「シオニズムは遠大な計画における一事件でしかない。強力な兵器を備え付けるのにちょうど艮い杭のような存在でしかない」。マーシャルは、中央銀行家クーン・ロープの弁護士であり、ユダヤ人団体の熱烈な支持者であつた。多くのユダヤ人がシオニストであるため、「遠大な計画のなかの一事件」が存在しなければならない。真実が私たちに牙を向けるまで、目をつぶっているわけにはいかない。本書では詳細に述べるが、ヒトラーを創出し資金援助したのは銀行家たちだ。究極的には彼らはホロコーストを引き起こした犯人だ。ポールとマックス・ウォーバーグは、ヒトラーを資金援助し、彼の戦争マシンを作り上げた巨大企業複合IGファルベンの当時の理事だった(アントニー・サットン「ウォール街とヒトラーの台頭」(Wall Street and the Rise of Hitler、1976年)。

 彼らが定める目標は第三次世界大戦だ。最近の出来事は、約140年前にアルパート・バイクが予告していた通りの展開で起きている。新世界秩序のCEOであるヘンリー・キッシンジャーは、次のように述べている。「2000年ものあいだ迫害されつづけた民族なのだから、何か悪いことをしたに違いない」。私たちの過ちは、指導者を信じていることだ。ユダヤ人とフリーメイソンは全体主義的警察国家を密かに建設するために利用されている。彼らは金、セックス、暴力を奨励する偽りの文化、自己破壊を決定づけられた滑稽な「時計じかけのオレンジ」を作り上げているのだ。「幻がなければ民は堕落する」(箴言、29章18節)。

 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「04、人類に大災禍をもたらす銀行カルテル 」を転載する。
 人類に大災禍をもたらす銀行カルテル

 「私は、金融機関のほうが常備軍よりも我々の自由をはるかに脅かす存在だと思う」(トーマス・ジエフアーソン、第三代合衆国大統領)。1949年11月、ワシントンDCで研究者として働いていた弱冠25歳のユースタス・マリンズのもとを数名の知人が訪れた。知人たちは、セント・エリザベス精神病院に政治犯として収容されていた有名な詩人、ユズラ・バウンドと面会するために首都を訪れていた。詩人、批評家として一流のバウンドは、ジェームズ.ジョイス、W.B.イエーツ、T.S.エリオットらを世に知らしめた。第二次世界大戦中は、ラジオ・ローマを通じてアメリカの汚れた参戦の動機を暴露してしまった嫌疑で反逆罪に問われた。バウンドは、マリンズにアメリカの金融機関の権力について調べるよう依頼した。マリンズは二年間、毎朝米国議会図書館に通い、午後はバウンドと面会した。その結果生まれた著書「民間が所有する中央銀行」(原題「The secrets of the Federal Reserve」)は、内容が過激すぎるとしてアメリカの出版社19社が出版を断っている。うち1社からは、「これをニューヨークで出版するのは絶対に不可能だ」と言われている。同書は最終的に1955年にドイツで発行されたが、ドイツ駐留アメリカ軍は初版一万部すべてを没収し、燃やしてしまった。
 ユースタス・マリンズが見破った中央銀行のカラクリ

 マリンズは、アメリカに対する見方を根底から覆している。「イギリスからの独立戦争を行なったにも拘らず、私たちは経済面でも金融面でもイギリスの植民地でありつづけた」。1865年から1913年にかけて、ロンドンを拠点とするロスチャイルド家の銀行家たちがJ.PモルガンやJ.D.ロックフエラーといったエージェントを使い、アメリカの産業を支配し、企業カルテルを組織したとマリンズは主張する。この銀行家たちは一体どこから資金を得ていたのか。実は200年以上もの間、ヨーロッパの銀行家たちは受け入れ国にその資金を発行させていたのだ! 17世紀、金融業者と貴族たちはある契約を交わした。紙幣の債務を国家が負うとの条件で、金融業者は国王が望むだけの紙幣を発行すると約束したのだ! こうしてイングランド銀行、バンク・ド・フランス、ドイツ帝国銀行という中央銀行が生まれたのだが、それらの銀行は皆な民間企業であった。その結果、金融業者は無から創り出した資産に利息を課すようになった。貴族たちはみな中央銀行の株主となり、さらには成長著しい政府を資金援助し、莫大な戦費がかかる戦争を仕掛けるようになつた。この秘密小集団が、私たちの預金を使って世界中の富を吸い上げたのだ。この小さなごまかしが人類の苦悩の根底にある。銀行家たちは国家(すなわち国民)に対しいくらでも借金できる既得権を有する。彼らは、大きな政府と社会的支出を推奨するマルクス主義運動、社会主義運動、自由主義運動の後ろで糸を引いている。前世紀の壊滅的な戦争の裏にも、彼らが控えていた。無から金を創り出すことができるとなれば、当然、負債を利用して人々から現実の資産を巻き上げようとする強い欲求が生まれる。これが「第三世界の債務危機」の本質だ。すべての富を手に入れ、人類を隷属させようとする吸血鬼が世に放たれたのだ。

 マリンズの著書「世界権力構造の秘密」の大半が、アメリカが致命的な支配を受け入れさせられた分析に費やされている。1913年、オーウエン・グラス法が成立し、外国が支配する銀行(名目上は「連邦準備制度」)にアメリカ政府の信用に基づく通貨を発行し、その際利息を取る権利が与えられた。銀行家たちはこの法案を通過させるために、1913年の選挙を不正操作し、民主党のウッドロー.ウイルソンを当選させた(手下であるセオドア.ルーズヴエルトを使って共和党の票を分裂させ、現職のタフト大統領を落選させた)。そして彼らの傀儡政権は、野党がクリスマス休暇で首都を去った12月22日に、新たな銀行法を議会で通過させたのだ。当時、チャールズ・リンドバーグ議員は「この法案は地球でもっとも巨大なトラスト〔カルテル〕を創出した」と述べている。「大統領が法案に著名すれば、金融権力による見えない政府が合法化される。国民はすぐには気づかないかもしれないが、つけを支払わされるのはほんの数年後だ」。マリンズはこの法案が通過した直後に、アメリカ国民は第一次世界大戦の資金調達を行なうことになつたと指摘する。ヨーロッパの大国には、もはや新たな戦争を行なう資金がなかったのだ。その点アメリカは比較的債務がなかったため、戦争を可能にしてくれたのだ。セオドア・ルーズヴエルト以降のすべての大統領が、銀行家の追従者であったとするマリンズの分析には説得力がある。

 2006年、アメリカ国民は4000億ドル以上を国家債務の利息として負担している。支払先の大半が中央銀行家だ。この巨大な詐欺を維持するために、銀行家たちはアメリカの政治・言論機関を冷徹に支配している。マリンズは、ニューヨーク.タイムズはクーン.ロープ、ワシントン.ポストはラザール・フレールが掌握しているという。ヨーロッパではロスチャイルドが、ロイターおよびフランスとドイツの通信社を所有している。アメリカの出版社、テレビ放送網、映画製作会社も同じような状況だ。ロックフエラー、カーネギー、フォードが国の図書館や大学を資金援助している。ジャーナリストや大学教授は、民主主義と自由に関する幻想を律儀に繰り返している。CIAやタヴイストック人間関係研究所が運営する洗脳研究機関では、大衆を支配する方法が練られている。女性の精神的去勢(それが「フェミニズム」だ!)がその代表例だ。少なくとも、これで善と悪の地球規模の戦いがようやく白日の下にさらされただろう。
 銀行家にとって理想の世の中が実現される

 国際銀行家たちは怯えながら暮らしている。彼らが恐れるのは、飢餓や伝染病、戦争ではない。こうした心配事は、第三世界の子供たちのものだ。彼ら国際銀行家たちは、毎年何億ドルもの利息を支払わされていることに私たち預金者が文句を言い出さないかと戦々恐々としているのだ。この利息は、彼らが無から生み出し、私たちの税金で保証された金から生じている(この独占を1913年に詐欺的方法で実現したのが、大半が外国の民間銀行で構成される民間カルテル「連邦準備制度理事会」だ)。銀行家たちは、私たちが「自分でも同じことができる」と言い出すのではないかと恐れている。政府がさらに踏み込んだ対応をして、何兆ドルにも達する見せかけの「債務」を「履行しない」と言い出すのではないかと恐れている。支配権を失うのではないかと恐れているのだ。夜も眠れないでいる。 そこで安眠できるように、彼らは対策を講じた。
彼らの行動は、私たちが暮らす世界について理解する手助けとなる。銀行家にとって安全であっても、他のすべての人々にとっては危険で不可解な状況となるのはなぜか? まず、通貨製造機関を所有する人々の周りにはたくさんの仲間がいる。銀行家は、石油、化学製品、薬品、運輸、メディアといった業界をお仲間たちが独占できるよう計らい、膨大な利益を得てきた。容易に想像できると思うが、これらの人々は非常に親密なネットワークを構成している。 弁護士、ジャーナリスト、知識人たちは、みな競って恩恵にあずかろうとする。この究極カルテルに奉仕することが「社会的成功」とみなされるわけだ。銀行家たちの最初の行動は、政治家の買収だ。そして次は主要メディアを買収し、政治家たちが自ら決断を下し、国民の利益のために働いているとの ″幻想″を広める。三番目は、国民の思考を幼少期から止めてしまうために教育システムを掌握することだ。その後は政府とメディアを利用して、宗教、愛国心や郷土愛、家族のイメージを傷つけ、彼らが望むことを私たちも望んでいると思い込ませようとする。こうした価値観は一切議論されず、投票で決まることもない。どこからともなく出現し、国民の意思であるかのように存在するのだ。

 私たちは世俗主義と政教分離を「求めている」。人々が、何世紀もの間キリスト教会とキリスト教の価値とうまくやってきたにもかかわらず、銀行家たちは、自分たちの方針の妨げとなるかもしれない精神的基準を一掃しようとしているのだ。
「我々は、あなたがたをシステムのなかにとどめておきたい。あなたがたが家を買うと、我々はその不動産税を好きな目的に使えるだけでなく、住宅ローンの金利で莫大な収入を得る。利息だけで、家が二、三軒買えるはずだ。利息にも税金がかかるため、我々はその利益を別の支配分野に投入する。我々は、あなたたちに自由の身になって欲しくない。そのために、現在のシステムを作り上げたのだ」。彼が言う支配分野の一つが、教育だ。彼らは私たちの税金を使い、「公立学校で学ぶ子供たちを洗脳する。我々は、あなたがたの子供たちを、我々が描くシステムのなかでうまく機能するように育てたいのだ。子供たちは我々が学んで欲しいことだけを学ぶが、その費用を払うのはあなたたちだ」。「あなたたちは我々の所有物だ。我々に服従しない限り、売り買いの権利は与えられない。裁判を起こそうものなら、あなたがたを長期にわたって消耗させ、最後は敗訴させる。暴力に頼れば、刑務作業という名の強制労働施設に送り込む。あなたたちは日々の生活を送るにあたって、我々の金、娯楽、燃料、公共事業を必要としている。これらを取り上げられれば、困窮するだろう。こうしてあなたがたは我々の意思に屈するのだ」。
 政治指導者はいつでも脅迫できる

 
「あなたがたの友人である世界主義者」は、政治指導者たちについても言及している。「多くの政治指導者たちが、犯罪者や性的倒錯者のなかから選ばれている。それをタネに脅迫できるからだ」。クリントン大統領の堕落を暴露したことは、「若者たちの道徳的習慣を低下させるのに非常に役立った」。我らが友人は、クリントン大統領に対する弾劾の試みを嘲笑う。「彼(クリントン)は我々にとって役に立つ。そのため、我々にとって用済みになるまでは絶対に罷免されない。我々が指導者の座に据えた人間は、我々が別の人間に替えると決めるまでその地位にとどまる。変更の時期が来ると、我々は用意した指導者をあなたたちの前に登場させ、あなたがたは我々の思惑どおりに投票する。このように我々は無意味な選挙を提供し、あなたたちは自分たちが選んだ大統領がホワイトハウスにいると信じている」。我らが友人は、彼らの命令に背いたサダム・フセインとスロボダン・ミロシエヴイツチを例に挙げる。「我々の目的に沿った行動をし、言うとおりにしなければ栄光はない。さもなければ、彼らのような悲劇的な結果が待っている。あなたがたには、彼らのような運命をたどつて欲しくない」。フセインらほどの大物ではない場合、より抑圧的な法律で締めつける。反抗者を裁判を通じて拘束することもできる。ちなみに、彼らは裁判所も掌握している。デヴイツド・コレシユ(カルト教団の指導者。FBIとの銃撃戦で死亡)にしたように、信用を失わせて破滅させることもできる。リベラルと保守は「我々の同意のもとで行動しているが、真の問題を提議してはならない。あらゆるレベルで議論を巻き起こすことで、みな何をすればよいのかわからなくなる。この混乱に乗じて、我々は誰に邪魔されることなく目的を達成するのだ」。マスコミは大衆の思考をセックスと暴力で満たし、人々を無分別な戦いに導く。そして、「本当に重要な問題を解決する品格と知力を失わせる。こうして重要事項は完全に我々の手に委ねられる」。

 中国とロシアは脅威ではないと「世界主義者」は語る。「我々は中国もロシアも恐れていない。なぜなら、既に両国の制度を完全に掌握しているからだ。中国は、我々が著名一つでアメリカ国内の中国企業をいくらでも活動停止にし、すべての資本を凍結できると理解している」。私たちは、世界政府(「グローバリゼーション」)を「求めている」。銀行家たちは自分たちの事業を合理化し、権力を強化するために、国民国家、自由、民主主義を消滅させなければならない。国連、EU、IMF (国際通貨基金)、世界銀行 実態は高利貸し兼取り立て屋が法律を作るようになる。私たちは多様性を「求めている」。国家は、国民的アイデンティティーや伝統を守ってはいけない。2007年のクリスマス、私の地元の州知事はクリスマスツリーを「多文化ツリー」と呼ぶよう議会に提案した。多様性とは、ヨーロッパのキリスト教文化以外のあらゆる文化を尊重することのようだ。どの国家も、マーブルチョコのように同じような姿をしていなければならないのだ。誰も、銀行家に抗(あらが)えない。
私たちはフェミニズムを「求めている」。フェミニズムは女性の平等な権利のふりをしているが、実際はレズビアンを普及させる動きである。女性が社会的キャリアを求めるようになれば、夫を探す重要性が低くなる。出生率は下がり、子供を産まない女性も増える。そして、数少ない子供たちは公立保育所で育てられる。「女性」や「ゲイ」の権利という大義に騙され、私たちは中性的で同性愛者のような行動するように再構築されている。彼ら彼女らは通常結婚もせず家庭も持たない。男女の心理的、生物学的違いは固定化されたものではない。しかし直近の国連「女性差別撤廃委員会(CEDAW)」(米上院外交委員会が提案)で調印した国々は、「男女の社会的及び文化的な行動様式を修正するための適切な万策」(第5条)を講じなければならない。

 この手の共産主義的社会工学は、異性愛者に対する迫害でしかない。人類の自然な発展を妨げようとする動きなのだ。その間に出生率は半減し、離婚率は倍増した。高給取りの弁護士軍団、ソーシャル・ワーカー、精神科医、高級官僚が「犠牲者」を取り扱う。彼らのような利己的な職業人たちが、銀行家の政治的支持基盤を構成している。家族も、宗教的アイデンティティーも、民族的アイデンティティーも失い成長を妨げられ、愛に飢え、セックス中毒にされた人間を操るのはたやすい(彼らは何にでも結びつく。家族を求めているからだ)。それでも銀行家たちは、反抗に備えてスケープゴートを用意している。「テロリズム」だ。彼らはテロリズムとの戦いを口実に、巨大な保安機構を正当化している。米国土安全保障省(DHS)は、私たちアメリカ国民を支配するためにある。なぜこのような機関が必要なのか。アメリカは何兆ドルもの「借金」を抱えており、銀行家たちはこの金を私たち国民に支払わせようとしているのだ。近い将来、彼らは私たちの銃を取り上げるだろう。そのとき抵抗しても、ジョージ・オーウェル式の警察国家がすでに成立しているはずだ。だがまずは、イスラム教徒を征服し、略奪するのが先決だ。アメリカを独立国家とみなすのは馬鹿げている。アメリカの政治家は1913年にこの国の主権を質に入れてしまった。それ以来、アメリカ軍の兵士たちは国際銀行家たちの政治ゴロでしかなくなってしまった。
 アメリカは超大国ではなく「超使い走り国家」

 アメリカの納税者と兵士たちが第一次世界大戦を可能にした。第一次世界大戦は「連邦準備制度」が創設されてからちょうど半年後に勃発している。連邦準備制度の目的は、借金を増やし、ヨーロッパの大国を無力化し、一世代をまるごと虐殺し、銀行家が長年あたためてきた二つの計画を実現することだった。その計画とは、共産主義(ロシア)、シオニズム(パレスチナ)だ。戦争が終わると、銀行家の世界政府、国際連盟(別名「平和強制連盟」)が創設された。しかし第二次世界大戦では、アメリカは最初は参戦せず、西洋文明を救おうとしなかった。 イギリスは二年以上もの間、単独でドイツと戦わなければならなかった。アメリカが参戦したのは、ヒトラーがロシアを攻撃した半年後だ。目的は、共産主義を守るためである! 〔この件に関してはA・K・チェスタトン「不満な新貴族たち」(The new Unhappy Lords)、1969年)の意見を参考にしている〕。同じ理由で、ソ連は戦後50億ドルの貸与を受けた。

 戦後の混乱が落ち着いてくると、ナチスに代わって共産主義者が東欧を虐げるようになった。旧ソ連の工作員でありアメリカの外交官であったアルジャー・ヒスとハリー・ホプキンスが、ロックフエラーが寄付した土地に国際連合を創設した。国連は初期の段階でイスラエル建国を決議している。ベン・ヘクトは「世紀の子供」(A  Child of  the Century)のなかで、「20世紀は第二次世界大戦によって膝元から切り取られてしまった」と述べている。1942年に自殺したシユテファン.ツヴアイクは、遺著「昨日の世界」のなかで西洋文明の崩壊を同様に嘆いている。地球は乗っ取られたのだ。私たちの指導者たちは詐欺師、日和見主義者、裏切り者、あるいはそのすべてだ。私たちが知る現代史の大半は捏造だ。私たちの社会的、文化的生活は道徳的に侵害されている。マスコミ、教育、あるいは政府が宣伝するものはすべて疑わしい。現在起きている状況は、道徳的株序、すなわち神を否定した結果である。私たちの子供たちはこのような世の中を受け継ぐ。安全な世の中……、しかしそれは、国際銀行家のみが安泰に暮らせる世界だ。
 銀行家たちは私たちに隷従を求めている

 最近の出来事は、まるで画像を立体視する「マジック・アイ」のようだ。長い間眺めていないと何が描かれているのかわからない。しかし求めているものがわかっていれば、画像はすぐに浮かび上がってくる。信じられないような奇妙な話だが、中央銀行制度を通じて、悪魔崇拝(カバラ)の秘密組織がこの世界を支配している。彼らは「テロとの戦い」、「グローバリゼーション」というまやかしを通じて圧制を敷こうとしている。すべての戦争は人類を虐殺し迫害するための手段であり、イングランド銀行を拠点とする彼らの富と権力を増幅させるための方策だった。この不愉快な真実を裏づけるもう一つの事実は、背筋を凍らせるような内容の手紙だ。この手紙は数年前にインターネット上で公開されたもので、内容を読むと、私たちが民主主義の恩恵にあずかる自由な市民であるとの幻想を打ち砕いてくれる。手紙の差出人である「あなたがたの友人である世界主義者グローバリスト」は、世界中の市民に「あなたがたは我々の所有物」であり、「自分たちのためにも」服従を受け入れなければならないと警告している。「我々が押しとどめられる時代はとうに去った」と述べる語り口はまるでジョージ・オーウェルの「ビッグ・プラザー」のようだ。「我々は地球と地上の金融を完全に支配している。マスコミの主要なプロパガンダに関しても同じだ。いかなる国家も権力も我々を打ち負かすことはできない。我々はアメリカやヨーロッパの軍隊をいつどこにでも、いかなる目的でも派兵することができる。あなたがたは従順に我々の計画に従うだけだ。これ以上の事実が必要だろうか? これだけでも、我々た従ったほうが賢明だと理解するのに十分だろう」。

 このような資料が、世間の常識とは一致しないため、読者に不愉快な印象を与えるのは承知だ。 それは、マスコミが提供する現実のイメージとはほど遠いからだと指摘しておく。6ページに及ぶ手紙は1999年秋にしたためられているが広く周知されなかった。ここでは要約して紹介するが、全文をインターネット上で読むことを強くお勧めする(Letter from Your Globalist Friendで検索)。手紙は捏造されたものである可能性はあるものの、私は今の現実を表わしていると判断している。多くの陰謀理論研究者たちが独自に発見した内容と一致しており、しかも研究者たちでは実現しえない鮮明さと洞察力がある。
 素性を明かさない「グローバリストからの手紙」

 それでは、「あなたがたの友人である世界主義者グローバリストからの手紙」をご紹介しよう。私たちの友人である世界主義者は、政治的現実をまずは解説する。私たちが「現在出現しっつある新秩序のなかでどのように行動するべきか」を理解させるためだ。彼は「シオン長老の議定書」の執筆者のように、世界を密かに支配する秘密の権力を代表していると豪語する。「我々はすべてを掌握している。しかし誰も我々の攻撃に気づかない。この見えざる手は実に巧みに考案されている。また、史上これほどの大規模で行なわれた計画はない。我々は世界を支配している。しかし人々は、誰が自分たちを支配しているのかも知らないのだ。本当に素晴らしいことだと思う。我々はマスコミを通じて、あなたがたにしてもらいたいことを伝える。するとたちまち我々の小さな召使いたちは命令に従うのだ」。差出人は素性を明かさない。しかし次の記述から中央銀行家であるのは明らかだ。「我々は、あなたがたの金であなたがたを縛りつけている。なぜなら、我々はすべての通貨を支配しているからだ」。先にも述べたように、中央銀行カルテルは新世界株序の原動力だ。私たちの先祖は政府の信用に基づく通貨を発行する権利を異国の個人的利益集団に与え、西洋文明の破滅を招いた。当然この個人的利益集団は金のカであらゆる物と人を支配し、現在はその支配を制度化して世界中に押しっけようとしている。

 我らが友人、世界主義者はこのように述べる。「我々の王国は金の王国だ。我々は紙幣という名の紙切れ、あるいはコンピューター上の数字をあなたたちに与えた。この『金』は我々が金であると言う以外、何の裏づけも証明もない。我々はこの金を無から創り出し、発行し、融資し、価値を与え、その価値を失わせる。金に関わるすべての事柄は、我々の手中にある」。我らが友人はこのほかにも、銀行家たちが私たちと共存関係にあると明かしている。私たちが銀行から借金することで、利益を生み出しているのだ。
 私たちはいつになつたら目覚めるのか

 社会が啓蒙と進歩の時代にあると私たちは教えられた。しかしこれは策略だ。実際には、原始的な捕食性の野獣が過去からよみがえり、人類をとらえようとしているのだ。遅かれ早かれ、私たちは人類に対する邪悪な陰謀が目の前で繰り広げられていることに気づくだろう。サタンの弟子たちが、彼らの邪悪な神に捧げる世界規模の体制を築いていると理解して初めて、人類に起きている出来事が見えてくる。あまりにも突飛すぎて信じられない話だというのはわかっている。しかし彼らは、まさにこの反応を狙っているのだ。「あなたがたの友人である世界主義者からの手紙」は、「ハロルド・ローゼンタルのインタビュー」 「ハウス・レポート」、「スヴアリによる暴露」、「ソ連洗脳術」、「静かなる戦争のための静かなる兵器」、「アイアンマウンテン・レポート」、「赤いシンフォニー」、「シオン長老の議定書」といった、見えざる政府に関する主要な暴露文献とも一致する。私たちは、幻想の幸福感を生きている。残念なことに、人々は甘い誘惑を取り上げられない限り目を覚まさないだろう。しかしそのときはすでに手遅れだ。

 「雑記帳01−0‎ > ‎イルミナテイのTop」の「05、ユダヤ人の陰謀とはイギリス帝国主義だ 」を転載する。
 「ユダヤ人の陰謀」とはイギリス帝国主義だ

 陰謀理論の研究者は、「現代史には人類を隷属させようとする国際金融エリートの長期計画が反映されている」と主張する。ゾウを調べる盲人のごとく、私たちはこの陰謀をユダヤ人銀行家、イルミナチイ、ヴアチカン、イユズス会、フリーメイソン、黒い貴族、ビルダーバーグなどのせいにしている。真の悪人は、私たちの経済・文化生活の中心に潜んでいる。イングランド銀行、アメリカの連邦準備制度および関係カルテルを支配する王朝ファミリーだ。彼らは世界銀行とIMF(国際通貨基金)、世界の情報機関の大半も手中に収めている。彼らの素性は秘密にされているが、ロスチャイルド家は間違いなくその一員だ。イングランド銀行は法律上は1946年に「国有化」されているが、金を創り出す権利は依然として同じ人間たちの手中にある。

 実はイギリスは、「王室」が率いる金融寡頭制国家だ。王室といっても、支配しているのは女王ではなく、「ロンドンのシティー」だ。シティーは大ロンドンの中心に位置する主権国家であり、イングランド銀行という実質民間企業によって運営されている。「金融界のヴアチカン」であり、イギリスの国内法に制約されない。一方で、銀行家たちはイギリス議会に指示を下す。1886年、アンドリユー・カーネギーは次のように記した。「6、7人の人間が、議会に一切諮ることなくこの国を戦争に突入させることができる」。1910年から1919年までイングランド銀行の理事を務めたヴインセント・ヴイツカースは、世界中のすべての戦争の責任がシティーにあると非難した。イギリス帝国とは、銀行家たちの経済的利益の延長だったのだ。事実、イギリスの非白人植民地(インド、香港、ジブラルタル)は「直轄植民地」だった。これらの直轄植民地は、イギリス人兵士たちが征服し、イギリス国民の税金で維持されていたにもかかわらず、イギリスの司法はおよばず、管轄権はシティーにあったのだ。セオドア・ルーズヴエルト政権期(1901~1909年)、イングランド銀行は手下であるJ・P・モルガンにアメリカの商業活動の25%を乗っ取らせ、アメリカを支配下に収めた(アントン.チヤイトキン「アメリカにおける背信」(Treason  in America)、1964年)。
 巨大企業を支配下に置く「クラブ、オブ、ジ、アイルズ」

 アメリカ年鑑によると、銀行家たちは「クラブ・オブ・ジ・アイルズ」 というネットワークに所属する。このクラブは主にヨーロッパの王室で構成される非公式組織で、イギリス女王も含まれる。推定10兆ドルの資産を運用し、ロイヤル・ダツチ・シェル、インペリアル・ケミカル・インダストリーズ、ロイズ・オブ・ロンドン、ユニリーバ、ロンロー、リオ・ティント・ジンク、アングロ・アメリカン・デビアスといった巨大企業を支配下に置く。彼らは世界の石油、金、ダイヤモンド、その他重要な資源の供給を支配し、これらの資産を利用して地政学的計画を進めている。彼らは世界の人口を2、30年以内に現在の60数億から10億人以下に削減しょうともくろんでいる。自分たちの世界的権力と、支配を可能にする封建制を維持するために、人類の群れを文字通り「間引く」つもりなのだ。

 
歴史家ジエフリー・スタインバーグは、「今日のイングランド、スコットランド、ウエールズ、とりわけ北アイルランドは、ロンドンのシティーの需要にこたえる奴隷農園、社会工学研究所にすぎない」と述べているが、アメリカ、カナダ、オーストラリアが念頭にあるのかもしれない。「これらファミリーは金融寡頭権力を形成している。彼らはウインザー王朝の後ろに控える権力だ。そして自分たちを、イギリスに1509年から1715年の間に潜入して破壊し、バビロニア、ペルシャ、ローマ、ビザンチン帝国の流れを汲む、より悪質なアングロ・オランダ・スイス系の寡頭支配体制を築き上げたヴエネチアの寡頭権力の末裔であると自負している」、「ロンドンのシティーは、世界の投機市場を牛耳っている。資源採掘、金融、保険、運輸、食糧生産にかかわる企業集団が密接に関連しあい、世界市場の最大の分け前を管理し、世界の産業を実質的に支配しているのだ」。
 英国と結びついた「ヴエネチアのユダヤ人」

 経済学者リンドン・ラルーシユと関わりのあるスタインバーグは、現在の災難が、ヴエネチアの商業寡頭勢力がイギリスに渡った300年前にさかのぼると調べあげた。ラルーシユ傘下の歴史家たちは明言しないものの、この寡頭勢力のメンバーの多くがユダヤ人だったと思われる。セシル・ローズは次のように記している。「ヴエネチアの商取引を圧倒的に取り仕切っていたのはユダヤ人だ。彼らはもっとも裕福な商人階級だった」(「ヴエネチアのユダヤ人の歴史」(History of Jews in Venice)、1930)。

 ウイリアム・ギー・カーは、著書「闇の世界史」(原題Pans in the Gamel)の中でこう述べている。「オリヴアー・クロムウエルとオレンジ公ウイリアムは、ユダヤ人銀行家に資金援助されていた。イギリス革命(1649年)は、銀行家による世界覇権を目的とした一連の革命の発端となった内戦だ。ウイリアム公が1694年に創設したイングランド銀行が次の重要な段階だ。表向きの姿とは裏腹にイギリスは300年以上前から『ユダヤ人』国家だった」。ユダヤ人銀行家ファミリーは、娘たちを浪費家の貴族たちに嫁がせるようになる。ユダヤ教の法律では、母親がユダヤ人であれば配偶者が非ユダヤ人でも子供はユダヤ人と判断される。こうした結婚の一例を挙げると、1978年にハンナ・ロスチャイルドが後に首相となるローズベリー伯と結婚している(男の跡継ぎはユダヤ人女性と結婚する。ヴイクター・ロスチャイルドと息子ジエイコブは例外だ。二人とも、非ユダヤ人と結婚している)。

 1922年、フイリップ王子の叔父で女王の従兄弟でもあるルイス・マウントバッチンは、世界屈指の富豪、ユダヤ人銀行家アーネスト・カッセルの孫娘と結婚している。ウインストン・チャーチルの母親ジエニー(ジエイコブソン)・ジエロームはユダヤ人だ。1900年代初頭には、ユダヤ人と婚姻関係を結んでいないイギリス人貴族はごく少数だった。ヨーロッパ人は、このようにして生まれたユダヤ系のイギリス人貴族が大陸を訪れると、見かけはユダヤ人だが、イギリス貴族の称号を持ち、イギリス人のアクセントで話す人々を見て驚いた。パーク景族年鑑の編纂者L・G・パインによれば、ユダヤ人が「イギリスの貴族と密接に結びついたため、一万が受ける被害は必ずもう一万の階級に影響するようになっていた。イギリスのユダヤ人が迫害されれば、必然的に貴族たちにも影響が及ぶ状況になつていた」(「イギリスの貴族の話」(Tales of the British Aristocracy)、1957年)。
 「ブリティッシュ・イスラエル運動」と大英帝国の完全復活

 ユダヤ人との婚姻関係がなくとも、ヨーロッパ貴族の多くが自らを聖書のヘブライ人の子孫であると考えていた。たとえばハプスブルク家は、ベンヤミン族の子孫を名乗るメログイング家と婚姻によって結びついている。加えて、多くの貴族が「ブリティッシュ・イスラエル」運動に加わっている。この運動は、英国元首をイスラエルにおけるアングロ・サクソン系の「失われた種族」の頭領とし、世の終末とともに大英帝国が完全に復活すると主張する動きだ。バーバラ・アホによれば、薔薇十字会とフリーメイソンはブリティッシュ・イスラエル主義を支持しており、自分たちの血統を再建されたエルサレム神殿の王座に据えようとしている。このように偽の救世主を登場させ、キリストとして世界中から信仰させようとする計画は何百年も前から画策され、実行されてきたのだ。

 バリー・チヤミッシユは次のように記している。「イギリスのフリーメイソンなしに、現代のイスラエル国家はあり得なかった。ブリティッシュ・イスラエル運動は、1860年代にフリーメイソン内部から興った。彼らの目標は、パレスチナのトルコ領にユダヤ=フリーメイソン国家を建設することだった。当初は、ロスチャイルド家やモンテフイオーレ家といったイギリスのユダヤ=フリーメイソン・ファミリーが大量の移民流入を想定し、インフラ整備のための資金を提供した。しかしユダヤ人は思ったほどイスラエルに集まらなかった。彼らはヨーロッパの生活を好み、大陸を去る気にならなかったのだ。そこで彼らは、ヨーロッパをユダヤ人にとって悪夢の地に変えたのだ」(「イスラエルを切望するイギリスのフリーメイソン」(British Freemasonry Covets Israel)インターネット版)。結果的に、ユダヤ系イギリス人エリートたちの世界支配のもくろみはイギリスとアメリカの帝国主義という形をとり、後にシオニズムと新世界秩序へと姿を変えたのである。
 新世界秩序は「ユダヤ=中央銀行家」の野望

 まず、新世界秩序ニュー・ワールド・オトダーを定義することから始めよう。新世界株序NWOの原動力は、現在の膨大な経済的権力を、政治・社会支配のための常態化した世界的制度にしたいと考える世界の中央銀行家たちの願望だ。銀行家たちの権力は金融の独占に基づいている。彼らは政府の信用を利用して通貨を発行し、納税者に何十億ドルもの利息を要求しているのだ。連邦準備制度のような中央銀行は政府機関を装っているが、実際は違う。300ほどのファミリーが所有する民間企業だ。これらファミリーの大半がユダヤ系、あるいは部分的にユダヤ系である点は意味深い。私は正統ユダヤ教の信者ではないが、現在の状況が人類にもユダヤ人にも致命的だと考えている。アメリカ人発明家トーマス・エジソンは、この巨大な信用詐欺を次のように解説している。「我が国が債券は発行できるが通貨は発行できないというのは馬鹿げている。債券も通貨も支払いをするという約束だ。この点は同じだろう。しかし一方は高利貸しに有利なもので、もう一方は人々を支えるものだ」。中央銀行はこのほかにも、企業や個人への融資を管理している。アトランタ連邦準備銀行の信用担当理事ロバート・ヘンフィルは、この受け入れがたい状況を次のように説明する。「信じられないような概念だ。私たちは商業銀行に完全に依存しているのだ。現在流通しているドルは、現金であれクレジットであれ、誰が借りなければならない仕組みになっている。銀行が人工通貨を十分に発行すれば我々は富む。しかし逆の場合、人々は飢えてしまう。私たちは、安定した通貨システムを持たないのだ。全体像がつかめると、いかに私たちが悲劇的で愚かな状況に陥っているかが見えてくる。信じられないほどの救いようのなさだが、それが現実だ……。この事実が広く知れ渡り、欠陥が早急に改善されなければ、現代文明は滅びてしまう。今もっとも重要なのは、私たちがそのことに気づくことだ」。1913年に連邦準備制度が創設されたとき、信用詐欺だと指摘したロンドンの銀行家がいる。「連邦準備制度を理解する少数の人間は、利益を得ようとするか、恩恵に依存しているため、彼らから反対の声は上がらないだろう…。大衆のはとんどは制度を理解する能力がないので、ともすればこの制度が自分たちの利益に反すると疑いもせず、文句も言わずに重荷を背負うことになる」。
 アル・ゴアの娘とシフの孫、米国にも及ぶ婚姻戦略

 新世界秩序は多頭のモンスターだ。銀行家たちは複数の看板を使って活動する。共産主義、社会主義、自由主義、フェミニズム、シオニズム、新保守主義、フリーメイソンなどだ。はとんどのメンバーが、これらの「進歩主義」運動が「世界革命」のための秘密活動であることを知らない。世界革命とは、銀行家の覇権と悪魔主義の言い換えに過ぎない。銀行家たちは、世界の主要な企業、メディア、情報機関、シンクタンク、基金、財団、大学を支配している。真実を隠しているのは彼らだ。しかし目立つのはユダヤ人だ。そのため反ユダヤ主義の理由となっている。もちろん、「社会的成功」を追い求めているその他大勢もいる。

 銀行家たちは国家をまたいで活動している。彼らは、世界の富を独占しようとする英米帝国主義の主な首謀者でもある。社会評論家のヒレア・ベロックは著書「ユダヤ人」(The Jews)、1922年)の中で、大英帝国がユダヤ人金融とイギリス貴族のパートナーシップを表わしていると指摘している。「ワーテルローの戦い(18155年)以降、ロンドンは金融市場となり、世界中の手形交換所となった。ユダヤ人が金融ディーラーとして得る利益と、この商業政治形態による利益は増す一方だった。19世紀後半の30数年間は、両者は事実上同じだった」。

 ユダヤ人とイギリスの利益が合流するようになり、両者は婚姻関係を結ぶようになる。かつてこの国の領主だった貴族ファミリーと、ユダヤ人大資本が次々と婚姻関係を結ぶようになった。こうした動きは二世代にわたって続き、20世紀初頭には、ユダヤ人の血が流れないイギリスの伝統的大貴族はほとんどない状態だった。「こうした婚姻の影響は、たいていのイギリス人貴族の家系に現われていた。中にはイギりス人の名を冠し、代々続く由緒あるイギリス貴族の純粋な系譜でありながら、外見と性格はユダヤ人そのものという顕著な例もあった」。アル・ゴア元副大統領の娘とジエイコブ・シフの孫の結婚からもわかるように、ユダヤ人と非ユダヤ人エリートの婚姻による結びつきはアメリカにも及んでいる。世界を支配しようとするイギリスとユダヤ人は、フリーメイソンも手段として利用した。ベロックは次のように記している。「特にフリーメイソンのようなユダヤ人組織(ユダヤ人は、17世紀に滞在国との橋渡しのためにフリーメイソンを創設した)は、イギリスでとりわけ強い影饗カを持っていた。その結果、活発で最終的には非常に重要となる政治的伝統が生まれた。イギリスは、異国で暮らすユダヤ人の公式保護者としてその国の政府に黙認されるようになったのだ。「イギリス政府は、〔ユダヤ人が迫害された場合には〕介入し、世界中のユダヤ人金融勢力を支え、その見返りとして両者の関係から生まれる利益を享受した」。ベロックの説が正しければ、新世界秩序とは大英帝国の延長であり、イギリス、アメリカ、ユダヤのエリートたちの帝国主義利益がまったく同じになった体制を表わす。
 「永遠の平和のための終わりなき戦争」

 たいていのユダヤ人は、新世界秩序、別名「グローバリゼーション」の非民主主義性と自分たちがいかに利用されているかを知れば、この動きに加担したいとは決して思わないはずだ。真のユダヤ人精神は真実と道徳を絶対視し、自己の利益のためにこれらが損なわれることを許さない。G・J・ノイベルガーは「シオニズムとユダヤ教の間に横たわる巨大な溝」(The Great Gulf Between Zionism and Judaism)の中で、この精神について述べている。「ユダヤ民族は、他の民族を支配するため、あるいは征服し戦争を起こすために選ばれたのではない。神に奉仕するため、すなわち人類に奉仕するために選ばれたのだ。従って、物理的暴力はユダヤ人の伝統でも価値観でもない。選ばれた民族であるユダヤ人の任務は、軍事的優位性や技術的功績を示すためではなく、道徳的行動と精神的純粋さを完璧に追求することだ」。政治的シオニズムが犯した最悪かつもっとも基本的な罪で、他のすべての悪事の説明となるものは、ユダヤ民族を彼らの神から引き離し、神聖な契約を無効化し、ユダヤ人の気高い理想を「近代」国家と偽りの主権にすり替えたことだ。銀行家たちが真のユダヤ教や民族の純粋性に関心がないのは明らかだ。彼らはむしろ、自分たちの計画を実現するためにヒトラーを生み出し、何百万人ものユダヤ人を犠牲にした。そしてジヨージ・オーウェル式の「永遠の平和のための終わりなき戦争」を実行するために、中東では何万人ものさらなるユダヤ人、アメリカ人、イスラム教徒を犠牲にしている。新世界秩序は「ユダヤ人」の民族計画を実現するためのものか、それともカバラ崇拝銀行家エリートの計画を実現するためのものか? 私は後者だと思う。ユダヤ人団体は、他の多くの日和見主義あるいは無意識な集団と同じように、彼らの計画に利用されてきたのだ。私たちは、私的銀行に無から通貨を発行する権利を与えることで、人類もろとも地球を喰い荒らす怪物を生み出してしまったのだ。





(私論.私見)