株式会社アメリカの日本解体計画 |
更新日/2021(平成31→5.1栄和/令和3).3.12日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、堤未果(つつみみか)の「株式会社アメリカの日本解体計画」を確認しておく。 |
関連サイト | 【パレスチナ問題考】 | 【「ユダヤ人問題」考】 |
【「シオンの議定書」考】 | 【「ネオ・シオニズム考」】 |
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【国際ジャーナリスト堤 未果 TSUTSUMI MIKA】 |
NYで9.11を目の当たりにし、ジャーナリストになることを決意 2歳で渡米して以来、アメリカは憧れの存在だった。自由の国で、貧乏でもマイノリティでも誰にでもチャンスがある。実際に住んでみると女性差別やアジア人差別もあったが、それでもチャンスだけは無限にある。そう信じていた。ニューヨークの大学院では国際関係を専攻し、「不当な暴力をなくしたい」という思いから、国連やNGOで勤務。米国野村証券に務めたのも、その思いをよりスムーズに実現するために、お金のルールを方法論として身につけたかったからだという。 転機は、9・11アメリカ同時多発テロ。2001年9月11日。テロリストにハイジャックされたと言われる旅客機が世界貿易ビルに衝突。当時、米国野村証券に務めていて、そのオフィスが世界貿易センターの隣、世界金融センタービルの20階にあった。テロを目の当たりにした心理的なショックはあったが、ただそれだけでなく、テロ直後にマンハッタンには2000台、アメリカ全体では3000万台の監視カメラが設置されるようになった。会話も盗聴され、インターネットも当局がチェックするように。 対テロ戦争が国の最優先事項になり、テロ対策という名のもとに警察の権限が拡大し、国の体制を批判するような記者やジャーナリストは次々に逮捕されていった。知り合いの大学教授も突然解雇されたという。自由の国だったアメリカが一夜にして“全体主義”国家のようになってしまった。自身が大好きだったアメリカはどこに行ってしま ったのか。私が信じていたものは何だったのか。突然起きた変貌に、パニックとなった。 それから日本へ帰国後、物を書くことを決めた。目の前で私の大好きなアメリカが壊されていることが許せなかった。そしていろいろなことを調べていると気づいたという。これはアメリカだけの問題ではない、私のかけがえのない故郷である日本も同じように壊されていると。資本主義が進化した、アメリカ発の「強欲資本主義」が、いま自国アメリカだけでなく世界中を飲み込もうとしている。そして日本もそのターゲットのひとつになっている…そのことへの怒りとそれらの脅威から地域共同体を守ろうとする現地の人々の想いが、自身が取材を続ける原動力になっている。 |
主な著書 『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)シリーズが77万部を超えるベストセラーになった。米国が作った「経済的徴兵制」という仕組みと、戦争の民営化についての分析が多くのメディアで絶賛された。 その後「政府は必ず嘘をつく」「政府はもう嘘をつけない」(角川新書)シリーズで、国際情勢の表と裏、金融、メディアの世界事情などを分析。日本と世界の核事情を描いた「核大国ニッポン」(小学館)米国の言論統制についての「アメリカから自由が消える」(扶桑社)など著書多数。 2016年の米国大統領選挙では、共和党のドナルド・トランプの当選を予測。 また、2018年に出版した『日本が売られる』は、20万部を超えるベストセラーに。 現在は、米国の政治、経済、医療、教育、報道、核問題、農政など、徹底した現場取材と公文書に基づいた執筆を続ける他、講演・テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など幅広く活動している。 |
(私論.私見)